辻喜代治さんが丹精を込め育てた、碾茶「あさひ」
後継者が少なくなってきたこ
因で、宇治における茶の耕作面積
しています。歯止めをかけなければ
ません。そのためには、この宇治に住ん
でいる人にこそ、この地で採れるお茶は
世界最高峰であることを知って欲しい。
宇治産の抹茶は渋くありません。それを
いわゆる抹茶に限らず、スイーツ等何で
もいいから体験していただきたい。抹茶
の概念が変わります。これは全国でも宇
治でしか出来ない技術なのです
また、次世代に引き継いでいくことが
必要です。宇治市の市民が皆
ンストラクターになるぐらいお茶
ていただきたいという思いで宇治茶
R活動も行っています。特に味覚が優れ
ている幼少期から宇治の抹茶・碾茶に触
れていただきたいとの思いで小学校 授
業にも宇治市の茶農家は協力していま
す。大人になって宇治市出身と言ったと
き、話はしばしば宇治茶の話になりま
す。その時にしっかりと宇治茶のことを
話せるようになって欲しいと思います。
宇治茶振興のため
「宇治茶の普及とおもて
なしの心の醸成に関する
条例」 を制定しています
一服
ちょっと
その
3
平成
26
年に制定した条例では
宇治市民に、宇治茶の伝統・文
化や健康に対する効果へ 理解
を深めること、宇治茶振興に関
する取り組みに積極的に参加す
ること、おもてなしの心をもっ
て来客を迎え宇治茶を振る舞い
宇治茶の魅力を伝えることなど
が書かれています。
宇治白川の茶農家「辻喜」の5代目。
平成
28
年第
70
回全国茶品評会てん茶の部
農林水産大臣賞を
受賞。 この碾茶は、 関係者に数十年に
1
度の出来と言われる。
辻
喜代治
さん
宇治市の人にこ 宇治市産 お茶に触
小学校でお茶を
一服
ちょっと
その
2
市では小中一貫教育の
る教育活動として、小学
3
年生
〜中学
3
年生まで 「宇治学」 (総
合的な学習) を行っています。
「宇治で学ぶ、宇治を学ぶ、
宇治のために学ぶ」 というコンセ
プトに沿って、小学
3
年生では、
実際に抹茶を点てる体験活動
取り入れながら、宇治茶の学習
をしています。将来的にふるさ
と宇治でも活躍が出来る人材の
育成に力を入れる、国内でも珍
しい取り組み す。
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