

財政健全化推進プランに取り組んでいきます
持続可能な行財政運営のために
市では、人口減少・少子高齢社会が進展するとともに、厳しい財政状況が見込まれている
状況です。このような中においても、持続的に発展するまちづくりの推進に必要な各種施策
を実施していくため、事務事業の抜本的な見直し等を促進することで、財源を生み出し、優
先順位を見極める中で、優先する事業費については拡充するなどにより、予算編成において、
財政収支の均衡を図る必要があります。
将来世代に負担を先送りすることのないよう、健全かつ持続可能な財政運営を図るべく、
財政健全化推進プランに取り組んでいきます。
市税収入、義務的経費、経常収支比率の推移
経常収支比率が 5 年連続で悪化している主な要因
•経常的な主な歳入である市税収入は、ここ数年間は横ばいで推移
•経常的な主な歳出のうち、社会保障関係経費である扶助費は、5 年
連続で増加中
※義務的経費は、人件費・扶助費・公債費の合計
経常収支比率とは?
毎年度経常的に入ってく
る歳入に対して、毎年度経
常的に支払う歳出がどれぐ
らいの割合かを示すもの
で、財政構造の弾力性を判
断する指標として用いられ
ます。
都市にあっては 75%が
妥当と考えられています。
普段の生活で例えると
月給のほとんどが生活
費だけで消えていき、自
由に使えるお金がなく余
裕がない状況
今後 4 年間(30 ~ 33 年度)で
約85億円
の収支不足が生じる見込み
(昨年 10 月、財政見通し公表時)。
(単位:百万円)
区分
予算
財政見通し
29 年度 30 年度 31 年度 32 年度 33 年度
歳入 A
62,960 62,341 62,296 62,712 62,453
市税収入 23,181 23,227 23,360 23,519 23,146
歳出 B
62,960 63,388 64,442 65,202 65,246
義務的経費 35,834 35,682 36,015 36,716 37,372
歳入歳出差引 A - B
0 △ 1,047 △ 2,146 △ 2,490 △ 2,793
財政見通しと今後の取り組みの方向性
昨年 10 月に公表しました、
今後 4 年間の財政収支の見通し
(財政見通し)においては、歳
出よりも歳入が下回ることか
ら、約 85 億円の収支不足が見
込まれたところです。
23,319
23,266
23,772
23,326
23,213
32,245
32,835
34,233
34,972
35,251
91.4%
92.9%
93.7%
94.8%
98.8%
70.0%
75.0%
80.0%
85.0%
90.0%
95.0%
100.0%
15,000
20,000
25,000
30,000
35,000
40,000
45,000
24
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25
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26
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27
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28
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財政健全化推進プラン
の考え方や、具体的な取
組内容等につきまして
は、5 月 15 日号の市政
だよりから順次、お知ら
せします。
持続的に質の高い市民サービスの提供と、魅力ある宇治市を築く未来への投
資を進めていくためにも、「財政健全化推進プラン」に基づき、内部経費の徹
底した削減にしっかりと取り組みながら、市民サービスの一部見直しや使用料
等の受益者負担の見直しなど、財政健全化を推進する取り組みを進めます。
【主な取り組み内容】
◉事務事業、一部の給付事業、補助金、イベント・啓発事業等の見直し
◉使用料・手数料等の見直し、駐車場の有料化、市有地の売却 など
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