ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 ホーム > 文化事業 > 第35回紫式部市民文化賞ユース賞 句集『令和6年度 思い出川柳』

本文

第35回紫式部市民文化賞ユース賞 句集『令和6年度 思い出川柳』

印刷ページ表示 更新日:2025年10月7日更新 <外部リンク>

第35回紫式部市民文化賞ユース賞 句集『令和6年度 思い出川柳』

受賞の言葉

 「うれしいな 素敵な賞を ありがとう」 令和6年度の生活単元学習「一年を振り返ろう」では、私たちの一年間のあゆみを振り返り、思 い出川柳作りに挑戦しました。写真からイメージを膨らませたり、五七五のリズムに親しんだりしな がら、自分の頑張りや感じた気持ちを、先生と一緒に言葉にする楽しさを感じることができました。 ユース賞の受賞を聞いた時、はじめはびっくりしてドキドキしましたが、改めて川柳を読み返してみる と、修学旅行や総合文化祭「うじ えん-JOY フェスタ」等の行事や季節ごとの取組で感じた気持ち を思い出すことができ、教室内にはみんなの笑顔や笑い声があふれていました。楽しい思い出を振 り返りながら作った川柳をとおして、私たちにとって大切な学校生活での学びや日々感じている気 持ちを伝えられて、とても嬉しいです。これからもいろいろな形や方法で、地域のたくさんの方々とつ ながり、気持ちを表現し続けていきたいと思います。

 

1

【著者略歴】

京都府立宇治支援学校は、「喜びはともにあること」という教育理念のもと、児童生徒の「よりよく 生きる力をはぐくむ」ために、さまざまな教育活動に取り組んでいる。高等部は、学び方に応じて3つ のコースを設定しており、くらし健康コースでは、生活の質の向上や地域との関わりを広げ、福祉就 労等、社会に参加できる力を身につけることを目指している。 令和6年度の生活単元学習「一年を振り返ろう」では、1・2年生の7名が一年間のあゆみを振り 返り、成長を感じたり次年度への期待感をもったりすることをねらいとして、思い出川柳作りに取り 組んだ。活動をとおして、写真からイメージを膨らませたり、5・7・5の言葉のリズムに親しんだりし て、自分の頑張りや感じた気持ちを、指導者と一緒に考えた言葉で表現することができた。

 

作品紹介と講評 (選考委員  塩見啓子)

同作はタイトルどおり、高校生たちが学校生活の思い出を、五七五で鮮やかに表現した合同句集です。最初のページはこんな川柳で始まります。

まちきれない みんなでいくぞ きゅうしゅう

何と素直に、修学旅行を前にした高揚感が伝わってくるではありませんか! 各ページには作品が詠まれた場面の写真が小さく添えられており、言葉による表現と相乗効果を上げています。

川柳を詠んだのは、皆さん、何らかの支援を必要とする生徒さんたちです。でもそんなことに関係なく、青春はカラフルで、賑やかで、わくわくする体験に満ちていることが伝わってきます。そこには学校仲間がいて、支えてくれる先生方もおられます。そんな背景も念頭におきつつ、共著としては初めてのユース賞に選ばせていただきました。


お知らせ
宇治市文化芸術振興基本計画
宇治市文化芸術推進委員会
宇治田楽
文化芸術活動動画配信事業
後援名義使用申請手続
文化センター
高校生文化芸術祭典~FUN×FAN×FES~