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平成25年(2013)4月、広島から娘夫婦と孫二人の住む宇治市へ引っ越してきました。宇治川河畔の散歩や「平等院」「宇治上神社」「興聖寺」「萬福寺」等の訪問、「茶摘み体験」等であっという間に1年が過ぎました。その後、「宇治鳳凰大学」や「宇治市高齢者アカデミー」に入学し、色々なことを勉強させて頂きました。そんな折、「第33回紫式部市民文化賞」の応募用紙のパンフレットが目に留りました。以前「京都検定」を勉強したこともあり、3択のクイズ形式で宇治について紹介できればおもしろいかなと思いました。それからは毎朝色々な資料を参考に「クイズ作り」が日課となりました。今回の受賞を機にこれからも「クイズ作り」に挑戦し、もっともっと宇治のことを勉強したいと考えております。最後にこのような名誉ある賞を頂けたことに関係者各位に感謝とお礼を申し上げます。
【著者略歴】
1949年3月5日 広島県呉市生まれ
1972年3月 広島大学文学部 卒業
4月 (株)日本旅行 入社
2008年3月 (株)日本旅行 定年退職
※山口大学・広島経済大学・広島市立高校 非常勤講師(旅行業)
2013年4月 宇治市へ転居
2014年11月 宇治市地域公共交通会議委員
2019年3月 宇治鳳凰大学 卒業
2022年9月 宇治市高齢者アカデミー 卒業
本作品は、これまでの応募作品には無い、クイズ形式という斬新で画期的な企画です。市民生活や歴史、文化、お茶、源氏物語等々、宇治にまつわる多種多様な事柄を網羅しており、多くの市民がクイズにチャレンジすることで、宇治について興味・関心を高めながら幅広い教養を身に付けることができます。身近な問題から超難問まで難易度にも適度な幅があり、参考文献も明記した上でのクイズ研究の成果として、質の高い作品になっています。本賞の趣旨である、市民文化の向上に資するものとして相応しい作品であり、将来的には、全国各地で実施されている「ご当地検定」の宇治市版のような取組に発展することを期待したいと思います。