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手話とは、手指の位置や動き、表情

などを使った目で見る言語です。ろう

者とろう者、ろう者とろう者以外の人

のお互いの思いを速く正確に伝えら

れ、意思の疎通がスムーズに出来ま

す。 

市では

29

12

月市議会定例会におい

て 「手話言語条例」 を制定しました。

例では 「手話は言語である」 ことに基づ

き、市は関係者と協議しながら取り組

みを進め、市民や事業者 皆さんにも

ご協力いただくよう定めています。

手話への理解や、手話の普及を進め

ることにより、誰もがお互いに人格と

個性を尊重し合いながら共に生きる社

会の実現を目指 ます。

イベントや講座を通じて、ろう者への理解やろう者

同士の交流を図る活動をされている「宇治市ろうあ協

会」 のろう者の人にお話しを伺いました。

宇治市手話言語

手話はろう者にとって一番のコミュニケ

会長

清水

克子

(しみず

かつこ)

さん

小学生の頃は、手話を使ってはいけない

と先生に厳しく言われていました。口話

(口で話す方法)を練習し、コミュニケー

ションをとっていました。手話 先輩を見

ながら少しずつ覚えて、先生がいないとこ

ろでこっそり手

話をしていまし

た。

今の若い方は、

手話で勉強して

いるので幸せだ

なあと思ってい

ます。私たち (ろ

う者)にとって、手話は一番のコミュニ

ケーションの方法です。買い物や病院に行

く時に、聴者 (聞こえる人) と同じようにコ

ミュニケー がとれたら良いなと思っ

ています。

私は、

25

年前から小学生に手話や体験を

教える活動を行っています。生徒には 「ろ

う者は後ろから話しかけられてもわからな

いので、近づいて肩を叩いてください」 と

いう様に、ろう者の生活の体験を教えるよ

うにしています。

手話言語条例によって、ろう者や手話へ

の理解が広がり、偏見等がなくなって

ばと願っています。今後 ろう者と聴者の

広い付き合い 出来たらと思います。

※ろう者とは…聴覚に障害を持つ人

の中で、手話でコミュニケーション

を取る人、また将来手話を使おうと

する人( 途失聴 ・難聴者など)

のこと いいます。

手話を言語とする人、手話を学ぶ

を伺いました。手話など

ろう者とのコミュニ

ケーションについて考えてみませんか

▲この手話は「つなぐ」

という意味です。

でつ

でつ

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