平安時代
平安貴族たちに
愛された別荘地として
平安時代、宇治は都からもほど近く、牛車で通える表情豊かな山紫水明を楽しめる場所として愛され、貴族たちが別荘を建設。藤原道長の息子・頼通によって極楽浄土を表現した阿弥陀堂(鳳凰堂)で知られる「平等院」も、藤原道長が「宇治殿」として所有していたといわれる場所でした。また、平等院建立と同時期には、現存する日本最古の神社建築である「宇治上神社」の本殿が建てられたともいわれています。
万葉集や古今和歌集には、六歌仙の一人である喜撰法師をはじめ、宇治にちなんだ数多くの和歌が詠まれました。さらに宇治は、『源氏物語』最後の十帖の主な舞台ともなりました。

奈良時代以前
物語のはじまり

平安時代
平安貴族たちに
愛された別荘地として

平安末期〜鎌倉時代
戦いの舞台として

室町時代〜江戸時代
日本一と称えられた
お茶の街の誕生

明治時代〜現在
歴史が重層する
世界的な観光地として