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宇治を訪れた薫は、偶然

浮舟を垣間見、驚くほど

大君にそっくりで、衝撃

を受けました。

悲しみに暮れていた

薫は、中の君から大

君にそっくりな異母

妹「浮舟」の存在を

聞きました。

浮舟は、私の父(八の

宮)と女房の中将の君

との子です。東国で

暮らしていましたが、

最近都に戻ってきた

とか…

まんま大君じゃないか

!!

なんと

!!

二人は年齢も近

く、友 でもあ

り、良きライバ

ルでした。

薫は生まれつき良い香りを

身にまとい、人々を魅了し

ました。匂宮は対抗して、

香りを調合し、衣服につけ

ていました。

真面目で恋愛に奥手な薫が好き

になった女性は、宇治に住む大

君。しかし二人が心を通わせ始

めた頃、大君は病床につき、帰

らぬ人となりま た。

薫は人づてに浮舟の母であ

る中将の君に想いを伝えて

もらいました。

平安貴族にとって「香り」は個

性を表現するためのひとつの手

段でした。

光源氏亡きあと

「匂宮」が美しい

中の君

匂宮

ひかるげんじ

かおる

女房とは、身のまわりのお

世話をする女性 ことです。

はち

みや

きみ

ちゅうじょう

大君には中 た。薫から宇

を聞いた匂宮

クしまし 。

なか

おおいきみ

きみ

うきふね

におうのみや

かいまみ

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