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【イベントレポート】「令和5年度宇治市未来キャンパス」プロジェクト発表会 ”君がはじまる。街が動きだす。”

印刷ページ表示 大きな文字で印刷 更新日:2023年10月11日更新

令和5年度宇治市未来キャンパスについて ←概要

宇治市では「子育てにやさしいまち実現プロジェクト」の一つとして、令和3年度より、高校生・大学生を対象とした「宇治市未来キャンパス」事業を実施しております。
令和5年度については、宇治市を舞台に、多様な働き方を知り、地域課題を解決しながら、「将来こんなこと(事業)をやってみたい」を具現化する、起業・体験スクールを実施しました。

令和5年9月10日(日曜日)
全9回のプログラムの最後に、各受講生のプロジェクト発表を実施しました。(一般の方の観覧可能)

プロジェクト発表会の内容

6グループ23名が宇治をテーマにプロジェクトをプレゼン!

日時:令和5年9月10日(日曜日)午後2時00分~午後4時30分

場所:宇治市生涯学習センター1階 第1ホール

【各テーマ並びに所属校(発表順)】
​(1)グループ2:『御蔵山商店街活性化プロジェクト「朝縁市はじめました」』(立命館宇治高校)
(2)グループ1:『小倉の魅力を世界へ!!〜高校生街歩きワークショップ〜』(立命館宇治高校)
(3)グループ3:『お茶の骨を使ったアイデア商品開発』(立命館宇治高校・龍谷大学)
(4)グループ4:『空き家で地域交流手作り市』(京都工芸繊維大学・龍谷大学)
(5)グループ5:『宇治の魅力再発見ツアー』(京都教育大学附属高校・龍谷大学・立命館大学)
(6)グループ6:『小倉地域でコミュニティ作りのパブリックビューイング』
                                       (青楓館高等学校・立命館大学・京都女子大学・京都産業大学)

【プログラム】
14時00分 開会
14時15分 宇治市未来キャンパスの取組
14時30分 グループ発表(7分)・講評(6分) ×6組
16時10分 総評
16時30分 閉会・集合写真

特別ゲスト

プレゼンへの質問と講評・総評を6名のゲストからいただきます。
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【ゲスト(敬称略)】
・宇治市長 松村 淳子
・宇治商工会議所会頭 山仲 修矢
・京都文教大学 学長 森 正美
・(株)taliki 代表取締役CEO 中村 多伽
・寺川徹建築研究所 代表 寺川 徹
・(株)ヒューマンフォーラム 代表取締役 岩崎 仁志 

開会あいさつ

市長から発表者への激励のあいさつ。
高校生・大学生の皆さんに、学び・悩んだであろう3ヶ月間での想いの詰まったアイデア・体験を存分に発表されることを楽しみにしている等のメッセージを伝えさせていただきました。
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宇治市未来キャンパスの取組

(株)taliki:後藤・安井、産業振興課:谷尾より、本事業の取組内容を説明。
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<令和5年度プログラム内容>
▼第1回(6/10)キックオフ「事業作りとは何か・ターゲット設定」(フィールドワーク)
 参加者同士がコミュニケーションを取る機会を取りながら、地域課題の見つけ方、深め方、整理の仕方というテーマで講義を行いました。その後、中宇治のまちでフィールドワークを行い、それぞれの視点から地域の実情や課題を調査しました。​
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▼第2回(6/15)「課題を見つけよう・地域の方へヒアリング」
​ 宇治市の事業者として、(株)堀井七茗園:堀井さん、辰巳屋:左さん、カレー設計事務所:加藤さん、宗教法人平等院:宮城さん、寺川徹建築研究所:寺川さんをゲストに迎え、地域住民や地域事業者の目線から見える宇治市の課題について聞き取りを行いました。
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▼第3回(6/22)「宇治市について知る・課題を深めよう」
 事業化フローについて(株)taliki:原田さんから講義、その後産業振興課:北川から宇治市の基本情報、課題について講演。最後に、参加者が考えている課題をポストイットに書き出し、グルーピングを行い、課題の整理、深堀りを行いました。​
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▼第4回(7/6)「地域の課題を解決するアイデアの生み出し方」
 (株)ツナグム:田村さんををゲストに迎え、「地域の課題を解決するアイデアの生み出し方~商品や企画作りの観点から~」をテーマに講義。その後、関心のあるテーマごとに分かれ、事前に考えてきたアイデアでブレストを行いました。​
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▼第5回(7/15)中間報告会「事業者等からのフィードバック」
 各チームでの現段階で取り組みたい課題・解決するアイデアを発表する中間報告会を行いました。審査員には、(株)COLEYO:川村さん、(株)堀井七茗園:堀井さん、寺川徹建築研究所:寺川さん、(株)taliki:中村さんを迎え、それぞれのチームにフィードバックをいただきました。​
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▼第6回(7/20)「企画やプロトタイプの作り方」(オンライン)
 (株)COLEYO:川村さんをゲストに迎え、「企画やプロダクトの作り方」について講義。その後、各グループに分かれ、プロトタイプを作成。川村さんには、グループワークに入っていただき、プロトタイプ作成に関するアドバイスをいただきました。
▼第7回(8/3)「企画作りやプロトタイプ作成の失敗・成功の事例」
 まちとしごと総合研究所:東さんをゲストに迎え、企画作りやプロトタイプ作成での失敗や成功の事例について講演。その後各班に分かれ、実施するプロトタイプ検証に関してグループワークを行った。東さんにも参加していただき、アドバイスを受けました。
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▼第8回(8/17)「プロトタイプ後のヒアリング」
​ プロトタイプ検証のポイントについて、(株)taliki:原田さんより講義。その後グループに分かれ、講義内容をもとにプロトタイプ検証のブラッシュアップを行いました。
▼第9回(9/10)最終発表会「ゲスト招聘・フィードバック」

プロジェクト発表

(各テーマ並びに所属校(発表順))
1.【グループ2】:『御蔵山商店街活性化プロジェクト「朝縁市はじめました」』(立命館宇治高校)
朝市と縁日を掛け合わせた朝縁市​を実施し、まずは御蔵山商店街を知ってもらう機会を創出。
~イベント概要~
(日 時)9/2(土曜日) 8時00分~11時00分
(場 所)御蔵山商店街
(対 象)近隣マンション住民・のぼり保育園等の親子、地元住民
(内 容)御蔵山商店街のお店を中心に10店舗の出店による朝市を実施​
プレゼン資料 [PDFファイル/16.39MB]
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講評
▼「企画にして形にしたのがすごい。思っていた以上に人が集まっててすごい。やってみて学んだことが多いだろうなと感じた。「栄えていた頃の商店街を取り戻したい」ということだったが、今は栄えさせることは難しいなと感じる。栄えることだけがいいわけではなくて、「スローな街」とか「こういう街もかっこいいんじゃないか」という視点もあるといい。「なぜこんなに人が集まったのか」については、若者がやっているから何かを買いたいとかではなく、若者を応援したい、自分たちで街を盛り上げたい、集いたいという動機だったんじゃないか。消費や購買ではなく、人との繋がりや交流に価値を感じてもらえたのでは?たとえば、場所を持ってない若者が、場所を持ってる商店街の人に頼んで協力してやらせてもらうとかはどうか。商店街の場所の一角を使わせてもらえるとか、若者の作品の展示をやらせてもらうとか、若者の商品の販売をさせてもらうイメージ。そのかわり色々なものを商売するにあたって、SNSで販売内容などを宣伝して、そこで初めて人が集まるようになるとwin-winの関係になっていいなと思う。うまくいってもうまくいかなくてもやってみることが大事。」
▼「よくここまでの規模でできて素晴らしいと思った。自分たちがやったことに対して検証するためのデータが取れてたのもすごい。人に頼る(悪い意味ではなくて)という気づきがとてもいい。自分たちだけでなく、いかに人を巻き込んでいくかという視点が大事。これらのことに気づけているのが同じまちづくりをしている人間としては嬉しかった。これから継続していく上で、「高校生」というのを毎回言っていけるわけではないだろうから、商店街のお店の人たちが参加するための体力になってあげる、笑顔が増える参加方法をサポートしてあげたら良さそう。」
告知チラシ [PDFファイル/174KB]
当日配布OKURAYA MAP [PDFファイル/242KB]
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2.【グループ1】:『小倉の魅力を世界へ!!〜高校生街歩きワークショップ〜』(立命館宇治高校)
平等院周辺に観光客が集中しており、オーバーツーリズムが課題と設定。小倉町民の意見として、「自分のまちにいいところはない」という意見がある。一方、町外からまちを見ると伝統的なお茶屋の存在や、巨椋池の干拓の歴史、細々とある地域商店など魅力に溢れている。
~イベント概要~
(日 時)9/3(日曜日) 10時00分~17時00分
(場 所)小倉地域(当日発表会は西小倉コミュニティセンター)
(対 象)高校生(4チーム程度編成)
(内 容)高校生によるまち歩き(オススメ店の発掘)→紙とWeb上での発表を通して共有
    →写真やコメントを抽出してキャッチコピーと説明文を作りホームページ化
プレゼン資料 [PDFファイル/1.28MB]
高校生による”小倉町魅力MAP”(外部リンク)
マップ<外部リンク>
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講評
▼「宇治市がすぐにでも解決したい課題にアプローチしているのでは。中宇治に一点集中しているのを解決したいということを、言われたからやるのではなく、実際にコミュニティに入って気づき、柔軟に対応しながらプログラムに取り組んでいるのが素晴らしい。小倉を訪れ、高校生が等身大で体験できる小倉に触れられている。街や人と関わりながら自然に関われたのは皆さんだからできたと思う。」
▼「お金が落ちてていい。高校生がお金を落とせるという機会を得たのは貴重な経験としていいと思う。人とのつながりをとても大切にするというのがあったが、デザインはされているのか?県外から40~50代が来たとしてもそこで繋がりが生まれるかどうかは別。高校生が街に出て、高校生に「ヒアリングしてね」という宿題が出たからこそ、地域の人との繋がりが生まれデザインがなされて価値がうまれたのではないか。」
▼「めちゃくちゃよかった!答えがないものだけれど、「魅力は十分だった?」という点をみんなと一緒に考えたい。いろんな地域でもめっちゃ探したら素敵な部分はたくさんある。振り返りとしては、「わざわざ小倉を検索して辿り着くほどの魅力になってたか?」という部分。新しく魅力を探すのではなく、作る側になる視点を持って一緒に考えたい。次のステップに行くには、「マップを紹介しただけで人が動きますか?」という視点。今の時代は情報社会だし、マップから行動のギャップをどう埋めるかを本質的に一緒に考えたい。」
告知チラシ [PDFファイル/3.68MB]
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3.【グループ3】:『お茶の骨を使ったアイデア商品開発』(立命館宇治高校・龍谷大学)
茶農家さん・問屋さんが処理に困っておられる碾茶の“骨”の利活用を!
~イベント概要~
​(株)堀井七銘園さんに茶の骨を分けていただき、小倉の古民家で商品アイデア実践作業会を実施。
7/27(木曜日)14~16時、8/3(木曜日)15~17時、8/13(日曜日)14~16時
(日 時)8/28(月曜日) 11時00分~14時00分(グループ(4)の交流会へ出品)
(場 所)小倉地域(グループ(4)の交流会へ出品)
(対 象)全域への認知
(内 容)宇治茶の「骨」から、ディフューザー(アロマオイルも作成)、お⾹、蚊取り線⾹を製作​
プレゼン資料 [PDFファイル/4.26MB]
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講評
▼「面白い視点だと思った。「多くの人に」は誰を想定している?ただ数が増えればいい話でもなく、非常にソーシャル(社会的)な提案なので、すべて結びついていると思った。宇治茶というブランドのお茶であっても、茶積みから体験してお茶が作られるための苦労を実感してこそ、ありがたい、手間のかかったものだとわかる。経済的な評価(1ついくらなら買う)という視点は、全く違う部分にある。宇治茶もいろんなところで配られたり、お茶は無料で配られたりしている現状があり、安く販売しがち。その価値を体験し、わかった方が高い値段で買ってくれるのが宇治茶。その骨はどうする?と言う視点でいうと、それを飲むんじゃなくて別の形で楽しもうとしているのがよい。ただ、今だとモノでしかない。宇治茶は文化的なものだと思うので、どういうストーリーなのかを考えると、誰に、どのように、どういうストーリーで提供する商品なのかが見つけられるのでは。「宇治の骨」というのがどこにもないブランド価値なので活かして欲しい。」
▼「「誰に」がとても大事。骨はほうじ茶にできるから本当にいいお茶の骨だけが残るという話があった。これを「誰に」やるのか?海外のVIPの方のお茶席でお土産としていいお抹茶をのんで、骨をもって帰れるとかはどうか?美容系の海外のインフルエンサーがワークアウトの後に抹茶ラテを飲む流行りがある。「抹茶」が入ってると体にいいと思ってる節がありそう。加工したらいろんな用途で使えると思う。共通項としては、「海外を見据えた方がいい」という視点。」
▼「フードロスの問題に対するインパクトはどれくらいあった?そもそも目的はフードロスだった?違うのだったら目的を再設定してみてもいいかも。キャンドルの売り方に関しては、こんにゃくでオオサンショウウオの形をしたこんにゃくがある(例:1個800円)。おでんのお鍋にそれが入ってると面白いとか。効果・効能よりも感性的な視点でユーモア、面白さ、可愛さの方があるといい。若さの感性でキャンドルの形や名前などをユーモアに昇華させて、ほっといてもバズるというのが理想。」
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4.【グループ4】:『空き家で地域交流手作り市』(京都工芸繊維大学・龍谷大学)
​中宇治一極集中。他の場所に行ってもらうためには目的を作らなければいけない。そのために、小倉で地域創生を目指す​。
~イベント概要~
(日 時)8/28(月曜日) 11時00分~14時00分
(場 所)小倉地域
(対 象)一般出品者と小倉地域住民(住民以外も参加可)
(内 容)・空き家×手作り市×地域交流を継続的に実施
    ・地域の方との交流会、食事会の企画や、若者が手作り品を提供できる機会を設計​
プレゼン資料 [PDFファイル/3.18MB]
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講評
▼「地域の活性化が必要・小倉に行く目的が必要という話だったけれど、人がそこに行く目的づくりというのがうまくいっていない気がした。人がそこにくるというデスティネーション(目的地)があって、小倉は人がしっかり住んでおり、その人たちの生業があるので、その発信もありなのかも。一気にたくさんの課題が盛り込まれていた(空家・自分たちや小倉の人たちの居場所など)ので絞ってみた方がいいかも。みんなが求めているもののアンケート結果から、要はみんな自分がほっこりする場所を欲している。住んでいる人たちも居場所のニーズがあると思うので、やはり課題を絞って取り組めるとより良くなりそう。必ずしも空家でやったから成功したと言えるのか?コミュニティスペースでもよかったかも。」
▼「課題から目的設定するというのが良い。空き家が和やかな場所だから人が来たという仮説が面白い。いろんなことをやりたいと思うが、要素を詰め込みすぎると人が集まらなくなるし、尖りすぎると小倉でやる必要がなくなるというような問題に対してはどう思う?同じ場所に住んでいる、同じ場所を目的地としている、何があったらそこに定着するのか?を考えて深められたら次につながると思う。」
▼「パッションを感じた。人が集まる場所って空間性(おしゃれ、過ごしやすい、アクセス大事など)があって、どんな人がいてどんなことが起きているかのデザインが必要。そもそも15名はどう集まった?最初に15名集まったなら、コミュニティの種の存在として、その人たちがやりたいこと、仕掛けたいことをその空間で育てていくコミュニティになれたらいいと思った。なんとなく行ったら楽しそうって思うところにしないと人が集まらない。「やってるぞ」が可視化されないと人が集まらない。それには継続が大事だと思う。アーティストインレジデンス(国内外からアーティストを一定期間招へいして、滞在中の活動を支援する事業)、ITビレッジ的になるとファンキーでいい。空家に拘らず楽しいことをやっていってほしい。」
告知チラシ [PDFファイル/172KB]
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5.【グループ5】:『宇治の魅力再発見ツアー』(京都教育大学附属高校・龍谷大学・立命館大学)
地元の人が宇治市のアピールポイントを知らない。宇治の子供たちが地元に興味を持ってもらうきっかけを作るために、宇治の魅力再発見ツアーを実施。
~イベント概要~
(日 時)9/30(土曜日) 12時00分~16時10分
(場 所)中宇治地域
(対 象)小学1~6年生(定員10名:参加5名)参加費300円
(内 容)市民も知らない魅力を知ってもらう → 本物を体験してもらう
    「お茶体験(茶づな)」「鵜飼学習」「商店街巡り」の三軸ツアーの実施
プレゼン資料 [PDFファイル/2.59MB]
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講評
▼「広報で一番大事なのは、「コンテンツ」。コンテンツが良ければ人が集まるし、取材がくる。日程の調整がとても大事で、新しいことをやるときは相乗りや、人が集まっているところにちょっと参加させてもらうとか、ちょっと寄せてもらう(グループ3と4が一緒に組んだように)などがあると良いと思った。授業で宇治学があるので、学校サイドのニーズがないわけではない。協力してくれる小学校を見つけて連携などできるといいかも。企画力に関しては、「他のところではどうしてるか」「今までのことはどうか」自分の経験だけでやってしまうことが多い。自分でリサーチしてみて、他の事例を参考に面白いポイントを取り入れられると良さそう。みんなで調べて個人個人が面白いと思うのを集めてかけ合わせて新しいものを作るのもいいと思う。経験を他の事例と比較して、企画内容を寄せて内容を練る、というステップが必要。新しいものは既存のものを少し変えたり加えたりすることでも生み出せる。」 
▼「プレゼンから、やってみて難しかったことが伝わってきた。企画を作る段階の社会課題と自分の中にある課題の合致具合がうまくいってないのかな?自分の中での関心と経験とが交わると、企画に筋がとおる。チームでやるときに、「人の声を聴きながら、自分の軸も守る」というコメントがあったが、一番尖っている1つに選択と集中が必要、主導権を取れないチームの弱さを感じた。広報・集客はコンテンツが弱かった可能性もある。企画が自分ごとになってなくて、コンテンツに対してリサーチ・マーケティングとかよくあるものから生まれてくる、誰かのクリエイティビティ、創造性、面白いと思うものができると、独自性が生まれていい。チームでやることの良さもあるが、難しさが今回感じられたのかなと思った。」
▼「子どもから変えようとするのは面白い。企画が不十分だったのはなんでだろう?自分ごとにされてなかったこととか、センセーショナル(感情が揺れること)だったことってなんだろう?こういう学習の機会ってたくさんあったけど紐づいてないポイントってなんだろう?意思決定の指針になってることってなんだろう?皆さんが皆さん自身と向き合ってみるというのも大事。例えば小学校の時を思い出してもらって、これだけめちゃくちゃ覚えててすごい自分のためになった!など自分を振り返ると何か面白そうなものができるのでは?例えば、鵜から魚を吐かせて収穫するというのを1日小学生にやらせたらどう思うんだろう?そういう検証も大事。」
告知チラシ [PDFファイル/950KB]
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6.【グループ6】:『小倉地域でコミュニティ作りのパブリックビューイング』
                                       (青楓館高等学校・立命館大学・京都女子大学・京都産業大学)
​​小倉地域に人が集う場所、つながりの拠点がないため小倉地域のコミュニティづくりを目指す。
~概要~ ※今回はテスト実施として設営等のみを実施し、イベントとしては要検討
(日 時)8/22(火曜日) 18時00分~
(場 所)近鉄小倉駅前フラワーショップKAZ前
(対 象)通勤後のサラリーマン、学生、地域住民
(内 容)小倉地域に人が集う場所、つながりの拠点がない
  →空き家や既存のコミュニティスペースを活用できないか?
         →フラワーショップKAZ様、さくらんぼうの木様へ提案
「駅前ふらっと観戦スポットin近鉄小倉」
・店舗前で、閉店後にプロジェクターと机を設置し、飲み物を飲みながら立ち見できる状態にする。
・その日行われているスポーツの試合(理想は日本代表戦)を投影するとともに、さくらんぼうの木でコーヒーや最近流行の夜アイスを販売。
・順次見に来てくれている人たちに話を聞き、アンケートを実施。​
プレゼン資料 [PDFファイル/8.53MB]
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講評
▼「パブリックビューイング企画に対して、「その手があったか!」と思った。ポテンシャルがある。著作権の問題は大丈夫?近所の人が集まってみてるだけならいいのか?問題がクリアできてたらとてもいいと思った。ポテンシャルはあるけど、思ってたほど成果に繋がらなかったのは、小倉に人がいるけど繋がらない、共有できる何かが必要ということか。行きやすいお店・行きにくいお店の違いについては、建築家の観点から言うと、中が透明で、入っても大丈夫だというお店は行きやすい。小倉によくあるのはスナックとか中が見えなくて不安になる無機質な設計。建築的に大きな窓にしようよという話があったり、透明性(メニューが見えるとか)などそういう工夫で変わりそう。」
▼「ストリートをハックする発想は最先端で良い。法律的にはいろんな規制がかかるが、小さなハプニングから場所を使っていくなどは広がっていく形の一つ。プロジェクターでスクリーンはアウトかも。スポーツバーはテレビがあるので無料でいいのだろう。みんなが面白いことをしているとルール自体が変わっていく。まちづくりってみんなで足並み揃えてもうまくいかない。みんなが面白いという感性を地域の人とどこまでうまく合わせることができるのか次第でもある。行きやすいお店・行きにくいお店の違いについては、いつも同じ人が行くお店は外の人が行きにくい。店員さんが誰に対してもフレンドリーに接してくれるお店は行きやすい等あるのでは。今はインスタグラムとかでメニューが見れて、みんな確認行動をしてから行く。飲食に強い小倉の人と色々話し合ってやっていけたらいいのでは。可能性を感じるチームだと思った。」
▼「「ちょっと立ち止まりたくなる機会を作る」というあえて軽い問いの立て方がいい。設計はちょっと考えないといけないかもしれない。「ふらっと立ち止まる」を目的にしつつ、いつの間にか友達、強い繋がりができるのって、ただ同じ場所に住んでるだけでは難しい。サッカー好きの人のためのパブリックビューイングをしてお店を開いて、異常な盛り上がり方を見たら地域の人も立ち寄ってもいいかもとなるのでは?この流れと、強い繋がりを作ることを両立する仕組みができると良さそう。」
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ゲスト講評及び総評

各発表終了後に、ゲスト複数名からの講評。
全発表終了後に、ゲスト6名から総評をいただきました。
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総評
▼「企画を考えることって楽しい!周りのことを考えながら自分たちでテーマを考えることって楽しい!次の楽しいはやってみること。これ失敗するんだろうなというものをやると成功したりして、イノベーションになる。失敗しながらやる中で新しい発見やヒントになり実になっていくので、楽しみながらやってほしい。」
▼「今日発表を聞いて、こんな企画できたのかと驚いた部分があった。聞いていて嬉しかった。まずは自分たちで課題設定・仮説設定をしてやっていくと思うが、自分たちが知っている中での仮説でしかないので、違うことがある。そのときに、どれだけ柔軟に仮説を立てられるかが大事だが、みんなそこをうまくやっている印象だった。考えるだけでなく自分でやってみる、まちづくり以外でも活用できる経験を今後宇治のまちがよくなるために行動を起こす、楽しみながらやるという企画に軽いものでもいいから一緒にやっていきたいと思った。」
▼「共通してみんな問いが面白かった。今は問いを渡されることが多いと思うけれど、「問いを持つ」ことは人生で山ほど出てくる。そもそも問いから設定する場面が多い。みんなの問いを持つ力に感動したし、今後アップデートしていってほしい。また、自分なりに答えを出せたことがとてもいい。大人は近道かもしれないことを提示しているだけで、答えは持っていない。それに対して、新しく皆さんが答えを見つけて作り出せたことを誇って欲しい。」
▼「やってみようという勇気と無謀さが素晴らしい。やってみようと飛び込んだその時点でみんなはちょっと違うなと思う。3ヶ月で企画をやることは絶対楽じゃないと思うし、「なんでこんなこと始めちゃったんだろう」と思った人もいると思う。でも1人でやるだけでなく、チームでやったり、口や手を出してくる大人がいる中でなんとか頑張れたんだろうなと思う。世の中に出て生きていくと自分ができることって本当に小さい。自分の軸の伸ばし方、育て方も大事だが、自分ができることって限られることに気づいて、みんなでやったらもっと大きいことができるなと思う凄さがある。さらに、人への信頼があるとちょっと変わってくると思う。みんなで協力してやることって楽しいし、何かできるかもしれないという自信と信頼を学んだことで世の中の課題をもっと前を向いて取り組めると思う。宇治の皆さんが、頑張ってるから応援したいと言ってくれることも嬉しいと思うし、地域の希望だと思っているのでみんなに感謝している。これからもよろしくお願いします。」
▼「いい発表を聞かせてもらって感心していた。人が集まることが商売に一番大切なことだと思っている。3ヶ月という短い期間でここまでやったことが素晴らしいと思う。」
▼「3ヶ月という短い時間でここまでの学び・発表に感激した。子供が育つ環境をどう作っていくか?は宇治市長としての課題。「子供が何を学ぶのか」を考えたときに、学校から離れて経験・探求できるものは何かと考えていた。「事業作りの基礎知識から、アイデアを形にするまでのステップを学ぶ」と募集チラシに書いてあるが、「皆さんが宇治市を見て何を課題として捉えるか?」という視点が私の学びになった。地域をどれだけ活性化させようか、コミュニティを作っていくという話を4チームが掲げていた。同じ地域の活性化でも小倉にフォーカスしたチームが多く、なぜ今年は多かったのかと考えた。1つ目は任天堂ミュージアムができること、もう1つは小倉駅周辺が動き始めたこと。みんなが取り上げた課題は宇治市が取り上げないといけない課題だと感じた。みなさんが捉えた地域課題解決をより実現するにはこの事業から考えていくことが必要かと思った。この3ヶ月で終えるのではなくて、今回もらった課題を同じチームで集まって次に繋げていただきたい。」

写真撮影

最後はみんなで写真撮影。
今回の経験が、皆さんの人生の一助となれば幸いです。今後のご活躍を楽しみにしています。
また会いましょう!!
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工場等見学

今年度の事業でお世話になった(株)堀井七茗園様の御厚意にて、堀井代表に案内していただき、工場見学を実施。
参加した受講生は、初めての経験の連続に目を輝かせていました。
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備考

▼R5/9/28(木)17:35【KBS京都】きょうとDaysふるさとDays<外部リンク>にて、宇治市未来キャンパスの様子が放送されました。(外部リンク)
KBS<外部リンク>

▼(株)taliki のHPでもイベントレポートを掲載(外部リンク)
https://taliki.org/archives/6591<外部リンク>

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