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【イベントレポート】源氏物語とそのゆかりの植物 講座スタート

印刷ページ表示 更新日:2023年9月22日更新 <外部リンク>

源氏物語とそのゆかりの植物 講義編開催

 生涯学習センターの紫式部ゆかりのまち宇治魅力発信プロジェクト事業である「源氏物語とそのゆかりの植物」講座が始まりました。2回連続講座の初回は講義編です。

 講師は京都府立大学客員教授であり、京都府立植物園名誉園長の松谷 茂(まつたにしげる)先生です。宇治市植物公園の評議員も務めておいでです。

 平成20年に京都府・京都市・宇治市・京都商工会議所が中心となって行った「源氏物語千年紀」事業の頃、京都府立植物園の来場者数をもっと増やしたいと考えた松谷先生は、当時の植物園職員から、源氏物語には110種類もの植物が出てくることを知らされたそうです。調べると植物園内にその内80種類程度が植えられており、源氏物語にゆかりのある植物にスポットを当てようと企画されたのが、源氏物語を読むきっかけになったとおっしゃっていました。

 紫式部の植物に関する描写は現代のフェノロジー(植物季節学)と遜色ないと、紫式部の植物観察眼に驚いたとのこと。清少納言も枕草子の中で植物について触れていますが、紫式部とは違った視点であることも説明されました。

源氏物語とそのゆかりの植物 講座の様子

 講義編で学んだ植物を、次回は宇治市植物公園にて参加者のみなさんが実物を見て、触れて、紫式部の感性や源氏物語の世界に思いを馳せます。

 もしかしたら、植物公園で見た植物が大河ドラマ「光る君へ」に登場するかもしれませんね。

 

講座を申し込み忘れた!という方へ 宇治市民大学へのお誘い

 この生涯学習センターの「源氏物語とそのゆかりの植物」講座は途中参加できませんが、松谷先生の講座に参加するチャンスはまだあります。

 宇治市民大学の令和五年度後期「宇治学コース」でも講義をされますので、ご参加ください。日時は令和6年(2024年)1月20日土曜日の午前10時からです。当日に生涯学習センター1階第1ホールまでお越しください。事前申し込みは不要です。詳細は、生涯学習センター 宇治市民大学 のページにてご確認ください。

 宇治市民大学の令和五年度後期「宇治学コース」も紫式部ゆかりのまち宇治魅力発信プロジェクト事業です。5回講座のうち、初回のレポートを掲載していますので、ぜひ読んでくださいね。


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