本文
インターネットでの母乳販売にご注意ください
印刷ページ表示
更新日:2019年11月5日更新
母乳がインターネット上で売買されていることについての報道がありました。
既往歴や搾乳方法、保管方法等の衛生管理の状況が不明な第三者の母乳を乳幼児が摂取することは、感染症のリスクや衛生面でのリスクがあります。
母乳が出ないことについて1人で悩まず、子どもへの授乳についてかかりつけの産婦人科医や助産師、保健推進課へ相談しましょう。
インターネットで第三者から母乳を購入することのリスクについて
(1)感染症のリスク
母乳にはHTLV-1*(ヒトT細胞白血病ウイルス1型)など感染性のあるウイルスが含まれているリスクがあります。購入した母乳について、消費者が外見上からウイルスの含有を確認することは通常できません。
*HTLV-1(ヒトT細胞白血球ウイルス1型)とは、血液中の白血球の一つであるリンパ球に感染するウイルスです。HTLV-1に感染していても約95%の方は生涯HTLV-1による病気になることはありません。しかし、一部の方は血液や神経の病気、または眼の病気などを発症する場合があります。
(2)衛生上のリスク
授乳方法や保管方法によっては細菌が混入したり、母乳以外の成分(アレルギーを誘発するおそれがある物質等)が混入したりするなど、衛生上の問題が発生するリスクがあります。こうした場合にも、消費者が外見上から衛生上のリスクを認識できない場合があります。
厚生労働省 インターネット等で販売される母乳に関する注意
厚生労働省<外部リンク>