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安心・安全な水道水を持続的に供給していくために、水道料金の改定にご協力ください。
安心・安全な水道水を持続的に供給していくために、
水道料金の改定にご協力ください。
水道料金改定の背景
1、水道料金収入の減少
水道事業は皆さまからいただく水道料金収入を主な財源として運営しています。
しかし、人口の減少や、節水型機器の普及による節水意識の高まりにより、水道料金収入は減少傾向にあります。
今後、水道料金収入は毎年減少し、10年後には現在と比較して約3億円の減収となる見込みです。
2、水道施設の老朽化と自然災害への備え
宇治市では昭和40年代の人口急増期に整備した浄水場や配水池、管路等の水道施設の老朽化が進んでいます。
老朽化した管路が破損した場合、漏水や断水等が発生するおそれがありますので、これらを更新・耐震化し、地震などの自然災害への備えを進める必要があります。
3、京都府営水道の受水費改定
宇治市の水道水の約70%を京都府営水道から受水(購入)しています。
京都府においても、老朽化による水道施設の更新・耐震化などにより、受水費(購入費)が改定されました。
令和4年度~7年度の4年間で約22億円の財源不足が見込まれており、収支改善が必要となります。
収支改善に向けた経営努力等
1、営業業務の委託、職員数削減等
市民サービスの向上や経営の効率化を図るため、水道料金に関する問い合わせに対応する窓口・電話受付業務や水道の閉開栓業務など、委託業務拡大に取り組みます。
また、上下水道事業間の業務を合理化し、職員数の削減を行います。
2、国庫補助金の活用や企業会計の適正化
国庫補助金を活用し、建設事業の財源とします。
低所得者に対する料金軽減を継続するため、新たに一般会計から支援を受け、企業会計の適正化を図ります。
上記の経営努力の結果、令和4年度~7年度の4年間で約5億4千万円の収支改善となる見込みです。
水道料金の改定率について
約22億円の収支不足
→19.5%の改定が必要
↓ 経営努力等により約5億4千万円削減
14.4%まで改定率を抑制しました。
また、新型コロナウイルス等の状況を踏まえ、水道料金の改定時期を可能な限り遅らせた10月(12・1月検針分)からの改定とします。
料金改定後の上下水道使用料及びメーター使用料
令和4年10月改定(12・1月検針分)からの新たな上下水道使用料及びメーター使用料については下記のページをご覧ください。
・水道料金・下水道使用料の料金表と早見表
https://www.city.uji.kyoto.jp/site/jougesui/6435.html
※下水道使用料は改定しません。
※従来の「低所得者用途料金」は、新たに低所得者の方を対象とした減額制度へ移行し、引き続き低所得者の方の上下水道料金の軽減を図ります。
・水道料金の計算方法については以下のとおりです。
(1)基本使用料+(2)超過使用料+(3)メーター使用料=水道使用料
例)家庭用用途 2か月で36立方メートルを使用(口径20mmの場合)
(1)基本料金 :2,060円
(2)超過使用料 :161円×20立方メートル=3,220円
(3)メーター使用料 :280円
水道料金 ((1)+(2)+(3))×1.1=6,116円
※お使いいただいているメーターの口径については検針時に投函する「水道ご使用料のお知らせ」をご覧ください。
使用水量 | 現行料金 | 新料金 | 影響額 |
---|---|---|---|
2か月 36立方メートル |
5,324円 | 6,116円 | 792円 |
※1か月の影響額は396円です。
ご自身の水道料金を下記のページにて計算ができます。
・水道料金・下水道使用料の計算のシミュレーション
https://www.city.uji.kyoto.jp/soshiki/12/6436.html
水道料金の減免について
市民や市内業者の皆さまの負担軽減のため、宇治市内の使用者を対象に、水道料金を減免します。
詳しくは下記のページをご覧ください。
・水道料金の減免について
https://www.city.uji.kyoto.jp/site/corona/55426.html
これからも安心して水道水をお使いいただくために
今後も引き続き、水道事業の健全経営に努めながら、水道施設の耐震化と更新整備により、強靭化を着実に進め、市民や事業者の皆さまへ、安全な水道水を確実かつ持続的に供給してまいりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。