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宇治市内における茶生産の特徴

印刷ページ表示 更新日:2020年3月16日更新 <外部リンク>

覆下園

宇治市では4月から5月にかけて茶樹の姿が見えなくなります。それは宇治市では主にてん茶(抹茶の原料)と玉露が生産されており、この両茶種は新芽の時期に日光を遮るために茶園に覆いを施す「覆下栽培」をにて育てるので、茶樹がすっぽりと覆われてしまうからです。覆いによって日光を遮断することで、うま味成分のテアニンが渋み成分のカテキンへ変化するのを防ぎ、うま味を多く含んだ茶葉へと成長させる効果があります。
この覆いの方法として、よしずとわらによる伝統的な「本ず被覆」と化学繊維資材の「寒冷紗」よる被覆方法があります。400年以上の伝統を持つ本ず被覆は、現在は一部でしか見られず、寒冷紗による被覆が主流となっていますが、宇治独特の春に茶樹が見えなくなる覆下栽培の景観は今でも継承されています。 
4月から5月にかけて、宇治独特の風景をぜひ探して歩いてみてください。
本ずにより覆われた茶園
寒冷紗により覆われた茶園

手摘み

宇治市の多くの茶園では、お茶摘みさんが茶葉を手で摘む伝統的な「手摘み」が今も行われています。機械刈りに比べて古葉や枝の混入が格段に少なくなるため、手摘みによって一葉一葉丁寧に摘み取られた新芽のみを使って製造されるてん茶や玉露は、高級茶と呼ぶにふさわしいものとなります。
手摘みの様子

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