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農作業におけるダニ刺咬に関する注意喚起について

印刷ページ表示 更新日:2019年11月5日更新 <外部リンク>

ダニ媒介性疾患「重症熱性血小板減少症候群」の症例が国内で確認されました。

 同症候群は多くの場合、森林や草地等の屋外に生息するマダニに咬まれることにより感染します。同症候群のウイルスは、以前から国内に存在していたとされており、感染の危険が急に高まったものではありませんが、マダニは全国的に分布していること及び、マダニは同症候群以外にも日本紅斑熱やライム病等の感染症を媒介することから、マダニの活動が盛んになる春から秋にかけてマダニに刺されないよう注意する必要があります。

「重症熱性血小板減少症候群」にかからない為には

 現在のところ、同症候群のウイルスに対して有効なワクチンはありませんので、マダニに咬まれないことが重要です。特にマダニの活動が盛んになる春から秋にかけては注意が必要です。

 草むらや藪など、マダニが多く生息する場所に入る場合には、長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴を着用し、肌の露出を少なくすることが必要です。また、屋外活動後はマダニに咬まれていないか確認してください。

マダニに咬まれたら

 マダニ類の多くは、人や動物に取り付くと、皮膚にしっかりと口器を突き刺し、長時間(数日から長いもので10日間)吸血します。無理に引き抜こうとするとマダニの一部が皮膚内に残ってしまうことがあるので、吸血中のマダニに気が付いた際には、できるだけ病院で処置してもらってください。またマダニに咬まれた後に、発熱等の症状が認められた場合も病院を受診してください。

 詳しくは厚生労働省ホームページ<外部リンク>でご確認ください。