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第53回宇治市技能功労者表彰
令和6年度 第53回宇治市技能功労者表彰の受賞者
宇治市技能功労者表彰制度は、永く同一の職業に従事し、優れた技能を磨いてこられた方の功労を讃えることによって、技能水準の一層の向上を図るとともに、広く技能尊重の気運を高めることを目的として、昭和47年に制定されました。
毎年11月23日の勤労感謝の日に宇治市長による表彰を行っています。
令和6年度は、5職種6名の方々を宇治市技能功労者として表彰しました。
表彰者名
山内 雅晴 様 (大工職)
須知 昭匡 様 (和菓子製造職)
中谷 正博 様 (自転車整備職)
辻 雅晴 様 (配管工職)
藤井 武雄 様 (製茶工職)
安井 和彦 様 (製茶工職)
山内 雅晴(やまうち まさはる)様
昭和47年に廣井工務店にて建築大工見習いとして従事し、建築大工としての技術を磨かれました。昭和55年に山内工務店を創立され、現在に至るまで52年の大工歴があります。
自営後は、居宅の増改築や改修などを多く手掛け、平成21年からは、大手ゼネコンの下請けとして学校の体育館の改修などの公共工事にも従事し、幅広く培った技術で現在も第一線で活躍されています。
須知 昭匡(すち あきまさ)様
28歳から40年間家業である菓子店で和菓子作り一筋に打ち込まれています。
地域活動の一環として、20年程前から近隣の中学校の職場体験の受け入れや、文教大学のフェスタへの参加、女性の会とのコラボでお子様向けに和菓子作り体験などをされています。
宇治のお土産「茶だんご」や手作りの和菓子は保存料や添加物を使用せず、素材本来の美味しさで絶大な人気を誇っています。宇治観光土産品組合の活動にも長年参加されており、近年は、「宇治土産集合ギフト」や、お茶と宇治のまち歴史公園内にある茶づなで出展している「光る宇治土産集合ショップ」においても、尽力されています。
中谷 正博(なかたに まさひろ)様
祖父が大正時代に創業した自転車販売・修理を26歳から父のもとで習い、約40年事業に携わっておられます。自転車販売は大型店などが圧倒的ですが、小売店ならではのきめ細かいサービスや修理の需要は根強く地域密着の営業をされています。
また一方で、危険な運転やマナー違反が問題となっており、安全走行のための指導をするのも重要な仕事の1つとなっており、宇治警察署とともに春・秋の交通安全週間での啓発活動や、小中学校に出向いての指導など、ボランティア活動も積極的に行われています。
辻 雅晴(つじ まさはる)様
10代の頃より伊勢田町の南工業で給排水配管工として下積みされました。以後、平成元年に東和工業株式会社で下水工事などに従事し平成5年に辻工業を創立されました。
自営後は、地元の工務店などからの仕事を中心に個人宅の住宅改修や道路の本管、配水管工事など小規模から大規模まで幅広い工事に従事されています。現在は、宇治市指定の水道業者としても第一線で活躍されています。
藤井 武雄(ふじい たけお)様
家業の製茶業に従事し、宇治茶の伝統的な栽培技術と製茶について学ばれました。摘採時期を考慮して覆下栽培で丁寧に育てた茶を手摘みし、自家工場で抹茶等の原料となる碾茶に仕上げていく工程において卓越した技術を有しておられます。その技術が認められ、各種品評会で入賞されるとともに、宇治市茶生産組合では組合長として現在2期目を務められるなど、知識と経験をもって、宇治市の茶業振興に尽力されています。
安井 和彦(やすい かずひこ)様
家業の製茶業に従事し、宇治茶の伝統的な栽培技術と製茶について学ばれました。摘採時期を考慮して覆下栽培で丁寧に育てた茶を手摘みし、自家工場で抹茶等の原料となる碾茶に仕上げていく工程において卓越した技術を有しておられます。その技術は、品評会でも認められ宇治市茶品評会では、平成21年、25年、26年、27年に3等の成績を収められています。宇治市茶生産組合では、副組合長を2期務められ、現在は、同組合の会計を務められるなど、知識と経験を有するとともに、宇治市の茶業振興に尽力されています。