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宇治市産業戦略 改訂版 ~広がる、生まれる、進化する "産業交流都市・UJI "~
宇治市では、少子高齢社会が進展する中、市内経済の活性化を図り、雇用の促進と定住人口の確保を目指すため、これからの産業振興の指針となる「宇治市産業戦略」を平成31年3月に策定し、市内産業の成長・発展に向けた施策を実施してきました。
この度、宇治市第6次総合計画第1期中期計画の重点施策“活力あふれる産業振興と未来への投資”に基づき、令和4年度から令和7年度における施策方針を定める「宇治市産業戦略 改訂版」を策定しました。
産業戦略の目標と方向性
産業戦略の目標
平成31年3月に策定した宇治市産業戦略では、令和元年度(2019年度)から概ね10年先までを見据えた目標を設定しました。令和4年度(2022年度)から令和7年度(2025年度)の期間についても、次の目標を継続します。
将来にわたって持続発展できる強い市内産業をつくり、多様な働く場を創出することにより、定住人口を確保し、市民の豊かな暮らしを実現する。
産業戦略の取組の方向性
宇治市産業戦略の目標達成に向け、本市における産業振興の方向性についても、新型コロナウイルス感染症の影響も踏まえながら、次の3点を継続します。
1 市内産業の進化・発展 “U”(Upgrade)
市内産業のさらなる成長、発展に向けて支援することに重点を置き、社会や経済構造の変化に応じた事業や経営方法への転換のほか、設備投資やDXの推進、働き方の改革に向けた取組を促進します。あわせて、市内の事業所や商店街、お茶等の特産品や観光資源、多様な人材や地理的な利点、自然環境等、市内の様々な地域資源を活用して競争力を高め、市外からの資金の流れを増やすことを目指します。
新たな工業用地の確保については、都市計画マスタープラン(令和4年度策定予定)で示された産業立地検討エリアのうち優先候補地(国道24号沿道地区)について関係機関との調整等を行うとともに、他の候補地についてはその可能性等について調査・検討を行います。
2 交流・連携の強化 “J”(Join)
市内事業者や市内産品の情報発信に加え、様々な交流の場を提供することで、市内外の企業や事業所、関係団体、人材等との連携を強化し、市内の経済循環を促進するとともに、市外の企業や大学等との交流・連携を通じて新たな商品や技術の開発、取引の拡大を目指します。
3 新たな産業の創出 “I”(Innovation)
時代のニーズに合わせた多様な起業家を輩出することを目指すとともに、未来の宇治を見据え、市外からの企業の受入や誘致については、宇治市の発展や経済構造の変化を踏まえて、誘致する業種やそのための条件整備等を継続して調査するとともに、将来性のある企業が市内に増えていくように事業環境の改善や起業しやすい環境づくりを目指します。
計画期間
産業戦略の計画期間は、令和元年度(2019年度)から概ね10年先までを見据えつつ、令和元年度(2019年度)から令和3年度(2021年度)までの3年間における施策の方針を定めていました。
宇治市産業戦略 改訂版においては、令和4年度(2022年度)から令和7年度(2025年度)までの4年間における施策の方針を定めています。