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宇治茶伝統と文化の現場へようこそ

印刷ページ表示 更新日:2025年11月28日更新 <外部リンク>

100年続く碾茶づくりの現場へようこそ

― 宇治茶の原点を訪ねる「宇治茶文化体験ツアー」レポート ―

宇治市では、宇治茶の伝統と文化をもっと多くの市民・来訪者の皆さまに知っていただくため、歴史的な製茶場での見学と茶室での本格点前を組み合わせた「宇治茶文化体験ツアー」を2025年11月15日に実施しました。
今回は、その当日の様子を写真とともにご紹介します。

■ 1.100年稼働する歴史的設備「堀井式碾茶乾燥炉」へ

参加者の皆さんが最初に向かったのは、碾茶(抹茶の原料)をつくる福文製茶場。
ここには、1925年製・稼働100年を迎えた「堀井式碾茶乾燥炉」が、今も現役で動いています。
▼ ガイドを務めたのは、福文製茶4代目、福井景一さん
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ここで写っているのは、歴史的な乾燥炉による碾茶乾燥の仕組みを、参加者に解説する様子です。

■ 2.三段コンベアで温度を変えながら乾燥

碾茶づくりは、茶葉の旨味を逃さず、苦味を抑えるために「加熱の仕方」が極めて重要です。
福井さんは、炉の内部構造を解説しながら、「三段金網コンベア」を見学。
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炉内は
• 約200℃〜100℃
で、約30分かけてじっくり乾燥させます。
レンガの蓄熱による遠赤外線の輻射熱が、香りと味わいを左右する技術です。
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(図=京都府茶業会議所 提供)

■ 3.実際の碾茶を味わう

茶の葉の柔らかい部分だけを丁寧に取り分け、石臼挽きで抹茶にします。
オフシーズンでしたので、炉は稼働していませんでしたが、5月に乾燥した碾茶を、軽く噛むと、口の中に旨味がゆっくり広がることに驚く参加者も多くいらっしゃいました。

■ 4.福井氏による呈茶

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福井氏自ら、抹茶(さみどり茶葉使用)を点てて、参加者に振る舞われました。

■ 5.体験の後半は、市営茶室「対鳳庵」へ

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製茶場で碾茶の“生まれる空間”を見学した後は、宇治公園内にある市営茶室・対鳳庵(たいほうあん)へ移動。
"静かな空間"で、本格的なお点前を体験いただきました。
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■ 6.一服の抹茶で、宇治茶の世界が完結する

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お点前で提供される抹茶。
碾茶が抹茶へと生まれ変わり、茶室で一服いただくことで、宇治茶文化が「味わうところまで含めて一つの物語」であることが実感できます。

■ 7.参加者の声

• 「100年前の機械が今も現役で働いていることに感動した」
• 「抹茶の味が、製法や温度管理でこんなに変わるとは知らなかった」
• 「茶室で飲む一服が、さっき見た工程とつながり、理解が深まった」
• 「初心者でも楽しめ、詳しい方はより深い学びになるツアーだった」

■ 8.宇治茶文化を、もっと身近に

宇治市では、今後も
• 伝統的な製茶技術
• 歴史ある茶室での体験
• 茶農家の技とストーリー
を広く伝える取り組みを続けていきます。
また、ツアー開催するときは、市公式HPでお知らせします。
ぜひご参加いただき、「宇治茶ができる現場」をご自身の目で確かめてみてください。

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