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熱中症は、暑い環境にいることで体温が上昇し、重要な臓器が高温にさらされることによって起きる障害の総称です(死に至るおそれもある危険な状態です)。
人間の体は、熱を作る働き(熱産生)と、汗や体表から熱を逃がす働き(熱放散)でバランスをとっています。
暑い環境では熱放散が追いつかず、体内に熱がたまることで様々な症状が起こります。
熱中症の主な症状には、めまい、手足がつる(こむら返り)、頭痛、倦怠感、意識障害等があります。
暑い環境にいるとき、または暑い環境にいた後に体調が悪くなった場合、熱中症はその原因となっている可能性があります。
| 段階 | 主な症状 |
|---|---|
|
軽症 ↓ 重症 |
大量の発汗/めまい・立ちくらみ/手足がつる(こむら返り) 頭痛/吐き気/倦怠感 意識障害/発汗停止/高体温(さわると熱い) 昏睡状態/(体の中では)肝障害・腎 |
日本の夏の暑さは、年々厳しくなっており、令和6年(2024年)は令和5年(2023年)と並んで観測史上最も暑い夏でした。
また、熱中症の発生リスクを示す指標である暑さ指数が33以上で発表される「熱中症警戒アラート」の日本全国の発表回数は、年々増加しています。
このような厳しい暑さのため、近年、熱中症は非常に多く発生しています。
熱中症は屋外のみならず、屋内でも発生しています。これらが示すように、熱中症は、いつでも、どこでも誰にでも発生する可能性があります。
熱中症を防ぐには、暑さの中で過ごす前の「準備」が何より大切です。次のことから始めましょう。
暑さ指数は、気温だけでなく湿度・風・日射も加えて算出される、熱中症の発生リスクを示す指標です。暑さ指数28以上で熱中症の危険性が高まります。
暑い1日を始める前に、朝食で水分・エネルギーなどを補っておきましょう。
特に日中の暑さに備えるために、「朝食」をしっかり摂ることが大切です。
睡眠不足・前日の飲酒・かぜぎみなど、体調が万全でないときは熱中症になりやすい状態です。無理をせず、暑い場所での活動を控えましょう。
「暑い日の備え」に加え、暮らしの中で次のことを習慣にしましょう。
※一般の方(高血圧など塩の制限がない方)は3食きちんと摂り、塩は適量(男性7.5g/日未満、女性6.5g/日未満)を心がけましょう
熱中症予防では、食事をとることが大切になります。3食きちんととることで、食べ物に含まれる水分や、健康を維持するために必要な塩分・栄養素を自然に補給できます。ふだんの食事をしていれば、必要な水分の約半分は食事から補えます。規則正しい3食を心がけましょう。
睡眠・栄養を含め、生活全体を整えることが、暑さに負けない体づくりにつながります。
特に高齢者・子どもは熱中症になりやすいため、周囲からの呼びかけ・声かけ・サポートが大切です。
熱中症の多くは、初期の対応が早く・的確であれば助かります。
くわしくは熱中症に注意
熱中症環境保健マニュアル2022(環境省)<外部リンク>
熱中症環境保健マニュアル〜総論〜(2025年7月版)(環境省)<外部リンク>
減塩しながら酷暑を乗り切る!!熱中症を防ぐ6か条(特定非営利活動法人 日本高血圧学会)<外部リンク>