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大久保駅周辺地区のまちづくり(~平成18年度)
平成18年度までの取り組みについて
ここでは都市再生整備計画として整備を行う以前の大久保駅周辺地区におけるまちづくりの取り組みとして、大久保駅周辺地区整備構想が策定されるまでの経緯とその過程で実施されてきた大久保駅周辺地区整備構想策定委員会と大久保まちづくりワークショップの概要、そして策定された大久保駅周辺地区整備構想と大久保駅周辺地区交通バリアフリー基本構想について紹介しています。
大久保駅周辺地区整備構想策定に向けての取り組み
宇治市都市計画マスタープラン策定
平成15年に、宇治市で初めての都市計画マスタープランの策定にあたり、ワークショップを開催したところ、多くの市民の皆さんにご参加いただき、大久保駅周辺地区につきましても、さまざまなご意見を頂きました。
これらの貴重なご意見を宇治市都市計画マスタープランに反映し、大久保駅周辺地区を「広域拠点」に位置づけ、宇治市・城陽市・久御山町・宇治田原町を結ぶ交通結節点であるとともに、宇治市における南の玄関口としての整備を行ってきました。
大久保まちづくりシンポジウム
この地区では、以前から市街地再開発事業に向けた取り組みが進められていましたが、残念ながら平成13年度には準備組合が解散するなど、実現には至らなかった経緯があります。都市計画マスタープランの策定を契機に大久保駅周辺地区のまちづくりを進める第1歩として、「大久保まちづくりシンポジウム」を平成16年2月に開催しました。
シンポジウムは2部構成となっており、第1部は「交通結節点におけるまちづくり」と題して立命館大学理工学部の塚口博教授より海外の事例や大久保地域における交通結節点の考え方などについて、講演していただきました。
第2部は「どうなる大久保・どうする大久保」と題してパネルディスカッションを行いました。
パネラーには地域で活動されている方や都市計画マスタープランのワークショップに参加された方をはじめ、都市計画の専門家などを交えて、これからの大久保について活発な議論が展開されました。
当日の参加者も100名を超え、会場は満席で立ち見が出るほどとなり、市民の皆さんの大久保への期待の高さを改めて感じさせられました。
大久保駅周辺地区整備構想の策定
「大久保駅周辺地区整備構想策定委員会」に対して市民の皆さんの自由な発想に基づく意見を頂戴することを目的とし設置された「大久保まちづくりワークショップ」は、平成16年10月より計9回の検討や勉強会を通じて委員会に対して、ワークショップの提案を行いました。
また、大久保駅周辺地区の整備構想を策定することを目的とし設置された「大久保駅周辺地区整備構想策定委員会」は平成17年1月より計8回の委員会を開催し、第8回委員会において整備構想<素案>に対する市民意見を踏まえて整備構想(案)を取りまとめました。
平成18年11月21日、「大久保駅周辺地区整備構想」並びに「大久保駅周辺地区交通バリアフリー基本構想」が完成、公表されました。
ここに至るまでに多くの市民の方のご協力を賜りましたことを改めてお礼申し上げます。