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令和6年1月4日 市長年頭職員訓示

印刷ページ表示 更新日:2024年1月4日更新 <外部リンク>

年頭 職員訓示

皆さん、明けましておめでとうございます。

新年のご挨拶を皆さんに申し上げる前に、この元旦に石川県能登半島沖で発生しました地震により、既に70名以上の方々がお亡くなりになられております。まだまだ被害の全容は明確にはなっておりません。今なお、大きな地震が起こっているのが現状でございます。改めて、お亡くなりになられた方々に対し、心よりご冥福をお祈りいたしますとともに、一日も早い復興・復旧を心から願っているところでございます。

1月1日に、国より、緊急消防援助隊として派遣要請があり、宇治市からも指揮隊・救助隊・救急隊の3隊・12名の方々を1月1日から、今朝1月4日には第2次隊として、新たに12名の方々を派遣しています。改めて消防の皆さんに感謝を申し上げたいと思います。皆さんも今後派遣要請があればご協力いただきますよう改めてお願いを申し上げます。

それでは、令和6年新年にあたりまして、一言挨拶を申し上げます。皆さんにおかれては、新春大変穏やかな気持ちでお迎えになられたことと思います。心よりお慶び申し上げます。

さて、昨年5月に新型コロナウイルス感染症が5類に移行しましたが、このことが大変大きな意味を持った一年であった、と改めて感じております。多くの観光客の方が宇治のまちを訪れていただけるようになったという実感とともに、市民の方々に多くのイベントに参加していただき、その声や動きを感じることができた一年であったと思っております。

一方で、物価高騰の影響により、市民生活あるいは、市内産業そのものは大変苦しい状況が続いているというのも現実です。しかし、一歩ずつ、一歩ずつ、歩みを進められた、そういう一年であったと感じております。

一年前、皆さんと心をひとつにして、という思いを伝えて一年の仕事をお願いしました。色々な課題も見えてきた一年ではありましたが、皆さんと心をひとつにして取り組めた一年であったと感じております。改めて、皆さんに感謝を申し上げたいと思います。

今年は1月7日に大河ドラマも始まり、色々な意味で更に前に繋げていける年であると思っています。「大河ドラマを契機にまちおこしをする」という捉え方ではなく、今まである宇治市のコンテンツにもう一度光を当てていく、これまでの皆さんの仕事そのものを、もう一度見直し、新たな視点を加え、スタートさせていく、そういう一年であり続けたいと思っております。大河ドラマや、ニンテンドーミュージアムは一つのきっかけに過ぎません。本来の宇治市が持つ力そのものを皆さんとともに更に広げていきたいと思っております。

第6次総合計画は、中期計画の折り返しになります。折り返しということは終焉に向かうのではなく、更にもう一歩進めるための年であるべきであると思っています。

今年は、辰年、特に甲辰(きのえたつ)という干支になります。甲辰(きのえたつ)は「ものごとが成長し、活力あふれる年」という意味を持ちます。これは干支ですので、日本中どこも同じですが、それを本当に実現していくのは、一人一人の仕事のあり方や、姿勢のあり方、考え方が重要であると思っております。

さて、この一年、自分自身がどんな気持ちで仕事をしていくべきかを考えました。この間、「剛毅果断(ごうきかだん)」や、「迅速果断(じんそくかだん)」といった、自分自身の行動の一つの指標として常に「判断を早く、的確にし、前に進めていきたい」という気持ちを込めて毎年仕事をしてきました。今年一年もやはり私自身は、「物事を早く決め、正確に、スピード感を持って取り組んでいきたい」という意味を込め、「進取果敢(しんしゅかかん)」、先ほども申し上げましたように、自ら進んで積極的にことを成し、決断力強く、大胆に突き進むこと、これを私自身の仕事の中心に置き、取り組んでいきたいと思っております。

3年前、着任した際に、「前例にとらわれることなく、スピード感を持って、組織横断的に取り組んでいく」ということを皆さんにお願いしましたが、その気持ちは今も変わりません。以前、「協心戮力(きょうしんりくりょく)」、皆さんと心をひとつにして取り組む、ということを皆さんに呼びかけてきました。今年は、「勇往邁進(ゆうおうまいしん)」、これは、「目的に向かって、皆さんとともに突き進んでいく」という想いを込めました。皆さんには宇治市としての目標をしっかりと自覚していただき、皆さんとともに恐れることなく一緒に突き進んでいきたいと思っています。先ほども申し上げましたように、昨年の皆さんの仕事ぶりには大変感謝しており、スピード感を持って対応していただいたと思っております。今年はそれを更に加速させていきたいと思っております。そのためには、しっかりと皆さんと同じ目標を持ち、同じ目線で意見交換をしながら進んでいきたいと思っております。

この一年が、皆さんにとって実り多き一年になることを心から期待いたしますとともに、宇治市民の方々にとっても実り多き一年となる、着実に明日が見える、そういう一年にしたいと思いますので、引き続き皆さんの協力をお願いいたします。私からの令和6年年頭にあたっての挨拶とさせていただきます。本年一年よろしくお願いいたします。

 

令和6年 年頭訓示​​   


令和6年1月4日
宇治市長  松村 淳子