本文
令和5年1月4日 市長年頭職員訓示
年頭 職員訓示
皆さん明けましておめでとうございます。
令和5年、新年にあたりまして、一言ごあいさつ申し上げます。皆さんにおかれては新しい年を新たな気持ち、新たな決意で迎えられたことと思います。
昨年を振り返ってみますと、4月から第6次総合計画がスタートし、また都市計画マスタープランもスタートした年でありました。これらの計画を進めるにあたっては、組織を再編し、部局横断的に取り組むためにプロジェクトチームも立ち上げたところです。加えまして、「子育てにやさしいまち実現プロジェクト」の取り組み、企業誘致に向けた取り組み、農業をはじめとした産業への支援、小倉を中心としたまちづくり構想の策定、脱炭素化への取り組みなど、第6次総合計画に掲げた3つの重点施策を中心に、各部署で市民参画・市民協働の視点を持ち業務に取り組んでいただいき、一歩ずつ着実に歩みを進めることができた一年であったと思っており、改めて皆さんに感謝を申し上げたいと思っております。
一方で新型コロナウイルス感染症対策は三年目を迎えた年でもありました。感染そのものは一定落ち着きを見せる中にも、再び大きな波が押し寄せようとしている現実もございます。また、ロシアのウクライナへの侵攻による社会情勢の変化、これらに伴う物価高騰など、市民の皆様の生活だけでなく、観光・お茶や農業を始めとする産業、中小企業への影響は今なお続いているのが現実です。
そうした中、新たな年、令和5年がスタートします。第6次総合計画の二年目の年として、これから予算編成作業が本格化していく中で、計画に掲げた大きな柱をしっかりと見極め、皆さんと共に一歩ずつ、着実に取り組みを進めて参りたいと思っております。
その中で、ぜひ皆さんにお願いしたいのは、先ほども言いました社会情勢の変化を意識し、市民生活や観光・お茶や農業を始めとする産業、中小企業はどういう状況になっているのか、しっかりと状況を把握・分析し、そのことを市職員全体で共有していただきたいと思っています。
これまで取り組んできた歩みをさらに発展させるためにも、皆さんにこのことをしっかり心に刻んでいただき、スピード感を持って、効果的・効率的に施策を前に進めていきたいと思っています。
今年は「兎年」です。皆さんと共に大きく飛躍する年でありたいと考えていますが、しっかりと跳ぶためには足元を固めることも大切であります。第6次総合計画に掲げているもので、まだ着手できていないものに着手すること、それも皆さんにお願いしたいと思っています。
その上で、今年に込めた思いを四字熟語でまとめてきました。
「協心戮力(きょうしんりくりょく)」これは昨年、ここで皆さんにお願いをしたものになります。心も力も一つにあわせること、全員の力を結集し、一致協力することであり、今年も皆さんと同じ思いで取り組みを進めたいと思っています。その上で、私自身の取り組む一年は「迅速果断(じんそくかだん)」になります。物事を思い切りよく速やかに判断して、行動していくこと、そういう想いを込めて、取り組んでいきたいと思っています。また、昨年掲げました「磨穿鉄硯(ませんてっけん)」これは志そのものを変えないこと、揺るがないこと、揺るがずに前に突き進んでいくこと、という意味があります。これを基本としながらも、今年は「迅速果断」、皆さんと一緒に考え、思い切りよく速やかに判断して、行動し、市民の皆様が「よかった」と思っていただける年を皆さんとともに作り上げていきたいと思っています。
また、今年の干支「癸卯(みずのとう)」には、「これまでの努力が結実し、希望が芽吹く」といった意味があります。皆さん一人一人の夢に向かっての努力が花となって実を付けていく、そういう一年でありたいと思っておりますので、これからもよろしくお願いします。
また、何よりも体が資本です。お一人お一人が健康にご留意していただき、さらなる活躍をしていただくことを願いまして、私の年頭の挨拶とさせていただきます。この一年、どうぞよろしくお願いいたします。
令和5年1月4日
宇治市長 松村 淳子