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お茶と宇治のまち歴史公園について
お茶と宇治のまち歴史公園を宇治の新たなランドマークに!
お茶と宇治のまち交流館 『 茶づな 』 !!
『 茶づな 』 の ホームページは コチラ ↓
どんな公園?
歴史公園は、宇治茶の魅力と宇治の歴史・文化へ誘う玄関口として、「史跡ゾーン」と「交流ゾーン」に分けて整備しています。
史跡ゾーン
史跡ゾーンでは、北エリア・中エリア・南エリアで構成し、史跡宇治川太閤堤跡が築造されてから埋没していく歴史的変遷や護岸の連続性・スケール感を創出し、時間の経過とともに砂洲が形成され、茶園として利用された時代の様子(江戸末期~明治初期)を再現しています。
北エリア
北エリアでは、史跡宇治川太閤堤跡の直上約2m上に再現展示しています。護岸の下部には2~3列の杭が打たれ、その内側には礫が詰め込まれています。上半部には、板状の割石が斜面から天端にかけて貼り付けられ石積み護岸と呼んでいます。護岸の2m下には、実際の護岸が保存されています。
▲石積み護岸
中エリア
中エリアでは、東方から宇治川に流れ出る小河川が形成した谷になっていたことから、ここの護岸は細い杭を密に打ち込み、その裏側に礫を詰めるととともに、杭が前に倒れないように板を渡し、太い杭でそれを押さえる形態となっており、杭止め護岸と呼んでいます。中エリアでは、地下に小河川の溝があるため、平面的に復元しています。
▲ 杭止め護岸 ▲ 杭止め
南エリア
南エリアでは、川の流れを抑制させる石出しが川の中に突き出して造られているため、激流によって大きく崩れることもありました。石出しは宇治川本流の背後にあったことから、中州が発達していきます。その後、中州は茶園として利用され、崩れた石出しの上まで茶園が形成されました。この1m下には、実際の石出しが保存されています。
覆小屋
宇治の茶園では4月頃から覆いをかけることで、旨味の強い碾茶(抹茶)や玉露を作ります。覆いは本来、丸太と竹で棚を作り、その上によしずを広げ、わらを敷き「本ず」と呼ばれています。茶園にある小屋は、これらの長尺の資材を入れるため、間口が狭く奥行きの長いことが特徴で「覆小屋」と呼ばれています。この覆小屋は白川に現存する小屋を参考に伝統的な技法を用いて造っています。
浜の茶園
宇治川は本来、西に向かって流れようとする川で、さらに上流からの砂を流す川でした。西に流れる宇治川の右岸は、砂がたまりやすく、中州が発達していきます。砂地は水はけがよく、肥料の調整もしやすいため、茶園の適地となり、河川敷の茶園を「浜の茶園」と呼ばれています。
交流ゾーン
「お茶と宇治のまち交流館 愛称:茶づな」「庭園」「広場」の3つの空間で、にぎわいあふれる施設です。
(駐車場:73台・臨時駐車場47台・バイク自転車置場を完備)
広場
- エントランス広場:茶づなへと誘うアプローチ空間と隣接する広場との一体利用ができる空間を創出するとともに、臨時駐車場としても利用できます。
- 茶の祭典広場:広々とした芝生広場と緩やかな曲線の園路により導かれる、魅力あるアプローチ空間や、史跡ゾーンへのアクセスや散策・休憩スペースとしています。
- にぎわい広場:舗装仕上げの広場とし、移動販売車の乗入れ、物販を行うイベントなどが開催できるとともに、3つの広場を一体利用することで、マルシェやフリーマーケット、手作り市などの大きなイベントもできます。
庭園
- 野点の庭 : 築山のみどりが折り重なり、奥行豊かな庭園とし、野点などのイベントができる空間としています。
- 水辺の庭 : 雨水貯留池を兼ねた庭園、平時は石敷きの空間、貯留時には水辺として気候や時間の移ろいを感じる空間としています。
- 木々の庭 : 四季の変化が感じられる樹種で、みどり豊かな空間としています。
お茶と宇治のまち交流館 『 茶づな 』
▲ お茶と宇治のまち交流館の「ロゴデザイン」及び「オリジナルフォント」
▲ 外観(正面) ▲ エントランスホール
▲ トオリニワ : 周遊観光の案内や体験室内の様子が見れます。
▲ ライブラリーゾーン : 周辺の店舗の情報を提供します。
▲ 体験室:宇治茶に関する様々な体験プログラムを提供します。
▲ 講座・会議室:200人収容可能な空間を提供します。また災害時は避難所として利用可能です。
▲ 展望テラス:宇治川や宇治の山々を一望できる空間としています。
ミュージアム
(有料ゾーンの為、画像は控えさせていただきます。ご入場いただきご鑑賞ください。)
●宇治茶の間
(1)シンボルツリー
ミュージアムへの入口として、お茶の木を象徴的に展示。同時に壁面にお茶にまつわる様々なシーンを投影します。
(2)宇治茶とは?
宇治茶の概要を歴史とともに伝えることにより、宇治のお茶づくりが日本全国に広まったことを紹介します。
お茶の種類は歴史とも関わりがあることを紹介します。
(3)宇治茶物語
宇治での茶づくりはいつ始まり、どのようにブランド茶として確立したのかを歴史を追って紹介する映像です。
壁面ではお茶壺道中や製茶道具の解説を行い、江戸時代には既に宇治茶がブランドとして確立していたことや、製茶における手間などを感じてもらいます。
(4)今日の茶づくり
今日では作業の一部が機械化されていることを伝えるとともに、宇治では現在でも本ずを用いた覆下栽培や手もみ製法など、お茶の味・香などの品質を保つために手間を掛けたお茶づくりが行われていることを紹介します。
(5)お茶の解剖
お茶を科学的に解剖。色や味、香り、成分、効能等、何気なく感じているものを分析し、宇治茶の秘密に迫ります。
(6)宇治茶の豆知識
お茶の淹れ方や飲用以外のお茶の利用法について紹介。お茶を使ったことわざ、広告・アートなどのお茶にまつわる様々なモノ・コト、文化を紹介します。
また、宇治の生活とお茶の密接な関係を紹介します。
●歴史の間
(1)シンボル展示
歴史展示の導入として巨大10円玉を配置。お茶から歴史への切り替えを行うとともに、今日の平等院との違いについても紹介します。
(2)記紀にも登場する宇治
「古事記」「日本書紀」等多くの史書に記載があり、応神天皇の皇子で仁徳天皇の異母弟にあたる莵道稚郎子(うじのわきいらつこ)について紹介しています。
(3)藤原氏と別業の世界
平安時代に藤原氏によって宇治が「極楽浄土」として整備されていったことを紹介します。
(4)宇治橋をめぐる戦い
幾度も合戦の舞台になった「宇治橋」に焦点を当てた歴史を紹介します。
(5)太閤堤とまちづくり
太閤堤が整備された目的とその様子、発掘の歴史について紹介する映像です。
(6)名所図会に見る宇治
近世における宇治が既に観光地として発展していたことを伝え、今日につながる観光名所を名所図会とともに紹介する映像です。
(7)宇治の歴史絵巻
宇治の歴史や観光にまつわるあらゆるトピックを紹介します。
その他
▲ 外観(南西面/夜景) ▲ 外観(西面)
▲ 外観(修景池) ▲ 中庭
▲ 西側エントランス周辺 ▲ 2階 廊下
▲ 1階 授乳室 ▲ 1階 多目的トイレ
地図(位置図)
所 在 地 : 宇治市菟道丸山203-1
アクセス : 京阪宇治駅徒歩 約4分、JR宇治駅徒歩 約12分
Tel : 0774-24-2700
Fax : 0774-24-2711
E-mail : [email protected]