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有機フッ素化合物(PFOS・PFOA)について

印刷ページ表示 更新日:2023年10月3日更新 <外部リンク>

有機フッ素化合物とは

 炭素とフッ素の結合を持つ有機化合物であり、その総称をPFAS(ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物)と呼ばれています。代表的なものとしては、PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)とPFOA(ぺルフルオロオクタン酸)があります。

 独特の性質(水や油をはじく、熱に強い、薬品に強い、光を吸収しない等)を持ち、撥水剤、表面処理剤、乳化剤、消化剤、コーティング剤等に用いられてきた化学物質ですが、近年、難分解性、高蓄積性という特徴から、製造、使用等が制限されています。

 

PFOS及びPFOAに係る水質等の基準について

 環境省は、令和2年5月にPFOS及びPFOAを水質汚濁に係わる人の健康の保護に関する要監視項目に位置づけ、指針値(暫定)を「0.00005mg/l以下」として設定されました。

要監視項目(環境省ホームページ)<外部リンク>

 令和5年2月には水質汚濁防止法令が改正され、PFOS及びPFOAが指定物質に指定されました。本改正により、当設備の破損等によりPFOS及びPFOAを含む泡消火剤等が流出した場合、応急の措置及び都道府県知事への届出が義務付けられています。

PFOS及びPFOAの指定物質への追加(環境省ホームページ)<外部リンク>

 

健康への影響について

 国の調査では、動物実験などによりコレステロール値の上昇、発がん、免疫系統との関連が報告されていますが、未だに科学的知見が不十分とされています。現在も国際的に様々な知見に基づく検討が進められています。

 

宇治市域内での状況

 国および京都府では水質汚濁防止法に基づき、京都府内の水質汚濁の状況の把握及び汚染の早期発見等を行うために、公共用水域及び地下水の水質常時監視を行われています。

 宇治市域内では宇治川の4ヶ所を測定されており、うち1ヶ所(隠元橋)においてPFOS及びPFOAの測定もされております。

 公共用水域及び地下水の水質測定計画並びにその結果(京都府ホームページ)<外部リンク>

 

参考リンク

 PFOS、PFOAに関するQ&A集(環境省ホームページ)<外部リンク>