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宇治市議会(行政視察報告 令和7年度) 7

印刷ページ表示 更新日:2026年2月19日更新 <外部リンク>

文教・福祉常任委員会の行政視察報告

年月日:令和8年1月19日(月曜日)~1月20日(火曜日)
視察先:武蔵野市(東京都)、豊島区(東京都)
出席委員:今川委員長、西川(美)副委員長、木本、宮本、谷上、真田、加勢の各委員

執行部:星川健康長寿部長、福井教育部長

武蔵野市(1月19日)

【調査項目】

武蔵野プレイスについて

『市の概要』

  • 市制施行:昭和22年11月3日
  • 人口:14万7,958人(令和8年1月1日現在)
  • 面積:10.98平方キロメートル

1.武蔵野プレイスについて

(1)概要について
武蔵野プレイスは、市民の多様な活動及び学習の場を創出することにより、市民文化の振興を図ることを目的として設置され、平成23年7月に開館した。
地上4階、地下3階の建物で、延床面積は9,809.76平方メートルである。開館時間は9時30分から22時、年間来館者数は令和6年度で169万1,328人であった。
図書館・生涯学習支援・市民活動支援・青少年活動支援の4つの機能を有しており、管理運営は公益財団法人武蔵野文化生涯学習事業団に委託している。

(2)理念について
武蔵野プレイスは、図書館・生涯学習センター・市民活動センター・青少年センター等といったこれまでの公共施設の類型を超えて、複数の機能を積極的に融合させ、図書や活動を通して、人と人が出会い、それぞれが持っている情報を共有・交換しながら、知的な創造や交流を生み出し、地域社会の活性化を深められるような活動支援型の公共施設を目指している。
人々の交流が自然に生み出される質の高い「場」を提供し続けることによって、生活、文化、芸術、自然、歴史、まちづくり、ボランティア活動、市民活動、生涯学習、福祉、教育といった横断的な活動や交流のネットワークの活性化を促している。
多様な人々がそれぞれの活動を通して時間を共有する快適な空間(場)は、地域社会の魅力を高めることに寄与する。
「場」=「プレイス」という言葉には、このような期待が込められている。

(3)4つの機能について
(1)図書館機能
武蔵野市立図書館の分館として、赤ちゃんからお年寄りまで生活や学びに役立つ情報を提供できるように図書資料を収集し、他の機能と連携・融合するために図書フロアを分散配置させ、フロアごとに特色を持たせることで多様な利用目的に対応している。
蔵書数は18万508冊、雑誌所蔵タイトル数は617タイトルであり、年間資料貸出件数は91万8,261件となっている。
(2)生涯学習支援機能
知ることに親しみ、学ぶことを求める人々の知的好奇心に応え、学びたいときにいつでも学び始めることができる「場」として、人それぞれの生涯学習スタイルに合った環境を提供している。
市民や地域の教育機関・団体・企業・施設と連携して、多様な生涯学習を実施している。
(3)市民活動支援機能
市民活動に必要な環境の提供・情報の収集・広報支援・相談業務を行い、現在活動している個人や団体、またこれから活動を始めようとしている人に対しての支援を行っている。
登録市民活動団体は208団体あり、簡単な打合せや軽作業を行うワークラウンジ、印刷ができるプリント工房、ロッカーやメールボックスの利用ができる。
(4)青少年活動支援機能
地下2階のティーンズスタジオをベースに青少年が気軽に安心して過ごすことができる居場所づくりを行っている。
勉強・読書・遊びなど、様々な過ごし方ができるラウンジをはじめ、楽器演奏やダンス、料理や工作ができるスタジオ、卓球やボルダリングができるスペースを提供している。

(4)来館者数の推移及び来館者の属性について
コロナ禍の令和2年度の来館者数は101万7,961人であったが、令和3年度以降、順調に回復し、令和6年度は169万1,328人であった。なお、当初は80万人を目標としていたので、大幅に上回る結果となっている。
来館者の属性は、令和7年度では10歳代と30歳代で半数以上を占めており、若年層の利用が多い。市外からの来館者も46.5%となっている。また、利用頻度は週に数回が36.5%、月に数回が36.1%とリピーターが多い結果となっている。


(5)その他
委員からは、国に食糧倉庫跡地の払下げを要望してから売買契約を締結するまでに期間を要した理由について、基本設計修正案にある窓面積の削減の詳細について、図書館を基幹施設にして他の機能を集約した背景について、総職員数及び専門職員数について、総工事費及び補助金額について、目標を大きく上回る来館者数となっている要因について、指定管理料の財源について、武蔵野プレイスができる前の地域の活動場所について、コミュニティセンターの運営方法について、蔵書に対する工夫や苦労について等の質疑がなされた。​

「武蔵野市視察の様子」

 

「武蔵野市視察の様子2」

「武蔵野市視察の様子」​​​​

豊島区(1月20日)

【調査項目】

介護予防・フレイル予防について

『区の概要』

  • 区制施行:昭和7年10月1日
  • 人口:29万6,129人(令和8年1月1日現在)
  • 面積:13.01平方キロメートル

1.介護予防・フレイル予防について

(1)豊島区の現況について
巨大ターミナル池袋を有する日本一の高密都市で外国人人口も1割を超えている。公園面積が23区最小など、多くの都市課題を有している。
高齢化率は19.4%でそれほど高くはないが、単身割合が65歳以上で35.6%、75歳以上で38.1%と全国1位になっている。

(2)概要について
豊島区では、現在、高田介護予防センターと東池袋フレイル対策センターの2か所で取組を進めている。高田介護予防センターの利用者数は令和6年度で1万6,692人、東池袋フレイル対策センターの利用者数は令和6年度で2万6,619人であり、コロナ前の令和元年度と比較しても増加している。
両センターの主な運営内容は、栄養、口腔ケア、運動等に関する啓発プログラムや、としまる体操、フレイルチェック、フレイル対策機器の活用、交流イベントの実施、認知症サポーター養成講座、介護予防事業の区民ひろばでの展開などがあり、幅広く取り組んでいる。中でも、東京大学高齢社会総合研究機構が開発したフレイルチェックは、70歳・75歳の節目年齢の方にチケットを発送し、フレイル兆候の早期発見や自分事化を目的にフレイル対策の柱として実施している。結果を分析すると、令和4年度以降はフレイルが減少しており、取組の成果が出ている。
また、住民の担い手の育成として、介護予防リーダー・介護予防サポーター・フレイルサポーターの養成にも取り組んでおり、養成講座を開催するなどし、令和6年度までの累積で2,542人を養成している。

(3)フレイル対策の全区展開について
令和2年度から両センターと区民ひろばが連携し、両センターで蓄積した介護予防のノウハウを区民ひろば等へアウトリーチし、地域のフレイル予防の取組を展開している。
具体的には全区民ひろばへのフレイル測定機器の設置、まちの相談室として月に1回医療専門職の巡回指導、フレイルチェックの定期的な実施、専門職等のアウトリーチ講座、フレイル対策推進員の配置等がある。

(4)今後の展開と課題について
当初の計画ではセンターを4か所設置する予定であったが、2か所にとどめ、区民ひろばを活用したアウトリーチ型の介護予防事業の展開を進めることで、区内全体の底上げを図るべく取り組んでいる。
介護予防・フレイル予防の拠点として、区民ひろばとの差別化を明確にし、センター固有の機能をどのように充実させていくかが今後の課題である。
また、両センターとも運営を委託しているので、年々上昇する人件費への対応など、効果的な運営の在り方の検討が必要となっている。

(5)その他
委員からは、フレイルチェックのチケット発送者以外へのフォローについて、広報活動について、介護予防リーダー等になってもらうための取組について、誰でも食堂について、区民ひろばを活用したアウトリーチ型の事業を展開するという計画に変更した理由について、区民ひろばを活用したことによる若い世代と高齢者がマッチングした事例について、センターの委託業者について、センターの職員の資格要件について、予算額について、住民の自治組織への加入状況について、区職員の保健師数について、区民ひろばの運営方法について、区民ひろばの職員数について、単身世帯への取組について、予防事業の参加者の把握について、重層的支援の取組を取りまとめている部署について、介護予防手帳について、男性高齢者への取組について、フレイル対策における課題について等の質疑がなされた。​

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「豊島区視察の様子」

「豊島区視察の様子」​