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宇治市議会(決議・意見書 令和4年3月)(2)
選択的夫婦別姓制度の導入を求める意見書
本議会における令和4年3月議会において、宇治市内の高校の生徒より「選択的夫婦別姓の導入を求める意見書を提出することについての請願」が提出された。若い世代の思いを真摯に受け止め、本意見書を提出するものである。
請願の趣旨においては、選択的夫婦別姓制度は人々に選択の自由を与える有効な制度であるとし、同姓の選択肢しかないもと、悩みを抱える人たちを助けたいとしている。また、私たちが成人して同姓か別姓かを選択する時には自由に選択できるようになって欲しいとされている。
選択的夫婦別姓制度を求める世論が広がっている中、十分に理解できるものである。加えて、選択的夫婦別姓制度は、夫婦別姓、夫婦同姓を選ぶ方の双方に対して権利を保障し、国民それぞれの思いを叶える選択肢も実現できる。
若い世代が将来に希望と展望を持つことのできる社会の実現に向けて、選択的夫婦別姓制度の導入が必要であり、国におかれては選択的夫婦別姓制度を導入することを求めるものである。
よって、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
令和4年3月25日
京都府宇治市議会議長 堀 明 人
衆議院議長 細 田 博 之 様
参議院議長 山 東 昭 子 様
内閣総理大臣 岸 田 文 雄 様
総務大臣 金 子 恭 之 様
内閣官房長官 松 野 博 一 様
内閣府特命担当大臣(男女共同参画)女性活躍担当大臣
野 田 聖 子 様