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あんな本こんな本・バックナンバー

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「宇治市政だより」掲載記事からのおすすめの本

「宇治市政だより」掲載記事より抜粋して、おすすめの本を紹介しています。

(平成6年4月1日号~平成27年3月15日号)

 

2015年(平成27年)3月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
考えるマナー <外部リンク> 赤瀬川原平・
井上荒野・
劇団ひとり ほか著
中央公論新社 「座を温めるマナー」、「世渡りのマナー」など、日常生活で遭遇するさまざまなマナーについて、哲学者、作家など12名の著名人が独特な視点で語るエッセイ集です。好きな著名人の作品から、または気になるテーマから、どこから読んでも楽しめる一冊です。
歌ってみるみる覚える九九・ことわざ・えと<外部リンク> 学研教育出版 編 学研教育出版 エンヤートット、エンヤートット、ハァ~ソレソレという掛け声と共に九九が流れ、軽やかなリズムに合わせて九九が覚えられそうなCD付きの本です。”車は一台、ボートは一艘(そう)、電車は何かな?一両よ。”とメロディに乗せて物の数え方が学べ、長さの単位やことわざなど、おなじみの曲に歌詞がついていて自然と口ずさんでしまいます。
2015年(平成27年)3月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
ブックカバーの本 <外部リンク> 雄鶏社 紙、布、革をはじめ、毛糸、フェルトなど、さまざまなブックカバーの作り方が紹介されています。刺繍や消しゴムはんこで飾ってみたり、ポケットをつけてみたり、いろいろな楽しみ方ができます。自分用はもちろん、プレゼントにもおすすめです。お気に入りのブックカバーで読書を楽しんでみませんか。
このあかいえほんをひらいたら<外部リンク> ジェシー・クラウスマイヤー 文
スージー・リー 絵
石津ちひろ 訳
講談社 赤い絵本を開いたら、緑の小さな絵本。その絵本を開いたら、さらに小さなだいだい色の絵本。その絵本を開いたら……。つぎつぎ出てくる絵本の世界はこんがらがり、最後の絵本を開いたら、不思議な世界に迷い込んだような気がします。想像力を刺激される絵本は、何度でもページをめくりたくなります。
2015年(平成27年)2月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
森ではたらく!<外部リンク>
27人の27の仕事
古川大輔 編著
山崎亮 編著
学芸出版社 森ではたらく27人、27種の仕事を紹介した本です。「森で挽(ひ)く人」は製材所で働く人、「森で染める人」は染色家、「森を書く人」は小説家の三浦しをんさん。目次を見ているだけでも、森はいくつもの可能性を秘めていることが分かります。それぞれの仕事を懐深く受け止め、人の情熱に応える森の偉大さを感じる一冊です。
徳川15人の将軍たち<外部リンク> 小沢章友 著
森川泉 絵
集英社 初代将軍・家康から最後の将軍・慶喜まで、徳川幕府の個性溢れる15人の将軍たちの生涯、そして時代背景等を分かりやすく紹介しています。また、徳川家以外にも映画やドラマでおなじみの武将について触れられています。将軍ごとに、ひとくち話が添えられ、それぞれの将軍の違った一面を知ることができます。
2015年(平成27年)2月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
郷土菓子<外部リンク>
ふるさとの味を旅する
太陽の地図帖編集部 編集 平凡社 帰郷しなければ食べられない、何とも懐かしい素朴なお菓子がある一方、地元で長い年月愛され続け、銘菓としてデパートの地下食品売り場に並ぶお菓子もあります。その土地ならではの歴史が刻み込まれている郷土菓子と、懐かしい日本の原風景を眺めながら、旅をしているような気持ちになる一冊です。
はりねずみのルーチカ ふしぎなトラム<外部リンク> かんのゆうこ 作
北見葉胡 絵
講談社 不思議な国フェリエには、こころやさしいはりねずみのルーチカ、もぐらのソル、てんとうむしのニコなどたくさんの生き物たちが住んでいます。ある日ルーチカたちは、深い森の中にある、いちご野原に向かいます。道に迷ってしまったルーチカたちは、古ぼけたぬいぐるみや壊れた人形を乗せたトラム(路面電車)を発見するのですが……。
2015年(平成27年)1月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
日本茶の図鑑<外部リンク> 日本茶業中央会 監修
日本茶インストラクター協会 監修
マイナビ 茶産地ごとに特色ある日本茶119種をピックアップ。それぞれの日本茶の葉とお茶をいれた時の色を写真で、味、香りをデータで紹介します。日本茶がおいしくなる基礎知識がたっぷり盛り込まれ、宇治茶も紹介されています。おもてなしの心でお茶を振舞いたくなる一冊です。
パンツはながれる<外部リンク> 林正博 文
殿内真帆 絵
福音館書店 おばあさんは川に洗濯に行った帰り道、おじいさんのパンツを川に落としてしまいました。流れていくパンツを、おばあさんはあの手この手で必死に追いかけます。はたしてパンツをつかまえることはできるのでしょうか。コミカルな絵がお話の楽しさを一層引き立てています。
2015年(平成27年)1月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
ひつじちゃんはごきげんななめ<外部リンク> 高森共子 著 ブロンズ新社 ある日、ひつじちゃんは毛糸星プリンセスのケイトちゃんとタコのバッチの二人が「ウールよりカシミヤね」と話しているのを聞いてしまいます。「ウールじゃだめなの?」とすっかり落ち込んでしまったひつじちゃん。村の皆に意見を聞きに行きますが…。登場人物はキュートなあみぐるみたちで、作り方も載っています。読んで、作って楽しめるあみぐるみ絵本です。
ちいさなひつじフリスカ<外部リンク> ロブ・ルイス 作
金原瑞人 訳
ほるぷ出版 フリスカはいつまでたっても小さいままでした。そのためいつも仲間にばかにされ、悲しくてたまりません。からだを大きく見せようとするのですが、どれもうまくいきません。そんなある日、おなかをすかせたオオカミがやってきて…。画面いっぱいに広がる景色とフリスカの表情も魅力的な絵本です。
2014年(平成26年)12月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
図説 ピラミッドの歴史<外部リンク> 大城道則 著 河出書房新社 「ピラミッド」という言葉から、多くの人はエジプトのクフ王の大ピラミッドを連想することでしょう。しかし、その前後の時代にかけて、ピラミッドは数多く存在します。そもそも、ピラミッドの存在理由は何でしょうか。王の墓とする説が有力ですが、いまだに完全には解明されていません。この本では、年代を追いながらピラミッドの謎に迫ります。
しあわせに働ける社会へ<外部リンク> 竹信三恵子 著 岩波書店 非正規雇用など、近年の若者たちの就職には厳しいものがあります。また、心身の健康を損ねて退職を余儀なくされたりするケースもマスコミで報道されています。誰もがしあわせに働ける社会にするために、必要な労働政策とは何か。働く者に必要な知識とは何か。多くの労働現場を取材してきた著者が、様々な事例をもとに提言していきます。
2014年(平成26年)12月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
朝日新聞校閲センター長が絶対に見逃さない間違えやすい日本語<外部リンク> 前田安正 著 すばる舎 「雨模様」は「現在雨が降っている」ことではなく、「雨が降りそうな空模様」を言う言葉です。この本は、多くの人に間違った使い方をされている日本語を問題形式で解説しており、楽しく学べます。また、文章添削もあり、学校のレポートやビジネス文章作成の際にも役立ちます。
社会人になる前に知っておくべき12カ条<外部リンク> 樋口裕一 著 PHP研究所 今の若者たちは、そのまま社会に出てしまうのが心配な、未熟で大人になりきれない者が少なくないと言われています。そんな若者たちが、社会に出て傷ついたり不適応状態にならないための心構えを12カ条にまとめています。大人の社会とはどんなルールで出来ているのか、どのようにしてそこに加われば良いのかを、分かりやすく説明しています。
2014年(平成26年)11月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
壽屋コピーライター開高健<外部リンク> 坪松博之 著 たる出版 芥川賞をはじめ多くの賞を受賞した小説家として、また世界中でさまざまな魚を釣った釣り師としても有名な開高健ですが、かつては壽屋(現サントリー)のコピーライターとして、ウイスキーなどの新聞広告やテレビのコマーシャルなどを手がけていました。この本ではそんなコピーライターとしての開高健の足跡を豊富な資料をもとに紹介しています。
モジャキのくすり<外部リンク> 平田明子 ぶん
高畠純 え
ほるぷ出版 ゴリラのモジャキの楽しみは、こっそり鼻くそを食べること。ところがある晩、それをフクロウに見られて「頭の良くなる薬だよ」と言ってしまったから、さあ大変!この話が森じゅうに広まってしまいます。力強いタッチと鮮やかな色づかいで描かれた愉快な絵本です。
014年(平成26年)11月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
大人が楽しむひとふで描き<外部リンク> チームひとふでんず 編・著 ユナイテッド・ブックス 1月から12月までの季節の風物詩のイラストが、ひとふで描きのルールで描かれています。単純化されていながらも一目見ただけで何なのかが伝わる、ありそうでなかった「ひとふで描き」の本です。ペンで描くだけでなく、針金やモールで作るのも良し、お菓子のデコレーションに利用してみるも良し。いろいろな楽しみ方ができます。
1つぶのおこめ<外部リンク>
さんすうのむかしばなし
デミ 作
さくまゆみこ 訳
光村教育図書 王さまからご褒美をもらうことになったラーニは「今日はお米を1つぶください。そして30日の間、前の日の倍の数のお米をください。明日は2粒、あさっては4粒というように」とお願いをしました。「そんなことなら」と了承した王さまでしたが、日がたつにつれ「案外と多くなるものだな」と心配し始めます。さて、30日目にはお米は何粒になったでしょうか。頭の体操にもなる、インド算数の昔話絵本です。
2014年(平成26年)10月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
キルギスの誘拐結婚<外部リンク> 林典子 著 日経ナショナルジオグラフィック社 キルギスでは、男性が好きな女性と結ばれるために女性を誘拐し、無理やり結婚させるという驚くべき「慣習」があります。結婚を受け入れる女性もいれば、拒む女性もあり、中には誘拐結婚の形を取って駆け落ちする二人も。フォトジャーナリストである著者が誘拐結婚に巻き込まれた女性たちを取材し、その実態に迫ります。
ヘンテコクレヨン<外部リンク> みやにしたつや 作・絵 学研教育出版 ヘンテコなことが大好きな、なぞのかいじんヘンテコかいじん。世界中をヘンテコにすることが夢のヘンテコかいじんが今回つくったのは「ヘンテコクレヨン」。こっそりと配られた「ヘンテコクレヨン」でこどもたちがお絵かきをすると……。大きくカラフルな絵で描かれた、見るだけでも楽しい絵本です。
2014年(平成26年)10月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
世にも奇妙なマラソン大会<外部リンク> 高野秀行 著 本の雑誌社 ある日の深夜、筆者は酔った勢いでサハラマラソンに応募してしまいます。翌朝、後悔にさいなまれる筆者に主催者からの快諾メールが届きました。人生初のフルマラソンはまさかの砂漠。周りは世界のマラソンを走りつくした猛者ばかり?果たして筆者の運命はいかに。他3編を含め、辺境作家らしいエッセイがつまった一冊です。
プラスマンとカズカズせいじん<外部リンク> みやにしたつや 作・絵
坪田耕三 監修
学研教育出版 砂場で子どもたちが遊んでいると突然、砂の中からカズカズせいじんとプラスマンが現れ、子どもたちに次々と数に関する問題を出します。動物や植物を使った楽しい絵とストーリーで、1から10までの数とゼロを学べる算数絵本です。
2014年(平成26年)9月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
BOTTLIUM<外部リンク>手のひらサイズの小さな水槽。 田畑哲生 著 成山堂書店 ボトリウムとは、身近にあるガラスの食器や花瓶を利用して作られた手のひらサイズの水槽のことで、週に一度の水替えで魚や貝類を飼うことができます。飼える魚の種類、水草や流木を使ったレイアウト、長く楽しむためのお手入れの方法などが詳しく紹介されています。あなただけの小さな水族館を作ってみませんか。
ヘリコプターのぷるたくん<外部リンク> 鎌田歩 作 小学館 早く活躍したいとわくわくする新型レスキューヘリコプターのぷるたくんに、出動の連絡がありました。ドクターヘリコプターや消防ヘリコプターと一緒に出動したぷるたくんでしたが……。応援しながら繰り返し読みたくなる、のりもの絵本です。
2014年(平成26年)9月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
古都のドラマを訪ねて 京都・奈良<外部リンク> 中島克幸 著 文芸社 学生時代から京都・奈良に慣れ親しんだ歴史好きの著者が、これまでに訪れた神社、仏閣、名所旧跡について、歴史を絡めてつづったエッセイです。関連する人物や事柄の解説、目的地までの交通手段も掲載されているので、本書を参考に古都の魅力を探しに出掛けてみませんか。
古くて新しい椅子<外部リンク>
イタリアの家具のしゅうりの話
中嶋浩郎 文
パオラ・ボルドリーニ 絵
福音館書店 マルコがお父さんからもらった机と椅子は、ひいおじいさんの頃から家にあり、傷だらけで足はガタガタ、塗装もはげています。修理をするのは、フィレンツェの下町に住む職人、パオラさんたち。さて、ボロボロの机と椅子はどうなったでしょうか。描かれた職人技も魅力の一冊です。
2014年(平成26年)8月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
知の巨人<外部リンク>
荻生徂徠(おぎゅうそらい)伝
佐藤雅美 著 KADOKAWA 父親の江戸追放により、田舎暮らしを余儀なくされた少年時代。しかし荻生徂徠は苦労を重ねながら勉学に励み、ついには江戸に出て、当時の学問の主流であった儒学に新風を巻き起こします。徳川吉宗に「天下国家を治める道」を説いた思想家・荻生徂徠の生涯を描いた歴史長編小説です。
うまれたよ、ペットントン<外部リンク> 服部千春 作
村上康成 絵
岩崎書店 タクヤは、何かペットを飼いたくて仕方ありません。でも、お母さんは、弟が1歳なのでペットを飼うのは無理だと言います。そんな時、タクヤはペットショップのおじさんからタマゴをもらいます。ペットントンと名付けたタマゴから生まれてきたのは、カイジュウの赤ちゃんでした。兄弟や家族の温かさを描いた傑作童話です。
2014年(平成26年)8月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
七つの顔の漱石<外部リンク> 出久根達郎 著 晶文社 文豪・夏目漱石にはさまざまな顔がありました。作家のほかに、教師という顔はよく知られていますが、意外なところでは、スポーツマンの顔もありました。数ある漱石論には書かれていない、興味深い漱石の側面が紹介されています。漱石の大ファンである著者が書いたマニア好みの一冊です。
少年口伝隊一九四五<外部リンク> 井上ひさし 著
ヒラノトシユキ 絵
講談社 1945年8月6日の朝、広島に原爆が投下されました。紙も輪転機も焼失し、発行できない新聞に代わり、ニュースを伝えて歩く「口伝隊」の少年たちがいました。家族を失った国民学校6年生の彼らは、原爆で壊滅した広島での放射能や台風の中で、懸命に生きようとします。
2014年(平成26年)7月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
KYOTO図書館紀行<外部リンク> 玄光社 京都には個性的な図書館があり、その中の24館が厳選され、紹介されています。京都を深く知りたい人や伝統文化に触れてみたい人は、まず図書館で情報を集めてみてはどうでしょう。一度図書館に足を踏み入れてみれば、その奥深さに魅了されることでしょう。
京の”今”と”昔”が発見できる一冊です。
富士山うたごよみ<外部リンク> 俵万智 短歌・文
U.G.サトー 絵
福音館書店 「サラダ記念日」でベストセラーとなった歌人が、U.G.サトー氏の描く富士山の絵に出合い、初めて子ども向けに短歌を選び書き下ろしました。気持ちを言葉にできた時、また絵を言葉でうたい上げた時、言葉は生きる力になります。短歌でつづった四季と富士の絵が、年齢を問わず楽しめる一冊です。
2014年(平成26年)7月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
からだにおいしい野菜の便利帳<外部リンク>
伝統野菜・全国名物マップ
高橋書店編集部 編 高橋書店 夏野菜のおいしい季節がやってきました。食卓で食べている野菜は、日本の各地で昔から作り続けられ、料理や食べ方も含め、代々受け継がれてきています。都道府県ごとに伝統野菜の魅力が細かく取り上げられ、新鮮な野菜を扱う現地販売所なども参考になります。
2014年(平成26年)6月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
医療事故の法律相談Q&A<外部リンク> 上田智司 著 法学書院 治療に不満があるが医者が聞いてくれない、そんな時はどうすれば良いのでしょう。「医療の問題か法律の問題か」、「周りに相談できる人がいない」、そんな人のための法律書です。この本は、まず何をすべきかという最初の一歩を分かりやすく示しています。いざという時に慌てないためにも、おすすめの一冊です。
そこから逃げだす魔法のことば<外部リンク> 岡田淳 作
田中六大 絵
偕成社 ぼくの家の近くにひとりで暮らしているおじいちゃんは、面白い話をたくさんしてくれます。こたつに入っていると出てくるネコタツばあさんの話や一寸法師になってかわいいお姫様と出会った話、安全ピンのセールスマンだった時に海賊に捕まった話、助けたカラスが恩返しをしてくれた話などなど。ぼくだけに教えてくれた6つの不思議なお話です。
2014年(平成26年)6月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
暮らしのヒント集 2<外部リンク> 松浦弥太郎 著 暮しの手帖社 「仕事の悩みが同僚の一言で吹っ切れた」そんな経験はありませんか。この本は、「こんな時、どうすべきだろう」という困り事を解決するための“誰かの知恵”を集めています。心豊かな楽しい毎日を過ごせるように、一日一つの知恵を借りてみませんか。
雨がしくしく、ふった日は<外部リンク> 森絵都 作
たかおゆうこ 絵
講談社 雨が降るたび、誰かが「しくしく」泣いているように聞こえ、じっとしていられないクマのマーくん。鳴き声の主を探しに行ったマーくんが出会ったのは、みんなと色が違うアジサイ、カタツムリにばかにされたナメクジ、縄跳びが苦手なレイちゃんたちです。泣いている訳を知ったマーくんは、みんなが笑顔になるように頑張ります。
2014年(平成26年)5月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
地球ウォッチング<外部リンク>
地球の成り立ち 見て歩き
古儀君男 著 新日本出版社 世界24カ所を地質学の視点で旅した著者が、地球の成り立ちや歴史を紹介しています。プレート移動や火山活動がもたらす名景・奇景、隕石や氷河などによって作られた景色などを、著者が体験した各地の文化や人々との出会いを交えてつづった紀行です。
こどもたちへ<外部リンク>
まどさんからの手紙
まど・みちお 文
ささめやゆき 絵
講談社 童謡「ぞうさん」など、数多くの詩で知られるまど・みちおさんが、故郷である山口県の徳山小学校の子どもたちに、84歳の時に送った手紙の全文に絵を添えた本です。まどさんの詩のようなこの手紙は、すべての子どもたちへの励ましのメッセージのようです。
2014年(平成26年)5月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
変り兜<外部リンク> 橋本麻里 著 新潮社 戦国武将たちが戦場で敵を威嚇し、味方を鼓舞するために遠くからでも目立つ鎧兜を身に着けていたのは、絵画やドラマ等で見て知っている人も多いことでしょう。この本ではユニークな兜をデザインで系統分けをしてカラー写真で紹介しています。戦国武将たちのクールでおしゃれな世界をのぞいてみませんか。
鳥のくちばし図鑑<外部リンク> 国松俊英 文
水谷高英 絵
岩崎書店 長かったり短かったり、平たかったり太かったり……いろいろな形があるくちばしは、それぞれの鳥が食べ物を捕るためや人間の手のようにさまざまな仕事をするために、進化の中で便利な形に変化してきました。身近な鳥から世界の珍しいくちばしを持つ鳥まで、さまざまな鳥のくちばしとその役割を紹介する一冊です。
2014年(平成26年)4月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
ぼくのともだち<外部リンク> ジョンソン祥子 著 新潮社 ミシガン州に住む日本人とアメリカ人の夫婦。そして柴犬マル。この一家に赤ちゃんがやってきました。赤ちゃんと柴犬、言葉を交わさなくとも通じ合う、やわらかな空気が感じられる写真集です。著者のカメラを通して、赤ちゃんと柴犬マルの表情、しぐさに物語を読む思いです。
クシャラひめ 新装版<外部リンク> やなせたかし 作・絵 フレーベル館 鼻が低いことがコンプレックスのクシャラ姫は、いつも自分で作ったとんがり鼻を付けていて、皆は「くすん」と忍び笑い。人に会うのが嫌になったクシャラ姫は、森でおそろしい竜に出会います。クシャラ姫が、竜の涙をふいてあげると、そこには王子様が……。女の子にエールを送る、やなせ流お姫さま物語です。
2014年(平成26年)4月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
遥かなる未踏峰 <外部リンク><外部リンク> ジェフリー・アーチャー 著 新潮社 「なぜ山に登るのか」と尋ねられ、「そこに山があるからだ」と答えたという名言は、登山が好きな人でなくても聞いたことがあるのではないでしょうか。この小説は、その言葉の主、英国人登山家ジョージ・リー・マロリーを主人公に描かれています。スリルに満ちたスピード感あふれる筆致に息をのみます。
負けないパティシエガール<外部リンク> ジョーン・バウアー 著
灰島かり 訳
小学館 パティシエガールを目指す主人公フォスターは、カップケーキ作りの天才です。彼女は読み書きに問題を抱えていますが、困難に負けず頑張ります。ママと二人で家を出て新しい人生を送ることからお話は始まります。アメリカ図書館協議会のシュナイダー賞受賞作品です。
2014年(平成26年)3月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
思わず話したくなるロゴの秘密<外部リンク> 高橋書店編集部 編 高橋書店 普段は何気なく目にしている商品のパッケージや看板に描かれている会社のロゴマーク。そこに隠された秘密とは。どのロゴにも企業の思いやメッセージが隠されていて、企業の歴史や歴代のロゴの変遷も知ることができます。ロゴを探すのが楽しくなり、思わず秘密を話したくなる一冊です。
しあわせなワニくん かんちがいレストラン<外部リンク> 神沢利子 作
はたこうしろう 絵
ポプラ社 ワニくんはモモコさんからデートを断られて、がっかり。そこで、気晴らしに出掛けたところ、なぜか見知らぬおばあさんにレストランへ連れて行かれます。おばあさんは人違いをしているようで、最初は困っていたワニくんもおばあさんの話を聞くうちに、楽しい気分になっていきます。最後に、おばあさんは誰なのか、意外なことが分かります……。
2014年(平成26年)3月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
イーハトーブ・ガーデン<外部リンク> 赤田秀子 文・写真 コールサック社 文学と植物というテーマは実に深く、その融合ともいえる宮沢賢治文学は、自然への共感と敬意があって成り立っていると思われます。奇麗な写真と共に宮沢賢治作品の一部が抜粋され、視点を変えて作品を味わえる一冊です。
おひなまつりのちらしずし<外部リンク> 平野恵理子 作 福音館書店 いつもひなまつりのちらしずしを楽しみにしているなおちゃん。今年は、お母さんと二人でちらしずしとお吸物を作ることになりました。ちらしずしとお吸物の作り方が、かわいらしい絵で分かりやすく書かれています。大人が読んでも作ってみたくなる楽しい絵本です。
2014年(平成26年)2月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
47都道府県・伝統調味料百科<外部リンク> 成瀬宇平 著 丸善出版 旅行に行った際、あるいは故郷に帰ったら食べる料理、いわゆるご当地グルメというものが各都道府県にはあります。慣れ親しんだ味の起源やそれぞれの地域の食習慣は、実に興味深いです。関西と関東や地方ごとの違い、各都道府県の人がよく使う調味料や味付けの特徴、そしてその背景について、分かりやすくまとめた一冊です。
14歳からの精神医学<外部リンク> 宮田雄吾 著 日本評論社 皆さんの周りに、びっくりするほど体型が変わってしまった子、あまり学校に来なくなってしまった子……そんな友達はいませんか。体が風邪を引くように、心の病気だってどんな人でも突然起こり得ること。自分に関係がないなんてことはありません。まずは知ることから始めませんか。
2014年(平成26年)2月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
日本一のクレーマー地帯で働く日本一の支配人<外部リンク> 三輪康子著 ダイヤモンド社 もし、理不尽な内容で突然怒鳴りつけられたらどうしますか。日本一クレームが多いと言われる歌舞伎町のホテルで、「歌舞伎町のジャンヌダルク」と呼ばれた支配人が応じた実際のクレームを基に、日常で生かせるようなちょっとした心遣いを紹介した本です。
雪と氷の大研究<外部リンク> 片平孝 著
神田健三 監修
PHP研究所 雪の中に生まれるモンスターって何か知っていますか。ちょうど雪が降る季節ですね。この本を読むと、どのように雪ができているのかなど、雪や氷についてたくさんのことが分かります。面白いことがいっぱい書いてあるので、ぜひみんなに教えてあげましょう。
2014年(平成26年)1月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
京都本屋さん紀行<外部リンク> 玄光社 京都にある個性的な書店・古書店23件を厳選して紹介しています。京町屋を利用したり、畳敷きの8畳間だったり、それぞれの書店は本はもちろんのこと、特徴的な趣向を凝らした空間を提供しています。それぞれの書店おすすめの本も紹介されているため、お気に入りの本にめぐり会えるかもしれません。
チャーリー・ジョー・ジャクソンの本がキライなきみのための本<外部リンク> トミー・グリーンウォルド 作
元井夏彦 訳
フレーベル館 チャーリーは本を読むことが大嫌い。本を読まないために、友だちにあらすじを教えてもらうなど、あの手この手で本を読まずにすむようにと努力します。チャーリーの考えた、読書をしないための25の裏ワザも紹介されている学園ストーリーです。
2014年(平成26年)1月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
名馬は劇的に生きる<外部リンク> 松永郁子 著 講談社 名馬の中の名馬であるサラブレッドに対して、周囲の人たちは並々ならぬ愛情を注ぎ育てます。光り輝いた10頭のサラブレッドと生産者、オーナー調教師、調教助手、厩務員、騎手、獣医、そしてファン、馬を愛した人びとのドラマが描かれた一冊です。
この世でいちばんすばらしい馬<外部リンク> チェン・ジャンホン 作・絵
平岡敦 訳
徳間書店 絵師ハン・ガンの描く馬の絵は本物よりも素晴らしく、絵から飛び出て動き出すとうわさになっていました。それを聞きつけた武将が、戦のために気性の激しい勇敢で力の強い馬の絵を描いて欲しいと頼みますが……。実在する中国の絵から着想を得た迫力のある絵本です
2013年(平成25年)12月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
古代遺跡の七不思議<外部リンク> ニュートンプレス 紀元前2世紀にギリシアのフィロンが選んだ七不思議とサイエンス雑誌のニュートンが選ぶ世界の新・七不思議を、写真とイラストで美しく紹介しています。それらはなんのために、どのようにして作られたのか、謎に迫ります。番外編ではアトランティスとムー大陸の伝説も検証。ロマンあふれる古代世界へ誘う一冊です
ばばばあちゃんのクリスマスかざり<外部リンク> さとうわきこ 作 福音館書店 今日はクリスマス。ばばばあちゃんは子どもたちと一緒にクリスマス飾りを作ります。発泡スチロールの箱や板を切り抜いて、針金や木の枝も使って……。子どもたちに人気がある「ばばばあちゃん」シリーズのアイデアが光る楽しい工作絵本です。
2013年(平成25年)12月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
京暮し<外部リンク> 大村しげ 著 暮しの手帖社 ―京おんなはコトコト、コトコトとものをたくのが好きである―「うずら豆」
こまごました手仕事だからこその楽しさ、工夫。便利になった生活の中では、もうあまりすることがなくなってしまったことが、新鮮に感じられます。時節に合った献立、暮らしの知恵が、京言葉でつづられた一冊です。
カフェ・デ・キリコ<外部リンク> 佐藤まどか 著 講談社 中学2年生の霧子は、母と共に父の故郷ミラノへ移住し、祖父のギャラリー・カフェを継ぐことに。そしてさまざまな人たちとの交流の中で、異国暮らしの難しさと思いがけない優しさに触れ……。家族の絆の物語です。
2013年(平成25年)11月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
演じてみようつくってみよう紙芝居<外部リンク> 長野ヒデ子 著
やべみつのり 著
石風社 紙芝居は、日本で生まれた日本独特の文化です。絵と文が同じページに書かれている絵本とは違い、演じる側と見る側が向かい合う対面芸術と言っても良いでしょう。子育てから近年では高齢者サービスまで、紙芝居は大活躍しています。まずは、その表現の奥深さに触れ、手作り紙芝居を作ってみませんか。
なぞの火災報知器事件<外部リンク> ドリー・ヒルスタッド・バトラー 作
もりうちすみこ 訳
国土社 バディは、飼い主と一緒にいくつもの事件を解決してきた名探偵犬。今度はセラピー犬として小学校に通うことになりましたが、学校には幽霊が出るといううわさが…そして火事でもないのに突然火災報知器が鳴り出します。名探偵犬バディのシリーズ第4作です。
2013年(平成25年)11月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
超訳枕草子<外部リンク>
~王朝ガールズトーク×イラストエッセイ~
清少納言 著
森千章 訳・絵
中央公論新社 日本で初めて書かれた随筆「枕草子」をイラストレーターが超訳すると、とてもポップなコラム集になりました。平安時代に宮中に仕える地位にあった清少納言のハイセンスな表現で紡ぎ出された作品は、原文を読み返してみても、現代に通じるものを感じます。
今昔ものがたり<外部リンク> 杉浦明平 作 岩波書店 「今はむかし」で始まる、平安時代の人びとの生活と心をいきいきと伝える古典『今昔物語集』から不思議で面白い39話が入っています。大きな鼻の和尚さんの話、命知らずの武士の話など、『源氏物語』や『枕草子』とは違った庶民の風習・信仰などに触れることができます。
2013年(平成25年)10月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
晴れたり曇ったり<外部リンク> 川上弘美 著 講談社 "数々の文学賞を受賞している著者の日常は、ごく普通の毎日です。でも、その何げない生活の中で、著者の物事にむけるまなざしは実にユーモラスな感性にあふれています。また好きな本のことをつづった個所では、著者は優れた読み手でもあることを実感します。くすりと笑わせる面白さとしみじみ感じ入る示唆の両方を併せ持つ不思議な一冊です。 "
どこかいきのバス<外部リンク> 井上よう子 作
くすはら順子 絵
文研出版 僕はある日、お母さんと大げんかをして、家を飛び出した。知らない道を走って走って…すると僕の前に<どこか>行きのバスが止まっていた。このバス、なんかへんだぞ。しゃべったり、せんすいていになったり…不思議なバスとの楽しい家出が始まります。
2013年(平成25年)10月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
雲の名前、空のふしぎ<外部リンク>
~天気の観察図鑑
武田康男 文・写真 PHP研究所 日本人の自然へのまなざしの深さは、雲の名前を始めとして空の表情を表した言葉の豊かさにしみじみと感じます。この本は、美しい空の写真とともに、その現象がどのように起こるのかを解説しています。雲の名前、空の名前を知ることによって、空を見上げる時、古人の感性がどんなにとぎすまされていたかを思うことでしょう。
スプーンおばさんのお料理絵本~料理編~<外部リンク> アルフ・プリョイセン 原作
田中史子・
株田馨 文
学研 スポーツに読書、いろいろな秋がありますが…秋といえば食欲の秋。皆の大好きなスプーンおばさんのお話に、お料理のレシピが付いた絵本です。お父さんやお母さん、お兄ちゃん、お姉ちゃん…皆と一緒にお話を読んでお料理してみませんか。
2013年(平成25年)9月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
週刊絵巻で楽しむ源氏物語五十四帖 1<外部リンク>2<外部リンク>3<外部リンク>4<外部リンク>5<外部リンク>6<外部リンク> 秋山虔 監修 朝日新聞出版 源氏物語に描かれる世界は複雑ですが、人間関係や言葉の辞典も組み込まれ、美しい絵巻と共にたのしく読み進めることができます。物語の誕生した平安の時代をいろいろな角度からひも解きながら、源氏物語の世界をのぞいてみてはいかがでしょうか。
憧れの画家たち10代の絵 ~人物・静物・イメージを描く~<外部リンク> 向山洋一 鑑賞指導
溝端久輝子 鑑賞指導
草薙奈津子 監修
金の星社 明治初期から現代までの日本の画家達の10代らしいのびのびとしたタッチであるが、後の画風がうかがえる絵や10代で描かれたとは思えない絵等、さまざまな作品を楽しむことができます。「憧れの画家たち10代の絵~自画像・風景・いきものを描く~<外部リンク>」もあります。
2013年(平成25年)9月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
蒸気機関車百景<外部リンク> 藤田弘基 著 平凡社 最近では、あまり見かけなくなった蒸気機関車。モクモクと煙を上げ走りゆくその重厚な姿は、見た人誰しもが目に焼き付けられることと思います。蒸気機関車が駆け抜けた昭和の時代を、日本の風景と共につづった写真集です。あの日、旅先で出会った風景に出会えるかもしれません。
つるつるしわしわ<外部リンク> バベット・コール 作
かねはらみずひと 訳
ほるぷ出版 おじいちゃんもおばあちゃんもつるつるでしわしわ、でも赤ちゃんの時だってつるつるのしわしわ。そしておじいちゃんとおばあちゃんは今までのハラハラドキドキでいっぱいのお話をしてくれました。年を取るということについて、温かく、ユーモアたっぷりに描いた絵本です。
2013年(平成25年)8月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
空海さんに聞いてみよう。<外部リンク> 白川密成 著 徳間書店 「人はなぜ生きているのでしょうか-ごはんを食べているからです」「人を送るとき何を贈りましたか-言葉を贈りました」弘法大師こと空海さんの残したやりとりの中から、普段の生活でも気軽にヒントにできそうな言葉を集め、著者なりの解釈と現代に置き換えるならこんなことをしてみようという提案を添えて紹介しています。
わんぱくだんのまほうのじゅうたん<外部リンク> ゆきのゆみこ・
上野与志 作
末崎茂樹 絵
ひさかたチャイルド 物置小屋で古ぼけたじゅうたんを発見した、わんぱくだんのけん、ひろしくみ。呪文を唱えてみたら、ふわりとじゅうたんが浮かび上がった。さぁ、魔法の国へしゅっぱーつ。人気の絵本わんぱくだんシリーズ第18弾です。
2013年(平成25年)8月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
100均フリーダム<外部リンク> 内海慶一 著 ビー・エヌ・エヌ新社 ちょっとした買い物に便利な100円均一ショップですが、必要な物以外に目を奪われたことはありませんか。日常的に売れていく品の陰にひっそりと存在する、必要性が分からない物、そもそも何か分からない物、なぜそうなったか問いたくなる物…。そんな思わず首をかしげてしまう、けれどなぜか笑える不思議グッズがたくさん見つかる一冊です。
とっておきの標語<外部リンク> 村上しいこ 作
市居みか 絵
PHP研究所 学校の宿題で、けんかをした友達が仲直りしたくなるような「標語」を考えることになりました。でも、いくら考えてもぴったりの標語ができません。家では、お父さんとお母さんもけんかをしているみたいで…。心が暖かくなる標語を考えられたでしょうか。
2013年(平成25年)7月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
続・農家が教える発酵食の知恵<外部リンク> 農文協 編 農山漁村文化協会 酵母、乳酸菌、こうじなどの発酵食は、食べ物の貯蔵方法として発達し、今も日常の食事に欠かせないものです。塩こうじ料理のレシピの他、全国各地の乳酸発酵漬物や簡単こうじ作りも収録された、家庭でも発酵食品を作る時に参考になる一冊です。
はりねずみのルーチカ<外部リンク> かんのゆうこ 作
北見葉胡 絵
講談社 不思議な国フェリエには、心優しいハリネズミのルーチカなどたくさんの生き物が住んでいます。ある日ルーチカはジャム作りの材料を探しに森へ出掛けます。そこで、美しい音色の笛を吹く少年やちょっぴり意地悪な小鬼と出会い仲良くなります。どんな個性の生き物でも温かく受け入れる、不思議な国の優しい生き物たちの友情物語です。
2013年(平成25年)7月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
山の単語帳<外部リンク> 田部井淳子 著
栗田貞多男 写真
世界文化社 日本の山の自然、気象、動植物、登山行為、施設、道具といった言葉を多数取り上げた山の小辞典です。単語に関連した美しい山の写真が多数使われています。読んでいると、実際に自分の足で山に行きたくなる本です。山に詳しい人でも新たな発見があるかもしれません。わくわくさせてくれる1冊です。
たなばたまつり<外部リンク> 松成真理子 作 講談社 たなばたを前に、町の人達は広場の笹に願い事を書いています。願い事を書いた短冊は、日に日に増えて笹もにぎやかになっていきます。そして、皆が寝静まった「たなばたまつり」の夜、短冊を離れたたくさんの願いの言葉たちは空へと昇っていきます。たなばたまつり前のほほえましい街の様子を描いた、美しくて心温まるお話です。
2013年(平成25年)6月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
わたしのままでママをやる<外部リンク> よしもとばなな 他著 WAVE出版 前半はよしもとばななさんと精神科医斎藤学さんとの対談。創作過程の話から、子育て、家庭関係、コミュニティ、性差についてと展開しています。そして、後半は内田春菊さん、中村うさぎさん、倉田真由美さんと斎藤学さんによる講演をまとめたもの。家庭内暴力や依存症等、今日の日本が抱える問題があぶり出されています。
平和・環境・歴史を考える 国境の本2 日本の国境<外部リンク> 池上彰 監修 岩崎書店 竹島や尖閣諸島、北方領土等、日本の国土をめぐる問題は、最近大きな関心を集めています。どうして島を取り合うのか、どんな歴史があって、自分の国の領土だと主張しているのか。これからますます激化するであろう領土問題を、子どもたちに分かりやすく解説しています。
2013年(平成25年)6月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
図説英国ティーカップの歴史<外部リンク> Cha Tea紅茶教室 著 河出書房新社 17世紀後半のスチュアート朝に始まる英国の紅茶文化。ウェッジウッド、ミントン、フォートナム&メイソン…。世界の人々から愛される紅茶とティーカップの歴史をたどります。アフタヌーンティの始まりや紅茶占いなどの興味深いコラムの他、美しい数々のティーカップを写真とともに楽しめる、紅茶で読み解くイギリス史です。
雨ふりマウス<外部リンク> 竹下文子 文
植田真 絵
アリス館 ある日ミキトが家に帰ると、薄緑の服を着た女の人がいました。でも、その人は、なぜかお母さんには見えていないみたい。それからというもの、雨の日や雨の降りそうな時、ミキトの周りでは不思議なことがたくさん起こります。でも、それはミキトにしか見えていない、本当に本当に不思議な出来事。
2013年(平成25年)5月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
世界の美しい鳥<外部リンク> 上田恵介 監修 パイインターナショナル フウチョウ・インコ・ハチドリ・カワセミ…。ページをめくるごとに現れる、色とりどりのかわいい鳥たち。思わず触ってみたくなります。世界にはなぜ自然にこんなにも美しい羽根で覆われた鳥がいるのでしょう。心が柔らかく癒される写真集です。
あんちゃん<外部リンク> 高部晴市 作 童心社 おいらのあんちゃんは、体はでかいし、力持ち、ちょっと足は遅いけれどもソフトボールチームのファーストで4番なんだ。でも、あんちゃんの目はだんだん悪くなって、しまいには見えなくなっちゃうんだって。病気の子どもをモデルに描いた、勇気をくれる実話です。
2013年(平成25年)5月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
天地明察<外部リンク> 冲方丁 著 角川書店 江戸時代、囲碁の名手・安井算哲、またの名を渋川春海が生涯をかけ改暦に挑む物語。碁打ちの職を持ちながらも、和算・天文への興味を最後まで貫き通した彼の生き方に心を打たれます。何度挫折しても挑戦し続ける精神は、現代にも通じるものがあるでしょう。
ワニぼうのこいのぼり<外部リンク> 内田麟太郎 文
高畠純 絵
文溪堂 ワニぼうのためにお父さんはこいのぼりを買ってきました。風にゆらゆらと気持ちよさそうなこいのぼりがうらやましくなったお父さんも「ワニのぼり」になってみました。それを見たワニぼうも一緒にワニのぼりになりました。こどもの日にぴったりのゆかいなお話です。
2013年(平成25年)4月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
日本で最も美しい村<外部リンク> ハースト婦人画報社 今や数少なくなった日本の伝統的なまち並みや原風景といえる田畑に囲まれた美しい里山44町村を紹介した本です。便利で活気のある都会の暮らしを満喫している人でも、美しい村の風景に心のふるさとを見る思いでページをめくることでしょう。
あててえなせんせい<外部リンク> 木戸内福美 文
長谷川知子 絵
あかね書房 よしみは小学校1年生。学校の国語の授業で失敗して、泣きながら走って家に帰ると、大好きなお母さんが迎えてくれて…。家族や友達の優しさがたくさん詰まった絵本です。
2013年(平成25年)4月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
快楽としてのミステリー<外部リンク> 丸谷才一 著 筑摩書房 昨年亡くなった芥川賞作家で、優れた評論家でもある丸谷才一氏。丸谷氏がこよなく愛した探偵小説が、独自の鋭い感覚で紹介されています。海外ものではポー、ドイル、クリスティ、チャンドラーなど、国内では松本清張から大沢在昌までと幅広く、他のミステリーも読みたくなってきます。読書の楽しみを広げてくれる一冊です。
みてよぴかぴかランドセル<外部リンク> あまんきみこ 文
西巻茅子 絵
福音館書店 赤いランドセルを買ってもらったかこちゃんは、きつねのこ、うさぎのこに見せました。二人とも「いいなあ」と言うので、かこちゃんはランドセルを背負わせてあげました。そこへ、ねずみのこがやってきて……。ランドセルを背負って、わくわくどきどきの子どもたちに読んであげたい絵本です。
2013年(平成25年)3月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
世界のタワー<外部リンク> パイ・インターナショナル 海外で使われるタワーの定義は、超高層ビルをも含めたもので、必ずしも電波塔や展望塔を意味しません。世界にはスカイツリーより高いタワーやデザイン性の優れたタワー、何千年もの歴史を眺めてきたタワーもあり、それらの国内17塔、海外87塔を収めた写真集です。空高くそびえ立つタワーは、いつの時代も人々の心を掴んで離すことはありません。
1年生からひとりでお弁当を作ろう<外部リンク> 坂本廣子 著
竹下和男 監修
共同通信社 包丁や火の使い方などの基礎知識から、揚げ物や卵を使ったおかずの作り方まで、写真を使って丁寧に説明されています。焼き豚やかき揚げなど、ちょっと難しそうな料理も紹介されていますが、ひとりでお弁当を完成することができたら、とても楽しいと思う一冊です。あなたも料理にチャレンジしてみませんか。
2013年(平成25年)3月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
摘み菜がごちそう<外部リンク> 平谷けいこ 著
京谷寛 写真
山と渓谷社 なずなのピザやイタドリの煮物、ツユクサで作ったナムルに、ひすい色のわらびもち…ただの雑草かと思っていた四季折々の野草が食卓を彩る一品に早変わり。道端に咲く何気ない草にも目が留まります。陽射しが明るくなって春めいてくるこれからの季節にお薦めの本です。
みにくいおひめさま<外部リンク> フィリス・マッギンリー 作
まさきるりこ 訳
瑞雲社 昔ある国に、何不自由無く幸せに暮らす一人っ子のお姫様がいました。しかし、ただひとつ足りないものがありました。それを満たすため、お姫様は、5人の娘がいる小さな家に預けられます。慣れない生活に泣いていたお姫様でしたが…お姫様の変わっていく様子に心が温まる一冊です。
2013年(平成25年)2月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
自殺者三万人を救え!<外部リンク> 望月昭 他著 NHK出版 日本の年間自殺者数は3万人以上。これは交通事故の約6倍で1日90人が亡くなる計算です。 これほど身近な問題である自殺は、その多くが解決可能な社会的要因によって起こるものです。「死にたい」には理由があります。この本はそんな自殺の現状についてさまざまな方向から考えた一冊です。あなたのちょっとした寄り添いが誰かの救いになるかもしれません。
3万冊の本を救った アリーヤさんの大作戦<外部リンク> マーク・アラン・スタマティー 作
徳永里砂 訳
国書刊行会 実在の人、イラクの図書館司書アリーヤさんが、本当に行った伝説的な活躍について書かれた本です。 皆の思い描くスーパーヒーローとはちょっと違うけれど、アリーヤさんは空を飛べなくても、3万冊もの本を戦争による危険から助け出しました。一体、どんなお話だったのでしょうか。
2013年(平成25年)2月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
日本の動物法<外部リンク> 青木人志 著 東京大学出版会 日本の法律では、他人のペットを殺傷すると「器物損壊罪」が適用されます。この言い方に違和感を抱く人は多いはずです。なぜ、そう規定されているのかご存じですか。法律は堅苦しいイメージもありますが、知ってみると意外と分かりやすいものです。あなたの周りにいる動物に関する法律について、ちょっとのぞいてみませんか。
ピトゥスの動物園<外部リンク> サバスティア・スリバス 著
宇野和美 訳
スギヤマカナヨ 絵
あすなろ書房 大切な友達、ピトゥスのために動物園を作ろうと、スペインのバルセロナで5人の男の子たちが立ち上がりました。大変な病気を治すために、たくさんのお金が必要なピトゥス。やがて5人の計画は、町の子どもたちやたくさんの大人を巻き込んで、町を挙げての一大イベントに。
2013年(平成25年)1月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
本棚の本<外部リンク> アレックス・ジョンソン 編著 グラフィック社 図書館や書店、本好きの人にとって必要不可欠な本棚を紹介した本です。本を綺麗に整頓するだけではなく、インテリアとしても活躍してくれます。 本棚のデザインはどこまで斬新にできるのでしょうか。世界の優れたデザインの本棚を集めた一冊です。
まいごのワンちゃん あずかってます<外部リンク> アダム・ストーワー 作
ふしみみさを 訳
小学館 ある気持ちのいい朝、リリーは庭にとびきり素敵なものを見つけました。大きくて、茶色くて、もこもこしたもの。それは、ずいぶんと大きな迷子の「ワンちゃん」でした。犬が欲しかったリリーは大喜びで一緒に遊び、家の中に連れて行きますが…。
2013年(平成25年)1月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
毒蛇<外部リンク>
続 毒蛇<外部リンク>
小林照幸 著 TBSブリタニカ 沖縄や奄美大島に生息し、世界でも有数の強い毒を持つハブ。現在でも、咬(か)まれる人は年間100人を超え、適切な治療を行わないと命にかかわる場合もある恐ろしい蛇です。 ハブ咬症(こうしょう)の治療に必要な血清や予防接種ワクチンの開発に尽力した沢井芳男教授の姿を描いた迫真のノンフィクションです。
へびのしっぽ<外部リンク> 二宮由紀子 作
荒井良二 絵
草土文化 へびのしっぽはいつだって一番後ろ。頭と違って誰もしっぽのことなんて気に掛けてくれません。そこで出会った人たちに「ともだちになってください」と声を掛けるのですが、その度に引きずられていってしまうので、うまくお話ができません。そこでへびのしっぽが考えたことは…。
2012年(平成24年)12月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
快楽としての読書 海外篇<外部リンク> 丸谷才一 著 筑摩書房 1964~2001年に書かれた書評の中から「海外篇」として116篇を収録。どれもこれも読みたくなる世界文学の傑作ぞろい。同時に各作品のエッセンスも知ることができる刺激的かつ魅惑の読書案内で、知性とユーモアにあふれた文章は、これからも私たちを読書の喜びへと誘います。また、「日本篇<外部リンク>」もあります。
もりはおおさわぎ<外部リンク> ビーゲン・セン 作
中井亜佐子 絵
絵本塾出版 ママと妹のマミちゃんと森に出かけたコウタくん。ママが「マミちゃんをみていてね」と友だちの家に行ってしまうと、マミちゃんが大声で泣き出したから、さあ大変。駆け付けた動物たちもマミちゃんをあやします。マミちゃんを笑顔にできたでしょうか。
2012年(平成24年)12月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
名作英文学を読み直す<外部リンク> 山本史郎 著 講談社 「赤毛のアン」は少女小説、「ロビンソン・クルーソー」は冒険小説と思い込んでいませんか。意外な意味がたくさん隠されている名作英文学の奥深さ。日本の読者に作家の意図をどう伝えるか、翻訳の難しさも興味深く解き明かします。豊穣な英文学の世界へ案内する一冊です。
児童文学キッチン<外部リンク>
 お菓子と味わう、おいしいブックガイド
小林深雪 文
福田里香 料理
講談社 「クマのプーさん」のバースデーケーキ、「若草物語」のジョーが失敗したいちごのデザート、「長くつ下のピッピ」のハート型クッキー…。児童文学の名作に登場する素敵なお菓子が、作品の紹介、お菓子のレシピと一緒に掲載されています。
2012年(平成24年)11月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
立体折り紙アート 京都・奈良の旅<外部リンク> 茶谷正洋・中沢圭子 著 JTBパブリッシング 京都・奈良の神社・仏閣などの観光名所の建築物や仏像などを1枚のケント紙を切り、折ることで作る立体折り紙アート30点の型図と簡単な名所案内が紹介されています。 宇治からは平等院・宇治上神社が紹介されています。インテリアやメッセージカードとして楽しみながら作ってみませんか。
日本はじめて図鑑<外部リンク>
身近な「もの」のはじまりがわかる
田中裕二 監修 ポプラ社 皆さんが大好きなチョコレートやスパゲティ、学校で使っている鉛筆やリコーダーなど、身近なものが日本でいつ、どうやって誕生したのか、7つのテーマに分けて紹介されています。当時の資料や写真、イラストがたくさん使われていて、読んでいるとタイムスリップした気分になる一冊です。
2012年(平成24年)11月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
しょうゆの不思議<外部リンク> 日本醤油協会 日本醤油協会 日本の食卓に欠かせない調味料、しょうゆ。煮物・吸物・焼き物・蒸し物・和え物などの料理やたれ・ドレッシングなどのベースまたは直接料理につけたりかけたり、さまざまな方法で使用されています。 この本では、しょうゆの種類から歴史・栄養・健康にまつわることや豆知識などを96のQ&Aを通して知ることができます。
食育なるほどサイエンス 野菜ふしぎ図鑑 1<外部リンク>2<外部リンク> 稲垣栄洋 著 健学社 「タマネギを切るとどうして涙が出るの」「スイカのシマシマ模様は何のため」など、野菜の身近な疑問について写真とイラストで分かりやすく解説されています。野菜クイズやおいしく食べる方法なども書いてあり、野菜の意外とすごいパワーについてたくさん紹介されています。
2012年(平成24年)10月15日号
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エアコンのいらない家<外部リンク> 山田浩幸 著 エクスナレッジ エアコンを使わない暮らし、エアコン要らずの住まいとは…。それは理想としてはあったと思いますが、東日本大震災以降、現実に切実に求めるところとなりました。夏は効率的に日差しを遮り、風を呼び込み、湿気を逃がす、エアコンが暮らしに登場する前の日本の住まいは、風土に根ざした知恵があふれていました。これからの住まい方にヒントをくれる一冊です。
リックとさまよえる幽霊たち<外部リンク> エヴァ・イボットソン
作 三辺律子 訳
偕成社 古いお城に住む幽霊一家は、幽霊らしくないかわいい男の子ハンフリーのことが気がかりながら、楽しく幸せに暮らしていました。しかしある日、お城がリゾート施設になることに。お城を追われた幽霊たちは、新しいすみかを求め旅に出ます。そんな幽霊たちに出会った少年リック。リックは幽霊の聖域を作るため、幽霊たちとともにイギリス首相に会いにロンドンへ旅立ちますが…。
2012年(平成24年)10月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
花森安治の仕事<外部リンク> 酒井寛 著 暮しの手帖社 今なお、不動の人気を誇る雑誌、「暮らしの手帖」の初代編集者が花森安治さんです。戦時中を経て、華美で無くても、衣食住を楽しく豊かにしたいと願う女性たちに、広く受け入れられました。戦中から戦後への花森氏自身の転換を通して、平和を愛する信念に貫かれた姿を伝える一冊です。雑誌の人気の謎が分かります。
竜退治の騎士になる方法<外部リンク> 岡田淳 作・絵 偕成社 放課後の教室に忘れ物を取りに行った優樹と僕。夜の教室にこっそり忍び込んだ僕らの前に現れたのは、なんと竜退治の騎士だった。やりたいことがいっぱいある僕と、やりたいことが何も見つからない優樹の目の前で、騎士は見えない竜と戦い出した。竜とは、騎士とは、そして僕らの運命は…。
2012年(平成24年)9月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
いますぐ使える家庭菜園・農園道具の便利帳<外部リンク> 原由紀子 著
原達昭 監修
大泉書店 家庭菜園をする人が増えていますが、この本は、家庭菜園・農園道具の選び方、基本的な使い方、具体的な作業を連続写真で分かりやすく解説しています。 「植える」「育てる」「道具を使う」とそれぞれのパートに分かれての説明があり、初心者向きの入門書として最適です。
いのちつぐ「みとりびと」1<外部リンク>2<外部リンク>3<外部リンク>4<外部リンク> 國森康弘 写真・文  農山漁村文化協会 生きている限り必ず訪れる「死」。家族や周りの人たちを看取るということは、次の世代の人が生き抜く力や愛情を受け継ぐ命のバトンリレーなのです。 このシリーズは、実際の看取りの現場を臨場感あふれる写真で描いています。生と死という非常に重いテーマに、正面から真剣に取り組んだシリーズです。
2012年(平成24年)9月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
名碗を観る<外部リンク> 林屋晴三、小堀宗実、千宗屋 著 世界文化社 茶道具として使われる茶碗には、名だたる茶人の手を経て不動の地位を得た名碗から、千利休以来の侘び数寄(わびすき)の美意識にかなったものまでさまざまです。姿・土・手取りの重さなどの観点から名碗たらしめる理由や茶道具としての背景を探りながら、名碗の本質に迫る一冊です。
うずらのボブのぼうけん<外部リンク> ソーントン・バージェス 作
塩谷太郎 訳
金の星社 口笛の名人のうずらのボブは、奥さんと一緒に牧場からみどりがはらに引っ越して巣を作ることにします。でもみどりがはらには、ボブや家族たちを狙うキツネやコヨーテなどの危険がいっぱい。ボブは、あの手この手で奥さんと15羽のひなたちを守っていきます。
2012年(平成24年)8月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
動物が幸せを感じるとき<外部リンク> テンプル・グランディン、キャサリン・ジョンソン 著
中尾ゆかり 訳
NHK出版 この本は「動物の通訳者」と呼ばれる著者が、動物行動学の観点から動物の幸せについて考えた一冊です。動物たちも人間が気づかないところでいろいろ考えています。この行動にはこんな訳があったのか。そんなことを考えながら、身近な動物を観察してみませんか。
ゆめのスカイツリー<外部リンク> 谷川俊太郎 文
accototo 絵
金の星社 逆立ちしたスカイツリー、夜になって寝ちゃったスカイツリー、スカイツリーを建てるありんこ、太平洋で立ち泳ぎするスカイツリー…。夢の中のさまざまなスカイツリーの様子が描かれています。読み手の想像の世界を広げ、読み進めていくことが楽しくなる絵本です。
2012年(平成24年)8月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
うつの世界にさよならする100冊の本<外部リンク> 寺田真理子 著 ソフトバンククリエイティブ 「うつ」というと重大な心の病気のイメージがありますが、苦しい事、理不尽な事で心が弱った状態は、多少は誰にでもあります。そんな時、ひと休みしてこの本を手にしてください。自身もうつであった著者が、ちょっとした提案や考え方を添えて100冊の本を紹介しています。
少年弁護士セオの事件簿 1<外部リンク> ジョン・グリシャム 作
石崎洋司 訳
岩崎書店 両親がともに弁護士である少年を主人公にしたシリーズです。全4巻で完結予定で、現在2巻まで出版されています。ジュニア向けの法廷ミステリーですが、アメリカの裁判制度についても分かりやすく書かれていて、法廷の手引書としても面白い本です。
2012年(平成24年)7月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
白の時間<外部リンク>
~名馬オグリキャップ 引退後二十年の日々~
内藤律子 写真 学研教育出版 2010年に急逝した、日本競馬史上最大のアイドル、ホース・オグリキャップ。 引退レースとなった有馬記念から始まり、北海道へ渡ってからの種牡馬を引退し、本当の余生を迎えてから死の直前までの姿を貴重な写真でつづった、一周忌追悼写真集です。
身近な木の実・植物の種<外部リンク>
図鑑&採集ガイド
多田多恵子 著 実業之日本社 サルスベリ、クチナシなど街中や自然の中で見られる木の実と植物の種について皆さんはどれくらい知っていますか。種は、風に飛ばされ、水に流され、動物に運ばれ、そして芽を出すものがあるそうです。木の実や植物の種について知識がたくさん得られる一冊です。
2012年(平成24年)7月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
屋久島発 うみがめのなみだ<外部リンク>
~その生態と環境
大牟田一美・熊澤英俊 著 海洋工学研究所出版部 NPO法人屋久島うみがめ館代表の大牟田さんが、屋久島のウミガメのことや、ウミガメを取り巻く環境を知ってもらい、何か行動を起こすために役立ててもらえばと思い発信された一冊です。ぜひ一度手にしてみてください。
ナショナルジオグラフィック 世界の国 イギリス<外部リンク> レイチェル・ビーン 著 ほるぷ出版 ロンドンオリンピックの開催国であるイギリスの産業や文化、歴史について、写真付きでわかりやすく書かれた一冊です。例えば、ロンドンには世界最大の観覧車「ロンドン・アイ」があるなど、イギリスを知る入門書としてお薦めです。
2012年(平成24年)6月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
京都洋館ウォッチング<外部リンク> 井上章一 著 新潮社 京都に生まれ育ち、現在も居を構える建築史家が鋭く、ときにイケズな視点で近現代建築50件余りを解説、案内します。築年順に建物を眺めれば、京都の近代化へ進むデザインの潮流を体感できることでしょう。見慣れた風景になっていた京都の街並みに、新たな魅力を発見しに出かけてみませんか。
おひさまやのおへんじシール<外部リンク> 茂市久美子 作
よしざわけいこ 絵
講談社 ある日、おばあさんは野原の畔で「おひさまや」という小さなお店を見つけました。ドアを開けると店番をしていたのは、なんと、うさぎさん。うさぎさんはおばあさんに、たんぽぽの形をした「おへんじシール」を薦めてくれます。おうちに帰ったおばあさんが、シールを貼ったはさみに「はさみさん」と声をかけると…。
2012年(平成24年)6月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
子どもの気持ちが わからないときに読む本<外部リンク> 杉山由美子 著 岩崎書店 子どもの心にも大人の心にも染み入る絵本や子育てに関する本を、自身も悩める母でジャーナリストの著者が紹介します。大変な一日だったとしても、一冊でも子どもに絵本を読んであげられたら、愛していることが伝わるはず。今日も親子でがんばった、という気持ちになりませんか。
イルカの子ディロのぼうけん<外部リンク> ホラス・ドブス 作
へんみさかえ 訳
てらかどたかゆき 絵
学研 ディロは知りたがり屋のイルカの男の子。小さなディロにとって世界は不思議なことばかりです。「なぜ」、「なんで」、知ることはドキドキしたり、楽しくなったり、嬉しくなったり、悲しくなったり…。あなたもディロと一緒に、いろいろなことを知る旅に出ませんか。
2012年(平成24年)5月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
小笠原を歩こう<外部リンク> 小笠原恵介 著 角川書店 東京から南へ1000キロメートルのところに位置する小笠原諸島。そこは「東洋のガラパゴス」と呼ばれる亜熱帯の楽園が広がっており、昨年、世界自然遺産に登録されました。本書は旅行ガイドブックですが、南国の写真集として、見たことのない美しい動植物の数々を楽しめます。
カモのきょうだい クリとゴマ<外部リンク> なかがわちひろ 作・絵
中村玄 写真
アリス館 6月の大雨の日に田んぼのあぜ道で拾ったカルガモの卵からかえったのは、甘えんぼうのクリと食いしんぼうのゴマでした。2羽の成長の記録と自然に返すまでをイラストと写真で綴ったノンフィクションです。
2012年(平成24年)5月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
藤原道長「御堂関白記」 <外部リンク><外部リンク><外部リンク> 藤原道長 著
倉本一宏 訳
講談社 一条天皇時代に栄華を極めた藤原道長。本書は、摂関政治の日々の出来事をわかりやすい現代語訳にされたものです。平等院が別業宇治殿として使用されていたこと、また、清少納言・紫式部との関係など、平安貴族の暮らしがリアルにわかり、道長の性格も伝わってきます。
黄金の騎士 フィン・マックール<外部リンク> ローズマリー・サトクリフ 作
金原瑞人・久慈美貴 訳
ほるぷ出版 エリンと呼ばれていた時代のアイルランドは、5つの王国に分かれていました。各国の騎士団を統括するフィアンナ騎士団の団長フィン・マックールは、各国の争いを治め、外敵の侵略からエリンを守るために戦います。ケルト神話の代表的な英雄物語です。
2012年(平成24年)4月15日号
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永遠(とわ)をさがしに<外部リンク> 原田マハ 著 河出書房新社 世界的に有名な指揮者の父と2人で暮らす16歳の和音。父が海外に赴任となり、ひとり日本に残った彼女のもとに、型破りの「新しい母」が突然現れて・・・。母と娘の愛情、友情、初恋。そして家族の再生物語です。伸びやかで心に響くチェロの音色を聞きたくなる一冊です。
ちいさな鳥の 地球たび<外部リンク> 藤原幸一 写真・文 岩崎書店 キョクアジサシのキーアは、北極と南極の往復3万5千キロという最も長い距離を飛ぶ渡り鳥です。旅の途中で、アザラシやブラックベア、ザトウクジラなど、いろいろな動物たちと出会います。そして環境が破壊されていくのを見て・・・。壮大な自然を綴った写真絵本です。
2012年(平成24年)4月1日号
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世界の夢の本屋さん<外部リンク>   エクスナレッジ さまざまな知恵や知識と巡り合う場である本屋さんは、人生をより豊かなものにする機会を提供してくれます。「本を愛する人が幸せになれる場所」である世界の名書店がすばらしい写真、店の歴史、お客さんとのエピソード等とともに紹介されており、本好きの人には夢のような一冊です。
おさんぽ ぽいぽい<外部リンク> 角野栄子 文
井上洋介 絵
福音館書店 イッポくんはお父さんとお母さんと森に散歩に行きました。木はあいさつをすると、体を揺すって返事をしてくれました。3人は森の中で木に変身しました。すると、小鳥やせみ、うさぎ、くまなどたくさんの動物が遊びに来てくれて・・・。
2012年(平成24年)3月15日号
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手紙の作法<外部リンク> 亀井ゆかり 著 かんき出版 あなたが手紙を最後に書いたのはいつでしょうか。メールで気軽に連絡がとれる今、手紙を書く機会は減ってきています。いざ書こうとしても、何を書いていいのか分からない人も多いのではないでしょうか。そういう人でも、相手の顔を思い浮かべながら心を伝える手紙を書きたくなる1冊です。
ココロ屋<外部リンク> 梨屋アリエ 作
菅野由貴子 絵
文研出版 友達とけんかをしたひろきくんは、先生に「ココロを入れ替えなさい」と怒られ、教室から逃げ出します。そこで見つけたのが、ココロを取り替えてくれる不思議なお店「ココロ屋」でした。自分のココロと優しいココロを入れ替えたひろきくんは・・・・・・。
2012年(平成24年)3月1日号
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犬を殺すのは 誰か<外部リンク> 太田匡彦 著 朝日新聞出版 あなたは、自分が住んでいる自治体で、年間どれくらいの数の犬が「処分」されているかご存知ですか。病気などのやむをえない事情はほんの一部で、ほとんどが、持ち込んだ人間の勝手な都合で命を絶たれています。犬を飼っている人もそうでない人も、犬を取り巻く現実について考えてみませんか。
かこちゃんの おひなさま<外部リンク> 高橋昭 作
長野ヒデ子 絵
ポプラ社 お友達のみなこちゃんのおひなさまがうらやましいかこちゃん。おばあちゃんのくれた大好きだった花巻人形のおひなさまもつまらなく思えてしまいます。そこで、お姉ちゃんのアイデアで、家族みんなが身近な材料でおひなさまを作ることになりました。さて、どんなおひなさまができるのかな。
2012年(平成24年)2月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
有機・無農薬 家庭菜園  ご当地ふるさと 野菜の育て方<外部リンク> 金子美登・野口勲 監修 成美堂出版 普段何げなく食べている野菜は、日本の各地で作り続けられ、料理や食べ方も含め、代々受け継がれています。この本は、ご当地の野菜の紹介はもちろん、土作りや農薬に頼らない病害虫対策等を事細かに掲載した解説書です。 一度、参考にしてみてはいかがですか。
ぼくはアニマルトレーナー<外部リンク> 宮沢厚 著 ポプラ社 テレビでおなじみのチンパンジーのパンくんとの毎日について、アニマルトレーナーの宮沢さんが教えてくれます。ブルドッグのジェームズのよだれをふいてあげるなどパンくんの優しくて几帳面な様子や、竹馬やスケボーを自然に覚えたこと、舞台で失敗して「ギャーッ」と泣いて謝ることなど盛りだくさん。パンくんの行動にはとても驚かされますよ。
2012年(平成24年)2月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
水族館!<外部リンク>
海の人気ものに会いに行こう
中村庸夫・中村武弘 著 アスペクト 海洋生物写真で名高い中村庸夫さんと中村武弘さんの共著で、水族館の中でも人気の高い海の生き物の魅力やその生態が写真で紹介されています。知っていればより水族館が楽しくなる知識も書かれており、水族館に行ってみたくなる一冊です。
ぶた にく<外部リンク> 大西暢夫 写真・文 幻冬舎エデュケーション 鹿児島市郊外にあるゆうかり学園で行われている豚の飼育から食肉加工までの過程を紹介しています。子豚が生まれる様子や、出荷される様子などが写真で伝わってきます。食卓にあふれる豚肉を残さず食べることが、豚たちへの供養になるというメッセージが込められています。
2012年(平成24年)1月15日号
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とっておき名短編<外部リンク> 北村薫 編
宮部みゆき 編
筑摩書房 北村薫と宮部みゆきが、「とっておき」という短編とは。川上弘美、戸板康二、松本清張・・・。11人の作家の文体、作風に一冊の中で出会えるのも短編集の魅力です。巻末の編者2人による対談も、小説の理解を助けてくれます。何かと忙しい年の初め、時間を見つけて短編を読んでみませんか。
そのこ<外部リンク> 谷川俊太郎 詩
塚本やすし 絵
晶文社 世界には学校に通うこともできずに、過酷な労働に従事している子どもがたくさんいるという現実があります。働く子どもについて、その子どもの未来について思いを馳せる、大人にも読んでほしい絵本です。
2012年(平成24年)1月1日号
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竜とわれらの時代<外部リンク> 川端裕人 著 徳間書店 竜神伝説の残る手取郡の山中で高校生3人が発見したのは、巨大な竜脚類の歯の化石だった。彼らは、発見したものを秘密にする。数年後アメリカの大学院生となった主人公の大地は、発掘のために故郷へと戻るが・・・。恐竜の発掘に関わる人たちの思惑が複雑に絡み合う読みごたえのあるミステリーです。
<外部リンク> 今江祥智 文
田島征三 絵
BL出版 大きな体で雲を呼び、風を起こし、天を駆けることもできるのに、龍の子の三太郎はほんとに気が弱くて、沼の底でじいっと息をころしているのでした。ところがある晩、息をしに顔を出したところを釣り人に見つかってしまったからさあ大変。力強いタッチの絵とユーモラスなお話の絵本です。
2011年(平成23年)12月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
復興の精神<外部リンク> 養老孟司ほか 著 新潮社 東日本大震災から9か月が過ぎました。震災・原発の状況・記録などを収めたさまざまな資料が出版される今、とりわけ私たちが今後どのように考え、行動すべきかを静かに語る本を紹介します。本書は9人の著名人が個々に震災との向き合い方を優しくも厳しい言葉で執筆しており、心に染みる構成になっています。
あかいぼうしのゆうびんやさん<外部リンク> ルース・エインズワース 作
こうもとさちこ 訳・絵
福音館書店 庭にいる動物たちは、手紙を書きたくなりました。ポストがわりの石の下に手紙を入れるので、自分で見に行かなくてはなりません。石の下をのぞくのを忘れたら手紙はぼろぼろになって読めなくなってしまいます。そこで動物たちは・・・。大切な手紙は届くのでしょうか。
2011年(平成23年)12月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
ぼくの宝物絵本<外部リンク> 穂村弘 著 白泉社 この本は、さまざまな絵本の醍醐味をシュールかつ芸術的な書評で紹介するとともに、大人でも絵本を存分に楽しめることを教えてくれます。 図書館の本棚の「019」という、いろいろな視点・ニーズから捉えた読書案内の本が並んでいるコーナーに置いています。
くぎのスープ<外部リンク> 菱木晃子 文
スズキコージ 絵
フェリシモ出版 「このくぎ1ぽんで、うまいスープをつくれるんだ」男は、鍋に水と釘だけを入れると、かまどの火にかけました。けちんぼうのおばあさんは、スープの作り方を、知りたくてたまりません。さて、どんなスープができるのでしょうか。スウェーデンの民話です。
2011年(平成23年)11月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
不機嫌な恋人<外部リンク>文庫版<外部リンク> 田辺聖子 著 講談社 才色兼備の宮廷女房・小侍従とプレイボーイの貴公子・二条の少将が繰り広げる華麗なる王朝絵巻です。舞台は平安の京でも、男女の恋のかけひきや、胸のときめきは、今も昔も変わらぬもの。時代を超えて共感できる、秋の夜長にぴったりのしみじみとした恋愛小説です。
モナ・リザをぬすんだのはだれ?<外部リンク> ルーシー・ナップ 文
ジル・マックエルマリー 絵
結城昌子 訳
岩波書店 パリのルーブル美術館に所蔵されている世界一有名な絵画であるレオナルド・ダ・ヴィンチのモナ・リザ。この絵本では、その生い立ちから、1911年の盗難事件を経て、無事美術館に帰ってくるまでを、モナ・リザの絵自身が語ったお話になっています。
2011年(平成23年)11月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
一枚の絵から日本編<外部リンク>海外編<外部リンク> 高畑勲 著 岩波書店 今や世界中で大人気のジブリアニメ。 そのスタジオジブリの映画監督の著者が出会った、とびきりの30余の絵について、想いのたけを語り紹介した1冊です。図版を観ながら、1枚の絵から広がる豊かな世界に誘ってくれるこの本は、「日本編」と「外国編」があります。
うちのパパってかっこいい<外部リンク> アンソニー・ブラウン 作
久山太市 訳
評論社 パジャマにガウン姿のちょっととぼけた顔のパパ。ゴリラぐらい強く、踊りもうまく、何でもできるかっこいいパパ。七変化するパパの絵と歯切れのいい翻訳文がとてもよく合った楽しい絵本です。
2011年(平成23年)10月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
斉藤さんがゆく<外部リンク> 祐天寺与太郎 著 小学館 子どもたちが困っていると、斉藤さんが現れて助けてくれます。斉藤さんの刀はビーチパラソルやこんにゃく、松の木に変身して大活躍です。そんな中、ある春の日に斉藤さんがいなくなりました。子どもたちは必死に捜します。ユーモラスな斉藤さんと子どもたちのほのぼのとしたお話です。
画家名で探す日本で見られる西洋名画<外部リンク> 小学館「週刊西洋絵画の巨匠」編集部 編著 小学館 ゴッホやピカソなどよく知られた西洋絵画の巨匠35人の作品のうち、日本国内の美術館が収蔵している作品の一部を紹介した一冊です。巻末には作品に添えられた解説文を理解するための用語解説もあり、美術鑑賞をより楽しめるようになっています。
2011年(平成23年)10月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
エーミールと探偵たち<外部リンク>
岩波少年文庫版<外部リンク>
エーリヒ・ケストナー 作
池田香代子 訳
岩波書店 少年エーミールは、おばあちゃんの住むベルリンへ行く途中の列車で、お母さんからもらった大事なお金を盗まれました。犯人は列車で一緒だった、山高帽をかぶった男に違いないと、男の後を追います。ベルリンの街で出会った仲間たちと作戦を練って犯人を捕まえるエーミール探偵の勇敢な姿が伝わってきます。
こどもがまいにちつかうもの<外部リンク> 石川ゆみ 著 筑摩書房 グレーのポケットがついたキャンバス地のレッスンバッグ、リネンのスリッパ、ネコのぬいぐるみ。毛糸のマフラーなど・・・。男の子も女の子も持てるバッグや小物の作り方が紹介されています。小さなおしゃれさんに似合うものが詰まった一冊です。
2011年(平成23年)9月15日号
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働く犬大全<外部リンク>   イカロス出版 東日本大震災で諸外国の救助隊が連れてきたのは、災害救助犬でした。警察犬や警備犬、麻薬探知犬、補助犬(盲導犬、介助犬、聴導犬)などで知られた職種の犬が、人のために働く犬として活躍している姿を紹介した本です。特徴的な能力を発揮している姿に、新たな感動を発見できる一冊です。
カンガルーには、なぜふくろがあるのか<外部リンク> ジェームズ・ヴァンス・マーシャル 再話
フランシス・ファイアブレイス 絵
百々佑利子 訳
岩波書店 オーストラリアの先住民が語り継いできた物語十話が納められた絵本です。カンガルーやカモノハシ、ワラターという花など、動植物をモチーフにした古いお話は、どれも、人間の驕りを戒め、自然を慈しむ共感の心に満ちています。
2011年(平成23年)9月1日号
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きな子日和<外部リンク> 丸亀警察犬訓練所 監修 双葉社 警察犬試験6年連続不合格、ズッコケ見習い警察犬きな子と担当見習い訓練士川西智紗さんが、日々の訓練で積み重ねてきた力を発揮できるよう、人と犬の信頼関係を築きあげた6年間がつづられています。涙あり、笑いありのノンフィクションフォトブックです。
クマのプーさん全集<外部リンク>
-おはなしと詩-
A・A・ミルン 文
E・H・シェパード 絵
石井桃子他 訳
岩波書店 ディズニーキャラクターで有名なクマのプーさんですが、原作を集めたこの本には、ユーモアと茶目っ気あふれた楽しい話と詩がいっぱいです。素朴で愛らしい絵も魅力的な一冊です。
2011年(平成23年)8月15日号
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組長をカタギに変えた犬<外部リンク> 玉那覇葉音 著 角川学芸出版 危ない人という世間の認識の下生きてきた元やくざの組長が、闘犬のイメージが強く、危険というレッテルを張られた「アメリカンピットブルテリア」という犬と出会い、変わっていきます。人の印象は見た目や肩書きに左右されますが、それを変えていくのは、その人自身です。人との関わりや、命について考えることができる一冊です。
海をわたったヒロシマの人形<外部リンク> 指田和 文
牧野鈴子 絵
文研出版 広島平和記念資料館に展示された小さな人形。人形の持ち主だったナンシーさんに会うために、作者はアメリカ・テキサス州の家を訪ねます。彼女と人形はどんな時間を過ごしたのでしょう。平和を築くために必要なことは何かと考えさせられ、「広島」を忘れない、そんな強いメッセージを感じる絵本です。
2011年(平成23年)8月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
戦争をしなくてすむ世界をつくる30の方法<外部リンク> 平和をつくる17人 著
田中優・小林一朗・川崎哲 編
合同出版 平和のために何かをしたいと思っていても、何をすれば良いか分からない人も多いのではないでしょうか。本書では、「戦争をとめる方法」ではなく、「戦争をしなくてすむ世界をつくる方法」について挙げています。あなたもすぐにできる非戦運動を考えてみませんか。
この世界いっぱい<外部リンク> リズ・ガートン・スキャンロン 文 マーラ・フレイジー 絵 長田弘 訳 ブロンズ新社 家族で過ごす夏。青い海。畑の収穫物、大地に育つものたち。嵐や冬の寒さ、自然の中で繰り返される私たちの生活。この美しい世界が永遠に続くようにと願わずにはいられません。愛と信頼のメッセージを込めた絵本です。
2011年(平成23年)7月15日号
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フランス革命の肖像<外部リンク> 佐藤 賢一 著 集英社 フランス革命を生きた人々は、有名無名にかかわらず、ドラマチックな人生だったにちがいない。ルイ16世からロベスピエール、ナポレオンまで、肖像画の中の表情には、そのときの革命の心理が映し出されているとはいえないか。西洋歴史小説で知られる作者が、総勢80人の肖像画でフランス革命史30年をたどります。
日本各地食べもの地図 西日本編<外部リンク> 帝国書院編集部 著 帝国書院 三重県から沖縄県まで西日本の郷土料理や伝統野菜、行事食、特産物を各府県の地図の該当地域に文字とイラストで、代表的なものは欄外に写真と文章で紹介しています。また、地元の素材を使った給食なども紹介しています。きっと今までに見たことも食べたこともない料理があると思います。学習や旅行の下調べなどに役立つ1冊です。
2011年(平成23年)7月1日号
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16歳の教科書<外部リンク> 7人の特別講義プロジェクト&モーニング編集部 編著 講談社 苦手な教科を勉強しているとき、将来何の役に立つのだろうと、一度は思ったことがありませんか。本書では、各分野で活躍するスペシャリストが、今まさに悩んでいる人、また悩みを封印したまま社会に出た人に、勉強の意味を説いてくれます。
魔法!魔法!魔法!<外部リンク> ダイアナ・ウィン・ジョーンズ 作 徳間書店 日本では、「ハウルの動く城」の原作者として知られている、ダイアナ・ウィン・ジョーンズの短編集です。18の作品の中には、ファンタジーあり、SFあり、作者の9歳の頃を描いたエッセイありとさまざまなジャンルの作品が詰まっており、読み応えのある1冊です。
2011年(平成23年)6月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
山へいくつもりじゃなかった<外部リンク> 落合恵 著 サンクチュアリ出版 山にまったく興味のなかった著者が、森林の魅力にどんどん惹かれて書いた登山案内。登山が教えてくれる、他では体感できない満たされた気持ちを味わってみませんか。
ノースウッズの 森で<外部リンク> 大竹英洋 文・写真 福音館書店 北アメリカ大陸の北にノースウッズと呼ばれる森と湖が広がっています。樹齢300年を超えるヌマヒノキや、ライチョウ、湖に映るオーロラなどの壮大な自然の様子を、1年を通して写真とともに紹介しています。
2011年(平成23年)6月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
<外部リンク>
ハスを楽しむ
北村文雄 監修 ネット武蔵野 梅雨明けごろから開花の見ごろを迎える蓮。日本では、350種類以上の蓮を見ることができると言われます。蓮は泥水の中から美しい花を咲かせるので、その高潔さが人間の理想の姿に例えられることもあります。宇治界隈の観蓮スポットへ足を向けて見ませんか。
どっこい生きてる、ゴミの中<外部リンク> 伊藤勝敏 写真・文 保育社 空き缶に暮らすミジンベニハゼやタイヤに卵を産みつけたヤリイカなど、海底に沈んだゴミの中でも、海の魚たちはたくましく生きています。 もちろん、汚された海の中では、奇形魚が生まれたり、サンゴが死んだりします。そんな海の生き物の実態をメッセージとして写真で伝えている1冊です。
2011年(平成23年)5月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
火災と消火の科学<外部リンク> 中井多喜雄 著 日刊工業新聞社 火事は、建物や家財が一瞬で無くなり、今までの生活が出来なくなる恐ろしい災害です。火事が起こってしまった場合は、どうやって消火するのかなど、普段の備えやいざというときの対処法が、わかりやすい文章とイラストで解説されています。
みらくるミルク<外部リンク> 中西敏夫 文
米本久美子 絵
福音館書店 世界中でミルクがどのように利用・加工されているのか、イラスト入りでわかりやすく説明しています。ミルクで作るバターやヨーグルト、お菓子の作り方も載っています。また、ミルクの歴史も知ることができます。
2011年(平成23年)5月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
夢の 10 セント銀貨<外部リンク> ジャック・フィニイ 著
山田順子 訳
早川書房 人生に迷っているような人に読んでもらいたい作品です。会社でも家庭でもうまくいっていないサラリーマンのベン。ある日別世界の扉を開く魔法のコインを手にします。すばらしい世界で今度こそ幸運をつかめると思いますが・・・人生とは、幸福とはと考えさせられる不思議な物語です。
あなはほるものおっこちるとこ<外部リンク> クラウス 文
センダック 絵
わたなべしげお 訳
岩波書店 一見とても小さな絵本ですが、ページを開くと生き生きとした世界が広がっています。リズミカルな言葉とユーモラスな絵で、子どもたちの活発な姿と生活が描かれています。たくさんの子どもたちが登場するので、学校や家などで一緒に楽しんで欲しい絵本です。
2011年(平成23年)4月15日号
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さくらの丘で<外部リンク> 小路幸也 著 祥伝社 さくらの丘に建っている古い古い西洋館は、祖母がまだ少女だった頃の思い出が刻まれた建物です。 その西洋館を訪れた3人の孫が目にしたものは、祖母が語ってくれた青春の風景そのままでした。 二つの時代が交差する感動の物語です。
しんとしずかな、ほん<外部リンク> デボラ・アンダーウッド 文
レナータ・リウスカ 絵
江國香織 訳
光村教育図書 「しずかさ」にはいろいろあります。こまどりを驚かせてはいけないときや、かくれんぼのとき。夜遅くまで起きているのを見つかったときも。あなたが思い浮かべる「しずかさ」はどんな情景ですか。さまざまなシーンで描かれる動物たちは、かわいく、ときにはちょっと困り顔でとても魅力的です。
2011年(平成23年)4月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
人生に大切なことはすべて絵本から教わった<外部リンク> 末盛千枝子 著 現代企画室 「絵本=子どもの本」という固定観念を覆し、人生に大切なこととは何か、本当の美しさとは何かを問いかけています。著名な編集者である末盛千枝子さんが宝物のような絵本の数々と素晴らしい人々との出会いを、自らの半生と共に語っています。
うさぎ小学校<外部リンク> アルベルト・ジクストゥス 文
フリッツ・コッホ=ゴータ 絵
はたさわゆうこ 訳
徳間書店 さあ、今日から学校です。うさぎの兄妹は、わくわくしながら、学校へ。たまごに色を塗ったり、怖いきつねのことを勉強して、休み時間は原っぱへ大集合。学校って、いろいろすることがあって面白いね。80年もの間読みつがれてきたドイツの代表的な絵本です。
2011年(平成23年)3月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
私たちには物語がある<外部リンク> 角田光代 著 小学館 小説はもとより、エッセーの名手でもある著者が、読んだ本の感想や好きな作家への愛情を、書き綴った感想文集です。収録してある本は、著者が読んでみて面白かった本ばかり。著者の本に対する誠実な愛情や本と過ごしてきた幸福な時間が、この一冊には詰まっています。
理科室の日曜日<外部リンク> 村上しいこ 作
田中六大 絵
講談社 日曜日に、まんねん小学校の理科室で、人体模型や三角フラスコなど実験道具が動き出します。顕微鏡は、プラネタリウムで働く天体望遠鏡から、「新しい発見をしたから、遊びに来て」と手紙をもらいます。顕微鏡も何か発見して自慢したいと思い、理科室の仲間と考えますが・・・。笑いと涙を誘う一冊です。
2011年(平成23年)3月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
読書からはじまる<外部リンク> 長田弘 著 日本放送出版協会 読書とは、自分の心の中に失いたくない言葉の蓄え場所を作り出すこと。本とともに過ごす豊かな「いい時間」を求めて、人は本を読むのです。詩人の長田弘さんが、読書の未来を見つめるエッセーです。
春のやくそく<外部リンク> さかもとなおこ 作
あきのじゅんこ 絵
新風舎 お隣同士に並ぶウメくんとサクラくんの話です。サクラくんをうらやましがるウメくんを、サクラくんはいつも励ましていました。そんなある日、サクラくんに元気がなくなっていき、ウメくんは心配になります。春の訪れと友情を感じる一冊です。
2011年(平成23年)2月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
おかあさんは、なにしてる?<外部リンク> ドロシー・マリノ 作・絵
こみやゆう 訳
徳間書店 今日は月曜日。また、わくわくする1週間が始ります。 でも、みんなが、学校や幼稚園に行って、勉強したり遊んだりしているあいだ、お母さんは何をしているのでしょう。 子どもたちとお母さんの生活を、やさしいタッチの絵で交互に描いた楽しい絵本です。
たった1つの行動が、職場ストレスをなくしモチベーションを高める<外部リンク> 石田淳 著
ダネール・ラトル 著
東洋経済新報社 現在、年間3万人を超える人が自ら命を断っています。30~50代の働き世代について言えば死因の第1位となっており、自殺の原因のひとつとして職場のストレスが挙げられています。この本は現代社会が抱えている問題に対して、職場がどういった対策をとるべきかを主に行動科学の視点から解説しています。
2011年(平成23年)2月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
ピーターラビット全おはなし集<外部リンク> ピアトリスク・ポター作・絵 福音館書店 おなじみ、うさぎのピーターラビットが登場する、ピアトリクス・ポターによる美しい絵本です。小さな生き物と自然への深い愛に支えられた真摯な観察による動植物の絵。擬人化されていながら、それだけに終わらない物語と描写力。何度読んでも驚かされます。
田辺写真館が見た“昭和”<外部リンク>
文庫版<外部リンク>
田辺聖子 著 文藝春秋 著者の生家の写真館と家族を中心に、その文学の原点である戦前昭和の大阪の庶民の暮らしを綴った珠玉のフォト&エッセイ集です。古き良き戦前の昭和の自由な雰囲気と、忍び寄る戦争の影とともに暮らす庶民の生活が鮮やかに蘇るとともに、大阪弁が失われつつある今日、大阪弁というのはこういうものかと感じさせるリアルさがあります。
2011年(平成23年)1月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
続・サライの奈良<外部リンク> 「サライ」編集部 編 小学館 この本は、一日かけて歩く「春日大社」と「春日山原始林」、奈良の「国宝仏像」の見方、大和伝統の美味と食事処、飛鳥の古墳・遺跡など、美しい写真とともに紹介しています。奈良の魅力を再確認させてくれるとともに新発見もある一冊です。
森は、どこにあるの?<外部リンク> パンチハル 著 くもん出版 アフリカに住むガスパとチンパンジーのブブティは、一緒に森を探しますが、どこにも森はありません。途方に暮れていると、「たねを、まいてごらん」という声がしました。この絵本は、西アフリカの人たちを支援する会「サパ」が企画しました。巻末に熱帯雨林の再生活動についての説明が載っています。
2011年(平成23年)1月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
ディック・ブルーナのすべて<外部リンク>   講談社 時をこえ、国をこえて愛され続けている絵本作家ディック・ブルーナ。美しいブルーナのゆかりの地や、愛すべき家族を写真とともに紹介し、足跡をたどります。また、ブルーナの家族ともいうべきうさぎの「ミッフィー」とミッフィーファミリーの魅力を散りばめたエピソードとビジュアルも楽しめる珠玉の一冊です。
ウォーターシップダウンのウサギたち <外部リンク><外部リンク> リチャード・アダムズ 著
神宮 輝夫 訳
評論社 うさぎたちの村にせまる人間の開発の脅威、危険を予知したファイバーの言葉を信じた11匹のうさぎたちは安住の地を求めて旅立ちます。実在のイングランドを舞台として豊かな自然を描いた物語です。うさぎたちの視線で、小さな大冒険に出かけて見ませんか。
2010年(平成22年)12月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
刑務所図書館<外部リンク>
~受刑者の更正と社会復帰のために~
中根 憲一 著 出版ニュース社 刑務所の中にある、被収容者の社会復帰に大きな役割を果たす図書館はどのようなものでしょうか。刑事施設における書籍などの取り扱いの運営方法や沿革、また、英国の刑務所図書館と比較して日本での同施設のあり方を問う一冊です。
アフガニスタンの少女マジャミン<外部リンク> 長倉 洋海 写真・文 新日本出版社 小学4年生のマジャミンが通う学校は、アフガニスタン東部の山あいにあります。長く続いた戦争の傷跡が深く残る土地で、大人も子どもも助けあって毎日を暮らしています。マジャミンの夢は、この村の学校の先生になること。世界の紛争地を取材する写真家の美しい本です。
2010年(平成22年)12月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
しょうたとなっとう<外部リンク> 星川 ひろ子 写真・文
星川 治雄 写真・文
小泉 武夫 原案・監修
ポプラ社 おじいさんは、納豆が苦手なしょうたのために納豆を作ります。「畑の肉」大豆は未熟なうちは枝豆になり、発酵させると納豆にもなります。いったいどうやって、ねばねばの納豆になるのでしょう。納豆が大好きな子も、苦手な子も、しょうたと一緒に見てみませんか。不思議いっぱいの写真絵本です。
世界がもし100人の村だったら 完結編<外部リンク> 池田 香代子 編
マガジンハウス 編
マガジンハウス 2001年に出版された160万部のミリオンセラーが、2008年に完結編として出版されました。よりリアルな写真とともに、とつとつと語られる文章を読むと、世界の情勢や、私たちの豊かさをひしひしと感じ取ることができます。世界を変える10人の人々の活動紹介も収録され、2015年までに世界はもっとよくなると力説しています。
2010年(平成22年)11月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
きもので読む源氏物語<外部リンク> 近藤 富枝 著 河出書房新社 服装やファッションはその時代の文化のバロメーターです。平安時代の貴人たちの生き方は、その着るものにこめられていました。『源氏物語』の作中に登場する着物の描写を元に読み解くことで、服装にこめられた登場人物たちの心のゆらめきを感じます。「きもの」を鍵に、物語の行間に秘められた“心”を解読してみませんか。
清水義範のイッキによめる!学校よりおもしろい社会<外部リンク> 清水 義範 著
西原 理恵子 絵
講談社 社会科が苦手な人、必見です。社会科は暗記科目ばかりではなく、人間はどのように生活しているのかを知る、「おもしろ生活探検」みたいだということを教えてくれます。「米はどこから来たのか」や、「道はどうしてあるのか」など、一時間目から六時間目まで社会科を学びます。読み終えた頃には、きっと社会科が身近なものになっていると思いますよ。
2010年(平成22年)11月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
ABC殺人事件<外部リンク> アガサ・クリスティ 著
堀田 善衛 訳
東京創元社 ミステリーの女王とも言われ、80作以上の作品を発表したアガサ・クリスティ。その作品に登場する代表的な名探偵のひとりエルキュール・ポアロが本作の主人公です。「ABC」と名乗る犯人から殺人予告状が届けられ、予告どおりに犯行が行われます。はたして犯人は?70年以上前に書かれた小説ですが、今でも楽しめる名作です。
なぜ?どうして?科学のお話4年生<外部リンク> 大山 光晴 総合監修 学研教育出版 「正座をすると、なぜ足がしびれるの?」といった身近な疑問から、「地球はいつ、どうやってできたの?」といった大きな疑問まで、科学の「なぜ?」「どうして?」のたくさんの疑問に答えた本です。秋の読書週間に科学の知識を増やしてみてはいかがでしょうか。」
2010年(平成22年)10月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
七つめの絵の具<外部リンク> いせ ひでこ 著 平凡社 「過去に書いたものは、宛名のない手紙みたいなものでなんだか恥ずかしかったり、くすぐったかりする。」画家であり、「ルリユールおじさん」などの絵本を通して人と人との絆をむすぶ活動をつづけている著者のエッセイ20年間分をまとめた本です。
こやぎがめえめえ<外部リンク> 田島 征三 作 福音館書店 こやぎが一匹めえめえ鳴いています。繰り返されるフレーズと、シンプルですが力強い絵に、小さな子どもたちが夢中になる絵本です。最後にはおかあさんやぎも登場してほっと一安心できます。
2010年(平成22年)10月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
クアトロ・ラガッツィ<外部リンク>
~天正少年使節と世界帝国~
若桑 みどり 著 集英社 信長が明智光秀に討たれ、秀吉が天下をとって全国統一をなしとげようとしていたころ、九州のキリシタン大名がヨーロッパに派遣した4人の少年は、正式な使節として遠く海を渡っていた。16世紀の世界地図をまたぎ、東西の歴史をゆりうごかしたすべての土地をその足で踏み、すべての人間をその目で見て、その声を聞いたのである。
タンゲくん<外部リンク> 片山 健 作 福音館書店 ある日、家の中に一匹の見たこともない猫が、のっそりと入ってきました。片方の目が怪我でつぶれているけれど、とても大きくて立派なこの猫に、お父さんはタンゲくんと名前をつけます。タンゲくんが大好きになった女の子の気持ちを通して、動物とふれあうことの喜び、そして切なさも同時に伝わってくる絵本です。
2010年(平成22年)9月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
奇跡の犬コスモスにありがとう<外部リンク> 中山 聖子 作
渡辺 あきお 絵
角川学芸出版 真っ白で小さくて弱々しい子犬のコスモスは、アルビノという障害のため、全く耳が聞こえません。しかし、千紗と弟の理久はコスモスを飼うことに決めました。障害のある一匹の子犬との出会いとふれあいを通して、家族のきずなを深めていく感動の物語です。
ミニブタ飼いになる<外部リンク>
~飼い方からしつけ、グッズ、遊び方まで
小林 茂久 監修
平林 美紀 撮影
誠文堂新光社 ブタは誰もが知っている身近な動物。この本は、ペットとして飼うにはどうしたらいいのか、心構えやしつけ、歴史、ミニブタに会えるスポットガイドなどが載っています。身近なペットとしてのミニブタを知ることができ、愛くるしいミニブタの写真がたくさん掲載されていて、楽しめます。
2010年(平成22年)9月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
山歩きの基本がわかる本<外部リンク>
~Q&Aで疑問も不安も今すぐ解決!
川名 匡・菅野 由起子 著 山と溪谷社 山岳ガイドの著者が、「山登りって楽しそう。でも誰でも始められるの?」の質問に回答する形で、読み進んでいくうちに、山に登るときの最低限知っておかなければいけない基本を学ぶことができます。憧れの山、富士山に登ったり、世界遺産の屋久島にチャレンジしてみませんか。
図書館ラクダがやってくる<外部リンク>
~子どもたちに本をとどける世界の活動
マーグリート・ルアーズ 著
斉藤 規 訳
さ・え・ら書房 タイの山奥やモンゴルのゴビ砂漠、ジンバブエの農村部など、各国のへき地に住む人びとに、ラクダやゾウ、自転車などを使って本を届ける移動図書館の活動を写真で紹介します。
2010年(平成22年)8月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
子どもといっしょに育つ魔法の言葉<外部リンク> ドロシー・ロー・ノルト 著
平野 卿子 訳
PHP研究所 子どもを育てることの難しさ、それはいつの時代にも悩みのテーマです。正しく、良い親になることばかりに一所懸命になるのではなく、リラックスして子どもと楽しみながら、子育ての喜びを再発見するために必要な言葉を紹介します。子育て中のお父さんやお母さんに、とても参考になる本です。
動物のふしぎ<外部リンク> 小宮 輝之 監修 PHP研究所 さて、問題です。「ウサギの耳はなぜ長い?」「イヌの鼻はなぜぬれているの?」「ナマケモノは本当になまけているの?」ペットや動物園の動物を見ていて不思議に思うことを、上野動物園の園長さんが分かりやすく教えてくれます。あなたも、疑問に思うことを自分なりに考えてみるのも楽しいかもしれませんよ。
2010年(平成22年)8月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
侏儒の言葉・西方の人<外部リンク> 芥川 龍之介 著 新潮社 芥川龍之介は東大在学中から文壇で活躍しており、「新思潮」に発表した「鼻」が夏目漱石から絶賛されました。「侏儒の言葉」はそういった芥川龍之介の秀逸な短文作品の一つであります。機知に富んだ自在な表現力で、世の中の事象をはがしていくその文章は小気味よささえ感じます。芥川作品として有名で月刊誌の「文藝春秋」に大正12年1月から毎月巻頭を飾りました。
おしいれのぼうけん<外部リンク> 古田 足日 作
田端 精一 作
童心社 ここは、さくら保育園。お昼寝の時間にふざけたあきらとさとしは、みずの先生におしいれにいれられてしまいます。なんとそこは、こわいねずみばあさんとねずみたちの国でした。ふたりはいったいどうなるのか。1974年初版。読んであげるのなら幼児から、小学校低学年向き、80ページの読みごたえのある絵本です。
2010年(平成22年)7月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
よくばらない<外部リンク> 鎌田 實 著 PHP研究所 よくばらないと、今まで見えなかったものが見え、人生が豊かになり、自分の周りの現実もあるがままに見えてくる。 北海道美瑛・富良野の美しく雄大な自然にのせて、一本の木の物語を叙事詩のような息づかいで綴った、「がんばらない」「あきらめない」等の著者の最新エッセイです。
幸福3丁目商店街ハートのエースがでてこない<外部リンク> 村上 しいこ
作 センガジン 絵
理論社 幸福商店街に住む小学四年生の一丸、チョビ、豊大が結成する「たこやき探偵団」は、近所のおじさん家から逃げた三毛猫エースを探すことを買って出ます。彼らの活躍でエースは見つかりましたが、事件が解決したわけではありませんでした。さて、みつかったと思われた猫はどうなったのか、探偵団の取った解決策とは?
2010年(平成22年)7月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
僕僕先生<外部リンク>
文庫版<外部リンク>
二木 英之 著 新潮社 唐の玄宗皇帝の時代、ぐうたら主人公王弁と普段の姿は美少女の仙人僕僕が、遥か広大な中国大陸を旅する物語です。道中、仙人や神様、異界の人々と出会い、時には邪悪な者と対決し、世の中の矛盾に悩みながら王弁は成長します。時々、老人に変化し王弁を叱咤する美少女僕僕先生への恋心の行き方も気になるところです。
かぶと四十郎 夕陽のカブトマンの巻<外部リンク> 宮西 達也 作・絵 教育画劇 村のみんなを困らせてばかりいたカブトムシの四十郎は、村にやってきた暴れん坊のヘラクレスオオカブトのキッドと一緒にみんなの蜜を横取りします。そんな中、さらに暴れはじめたキッドに四十郎は心を改め立ち向かいます。伝八じいさんと父三十郎の形見を武器に、果敢に戦う四十郎の姿はとてもかっこいいです。
2010年(平成22年)6月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
ぼくのブックウーマン<外部リンク> へザー・へんソン 文
デイビッド・スモール 絵
さ・え・ら書房 1930年代アメリカ。学校や図書館のない遠隔地の家々に、馬で本を配っていた「荷馬図書館員」をヒントに作られた絵本です。学校に行けず、文字を読めない気後れから本に反発心を持っていた少年カルが、図書館員の情熱に心打たれて次第に本に興味を持つようになる過程が感動を呼びます。
てぃだかんかん<外部リンク>
ー海とサンゴと小さな奇跡ー
金城 浩二 著 小学館 「てぃだかんかん」とは、沖縄の方言で太陽がかんかんに照っていること。沖縄の海にきれいなサンゴ礁を取り戻したいという一心から、サンゴの養殖に情熱をかけ、世界初の産卵を成功させた著者。今年、同タイトルで映画化された物語の主人公の記録です。
2010年(平成22年)6月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
宇治・山城の民話1<外部リンク>2<外部リンク> 宇治民話の会 編 文理閣 昭和58年の発足以来、地元のお年寄りから民話の聞き取り調査を続けている市民グループ”宇治民話の会”が出版した山城地方の民話の数々。地域に古くから語り伝えられてきた話を聞き取り、わかりやすくまとめた本です。宇治にゆかりのある寺院・人々がたくさん登場し、楽しい一冊です。文中のわかりにくい言葉には、ふりがなや注釈がついています。
チム・ラビットのぼうけん<外部リンク> アリソン・アトリー 作
石井 桃子 訳
中川 宗弥 絵
童心社 子どものウサギのチムが日々の生活で感じる、小さな驚きや喜び、畏れ、悲しみなどを通して、生きることの豊かさや厳しさを読者も一緒に味わうことのできる一冊です。時を経ても色あせない自然描写も魅力的で、大人も子どもも楽しめる本です。
2010年(平成22年)5月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
ラクガキ・マスター<外部リンク>
描くことが楽しくなる絵のキホン
寄藤 文平 著 美術出版社 教科書やメモ用紙等の余白に落書きをした経験は誰にでもあるでしょう。落書きであれば、美術の教科書のようにいろいろと考えたりせず、心の赴くまま自由に描くことが出来ます。考えや思いを文字にするのではなく、絵にすることで考えがまとまることもあります。この本はそんな落書きの教科書です。あなたも落書きを楽しんでみませんか。
モマの火星探検記<外部リンク> 毛利 衛 作 講談社 宇宙飛行士の毛利衛さんが書いたSF小説です。今から23年前後の2033年に、人類は初めて火星に到達します。 物語には、最近の科学技術情報や、実際に宇宙へ2回行った著者の宇宙観や生命観のほか、実際に宇宙を知る著者ならではの描写が盛り込まれています。 大人が読んでも楽しいサイエンスファンタジーです。
2010年(平成22年)5月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
チームふたり<外部リンク> 吉野 万里子
作 宮尾 和孝 絵
学研 東小卓球部キャプテンの大地は、小学校最後の試合で卓球暦の浅い五年生の純とペアを組まれて、不満を感じています。しかし、女子卓球部崩壊の危機や、家庭でのトラブルを乗り越え、大地は試合の勝敗よりも大切なものを見つけます。子供にも大人にもおすすめの一冊です。
日本の古典をよむ1<外部リンク>2<外部リンク>3<外部リンク>4<外部リンク>5<外部リンク>6<外部リンク>7<外部リンク>8<外部リンク>9<外部リンク>10<外部リンク>11<外部リンク>12<外部リンク>13<外部リンク>14<外部リンク>15<外部リンク>16<外部リンク>17<外部リンク>18<外部リンク>19<外部リンク>20<外部リンク>   小学館 古事記、万葉集、源氏物語、枕草子・・・日本には、古典の名作が数多く存在します。しかし、古典の授業などで部分的に知っているだけ、という人も多いのではないでしょうか。このシリーズは、あらすじ、現代語訳、関連コラムなども充実しており、古典の入門書として最適です。
2010年(平成22年)4月15日号
書名 著者名 出版社名 コメント
自転車で健康になる<外部リンク> 中村 博司 著
高石 鉄雄 著
日本経済新聞出版社 運動する時間が取れないで、少しづつ太り始め、気がつくとメタボ指導の対象となっている人が、少なくありません。本書は、自転車の利用を「特別な運動」と構えないで始めることができ、脱メタボと健康づくりの実現、さらには、自転車の利用促進によって、環境の充実、CO2の削減を願って書かれています。
ちいさなあかいバス<外部リンク> 高羽 賢一 作・絵 ひさかたチャイルド 村と町を行ったり来たりする古くて小さな赤いバスの楽しみは、お天気の日に小さなふろしき包みをもって町に行く女の子のこと。女の子の行く先と荷物が気になっていたバスでしたが、ある天気のいい日に故障して修理工場に送られることになりましたが、そこで・・・。温かくて、どこか懐かしいタッチのやさしい絵本です。
2010年(平成22年)4月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
ワンガリの平和の木<外部リンク>
ーアフリカでほんとうにあったおはなしー
ジャネット・ウィンター 作 BL出版 アフリカのケニア山のふもと、緑豊かな村に育ったワンガリ。アメリカ留学から戻ると、ふるさとはすっかり変わり果てていました。村の女の人たちと始めた木を植える運動は、やがて世界へと広がっていきます。ノーベル平和賞を受賞したワンガリ・マータイの伝記絵本です。
トマスと図書館のおねえさん<外部リンク> ラウル・コローン 絵
パット・モーラ 文
藤原 宏之 訳
さ・え・ら書房 トマスは、アメリカ国内を移動しながら農家の仕事を手伝っているため、満足に学校に通うことができません。ある日、親切な図書館員に出会ったトマスは、そこで本を読むよろこびを知ります。幻想的な絵とともに心温まるお話です。
2010年(平成22年)3月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
ものがたり12ヵ月 春ものがたり<外部リンク> 野上 暁 編 偕成社 芽ばえ、春風、卒業、出会い。季節をみずみずしく描いた短編と詩が15編収録されています。谷川俊太郎「春に」、ねじめ正一「もんくたらたら」。川上弘美「春の絵」など、傑作ばかりです。
15歳の寺子屋
道は必ずどこかに続く<外部リンク>
日野原 重明 著 講談社 15歳は、中学校生活最後の年齢です。もしも君たちが、「将来自分がどんな人間になりたいかわからない」と迷っていたら、「自分はこの人のようになりたい」という見本となるモデルを見つけることをおすすめします。自分らしさを見つけるために何を考えどう行動すべきかを教えてくれる一冊です。
2010年(平成22年)2月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
ブルンディバール<外部リンク> トニー・クシュナー 再話
モーリス・センダック 絵
さくま ゆみこ 訳
徳間書店 チェコのオペラ「ブルンディバール」を元に絵本「かいじゅうたちのいるところ」等で知られるセンダックが絵を描いた、カラフルなイラストの絵本です。吹き出し付きの絵で、大人も子供楽しめます。
氷の上のボーツマン<外部リンク> ベンノー・プルードラ 作 岩波書店 流氷がただよう冬の港。2人の男の子ウーヴェとヨッヘン、幼い女の子カトリンは、船長の子犬ボーツマンを連れだして、氷の原っぱを走り回ります。すると突然、氷が割れて、ボーツマンがのった氷が流れてしまいます。子どもたちはボーツマンを助けることができるのでしょうか。
2010年(平成22年)1月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
とらの本<外部リンク>
(はじめての発見47)
シルべーヌ・ペロル 原案・製作
手塚 千史 訳
岳陽舎 トラは、夜になると活動を始めます。トラの親せきであるヒョウやチーターも出てきます。透明のページをめくると、絵が一変する仕掛けになっており、大人も子どもも楽しめる一冊です。
しろいまゆげのトラ<外部リンク> イ・ジンスク 文
ペク・テスン 絵
星 あキラ、キム・ヨンジュン 共訳
小澤 俊夫 監修
瑞雲社 山奥に住んでいる、すべてを見通せる力を持ったトラは、嘘つきや強欲な人間を見抜くと、その人を食べてしまいます。ある時、トラがおじいさんの姿に化けて街に出かけると、ある小さな女の子に正体を見抜かれてしまいます。驚いたトラは、女の子にあるものを与えます。大人には見えなくても、澄んだ心を持った子どもには、トラと同じく、本質を見抜く力があるというメッセージが込められているお話です。
2009年(平成21年)12月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
星と星座の伝説<冬><外部リンク>
旧版<外部リンク>
瀬川 昌男 著 小峰書店 日本で見ることのできる星座にまつわる伝説や神話を、小学校中学年向けにかみくだき、美しい挿し絵を入れた絵本です。冬の夜空を違った視点で眺めてみませんか。
地球のおくりもの<外部リンク> 岩合 光昭 写真・文 世界文化社 動物写真家の作者が、動物の立場に立って自然を見つめた写真絵本です。大きく変わる地球環境の中でも、動物たちが力強く生きている様子が心に残ります。
2009年(平成21年)11月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
せかいはなにでできているの?<外部リンク>
~こたい、えきたい、きたいのはなし~
キャスリーン ウェドナー
ゾイフィルド 作
ポール マイゼル 絵
福音館書店 私たちの身の回りのものは、個体・液体・気体の3種類に分けられます。水がこの3つの姿に形を変える様子を知っているかな。普段はちっとも気にしていないけれど、物が決まった姿でいるから、私たちも安心して暮らせるということを教えてくれる一冊です。
15歳の寺子屋
「フラフラ」のすすめ<外部リンク>
益川 敏英 著 講談社 「夢中になる対象はそのときそのときで変わっていいから、なんにでも首を突っこんでフラフラしてください。」と、ノーベル物理学賞を受賞した益川教授が、自らの人生を振り返りながら話します。自分が本当に好きなものは何なのか、それを探すことの楽しさ、大切さについてのメッセージが伝わります。
2009年(平成21年)10月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
だってだってのおばあさん<外部リンク>
旧版<外部リンク>
佐野 洋子 作・絵 フレーベル館 「だって、わたしはおばあちゃんだもの」が口癖のおばあさん。でも99歳の誕生日に猫が買ってきたロウソクはたった5本でした。次の日から、おばあさんの生活は一変します。子どもだけではなく、高齢者にも読んで欲しい不朽の名作。30年間愛され続けたロングセラーの絵本です。
うわさのようちえん かくれんぼのうわさ<外部リンク> きたやま ようこ 作 講談社 うわさのようちえんのこどもたちは、かくれんぼが大好き。優しい絵のちょっと不思議なお話の絵本です。みんな、どこに隠れたのかな。
2009年(平成21年)9月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
本所ななふしぎ<外部リンク> 斉藤 洋 文
山本 孝 絵
偕成社 もののけうごめく江戸の闇。いったい何が出てくるのか。この恐ろしさ、面白さ。本所は隅田川の東側にあって、まだまだ寂しいところでした。どうぞページをめくる手が震えませんように。
ふしぎなしろねずみ<外部リンク>
~韓国のむかしばなし~
チャンチョルムン 文
ユンミスク 絵
かみやにじ 訳
岩波書店 しとしと雨の降る日のこと。一匹のしろねずみが、昼寝をしていたおじいさんの鼻の穴を出たり入ったり。そのうち、おばあさんが外へ出て行ったネズミの後をつけていくと、しろねずみは途中で牛のふんをおいしそうに食べ、やがて穴の中へ。一方、おじいさんはおかしな夢を見ていました。
2009年(平成21年)8月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
森の写真動物記6 樹洞<外部リンク> 宮崎 学 著 偕成社 森に生えている木のなかに、幹に穴が空いているものがあります。その穴は「樹洞」とよばれ、シジュウカラなど鳥や、ムササビやモモンガなどの動物たちに、ねぐらや子育ての場所として使われます。豊富で迫力ある写真が皆さんをきっと引きつけるでしょう。
スウェーデンの森の昔話<外部リンク> アンナ・クララ・ティードホルム
編・絵 うらた あつこ 訳
ラトルズ スウェーデンの有名な絵本作家が、スウェーデンに古くから伝わる「くぎスープ」や「仕事を取りかえたおやじさんとおかみさん」など12の昔話と、一つひとつの昔話にぴったりの挿絵を描いています。子どもも大人も楽しめる一冊です。
2009年(平成21年)7月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
イレーナ・センドラー<外部リンク>
~ホロコーストの子ども達の母
平井 美帆 著 汐文社 第二次世界大戦中、ドイツ軍に占領されていたポーランドで、2500人のユダヤ人の子どもたちを救った勇気ある女性の物語です。残虐な戦争の時代でも、こんな女性がいたということに心打たれます。
まるごとわかる「日本人」はじめて百科4<外部リンク>
産業・技術をうみだした人
湯本 豪一 監修 日本図書センター 「日本にカメラを伝えた人は」「日本で初めて気球や飛行船を作った人は」「自動販売機はいつ、誰が広めたの」など、興味深い内容がいっぱいです。大人の人も読んでみてはいかがでしょうか。シリーズ本で、「生活、食べ物、教育、政治」などもあります。
2009年(平成21年)6月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
キミが勉強する理由<外部リンク> 藤原 和博 作 朝日新聞出版 毎日勉強することは、大切なこと。でも遊ぶのだって重要。それは遊ぶことで、大事なことが身につくから。「ホント?」って思うなら、この本を読んでみて。学校では教えてくれない遊びと勉強の関係も、教えてくれます。
しゃっくり1かい1びょうかん<外部リンク>
ーこどものためのじかんのほんー
ヘイゼル・ハッチンス 作
ケィディ・マクドナルド・デントン
絵 はいじまかり 訳
福音館書店 1秒間ってどんな時間かな。しゃっくりを1回する時間。1分間ならもっと長いよ。1時間だともっともっと長い。いつもの遊びや出来事を通じ、時間を身近なものに感じられるようになる絵本です。
2009年(平成21年)5月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
里山百年図鑑<外部リンク> 松岡 達英 作 小学館 この本は、私たちの身近な里山の自然とそこに生きる動物や植物たちとの楽しい触れ合い方を、著者の体験を通して紹介しています。四季を通しての花や山菜、そして魚や昆虫なども美しいイラストで描かれています。
オオカミのおうさま<外部リンク> きむら ゆういち
文 田島 征三 絵
偕成社 ドジで、照れ屋で、見栄っ張り。「ひとりがいちばん気楽でいい」なんて言っているオオカミが、ひょんなことからオオカミたちの王様になってしまったから、さあ大変。ユーモアたっぷり、つい顔がほころんでしまう楽しい絵本です。
2009年(平成21年)4月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
日本の祭り事典<外部リンク> 芳賀 日出男 著 汐文社 日本全国には、7万から8万くらいのおもしろい祭りがあるといわれています。この事典では、季節のよく分かる代表的な祭りが取りあげられ、写真と文章で分かりやすく説明されています。
ぴいすけのそら<外部リンク> さえぐさ ひろこ 作
デュフォ 恭子 絵
ひさかたチャイルド 誕生日にもらった黄色い小鳥「ぴいすけ」は、いつもぼくと一緒。部屋に描いた青い空を自由に飛び回っていたのに、ある日開いていた、窓から、本当の空に飛び出してしまいます。
2009年(平成21年)3月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
かりんちゃんと十五人のおひめさま<外部リンク> なかがわ ちひろ 作 偕成社 かりんちゃんの家にやってきた、ひいおばあちゃんちのおひなさま。ひな人形たちは「ここで起こることの半分は、かりんちゃんの夢。後の半分は、私たち、ひなの夢。他の人々には分かっていただけないことですから、お話ししてはいけません」と、守り子のかりんちゃんにだけ本当の姿をみせてくれます。
ランドセルがやったきた<外部リンク> 中川 ひろたか 文
村上 康成 絵
徳間書店 幼稚園から帰ってくると、うみひこくんに大きなプレゼントが届いていました。中身はおじいちゃんが送ってくれたランドセル。うれしくなったうみひこくんは、早速、ランドセルを背負ってお出かけします。
2009年(平成21年)2月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
人類やりなおし装置<外部リンク> 岡田 淳 著 17出版 戦争、環境汚染にいじめ、交通事故・・・。「この世の中の悪いことが、いっぺんに、ぱっとなくなるわけにはいかぬものか・・・」。そんな装置を作るべく、教授と僕は研究に取り組みます。やっとの思いで完成した人類やりなおし装置。さて、人類に平和は訪れるのでしょうか。
修学旅行で行ってみたい日本の世界遺産2<外部リンク>
古都京都の文化財(京都市・宇治市・大津市)
倉部 きよたか 著 岩崎書店 世界遺産は、過去から引き継がれてきた地球と人類の宝物。このシリーズの2巻では、身近な京都市・宇治市・大津市が紹介されています。
2009年(平成21年)1月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
3年2組は牛を飼います<外部リンク> 木村 セツ子 作
相沢 るつ子 絵
文研出版 いたずらっ子のナオヤくんが言い出して、クラスで牛を飼うことになりました。動物が苦手なまゆちゃんは落ち込んでしまいますが、「命を育てる」という責任を学ぶなかで、生き物の温かさや命の尊さを感じ、成長していきます。昨年の青少年読書感想文全国コンクール小学校中学年の部の課題図書でした。
うしがそらをとぶ<外部リンク> デーヴィッド・ミルグリム
作・絵 吉上 恭太 訳
徳間書店 大きな牛が空を飛んでいます。牛はとっても気持ちよさそうに、大空をぷかぷか、ぷかぷか。誰も信じてくれないけれど、画用紙に描いた空を飛んでいる牛の絵が、風に飛ばされて本当になっちゃったんです。
2008年(平成20年)12月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
鉱物・岩石の世界<外部リンク>
~地球からのメッセージ
青木 正博 作 誠文堂新光社 地球は今から46億年前に、宇宙空間に散らばっていた星くずが凝集してできました。岩石・鉱物・海・大気・そして私たち生物も、元をたどればこの星くずから生まれました。私たちと共通の祖先を持つ鉱物の、形や物性、生成、採取までを、写真とイラストでわかりやすく説明しています。
手紙を書こう!1<外部リンク>2<外部リンク>3<外部リンク> 山﨑 順子 監修 すずき出版 皆さんは手紙を書いたことがありますか。家のポストに自分宛ての手紙が入っていると嬉しいものです。このシリーズでは、手紙のルールやマナーが分かりやすく書かれています。楽しい手紙が書けるように、消しゴムはんこや絵が飛び出すカードの作り方も紹介しています。
2008年(平成20年)11月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
負けるな、ロビー!<外部リンク> マイケル・モーパーゴ 作
マイケルフォアマン 絵
佐藤 果夢 訳
評論社 少年ロビーは、交通事故が原因で昏睡状態にありながら、実は耳が聞こえ、においや肌の感触もあり、思い出したり考えたりすることもできます。彼はずっとひとつのことを悔やんでいます。彼が目覚めるのは一体いつ、誰のためにでしょうか。
ねこのゴンサ<外部リンク> 石倉 欣二 作・絵 ポプラ社 ぼくは、ねこのゴンサ。大好きなおじいちゃんが車に乗って行ってしまった。もういちど会いたいよ。ぼくはカラスのガーコに助けられ、じいちゃんのいるところに向かうことにした。
2008年(平成20年)10月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
イラストで学べる「裁判員制度」第一巻<外部リンク>
裁判員制度ってなあに?
裁判員制度研究会 著 汐文社 21年5月から、裁判員制度が始まります。抽選で選ばれた一般の人が、裁判官と一緒に裁判をする新しい仕組みです。この本は「裁判員制度」について、イラストでわかりやすく説明しています。
おばけのジョージーのハロウィーン<外部リンク> ロバート・ブライト 作
なかがわちひろ訳
徳間書店 ジョージーは、はずかしがりやの小さなおばけ。今日はハロウィーンのお祭りの日。広場で行われる仮装コンテストに本物のおばけのジョージーが出たら、一等賞間違いなしなんだけど・・・。はずかしがりやのジョージーは、仮装コンテストに出場できるのでしょうか。
2008年(平成20年)9月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
ジャミールの新しい朝<外部リンク> クリスティーヌ・ハリス 作
加島 葵 訳
小倉 正巳 画
くもん出版 ジャミールは、トルコに住む羊飼いの男の子。愛する両親と死に別れ、もう誰も愛さないと心に固く誓います。そんな彼の住む村をある日、大地震が襲います。家の下敷きになってしまった一人ぼっちのジャミール。彼は一体どうなるのでしょうか?
クラウディアのいのり<外部リンク> 村尾 靖子 文
小林 豊 絵
ポプラ社 戦争によって、悲しみを背負うことになったヤコブとクラウディア。悲しみの中で、前向きに生きて行こうと思った彼女たちの、優しさと強さを持った”いのり”とは・・・。
2008年(平成20年)8月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
汽笛<外部リンク> 長崎 源之介 作
石倉 欣二 絵
ポプラ社 終戦を迎え、長崎へ引き揚げてきた兵隊と、たくましく生きている原爆孤児たちの交流を描いた感動作です。平和への祈りを込めた汽笛の音が胸に迫ります。
どうする どうする あなのなか<外部リンク> きむらゆういち 文
高畠 誠 絵
福音館書店 3匹の野ねずみの後を、2匹の腹ぺこ山猫が追いかけてきます。ところが、野ねずみも山猫も深い穴におちてしまいました。野ねずみと山猫は、穴から出る方法を考えます。穴の深さを細長い縦の判型で表現した愉快な絵本です。
2008年(平成20年)7月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
あつあつほかほか!ごはん<外部リンク> 小松 光一 監修 チャイルド本社 毎日、食べているごはん。ごはんは、お米からできています。田んぼを耕し、、苗植えから肥料やり、そして雑草とり、台風からいかにして被害を防ぐかを考え、いよいよ収穫です。お米ができるまでをイラストとわかりやすい文章で書かれた本です。
しずかに!ここはどうぶつのとしょかんです<外部リンク> ドン・フリーマン 作
なかがわちひろ 訳
BL出版 カリーナは、図書館が大好きな女の子。ある日、動物たちも、本を読みたがっているかもしれないな・・・と考えました。図書館に、次々といろんな動物がやってきます。さあ、みんな静かにできるかな。
2008年(平成20年)6月1日号
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ぼくらが作った「いじめ」の映画<外部リンク> 今関 信子 作
尾木 直樹 解説
佼成出版社 映画クラブの小学6年生が、初めて自分たちで映画を作ります。テーマは「いじめ」。演技とはいえ、友達をいじめることに戸惑いながらも、子どもたちは、映画作りを通して真の友情を育んでいきます。実際にあった出来事をもとに書かれたお話です。
なかなおり<外部リンク> シャーロット・ゾロトウ 文
アーノルド・ローベル 絵
みらい なな 訳
童話屋 ある朝、パパはママにいってきますのキスを忘れて出かけてしまいました。不機嫌になったママは、ジョナサンに八つ当たり、怒ったジョナサンはサリーに八つ当たりして・・・。 イライラする気持ちはみんなに伝染してしまいます。さて、仲直りできるのでしょうか。
2008年(平成20年)5月1日号
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カブトムシ・クワガタムシのとり方、飼い方<外部リンク> 荒谷 邦雄 監修
内山 りゅう
足立 義弘他 写真
学習研究社 カブトムシって何だ。クワガタムシって何だ。この本を読めば、探し方、採り方、飼い方がよくわかります。
ケーキやさんのゆうれい<外部リンク> ジャクリーン・K・オグマン 作
マージョリー・プライスマン 絵
福本 友美子 訳
フレーベル館 おいしいケーキを作るコーラ・リーは、死んだ後もゆうれいになって店に居座ります。新しい店主のアニーに、コーラ・リーはケーキを作ってくれと言います。コーラ・リーの本当の望みは何なのでしょう。
2008年(平成20年)4月1日号
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もりのゆうびんポスト<外部リンク> 原 京子 作
高橋 和枝 絵
そうえん社 「手紙より電話の方が早くていいんじゃない」。そういっていたまゆちゃんは、森で郵便ポストを見付けました。お手紙を入れてみると次の日にお返事が入っていました。さて、まゆちゃんにお手紙を書いていたのは、いったい誰だったのでしょうか。
あたま山<外部リンク> 斉藤 洋 文
高畠 誠 絵
あかね書房 さくらんぼうを食べた男の頭から、大きな木が生えました。みんなは男の頭の「あたま山」で花見のどんちゃんさわぎ・・・。落語をアレンジしたゆかいなお話。このほかにも「どうぐ屋」「だくだく」を収録。
2008年(平成20年)3月1日号
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夫婦善哉・完全版<外部リンク> 織田作之助 著 雄松堂出版 大阪を舞台にした短編「夫婦善哉」は化粧品問屋の息子・柳吉と芸者の蝶子の物語で、著者の出世作としてよく知られています。その続編が著者の没後60年に発見されました。本書は、その続編が正編とともに収録されており、あわせて直筆原稿も掲載されています。
すばる望遠鏡の宇宙<外部リンク> 海部宣男 著
宮下暁彦 写真
岩波書店 巨大望遠鏡時代の一番手として観測を開始したすばる望遠鏡。本書は、その建設のリーダーでもあった著者が、すばるによる観測で初めて明らかになってきた銀河の果てと太陽系外惑星の姿を、迫力あるカラー写真とともに描き出しています。
宮下藍<外部リンク>
世界にはなつミラクルショット
柳田通斉 著 旺文社 「ライバルは自分。チャレンジの先に成長がある。」「意志あるところに道はある。」プロゴルファー宮下藍の誕生から世界メジャーデビューまで、彼女の素顔を知ることができる一冊です
わたしはあなたをあいしています<外部リンク> 宮西達也 作・絵 ポプラ社 大人気のティラノサウルスシリーズ第6弾です。ひどい裏切りにあって身も心もボロボロになったティラノサウルスを救ったのは、言葉の通じない3匹のホマロケファレの子どもたちでした。悲しくせつない結末に思わず涙がこぼれてしまいます。すべての年代の人にお薦めの絵本です。
2008年(平成20年)2月1日号
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篤姫の生涯<外部リンク> 宮尾登美子 著 日本放送出版協会 徳川家定に嫁ぐため、名前を変えて薩摩から江戸城大奥へやって来た「篤子」を題材に、大奥・幕末の動乱、そして明治維新を経て48年間にわたる波瀾の生涯を描いています。
人生に<定年>はない<外部リンク>
~山岡鉄舟・清水次郎長に学ぶ~
高田明和 著 春秋社 団塊の世代の定年退職やその後の人生に関心が集まっています。山岡鉄舟や清水次郎長の生き方を通して、心を磨き、生きがいを求める人たちに参考となる一冊です。
初雪のふる日<外部リンク> 安房直子 作
こみねゆら 絵
偕成社 村の一本道に書かれた、どこまでも続く石けりの輪。女の子は石けりを始めます。ふと気がつくと、前と後ろを白いうさぎたちにはさまれ、止まる事ができません。女の子は、どうなってしまうのでしょう…。
かめきちのなくな!王子様<外部リンク> 村上しいこ 作
長谷川義史 絵
岩崎書店 クラス対抗リレーの優勝トロフィーが3年1組の教室から消えてしまいました。放課後、かめきちくんは、けいこちゃんにあることをたのまれ、「いちばんたよりになる王子様」といわれてはりきりますが…。関西弁で楽しい中にもほろっとさせられるお話です。
2008年(平成20年)1月1日号
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ネズミと日本人<外部リンク> 長谷川恩 著 三一書房 ネズミと日本人は古来から、ある時は親しく、ある時は敵対したりと、深いかかわりを持ち続けてきました。本書では日本でのネズミを使った比喩や、ネズミの能力、駆除方法などを通し、日本人とネズミがどのようにかかわってきたのかを紹介しています。
きみのいる生活<外部リンク> 大竹昭子 著 文芸春秋 パソコンの部品を買いに行った夫が、代わりにモンゴル生まれのスナネズミを買ってきました。妻は「生き物を飼うことにも抵抗感があるのに、なぜネズミを…」と最初は呆れましたが、愛らしい姿に魅了され、しだいに心が癒されていきます。都会に生きる若い夫婦と小動物の心温まる共同生活の記録です。
ネズミの超能力<外部リンク> 今泉忠明 著 講談社 ネズミは不潔な動物、と先入観を持っている人も多いですが、実は嫌われているのは3種類のネズミだけなのです。ネズミには意外にかわいらしい一面があります。本書では、人間との関わりや、ネズミの魅力が紹介されていて、ネズミに対する認識を改めさせてくれます。
ガシガシねずみくん<外部リンク> 五味太郎 作 クレヨンハウス ねずみくんは立派な歯を持っています。その歯でガシガシすれば、どんなものでも、ねずみくんにはそれが何であるかが分かります。えっ、こんなものまで…。かじっている時のねずみくんは、かわいい顔をしていますよ。
カワネズミの谷<外部リンク>
~森の新聞6~
北垣憲仁 著 フレーベル館 きれいな川の上流の谷には、暮らしぶりが詳しく分かっていないカワネズミがいます。この本ではカワネズミの観察を通して、生き物が集まる谷の表情が紹介されています。
2007年(平成19年)12月1日号
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旅する絵描き<外部リンク>
~パリからの手紙
伊勢英子 著 平凡社 ルリユールおじさん<外部リンク>」という絵本をご存じですか。手作業による製本技術を守り続けるルリユールおじさんと、少女の心の交流を描いた絵本です。この絵本が生まれた秘密を紹介しています。
小学生までに身につける子どもの作法<外部リンク>
<あいさつ>から<食事のしかた>まで
野口芳宏 著 PHP研究所 子どもの作法は幼児期・小学生の時期の家庭教育で、形作られます。この時期に子どもに身に付けさせたい「礼儀作法の基本」を育むための本です。
もめんのろばさん<外部リンク> わたりむつこ 作
降矢なな 絵
ポプラ社 木綿のろばさんは、けんくんのチョッキと同じ「きれ」で、できています。ろばさんが、おもちゃ屋さんで迷子になりました。ろばさんは家に帰れるのでしょうか。
3分で読める江戸の笑い話
『落語を生んだ江戸の笑い話・こわい話第2巻』
加納一郎 文
宮本忠夫 絵
学習研究社 江戸時代の笑い話には今も、落語で使われている話がたくさんあります。江戸時代に使われていた用語を説明しているほか、楽しい挿絵が付いているので、当時の人々の暮らしぶりがわかります。
2007年(平成19年)11月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
レジ袋がなくなる日<外部リンク> 環境問題を考える編集者の会 著 マイクロマガジン社 「100億人を超える人口の食料がなくなる」など環境問題を考える上で2030年に起こる可能性のある最悪の未来が書かれています。環境問題について理解を深めることができる1冊です。
経営を見る眼<外部リンク> 伊丹敬之 著 東洋経済新報社 「利益とは何か」など、会社に関する素朴な疑問に答え、企業の本質に迫り、経営力を養う1冊です。組織の管理者だけでなく、いろいろな立場の指導者を、目指している人たちの必読書です。
体験取材!世界の国々 19タイ 渡辺一夫 文・写真 ポプラ社 この1冊でタイに行った気分になれます。多数の写真と綿密な取材で現地の暮らしや歴史などが詳しく分かります。大人の人でも、タイに関心のある人には大変参考になる1冊です。
ねむれないの、ほんとだよ<外部リンク> ガブリエラ・ケセルマン 文
ノエミ・ビリャムーサ 絵
角野栄子 訳
岩波書店 幼いマークは、眠いのに眠れません。「ママーこわいよー」。ママは一生懸命あやしますが、マークは何度もママを呼び続けます。マークを寝かしつけるためにママがしたことは何でしょう。
2007年(平成19年)10月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
京都きもの生活<外部リンク> 佐藤文絵・
ワークルーム 編著
光村推古書院 京都は、着物を着る人が多く、着物に携わる職業の人が多い町です。本書は、呉服店や手描友禅教室などの情報が多数掲載され、着物に親しむことができる1冊です。
熱中時間<外部リンク>
~忙中“趣味”あり~
NHK「熱中時間」制作チーム 編 河出書房新社 ユニークな趣味に熱中する「熱中人」。日本全国にある9746のすべての駅に下車した人や、バスの降車用ボタン(ブザー)を集め、押すタイミングにもこだわる人など、熱中人のさまざまな生きざまが紹介されています。
おばあちゃんが、ぼけた<外部リンク> 村瀬孝生著 理論社 「ぼけ」を抱えたお年寄りが通う施設の所長である著者が見た、笑わずにはいられない、泣かずにはいられないエピソードの数々。人の優しさ、不思議、魅力が見えてくる一冊です。
イブと小さいクリスティーネ<外部リンク> H・C・アンデルセン 原作
赤木かん子 文
堀川理万子 画
フェリシモ 幼なじみのイブとクリスティーネが森の奥で出会った女性にもらった3つのクルミの実。一つ一つの中に、このうえもなくよいものが入っていると言うのですが…。さて、どんなものが入っていたのでしょうか。
2007年(平成19年)9月1日号
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私の好きなお国ことば<外部リンク> 小学館辞典編集部 編 小学館 人は言葉によって、励まされたり、過ぎ去った日々のことをふと思い出したりします。言葉は人生のさまざまな場面で、その不思議な力を見せてくれます。各界で活躍している49人の著名人により、それぞれ生まれ育った古里の言葉に対する深い愛情が綴られています。
生きることは愛すること<外部リンク> 瀬戸内寂聴 著 講談社 著者が母校で行った講演の内容と、その中で行われた高校生たちとの質疑応答がまとめられています。この本をきっかけに、若者の悩みや将来のことについて、親子や友達同士で語り合ってみてください。
友だちになれたら、きっと。<外部リンク>
イスラエルとパレスチナの少女の文通
ガリト・フィンク・
メルヴェト・アクラム・シャーバーン 著
リツァ・ブダリカ 編
いぶきけい 訳
鈴木出版 イスラエルの少女ガリトと、パレスチナの少女メルヴェトが文通を始めたのは、紛争が続く1988年のことでした。平和を望み、家族を大切に思う子どもたちの記録です。
ベッキーのたんじょうび<外部リンク> ターシャ・デューダー 文・絵
内藤里永子 訳
メディアファクトリー 今日は、ベッキーの10歳の誕生日。1日中、魔法のような楽しい出来事が続きます。世の中のすべての子どもたちが、素朴だけれど、自然と愛情に包まれた誕生日を迎えられることを願って書かれた本です。
2007年(平成19年)8月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
団塊諸君!一人旅はいいぞ!<外部リンク> 森哲志 著 朝日新聞社 定年退職し、やっと自由な時間を手に入れた著者。「シニア特急」の発車のベルが聞こえるかい?100円ショップで揃えた旅用品とノートパソコンをリュックに詰めて、アジア大陸横断の一人旅が始まります。団塊世代の人々を、自由な旅に誘う体験記です。
大人のためのお稽古ごと入門<外部リンク> 杉山由美子 著 岩波書店 教えることも教わることも大好きな日本人。習うことで人と人とのつながりを作り、新たな仲間を増やすことができます。中高年の人が初めて経験するお稽古ごとを通して、第2の人生を楽しく過ごし、自分を高める具体的なヒントが満載です。
なによりも大切なこと<外部リンク> あさのあつこ 著 PHP研究所 この本は「伝えたいこと」「自分と向き合う」などの章に分け、著者の作品の「バッテリー」「福音の少年<外部リンク>」などの中から、今を生きる若者の心に訴えたい一節を集めたメッセージ集です。あなたを元気にしてくれる一冊です。
だめだめ すいか<外部リンク> 白土あつこ 作 ひさかたチャイルド たっくんが「じいじ」にすいかを届ける途中、おかしなたぬきに出会います。たぬきは「すいかわりってしたことある?」「たねとばしは?」「つめたいすいかジュースおいしいよ」と話しかけます。たっくんは、のどをごくり。さあ、たっくんはちゃんとすいかを届けられるでしょうか。
2007年(平成19年)7月1日号
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京都大正ロマン館<外部リンク> 鳥越一朗 著 ユニプラン 京都の街には、大正時代の前後に建てられた洋館がたくさん残っていましたが、老朽化や再開発などのためになくなりつつあります。本書は、京都に残された近代建築物を紹介しながら、同時にその時代の雰囲気が味わえる本です。
ワシントンのうた<外部リンク> 庄野潤三 著 文芸春秋 とんぼ取りと歌が好きだった幼年時代、文学と出会い作家を志望するようになった青年時代。安岡章太郎、島尾敏雄、小沼丹ら作家となった友人たち、かけがえのない家族に恵まれ、ゆるやかに過ごした半生を綴る、作家・庄野潤三の半自叙伝です。
ジーンズ・フォーエバー<外部リンク> アン・ブラッシェアーズ 作
大嶌双恵 訳
理論社 仲良し4人組も大学生になり、それぞれの道を歩みます。愛と勇気を与えてくれた不思議なジーンズは、最後に何を教えてくれるのでしょうか。
わたしとなかよし<外部リンク> ナンシー・カールソン 作
なかがわちひろ 訳
瑞雲舎 お絵書きしている時も、自転車をこいでいる時も、本を読んでいる時も、わたしはいつも、わたしと一緒。わたしは、わたしのことが好き。自分を大事にすることの大切さを教えてくれる絵本です。
2007年(平成19年)6月1日号
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14歳<外部リンク> 千原ジュニア 著 講談社 14歳の「僕」は、パジャマを着たまま部屋に閉じこもって生活しています。「僕はどこにたどり着くんだろう」少年の自分探しの物語。お笑いコンビ・千原兄弟のジュニアさんが書いた自伝的小説です。
ユニセフ・カンボジア事務所で働く<外部リンク>
~国連若手職員の三年間~
藤原幸恵 著 明石書店 ユニセフ・カンボジア事務所で3年間勤務した著者が、ユニセフの職員として、どのような人たちと関わり合い、どのような場所で、どのような国際協力や開発援助を行ったのか。本書は、その経験談を綴った一冊です。
いちばんたいせつなもの<外部リンク>
~バルカンの昔話
八百板洋子 編・訳
ルディ・スコチル 画
福音館書店 こつこつ仕事に精を出す主人公が困難にめげず、たくましく生きる話や、知恵と勇気で悪者をやっつける話など、ブルガリア、ルーマニアなどで語り継がれた、29の心温まる、どこかなつかしい昔話が収録されています。
やだ!<外部リンク> ジェズ・オールバラ 作・絵 徳間書店 「ぎゅっ」シリーズの3作目。いたずらで甘えん坊の子猿のジョジョ。ママの言うことが聞けなくて「やだ」ばかり。さてさてママはどうしたでしょう。やさしくあたたかな目で子どもを見守るママの姿に、思わず笑顔がこぼれる一冊です。
2007年(平成19年)5月1日号
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関口知宏が行くギリシャ・トルコ鉄道の旅<外部リンク> 関口知宏 著 徳間書店 東洋と西洋の文化が出会う国・トルコの首都アンカラを出発し、古代文明と神話の国・ギリシャへと向かう鉄道の旅。本書はNHKの番組で紹介された絵日記を単行本化したもので、著者自身による絵と写真で見どころ情報満載です。
復刻版 京ことば事典<外部リンク> 真下五一 著 アートダイジェスト 「京ことば」も時代と共にその純粋性を失いつつあり、「京都人」であってもその意味や使い方が分からないことが多くなっています。事典といっても読み物のように、とても楽しく読むことができます。
世界の祭り大図鑑<外部リンク>
国際理解を深めよう!
芳賀日出男 監修 PHP研究所 祭りや行事には、地域や民族、家族など、人と人との結びつきを強める働きがあります。はるか昔から、国や地域、民族の間で受け継がれ、歴史や大切にしているものを伝えてきた祭りもあります。祭りや行事を学ぶことにより、世界の国々をより深く理解する手がかりになる1冊です。
サキサキオノマトペの短歌<外部リンク> 穂村弘 編
高畠那生絵
岩崎書店 「ワンワン」「てくてく」などの音や様子を表す言葉をオノマトペといいます。書名の「サキサキ」もオノマトペのひとつ。これは何の音なのでしょうか。短歌のリズムにのせて、たくさんのオノマトペを楽しんでください。
2007年(平成19年)4月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
子どもが喜ぶことわざのお話<外部リンク> 福井栄一 著 PHP研究所 日本人が長い間大切に守り、使い続けてきたたくさんの「ことわざ」。その中から、面白いお話や不思議なお話を一つずつ付けて、50の「ことわざ」を紹介しています。
美酒楽酔飲めば天国<外部リンク> 阿川弘之 他著 講談社 1977年から毎年秋に刊行されている「世界の名酒事典」。本書は、このシリーズに掲載された数多くの座談・エッセイ・酒論の中から15編が選ばれ1冊にまとめられたものです。阿川弘之、開高健、遠藤周作らにより、昭和・平成の日本の洋酒史が浮かびあがります。
まっくらまっくら<外部リンク> いちかわけいこ 文
たかはしかずえ 絵
アリス館 まっくらな台所にいるのは誰なのかな。まっくらな家の外で、まだ起きているのは誰なのかな。まっくらな所もよく見える目で、ねこは夜のお散歩に出かけます。屋根に上がって垣根をこえて、ねこはどこへ行くのかな。ねこの表情が印象的な絵本です。
教室の祭り<外部リンク> 草野たき 作
北見葉胡 絵
岩崎書店 新学期のクラス替え。澄子は、同じクラスにずっと仲良くしていた直子の名前を見つけ、「ウワァ」っと声に出して喜びました。でも、同じ塾に通う、てっちゃんやカコの華やかさにもひかれていき、いつのまにか直子を一人にさせてしまいます。とうとう直子は、学校にも来なくなり、澄子は「仲良し」と「親友」について思い悩みます。
2007年(平成19年)3月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
貧困の光景<外部リンク> 曽野綾子 著 新潮社 小説の取材がきっかけで、著者は数多くの発展途上国の人々と関わり、貧困の実態を肌で感じます。我々先進国の無知と、人道援助の在り方を、体験を通して分かりやすく教えてくれる一冊です。
京の音<外部リンク>
~音で体感、京の風景~
小松正史 著
杉本幸輔 写真
淡交社 京都の大通りから少し路地に入ると、とうふ屋さんのラッパの音、夜回りの拍子木など、日常の面白い音風景に巡り合えます。ほかにも、水や木などの自然の音、祭・催事・民俗芸能の音など、付録のCDで奥深い京の音を旅しませんか。
ものづくり探検3<外部リンク>
~スポーツと遊びの世界~
ものづくり探検編集室 編 理論社 毎日、私たちは驚くほどたくさんの「もの」に囲まれて暮らしています。野球の道具や、ピアノ、ギターなど、スポーツや遊びに関する「もの」がどのようにして作られているのかを、イラストや写真で分りやすく紹介。「なるほど」「びっくり」のさまざまな工夫に気づかされます。
やねの上にさいた花<外部リンク> インギビョルグ・シーグルザルドッティル 文
ブライアン・ビルキントン 絵
はじあきこ 訳
さ・え・ら書房 おばあさんのグンニョーナは、動物たちと一緒に、田舎で楽しく暮らしていました。ところがある日、グンニョーナは病気になり、動物たちの世話ができなくなったので、町に引っ越します。町に住んだグンニョーナがしたことは…。アイスランドの雰囲気が伝わってくる楽しい絵本です。
2007年(平成19年)2月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
あかいひと<外部リンク> 須田慎太郎 著 バジリコ 温かい愛情に包まれ、生きようという生命力に輝く赤ちゃん。「泣く」「笑う」「眠る」のいずれの姿もキラキラしています。報道写真家が撮り下ろした、新しくて小さな生命、赤ちゃんの写真集です。
馬琴(ばきん)の嫁<外部リンク> 群ようこ 著 講談社 著者初めての時代小説。南総里見八犬伝で有名な滝沢馬琴に嫁いだ「土岐村てつ」。「てつ」は優しそうな夫やしゅうだとと思って嫁いだが、実際は…。持ち前の明るさで、乗りきっていこうとする「てつ」です。
おおさむこさむ<外部リンク> こいでやすこ 文 福音館書店 きつねの「きっこ」と、いたちの「ちい」と「にい」は、おおばあちゃんに作ってもらったマントを着て、そり遊びに出かけました。おおばあちゃんは「雪の日には、ゆきぼうずが出るぞえ」といいますが、ゆきぼうずって誰なんでしょう。3人は大丈夫かな。「きつねのきっこのおはなし」シリーズの一冊です。
七海(ななみ)と大地(だいち)のちいさなはたけ<外部リンク>
冬のあいぼう~
最上一平 文
菊地恭子 絵
ポプラ社 家族の畑に冬が来た。凍えるくらい寒いけど、みんなで植えた野菜たちは雪にも霜にも負けていない。その元気の秘密は野菜のすぐわきに刺してある霜よけの竹。細い竹でも野菜たちには心強い「あいぼう」です。ところで、七海ちゃんにとっての「あいぼう」とは…。
2007年(平成19年)1月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
十二支の動物たち<外部リンク> 石島芳郎 著 東京農業大学出版会 干支(えと)には、子(ね)、丑(うし)、寅(とら)、卯(う)、辰(たつ)、巳(み)、午(うま)、未(ひつじ)、申(さる)、酉(とり)、戌(いぬ)、亥(い)が干支動物に当てられています。このうち辰だけは架空の動物ですが、それ以外は実在の動物です。この本は干支動物の素顔や人との係わりを中心に、十二支の動物たちを紹介しています。
猪の描法<外部リンク>
(『玉雲水墨画』シリーズ別巻3)
山田玉雲 著 秀作社出版 本書は、玉雲画伯の遺された猪画を集めて整理し、初心者にも分かりやすく編集した猪の描法の指導書です。さらに、猪の古画・名画や現在活躍中の水墨画家9人による猪の年賀状、そして猪の生態などの資料も収められています。あなたも、受け取った人が思わず微笑むような猪の画を描いてはいかがでしょう。
ウリボウなかよしだいかぞ<外部リンク> 福田幸広 写真
結城モイラ 文
ポプラ社 イノシシの赤ちゃんは、背中のしま模様が野菜のウリにそっくり。だからウリボウと呼ばれています。ウリボウは、大家族の中で毎日仲良く楽しく暮らしています。しっかりたくましく生きているウリボウの、ユーモラスでかわいい表情がいっぱいの写真絵本です。
イノシシの谷<<外部リンク> 椋鳩十 文
福田庄助 絵
あすなろ書店 ひなた山は山奥の小さな里。昔は、山には栗の実やシイの実など、動物にとってたくさんの食べ物がありましたが、今は杉林ばかりです。そこに、突然イノシシの群れが現れ、人間がさいばいしていたシイタケを食べつくします。かしこいイノシシと人間の知恵比べが始まります。自然と動物、人間との生き方を考えさせられる物語です。
2006年(平成18年)12月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
都(みやこ)と京(みやこ)<外部リンク> 酒井順子 著 新潮社 生まれ育った都・東京とは異質の、古都・京都のことが気になって仕方がなくなった著者。痛快な着眼点で、二つの「みやこ」を徹底比較・考察した、刺激的な都市論です。
でかした、ジーヴス!<外部リンク> P・G・ウッドハウス 著
森村たまき 訳
国書刊行会 80年前にイギリスで刊行されましたが、奇想天外なストーリーで、今も多くのファンがいます。完璧な執事のジーヴス、世間知らずの若旦那バーディなど、ユーモア溢れる登場人物は、イギリスではシャーロック・ホームズと並ぶほどの人気があります。
サンタの最後のおくりもの<外部リンク> マリー=オード・ミュライユ・
エルヴイール・ミュライユ 文
クェンティン・ブレイク 絵
横山和江 訳
徳間書店 ジュリアンは毎年クリスマスが近づくと、お父さんとお母さんをがっかりさせないために、本当はもう信じていないサンタクロースに手紙を書きます。ところがクリスマスの朝、ツリーの下に、お母さんたちも知らない箱が…。
アフマドのおるすばん<外部リンク> フェレシュテ・ターイェルプール 文
メフルヌーシュ・マアスーミャーン 絵
愛甲恵子 訳
ブルース・インターアクションズ おかあさんは買い物、おばあちゃんと赤ちゃんのサーラーはお昼寝、お兄ちゃんのアフマドはお留守番。その時、サーラーが目を覚ましました。アフマドはサーラーのために、何かいいことをしてあげたくて…。イランの文化が伝わってくる絵本です。
2006年(平成18年)11月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
だれが日本の「森」を殺すのか<外部リンク> 田中淳夫 著 洋泉社 日本は「木の国」と言われ、優れた「木の文化」を育んできました。しかし、現代では森林を伐採して宅地を広げるなど、森と人間の関係が薄れてきています。この本は日本の「木の文化」を見直し、森を救うために書かれた本です。
「場の空気」が読める人、読めない人<外部リンク> 福田健 著 PHP研究所 目には見えなくても「場の空気」は確かに存在します。ビジネスから恋愛まで、世間にあふれる気まずい会話の実例を挙げ、明るく前向きな空気に変える知的な会話術を指南しています。
モコモコちゃん家出する<外部リンク> 角野栄子 文
にしかわおさむ 絵
クレヨンハウス 動物が大好きな園長さんと、園長さんが大好きな動物たちが仲良く暮らしている、アイウエ動物園。ある日、ひつじのモコモコちゃんが、いなくなってしまいました…。アイウエ動物園で起こった、ゆかいな事件の物語。
象と生きる<外部リンク> 新村洋子 写真・文 ポプラ社 家象(いえぞう)とは、昼間は村で人とともに働き、夜間は森に帰る象のことです。家象は大きくて、力持ち。子どもたちにとっては、心の通い合う大切な友達です。この本では、ベトナムに住む家象の生活が、心温まる写真と文で綴られています。
2006年(平成18年)10月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
夢をかなえる勝負力!<外部リンク> 瀬川晶司 著 PHP研究所 将棋界では特例(通常、プロになるには年齢制限がある)で行われたプロ編入試験の難関を突破し、小さい頃からの悲願を成就させた著者。この本では、自分を夢に導いてくれた「勝負力」について、さまざまな分野の5人の達人との対談の中で、明らかにしていきます。
恐竜ホネホネ学<外部リンク> 犬塚則久 著 日本放送出版協会 恐竜の復元は一本の骨から始まります。バラバラに発掘された骨をどのようにして組み立てれば、巨大な復元骨格ができるのでしょうか。比較骨学の第一人者が、復元の視点から恐竜を語るユニークな書です。
ツー・ステップス!<外部リンク> 梨屋アリエ 文
菅野由貴子 絵
岩崎書店 いちばんしたいことじゃなくても、なんとなく周りに合わせてしまう。そんな経験はありませんか。仲間はずれにされないよう、いつもみんなに合わせていたオノザ。でもそれって本当の友達だろうかとオノザは考えました。自分にうそをつくのはもうやめようと。
ベンジーとはずかしがりやのフィフィ<外部リンク> マーガレット・ブロイ・グレアム 文・絵
わたなべてつた 訳
アリス館 お隣に住むはずかしがりやで臆病なプードル「フィフィ」が犬のコンテストに出場することになり、仲良しの主人公のベンジーも一緒に行きます。ちょっと騒動が起きますが、ベンジーが大活躍し、仲間もふえる楽しいお話。
2006年(平成18年)9月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
人生は楽ではない。そこが面白いとしておく。<外部リンク> 武者小路実篤 著 求龍堂 人道主義の理想社会の実現を目指した武者小路実篤の画文集。没後30年を記念して出版された本書には、彼の優しい絵と、定番の言葉・詩がゆったりと記され、心に響きます。
世界のジョーク事典<外部リンク> 松田道弘 編 東京堂出版 かのシェークスピアは「人は何を面白がるかによってその人が解る」という格言を残しています。お気に入りのジョークを心にとめて、生活の場で使ってみてはいかがでしょうか。
松岡修造のカッコいい大人になるための7つの約束<外部リンク> 松岡修造 文 学習研究社 大きな夢を持ってもらいたい。そして、その夢を実現するために、力いっぱい生きていってもらいたい。この本からは、元プロテニスプレイヤーである著者からの若者への熱いメッセージが伝わってきます。
いぬが、かいた~い!<外部リンク> ボム・グラハム 文
木坂涼 訳
評論社 ケイトは、とても犬が飼いたいのです。なぜなら、いつも一緒に寝ていた猫のタイガーが死んでしまったから。そこで、パパとママと3人で「犬救済センター」へ行きました。そこでケイトたちが出会ったのは、大きくて年をとった犬でした…。やさしい家族と犬たちの心温まるお話です。
2006年(平成18年)8月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
新特産シリーズ『コンニャク』<外部リンク>
~栽培から加工・販売まで~
群馬県特作技術研究会 編 農山漁村文化協会 近年の研究で成分の価値が見直され、健康食品として新たな利用が増えているコンニャク。その歴史から、形態・品種、栽培、経営の実際、加工・販売まで全般にわたって紹介します。
京都の時間。京都の歩きかた。<外部リンク> 澤井繁男 著 淡交社 京都に移り住んだ著者が、京都の魅力を美しい写真とともに、エッセイのように綴った本です。ふだんは見過すような所にも心をとめ、丁寧に描写がされており、思わず出かけてみたくなる一冊です。
長すぎる夏休み<外部リンク> ポリー・ホーヴァート 文
目黒条 訳
早川書房 何ともうらやましい題ですが、主人公はヘンリー。12歳の少年です。両親の留守中、面倒を見てくれている2人のおばさんが、突然旅行に出ると言い出したものだから、さあ大変。行き当たりばったりのいい加減な旅に巻きこまれる、笑いと驚きの物語。
メルローズとクロックえがおをさがしに<外部リンク> E・C・クラーク 文
たなかまや 訳
評論社 とてもいい天気なのに、犬のメルローズはしょんぼりとしています。どうやら笑顔をなくしてしまったらしいのです。「だったら探しにいこうよ」と、ワニのクロックに誘われて、メルローズは笑顔を探しにいくことにしました。笑顔は見付けられるでしょうか。
2006年(平成18年)7月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
石綿取扱い作業ハンドブック<外部リンク> 亀井太 著 中央労働災害防止協会 近年、社会問題となっている石綿。その現状を正しく認識し、正しい知識に基づいて管理することが重要です。本書では石綿関連の作業現場や家屋の補修作業での注意点について知ることができます。
セカンド・ライフ<外部リンク> マリアンヌ・ヴァンダーヴェルド 著
阿尾正子 訳
主婦の友社 平均寿命が大きく延びた現在、定年後の人生は豊かなセカンドライフのスタートです。本書には望ましい老後を夫婦二人で迎えるための知恵がいっぱい詰まっています。
おにいちゃんにははちみつケーキ<外部リンク> セバスチャン・ブラウン 絵
ジル・ローベル 文
なかがわちひろ 訳
主婦の友社 きつねのコンタは、お兄ちゃんになりました。弟のマメタが生まれたからです。でもママはマメタにつきっきり。ママはもうぼくのこといらなくなったんだ…。コンタのせつない気持が伝わってくる絵本です。
東儀秀樹の雅楽<外部リンク> 東儀秀樹 監修
小野幸恵 文
岩崎書店 ロックが好きで、ギタリストになりたいと思っていた少年は、おじさんが吹いていた「プゥイーン」という不思議な音色の篳篥(ひちりき)のことを考えるようになります。それは、千年以上も昔から伝わる楽器。おじさんの奏でる音楽は、雅楽だったのです。
2006年(平成18年)6月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
犬のしっぽを撫でながら<外部リンク> 小川洋子 著 集英社 ベストセラー「博士の愛した数式<外部リンク>」で注目を集める著者の軌跡をたどるエッセイ。「数の不思議に魅せられて」「アンネ・フランクへの旅」「犬や野球に振り回されて」など、かけがえのない日々の生活が綴られています。
おじいさんがかぶをうえました<外部リンク>
~月刊絵本『こどものとも』50年の歩み~」
福音館書店 1956年創刊の通巻600号を数える月刊絵本「こどものとも」。各巻のジャンル別紹介や作家別のページ、絵本誕生の秘話、803作品の表紙とあらすじなど絵本美術館に行った気分になれる一冊です。
メダカのえんそく<外部リンク> 阿部夏丸 文
村上康成 絵
講談社 今日はメダカの遠足です。子どもだけでドーナツ池を隅々まで見てまわります。ところが、降り続いた雨で池のかたちが変わってしまい、メダカたちは迷子になってしまいました。日が沈み、あたりはまっ暗。ふるえるメダカたちを助けてくれたのは…。
ヒギンスさんととけい<外部リンク> パット・ハッチンス 文・絵
田中信彦 訳
ほるぷ出版 ある日、ヒギンスさんは屋根裏部屋で時計を見付けました。そこで、その時計がちゃんと合っているかどうか調べるために、次々と時計を買っては違う部屋に置いていきます。ところが全ての時計の時間が違っています。さて、ヒギンスさんはどうしたでしょう。
2006年(平成18年)5月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
イギリスではなぜ散歩が楽しいのか<外部リンク>
~人にやさしい社会の叡智~
渡辺幸一 著 河出書房新社 イギリスの街並は美しく、建物の高さがそろい、都会の真中には伸び伸びと呼吸ができる広い緑地が残っています。これはイギリス人が、人や環境にやさしい社会の仕組み・制度をつくり、守ってきたからです。イギリスの「ふところの深い社会」を説き明かします。
上がる下がる<外部リンク>
~京のわらべうた~
吉川蕉仙 著 二玄社 歌い継がれてきた京のわらべうたの詞と旋律の中には、子どもたちの互いの心のぬくもりが感じられます。その数々は、子どもたちの遊びと文化を支えてきた大きな力です。
へんてこりんなおるすばん<外部リンク> 角野栄子 文
かわかみたかこ 絵
教育画劇 ランちゃんは、初めてのひとりのお留守番。でも何だか家の中が変。冷蔵庫が「ごんごんごーん」と声を上げています。ランちゃんは恐くなってカーテンの後ろに座り込んでしまいました。すると、どこからか変な声が…。
どうしたの?へんてこライオン<外部リンク> 長新太 文
坂本美香 絵
小学館 しんくんとゆうちゃんが歩いていると、ライオンくんに会いました。「どうしたの」と聞いてみると、あらあらライオンくんが面白いことしているよ。しばらくすると、ライオンくんが「ヘンシーン」。いったい何に変身したのかな。
2006年(平成18年)4月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
作家の読書道<外部リンク> Web本の雑誌 編 本の雑誌社 ひいきの作家が幼い頃にどんな本を読んでいたか、気になりませんか。ひょっとすると、自分と同じ愛読書を持った作家に巡り会うかも知れません。本書は、今をときめく作家30人へのインタビューをもとに構成されています。
アキラの地雷博物館とこどもたち<外部リンク> アキ・ラー 編著 三省堂 敵を殺すために埋めた地雷を、人を助けるために除去することに心血を注ぐ一人の若きカンボジア人の自伝。今なお続く戦争の傷跡は想像以上に残酷です。写真を見ながら家族で平和の大切さを話合ってはいかがでしょう。
おじいさんと青い外套<外部リンク> 紫玄ひつじ 文 碧天舎 村でただ一軒しかない仕立屋のおじいさんの人生を描いたお話です。貧しくても自分の仕事に誇りを持ち、村人たちの暮らしを支えているおじいさん夫婦のもとに、未完成の上等な青い外套がやってきます。その日から青い外套に導かれるようにして、おじいさんの生活が変っていきます。
ふたごのひよちゃんぴよちゃん はじめてのようちえん<外部リンク> バレリー・ゴルバチョフ 文・絵 徳闇書店 ふたごのひよこ、ひよちゃん、ぴよちゃんは、初めての幼稚園で不安がいっぱい。「友達をつくるってどうすればいいの」と悩みますが、みんなと時間を過ごすうちにそんな心配はとこへやら。誰もが一度は経験する気持ちを描いた絵本です。
2006年(平成18年)3月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
野鳥を呼ぶ庭づくり<外部リンク> 藤本和典 著 新潮社 この本は野鳥を呼ぶだけでなく、四季の変化を通じて楽しめる庭づくりについて書いてあります。その土地に合った樹木を植えれば、その土地の生き物は集まってきます。里山の生き物たちが戻ってきやすい環境を身近な庭でつくること。それが本来あるべき自然環境として次世代に残すことにつながります。
薬茶<外部リンク>
健康のパートナー
孫維良 著 イプシロン出版 お茶は日本では食事やもてなしの際に欠かせない飲み物ですが、中国では体と心に優しい健康サプリメントとして古くから使われてきました。個々の体質に合った薬茶(やくちゃ)を図表入りで紹介。家庭でできる薬茶レシピ付き。
ラモーナ、明日へ<外部リンク> ベバリイ・クリアリー 文
松岡享子 訳
学研 4年生になったラモーナ。勉強は難しくて少し大変だけれど、欲しくて仕方なかった親友ができました。そして少し気になってる男の子もいます。喜んだり悩んだり、ラモーナは大人の階段を一つずつ上がってゆきます。
にじいろたまご<外部リンク> すずきあゆみ 文・絵 新風舎 虹色のめんどりの産む虹色たまご。オムレツの大好きな王さまは、虹色たまごを買いました。それをオムレツにして食べた王さまは、虹色の髪の毛になってしまいます。王さまは鏡を見てびっくり。そして…。カラフルな色彩の楽しい絵本です。
2006年(平成18年)2月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
手間ひまかける気を入れる<外部リンク>
~家族が家族であるために~
遠藤順子 ほか著 女子パウロ会 夫・遠藤周作が残した「心あたたまる医療」などの3つの宿題をやり遂げるため、懸命に努力している著者。小さな命を守ることの大切さ、夫婦の絆、家庭崩壊など、現代日本の家族をとり巻く状況に対して、正面から向き合い、さまざまな提言が行われています。
TSUNAMI 津波<外部リンク>
文庫版<外部リンク>
高嶋哲夫 著 集英社 地震国日本において、東海地震・東南海地震・南海地震が同時発生し、記録的な大津波が太平洋沿岸を襲ったとしたらどうなるか。広域に多大な被害を与える海溝型巨大地震を想定した迫真の震災パニック小説です。
シップ船長とゆきだるまのユキちゃん<外部リンク> かどのえいこ 文 偕成社 シップ船長は絶対いやって言えない性格。ある日、一番北の国に住むおばあさんから、一番南の国に住む孫娘に届けてくださいと、頼まれた物はなんと雪だるま。さてシップ船長、ちゃんと雪だるまを南の国へ届けられるのでしょうか。
ルラルさんのほんだな<外部リンク> いとうひろし 文 ポプラ社 本ばかり読んでいるルラルさん。庭のみんなにも読んであげていると、途中で本当の冒険に出ることになりました。本当の冒険をして、いっそうみんなは、ルラルさんに本を読んでもらうのが好きになったみたいです。
2006年(平成18年)1月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
ドッグズ・マインド<外部リンク> ブルース・フォーグル 著
山崎恵子 訳
増井光子 監修
八坂書房 犬はどのように見たり聞いたり学んだりするのでしょうか。情緒形成のしくみ・ストレスとその解消法は…。獣医師が犬の体と心を解説します。犬を飼っている人、これから飼おうと思っている人にお薦めの一冊です。
ありがとう、チャンプ<外部リンク>
~車椅子の犬と歩んだ15年~
三浦英司 著 幻冬舎 交通事故で下半身不随となった雄犬チャンプ。飼い主は、命ある限り共に生きていこうと決意し、工夫に工夫を重ねて犬の車椅子を完成させます。たくさんの人々に、生きることの素晴らしさや勇気を与えるノンフィクションです。
イヌ科の動物事典<外部リンク> ジュリエット・クラットン=ブロック 著 あすなろ書房 古来から犬は人間のよきパートナーとして、協力し合い助け合って生きてきました。現在では盲導犬や介助犬など、その活躍する場はますます大きくなっています。この本は、犬をはじめとするイヌ科の動物の歴史や進化の過程からいろいろな品種の紹介まで、犬のすべてが理解できる一冊です。
イヌのしんぶんこうこく<外部リンク> ロリー・S・ラーマン 文
山口文生 訳
アリソン・バートレット 絵
評論社 子犬のニーロは理想の飼い主をみつけようと、新聞に。広告を出しました。けれども思うような人はなかなか現れません。それもそのはず、生まれたときからずっといつも遊んでくれる人間のジョージが「りそうのともだち」だったのですから。大切な友達はいつもそばにいてくれるんだと、ニーロはやっと気付いたのです。
まいごのマイロ<外部リンク> 大島妙子 文・絵 あかね書房 こわがりの子犬、マイロのお話です。雪の日、みんなと散歩に出かけたマイロは、はぐれてしまいます。そこで出会ったのが、不思議な生きものベッシーでした。ほのぼのとした、かわいい絵本です。
2005年(平成17年)12月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
アフガニスタンに住む彼女からあなたへ<外部リンク> 山本敏晴 著 白水社 戦争や干ばつで難民となった450万余りの人々は、今日も十分な食べ物や医療を受けられず苦しんでいます。「本当に意味のある国際協力とは何か」をいま一度考え直すきっかけになる一冊です。
此処彼処<外部リンク> 川上弘美 著 日本経済新聞社 月ごとに、近所の川べりから、勝手を知った自分の居場所まで、いとおしく懐かしい場所をのびやかな筆致でたどる連作エッセイ集です。
うみのないしょだけどほんとだよ<外部リンク> 竹下文子 文
高畠純 絵
ポプラ社 海にはないしょがいっぱい。とにかくお昼寝が大好きでごはんを食べたらすぐに寝てしまうねぼすけサメの話から、歌のにがてなイルカ、いたずらっこのエビの話などないしょがいっぱい。
聖ヨーランの伝説<外部リンク> ウルフ・スタルク 文 あすなろ書房 父親から主人公ヨーランに贈られた最期のことばは「心の声のひびくがままに」でした。主人公はそのことばを胸に命運をかけた旅に出ます。旅の先々で困っている人を助けるヨーランの行く手に、無理難題が待ち受けています。
2005年(平成17年)11月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
大人のための児童文学講座<外部リンク> ひこ・田中 著 徳間書店 本書は純粋に大人のための児童文学入門書です。児童文学は、大人の社会を如実に反映するジャンルであり、子どものころとは違う驚きと発見があるかもしれません。
自転車のある生活をはじめよう!<外部リンク> 青山安彦 著 技術評論社 自然の風を感じながら見知らぬ町を訪ねるサイクリングの楽しさ。40 歳を過ぎて自転車少年にカムバックした人たちの紹介など自転車との新しい暮らしがスタートできます。
星の林に月の船<外部リンク>
声で楽しむ和歌・俳句
大岡信 編 岩波書店 「秋風にたなびく雲のたえまよりもれ出づる月の影のさやけさ」昔の言葉で書かれている和歌は、少し難しいものかもしれません。けれども月を見て、美しいと思う気持ちは、昔の人も私達も同じように持っています。
かぜっぴきのドラゴンたち<外部リンク> シェリー・ムーア・トーマス 文
ジェニファー・プレカス 絵
灰島かり 訳
評論社 遠い国の深い森の奥に住んでいる3 匹の小さなドラゴンたち。風邪を引いて寝込んでしまいました。友達の騎士が助けてあげようと、魔法使いにスープを作ってもらいました。ところが…。
2005年(平成17年)10月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
私の骨董夜話<外部リンク> 浜美枝 著 リヨン社 生活にはりを持たせ、ときに慰めてくれる骨董。料理を作るとき、助けてくれ、美しいと愛でる心も育んでくれる骨董。人とものとのあいだに、魂の交感が存在することを信じる著者が、人との出会い、ものとの出会いの不思議な縁を綴ります。
旧宮殿にて<外部リンク> 三雲岳斗 著 光文社 希代の天才芸術家、ダ・ヴィンチが宮廷で起こる怪事件を、明せきな頭脳で鮮やかに解き明かします。ルネサンスの薫り漂う15 世紀末の華やかなミラノの空気に浸りながら、謎解きを楽しんでください。
こいぬと10ぴきのおばけ<外部リンク> にしかわおさむ 文 ひかりのくに 風の夜、おじいさんがドアを開けると、子犬がブルブルふるえてた。おじいさんとお化けたちのおかげで、すっかり元気になった子犬は、いつもおじいさんと一緒。お化けたちは子犬がちょっぴりうらやましい。ある日、おじいさんの留守にどろぼうが…。
おこりんぼの魔女のおはなし<外部リンク> ハンナ・クラーン文
工藤桃子 訳
早川書房 おこりんぼうで意地悪な魔女が、森の中で大暴れ。困り果てた森の動物たちは、知恵を絞ってみんなで対抗します。とんでもなく迷惑だけれど、何故か憎めない年寄り魔女と、ユーモアあふれる動物たちとの毎日をのぞいてみませんか。 
2005年(平成17年)9月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
どすこい!子どもを伸ばすほめ方・しかり方<外部リンク> 中澤嗣子 著 家の光協会 大勢の力士の「お母さん」となる相撲部屋のおかみさんを務める著者。子育てで一番大切なことを日本の伝統と力士の成長を通して切々と語っています。また相撲部屋のしきたりや様子がわかる楽しい一冊です。
夢を叶える夢を見た<外部リンク> 内館牧子 著 幻冬舎 「夢という爆弾」を爆発させて死ぬ人と、「夢の不発弾」を爆発させることなく心に抱いたまま死ぬ人。本当に充実した人生とは、一体どのようなものか。3 年に及ぶ取材を経て、何とか人生を変えたいと思い悩む全ての人に贈ります。
みんなが知りたい!いろんな「はじめて」がわかる本<外部リンク> カルチャーランド 著 メイツ出版 世界ではじめての図書館は?日本のランドセルのルーツは?など、いろいろな「世界ではじめて」「日本ではじめて」が紹介されています。好奇心が刺激される一冊です。
見えなくてもだいじょうぶ?<外部リンク> フランツ=ヨーゼフ・ファイニク 文
フェレーナ・バルハウス 絵
ささきたづこ 訳
あかね書房 両親とはぐれて泣いているカーラに「助けてあげる」と声をかけてくれたのは、目の不自由なマチアスでした。「見えないのになぜ?」と不思議がるカーラに、マチアスは笑って「誰でもぜんぶ見えているわけじゃないんだよ」と言うのです。
2005年(平成17年)8月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
地球環境が目でみてわかる科学実験<外部リンク> 川村康文 著 築地書館 20世紀は科学の世紀といわれました。そして迎えた21世紀は、まさに地球環境の世紀です。楽しく簡単でインパクトのある実験を通じて、地球規模の環境問題が身近になります。夏休みの自由研究にもどうでしょうか?
直木三十五入門<外部リンク>
こんなおもろい人だった
福山琢磨 編 新風書房 文学賞としての直木賞は有名ですが、作家・直木三十五という人物についてはよく知らない人が多いのではないでしょうか。彼は大阪出身で、大阪・東京間の搭乗レコード保持者であったほどの飛行機好き。自叙伝や若き日の直木三十五などが収録され、その興味深い実像が浮かびあがる一冊です。
イラスト図解・市町村大合併1<外部リンク>2<外部リンク>3<外部リンク> 前川しんすけ 文 汐文社 今、私たちの国では、市町村の大合併が進められています。消えてしまった町や村の名前もたくさんありますが、新しい名前の市町村も生まれました。この本は、合併に至るまでのこぼれ話と詳しい合併の状況を、地図を使ってわかりやすく紹介しています。
ソフィーのさくせん<外部リンク> ディック・キング=スミス 文 評論社 学校で、待ちに待った牧場の勉強が始まりました。生き物が大好きな女の子ソフィーは、一歩一歩「女牧場マン」に近づいていきます。でも、困ったことに、牧場貯金がちっとも増えません。そこで、ソフィーは…。
2005年(平成17年)7月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
17音の交響曲<外部リンク> 黛まどか 著 東京書籍 17文字という世界で最も短い詩、俳句。敬遠している若い世代に身近に感じてもらおうと、横書きの俳誌「月刊ヘップバーン」を創刊した俳人、黛まどか。文学の枠を超え、他分野との融合を目指す彼女の強い気持ちが伝わってくる一冊です。
フリーター医師の青春七転八倒記<外部リンク> 川渕圭一 著 講談社 フリーター医師を自認する著者は、パチプロ、数社の会社勤務を経て30歳で医師を目指し、37歳で京大医学部を卒業。専門的すぎることなく、一般の人々の感覚に近い医師として、薬より患者との対話を大切にする。そんな姿勢は、挫折の20代に形成された…。
つるばら村のはちみつ屋さん<外部リンク> 茂市久美子 文
柿田ゆかり 絵
講談社 つるばら村のはちみつ屋、ナオシさん。お店には、少し変わったお客もやってきます。天の川のケーキ職人や、ふとん屋のキツネ、南風の精…。彼らの不思議ですてきなお礼にナオシさんはいつも幸せな気分になるのです。
やさいのおしゃべり<外部リンク> 泉なほ 文
いもとようこ 絵
金の星社 「れいちゃん」は、きゅうりの嫌いな女の子。ある時、冷蔵庫の前を通りかかると、中から話し声が聞こえてきました。それは野菜たちの秘密のおしゃべりだったのです。かわいい野菜の絵がいっぱいの楽しい絵本です。
2005年(平成17年)6月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
オペラと40人のスターたち<外部リンク> 堀内修 著 音楽之友社 オペラを見る、聴く楽しみ方には、さまざまな方法があります。名作オペラ40曲を、作品を表現するにふさわしい歌手・指揮者・演出家で紹介。スターで傑作となるオペラ、オペラを傑作にするスターの話などが収められています。
淡墨の清韻<外部リンク>
日比野五鳳先生の思い出
山本万里 著 同朋舎 10歳のころから書道のおけいことして日比野五鳳に入門し、以来35年間師事してきた著者。作品づくりにおける彼の教えはもとより、人間性・やさしさを思い出として書き綴った、心温まる一冊です。
プラネタリウム<外部リンク> 梨屋アリエ 文 講談社 中学生の少年・少女を主人公に、プラネタリウムがキースポットとして登場する物語です。翼を持つ少年や、少女の溢れる気持ちがはじけてできたフレークなど、思春期の多感な情景を描いた、幻想的な一冊です。
ぼくとポチのシリーズ
12ヵ月のおてつだい<外部リンク>
きたやまようこ 文 理論社 「お手伝いはおいしい。お手伝いはうれしい。お手伝いはさわがしい。お手伝いは最高の気分」毎月、お友だちがお手伝いに来てくれるほのぼのとしたお話です。
2005年(平成17年)5月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
日本一周マラソン一万三六〇km<外部リンク> 今田清三 著 新生出版 定年退職を機に、長年の夢であった日本一周マラソンの実現を思い立った著者。何にも束縛されずに、風の吹くまま気の向くままに走り続けた250日間の踏破記録は、私たちにも新たな発見と大きな感動を与えてくれます。
私のおべんとう<外部リンク> 栗原はるみ 著 扶桑社 新学期、お弁当作りで頭を悩ます人もいるのではないでしょうか。そこで、今人気の栗原はるみさんが作るお弁当を参考にしては。ワンパターンになりがちな毎日のお弁当に、ひと工夫。レパートリーを増やしてください。
ごほん!ごほん!ごほん!<外部リンク> デボラ・ブラス 文
ティファニー・ビーク 絵
おがわひとみ 訳
評論社 牧場の牛や豚や馬たちが図書館へやってきて順番に話しますが、司書さんにはわかりません。そこへ、めんどりが出てきました。司書さんに伝えることはできたのでしょうか。
へんてこもりのきまぐれろ<外部リンク> たかどのほうこ 文・絵 偕成社 電車ごっこをしながら、「へんてこもり」へ遊びに行った仲よし4人組。森の友だち「まるぼ」を先頭に、絵本から逃げ出した「きまぐれろ」を探す「へんてこもり」の大冒険が始まります。
2005年(平成17年)4月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
見る美 聞く美 思う美<外部リンク> 節子・クロソフスカ・ド・ローラ 著 祥伝社 筆者は、孤高の画家として知られているバルテュスの妻。異国の地で和服に身を包み、日本の美意識を大切に持ち続ける筆者の姿に、失われつつある伝統の重さを再認識することでしょう。

使える新書 2<外部リンク>

斎藤哲也 著 WAVE出版 この本は「本の目利きたち」によって選ばれたお薦めの新書ばかりを紹介しています。きっと、自分にピッタリの本が見つかるのではないでしょうか。
もしゃもしゃちゃん<外部リンク> マレーク・ベロニカ 文・絵
みやこうせい訳
福音館書店 「もしゃもしゃちゃん」は髪の毛がもしゃもしゃの女の子。仮装パーティーで妖精になろうとしたら、みんなに笑われてしまいました。とても悲しくなって、森にやってくるとそこで…。みんなの優しい気持ちが、いっぱいあふれた絵本です。
海時計職人ジョン・ハリソン<外部リンク> ルイーズ・ボーデン 文
エリック・ブレグバッド 絵
片岡しのぶ訳
あすなろ書房 私たちにとって、なくてはならない時計。その時計を作ったのは、誰だか知っていますか?長い年月をかけて、正確な時計を作ろうと努力したジョン・ハリソンの物語です。
2005年(平成17年)3月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
頑張らなくてもできる介護<外部リンク> 山崎えり子 著 家の光協会 夫の交通事故で、10年前に突然始まった介護生活。その悪戦苦闘の中で著者は、衣食住などの場面で介護を快適にする多くの知恵を身につけました。
京都学ことはじめ<外部リンク>
森浩一12のお勉強
森浩一 編・著 新宿書房 森浩一さんが12のテーマを選び、それぞれの専門家と対談して、古代の京都を学んでいきます。対談の中で生まれた疑問は宿題編で解決されます。宇治の「巨椋池のはなし」も掲載されています。
あお<外部リンク> ポリー・ダンバー 文・絵
もとしたいづみ 訳
フレーベル館 バーティはあおい色と犬が大好き。だから彼は、この世で一番あおい犬がほしかったのです。けれど、目の前に現れたとってもすてきな犬は、黒いぶちの白い犬だったのです。バーティが最高のあおい犬を手に入れたアイデアとは、何でしょうか。
おーいペンギンさーん<外部リンク> 岡田よしたか 文 福音館書店 「たろう」は、初めてお風呂屋さんに一人で行きました。お風呂からあがって服を着ると、それはペンギンさんの服。あわててペンギンさんを追いかけました。自分の服を見つけられたのでしょうか。大阪弁で語る童話です。
2005年(平成17年)2月1日号
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東京坊ちゃん<外部リンク> 林望 著 小学館 祖父母も両親も兄妹もいて、そこらじゅうに原っぱがあった時代。公園の紙芝居、お化け煙突、チャンバラごっこなど、なつかしい事柄が少年の目を通してよみがえります。もう一度戻ってみたい幸せな少年時代を綴るエッセイ。
知っているつもりで説明できないニュースのことば<外部リンク> 池上彰 著 幻冬舎 「なんとなくわかっているつもりでも、うまく説明できない」。最近そんな言葉が溢れています。この本は特にニュースに登場することばに着目して、政治、経済、社会・科学、国際の4つの分野に分けて解説しています。
わにのスワニーなぞなぞえほん どんなもんだい!の巻<外部リンク> 中川ひろたか 文
あべ弘士 絵
講談社 「なぞなぞランド」から謎の招待状をもらったふくろうのしまぶくろさん。わにのスワニーと出かけることにしました。なぞなぞがいっぱいの「なぞなぞランド」にようこそ。
地球にやさしいひとになる本<外部リンク> G・ブレ・
N・トルジュマン・
L・サン=マルク 文
永田千奈 訳
晶文社 環境問題について、物語やイラストでわかりやすく説明した本です。友だちが浜辺に電池を捨てた時、あなたならどうしますか。家族みんなで考えてみてください。
2005年(平成17年)1月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
庭を出ためんどり<外部リンク> ファン・ソンミ 著 平凡社 養鶏場で卵を産むことが仕事のめんどり「イプサク」の願いはただひとつ、卵を抱いて、ひよこを誕生させること。鶏舎から外の世界へ出て、夢を現実にしようと困難に立ち向うイプサクの姿に心を打たれます。叙情的な文章で、挿絵も美しい本です。
玉雲水墨画 第18巻 鶏の描法<外部リンク> 山田玉雲 著 秀作社出版 鶏を花鳥画や色紙、はがきなどに描く技法などがわかりやすく紹介されています。親どりとひよこだけでなく、チャボや軍鶏 などさまざまな鶏の描き方が、基礎から丁寧に指導されています。自分だけの鶏を描いてみませんか。巻末には鶏の代表的名画も収録されています。
ニワトリの絵本<外部リンク> 山上善久 編
菊地日出夫 絵
農山漁村文化協会 ニワトリは、身近に感じる鳥のひとつではありますが、 十姉妹(じゅうしまつ) や文鳥などの小鳥のように手軽に飼えるかというと、ちょっと考えてしまうかもしれません。でもこの本を読むと、案外簡単に飼えるかもしれないな、と思えてくるから不思議です。
コッケ モーモー!<外部リンク> ジュリエット・ダラス・コンテ 文
アリソン・バートレット 絵
たなかあきこ訳
徳間書店 コッケモーモー、コッケブーブー…。自分の鳴き声を忘れてしまったおんどり。とうとうめんどりたちに「ちゃんと鳴いてよね」と、怒られてしまいました。けれども、めんどりをねらう狐が現れた時、ありったけの鳴き方で追い払うことができたのです。みんなにほめられ自信を取り戻したおんどりは、最後になんと鳴くのでしょう。
めんどりヒルダ<外部リンク> メリー・ウォーメル 文・絵
本上まなみ 訳
新風舎 めんどりのヒルダは、卵を産む場所を探しに出かけますが、子猫や馬がいて、なかなかよい場所が見つかりません。果たして、無事にひなをかえすことができるのでしょうか?版画で描かれたやさしい絵本です。
2004年(平成16年)12月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
今、読書が日本人を救う<外部リンク> 鈴木健二 著 グラフ社 「読書は頭のためだけではなく、よい人間になるための行為であるというのが私の信念です」。35年間放送局で働き、その後5年間青森県立図書館長として、たくさんの本に接してきた著者の心からの叫びです。
メコン街道<外部リンク>
~母なる大河4200キロを往く~
鎌澤久也 写真・著 水曜社 メコン川が6つもの国を流れていることをご存じでしょうか。流域に生きる人々の日常や雄大な自然をとらえた写真を眺めていると、皆さんも4200キロの流れをゆっくり旅している気持ちになることでしょう。
声が聞こえたで始まる七つのミステリー<外部リンク> 小森香折 文 アリス館 この本には、七つのお話が入っていますが、すべて「声が聞こえた」で始まります。お風呂場で聞こえる声、体育館から聞こえる声、一体誰の声な の でし ょ うか…。少し 怖いお 話は い か が で す か。
あいつもともだち<外部リンク> 内田麟太郎 文
隆矢なな 絵
偕成社 キツネにはクマ、オオカミ、イノシシなど、いっぱい友達がいます。でもヘビだけは、なんとなく苦手でした。あいつも友達なのかな。考えたら分からなくなったので、ヘビに会いに行きましたが…。
2004年(平成16年)11月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
猫のつもりが虎<外部リンク> 丸谷才一 著
和田誠 絵
マガジンハウス 「JAPAN AVENUE」という雑誌等で1990 年~ 93 年に掲載された随筆17 編に、ぴったりの絵が描かれています。「かはいさう」「本当でせふか」などと旧かなづかいで書かれていても古いという感じはなく、楽しく読める本です。
男の引き際<外部リンク> 黒井克行 著 新潮社 「引き際」は、局面の変化を見逃さずに、自ら下す勇気ある決断です。完全燃焼、けじめ、新たな世界への挑戦など6 タイプに分け、江夏豊・小出義雄を始めとする著名人9 人の物語から、男の「引き際」とは何かを探ります。
いろはにほへと<外部リンク> 今江祥智 文
長谷川義史 絵
BL出版 まだ侍がたくさんいたころの話。「かっちゃん」が初めて習った文字は、「いろはにほへと」。うれしくてうれしくて、「いろはにほへと」を繰り返しながら道を歩いているうちに、いろんな事が起こります。
ねえ ねえ<外部リンク> 内田麟太郎 文
長谷川義史 絵
鈴木出版 「ねえねえ、たあくんとどっちが好き?」このごろのたあくんは、なんでも聞きたがります。「それはね」と、みんながないしょないしょで教えてくれた答えに、たあくんはにっこりしました。
2004年(平成16年)10月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
ヴィラデストの厨房から<外部リンク> 玉村豊男 著 世界文化社 エッセイストであり、画家でもある玉村豊男の料理の本です。長野県東御市でヴィラデストと名付けた農園で生活する著者。そのこだわりの調理法が、美しい写真と共に紹介されています。
うつくしきもの枕草子<外部リンク> 清川妙 著 小学館 著者の清川妙さんは、「枕草子」の作者・清少納言を「見ぬ世の友」と呼び、それを読むことがライフワークとなっている人です。千年以上たってもみずみずしく、色あせない「枕草子」の文章は、現代感覚にも通じる新鮮さにあふれています。
さびしいくま<外部リンク> クレイ・カーミッシェル 文・絵
江國香織 訳
BL出版 ある朝、くまは、壁とマットレスの間にはさまれた格好で目を覚ましました。いつもそばにいるクララはいません。くまは、自分を大切にしてくれるクララを探しに行きました。かわいいパステル調の絵本です。
かいじゅうになりたいミルクちゃん<外部リンク> かどのえいこ 文
にしまきかやこ 絵
ポプラ社 怪獣の家の子どもになったミルクちゃん。プチプチという弟もできました。ところが弟の方が大きいし、強そう。それが悔しいミルクちゃんは、いいことを考えました。
2004年(平成16年)9月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
妻は絵手紙 夫は風景スケッチ<外部リンク> 花城康雄・
花城祐子 著
日貿出版社 夫の単身赴任時に始まった妻の絵手紙。それに触発されて夫が描き始めた風景スケッチ。絵を描くことで二人はそれぞれの人生を輝かせてきた。心豊かに生きる方法を絵手紙とスケッチで紹介。
赤い水、黒い水<外部リンク> 鷺沢萌 著
水崎真奈美 絵
作品社 38歳という若さでこの世を去った著者の絵本。人はなぜ争うのか。人はなぜ神を信仰するのか。そして、人の命とは何か。研ぎ澄まされた文章から現代社会への痛烈なメッセージが読み取れるでしょう。
おばあちゃんの記憶<外部リンク> エルヴェ・ジャウエン 文
小野ゆり子 訳
さ・え・ら書房 アルツハイマー病にかかり、つらかった戦争も、すばらしかった恋愛も忘れていくおばあちゃん。そのおばあちゃんを利害をこえて愛し、優しく見守る、13歳の少女ヴェロとその家族の心あたたまるお話です。
とんとんとんと<外部リンク> 五味太郎 文・絵 クレヨンハウス とんとんとんと電柱を登り、ビルの屋上へ。そこから風船、ヘリコプターへと乗り移り、ついに、とんとんとんと目的地へ到着。なかなか来ないバスを待つぶたくんが、とんとんとんと楽しい空想を繰り広げる絵本。
2004年(平成16年)8月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
とっておきの手紙<外部リンク> 黒岩重吾 著 たちばな出版 未刊行の数多くのエッセイの中から逸品を選び、いくつかの章に大別して収録。社会と人間に対する鋭い観察、生と死を含めた人生への思いなど黒岩重吾の生きてきた道がうかがい知れます。
チビ象ランディと星になった少年<外部リンク> 坂本小百合 著 文芸春秋 ゾウを愛してやまない少年・哲夢はタイ留学を経て、日本で最初の少年ゾウ使いへの道を選びます。老人ゾウの楽園づくりの夢が実現に向う途上での、少年の突然の訃報。20年という短い少年の一生が記されています。
うみべのステラ<外部リンク> メアリー=ルイーズ・ゲイ 文
江國香織 訳
光村教育図書 ステラとサムは、今日は一日海岸で過ごします。サムにとっては初めての海です。「ヒトデってどこからくるの」「ヒトデって海に恋しちゃった流れ星なのよ」海辺の二人の楽しい会話と様子が伝わってくる絵本です。
金曜日がおわらない<外部リンク> アニー・ドルトン 文
岡本浜江 訳
風川恭子 絵
文研出版  悪夢の金曜日がまたまたくり返されます。レニーは、何とかしてそのくり返しを止めようと、いろいろやってみます。どうしたらこの悪夢が終わるのか。明日は来るのか。
2004年(平成16年)7月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
古写真で語る京都<外部リンク>
~映像資料の可能性~
京都映像資料研究会 編 淡交社 本書は、幕末の京都を写した古写真を使って、その資料化についての論考をまとめたものです。明治の先進都市・京都に残されている、庶民の手による映像を調査・発掘し、それらの古写真を掲載しています。
村田エフェンディ 滞土録<外部リンク> 梨木香歩 著 角川書店 19世紀末、考古学の研究のため、スタンブールに留学した日本人「村田」の物語。さまざまな国籍の人が暮らす村田の下宿は、さながらトルコという国を象徴するかのようです。
みどりのネコとあかいワニ<外部リンク> ブノア・ドゥベッケール 文
及川美枝 訳
にいるぶっくす みんなと色の違うみどりのネコには、友だちがいません。ある日、やっぱりみんなと色の違う赤いワニに出会います。「ぼくたちは、ぼくたち。そして、ともだち」いつしか、2匹は仲良くなっていきます。
つるばら村の家具屋さん<外部リンク> 茂市久美子 文
柿田ゆかり 絵
講談社 つるばら村の家具屋さんには、キツネ・ウサギ・イノシシ・山の精・木馬など不思議なお客さんが注文にやって来ます。家具屋さん一家をめぐる、12編のかわいくて不思議なお話です。
2004年(平成16年)6月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
旅に出たくなる日本語<外部リンク> 福田章 著 実業之日本社 宮沢賢治、金子みすゞ、寺島尚彦、太宰治、石川啄木、夏目漱石、西條八十、北原白秋…。旅情を誘う日本文学38 作品の名場面を選び、旅立ちを決意させてくれる名文、この地へ旅したくなる名文などを掲載しています。
へのへの夢二<外部リンク> 久世光彦 著 筑摩書房 時は日中戦争勃発前、場所は信州富士見高原日光療養所。 結核で死の淵をさまよう画家夢二は、かつて愛した4人の女性が、夜ごと彼との結びつきの深さを競い合う、奇(あや)しき光景を目にします。夢二を扱った小説。
おっちゃんの長い夏休み<外部リンク> 岸川悦子 文
藤原ゆみこ 絵
金の星社 優詩をかわいがってくれたおっちゃんは、病院で長い夏休みを過ごしていました。その後、白血病で亡くなったおっちゃんは、自分と同じ病気で苦しむ人たちのために、「献体」をします。命の尊さを伝える読み物です。
ぜったいがっこうにはいかないからね<外部リンク> ローレン・チャイルド 文
木坂涼 訳
フレーベル館 学校に行きたがらない世話のやける妹に、学校に行けば経験できる楽しいことをお兄ちゃんは次々と話して聞かせますが…。やさしい気持ちが伝わる絵本。
2004年(平成16年)5月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
維新 京都を救った豪腕知事<外部リンク>
~槙村正直と町衆たち~
明田鉄男 著 小学館 明治初期、幕末の動乱で荒廃した都・京都は、官民一体となった態勢で産業復興に成功し、かつての繁栄を取り戻しました。その時、近代化を推し進め、京都府の実質的指導者であったのが、2代目知事の槙村正直です。
季節をいろどる草盆栽・苔玉<外部リンク> 田中光洋 作品製作 池田書店 草盆栽とは、山や野の草を使って鉢の中に自然の景色を作り上げ、苔玉は、鉢のかわりに苔を使い野に咲く花や草を優しく包みます。これらの作り方などが解説されています。
せかいいちゆうかんなうさぎラベンダー<外部リンク> ポージー・シモンズ 文
さくまゆみこ 訳
あすなろ書房 「あぶないわ、気をつけて」が口ぐせのうさぎのラベンダー。慎重でもの静かな女の子が、ひとたび勇気を出したら…。みんなが勇気百倍になる楽しい絵本です。
おじいちゃんは遊びの名人<外部リンク>
~三世代で楽しむ伝承遊び~
多田千尋 文 ひかりのくに けん玉・メンコ・糸巻き車などの遊びは、おじいちゃんからお父さんへと伝えられてきた昔からの伝承遊びです。それらの作り方から遊び方までが書かれています。
2004年(平成16年)4月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
新入社員に贈る一冊<外部リンク> 日本経団連出版 編 日本経団連出版 人は、なりたい職業に必ずしも就けるとは限りません。また今の不況下、職に就くことさえままならぬ状態です。そんな世の中へ新たにこぎ出そうとする新入社員に贈る本を集めたブックガイド。
いつも君の味方<外部リンク> さだまさし 著 講談社 この数年、『精霊流し<外部リンク>』や『解夏<外部リンク>』で、小説家としての活躍が際立つ、さだまさしの新作エッセイ。人は皆、自分を愛してくれている味方がいて、その存在に励まされ生きているということを気付かせてくれる一冊です。
矢の白鳥ポー<外部リンク> 手島悠介 文
渡辺あきお 絵
学習研究社 誰かに矢を射られ傷ついた白鳥「ポー」を、優しく守り育てる一人の老人。その老人は、すし屋の一人息子の少年ケイと、心を通い合わす友達になります。実際の事件をもとに書き下ろされた感動のストーリー。
一年生になるんだもん<外部リンク> 角野栄子 文
大島妙子 絵
文化出版局 今日は「さっちゃん」の6歳のお誕生日。来年の春には1年生です。おじいちゃんとおばあちゃんが、ランドセルを贈ってくれました。入学式までのわくわくした気持ちが伝わってくる絵本。
2004年(平成16年)3月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
できれば幸せに働きたい<外部リンク> 日本経済新聞生活情報部 編 日本経済新聞社 30~40 歳代の女性会社員がぶつかる壁や悩み、それらを乗り越えるために努力する姿が取り上げられ、働く女性に、くじけず前向きに生きてほしいというメッセージの数々を収めています。
信じること働くこと<外部リンク> ジミー・カーター 著
瀬戸毅義 訳
新教出版社 2002年にノーベル平和賞を受賞した、元アメリカ合衆国大統領の自伝です。正義と平和を求めて努力を重ねた自分の人生を振り返りながら、数々の失敗や挫折の中で自分を生かし支えてくれたキリスト教の信仰について、深く、優しく語っています。
はるさんがきた<外部リンク> 越智のり子 文
出久根育 絵
すずき出版 寒い朝、高い空の上で雪になった水たちはきらきらふわり、風とダンスをします。雪でいるってなんてすてき。でも、土の上に積もれば、どこへも行けず、ほかの景色も見られません。春の訪れを描いた心温まる絵本。
おいしいおやつ100点<外部リンク> 講談社 「デコレーションケーキ」「和菓子」「おせんべい」など、100点のおやつ大集合。見ているだけでお腹がすいてきて「食べることって楽しいなあ…」と思える本。
2004年(平成16年)2月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
世界のおばあちゃんの知恵袋<外部リンク> イーメディア 編 三修社 昔から伝えられている「おばあちゃんの知恵」は、現代の生活でも十分役立ちます。健康や節約、掃除、食べ物などについて、日本だけでなく世界中の知恵や工夫を広く紹介しています。
つつむ<外部リンク>
~基本から応用まで~
学習研究社 かつて、「つつむ」という言葉には、「大切なものを守るためにくるみ込む」という意味がありました。気持ちを込めた贈り物の包装、実用的な風呂敷包み、暮らしを彩る包装など。さまざまな包み方とともに、「慶」や「弔」のマナーも学べる1 冊です。
カプチーヌ<外部リンク> タンギー・グレバン 文
カンタン・グレバン 絵
江國香織 訳
小峰書店 カプチーヌは、お父さんの大きな過ちにより、魔女メガンによって呪いがかけられ、背が縮んでしまいました。友達のコウノトリや野ねずみたちの力を借りて、彼女は魔女の城に向かいます。
くまさんとことりちゃん<外部リンク> ウルスラ・デュボサルスキー 文
ロン・ブルックス 絵
いまえよしとも 訳
BL出版 のほほんとしながら、どこかとぼけておかしな「くまさん」と、しっかり者で賢い「ことりちゃん」の友情物語。心温まるお話が5話収録されています。初めて物語を読む子どもに最適の本。
2004年(平成16年)1月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
猿の絵入門<外部リンク> 干場哲鳳 著 日貿出版社 平成16年の干支は猿。ユーモアがあり、活動的で可愛らしい猿は、人間の姿と重ね合わされ、美術・工芸・芸能・文学などさまざまなものに登場します。この本は、猿のいろんな姿を墨絵でいきいきと描くため、基礎的なスケッチから墨描き、彩色までを丁寧に解説した入門書です。
アイとアユム母と子の700日<外部リンク> 松沢哲郎 著 講談社 高い知性を持つチンパンジーの母「アイ」とその息子「アユム」を中心に、3組の母子の知識や技術が、世代間でどのように伝わっていくのかを研究しまとめた本です。その成長過程で見られるさまざまな親子関係や仲間関係。チンパンジーという生き物を深く知ることによって、人間が本来持っている姿まで考えさせられる1 冊です。
おさるのジョージおもちゃやさんへいく<外部リンク> M .&H.A . レイ 文
マーサ・ウェストン 絵
福本友美子 訳
岩波書店 とっても知りたがり屋の、かわいい子ざるジョージが、おもちゃ屋さんで大活躍!半世紀にわたり、世界中の子どもたちに愛されているシリーズ絵本です。
ニホンザルの山<外部リンク>
~森の新聞7~
井沢紘生 文 フレーベル館 野山に暮らす野生のサルは、動物園のサルとは全く別の姿を私たちに見せてくれます。まわりの気配を敏感に感じたり、仲間を気にしたりしながらも自由にゆったりと暮らす野生のサルそれはサルたちが群れの仲間を頼り、同時に仲間に頼られているからなのです。野山に暮らすニホンザルの生態が写真と共に紹介されています。
おさるのもり<外部リンク> いとうひろし 文・絵 講談社 木に登れるようになって初めて「本物のおさるになった」といわれるおさるさん。まだ木登りのできない妹を見て、お兄ちゃんざるは登れるようになるきっかけを作ってあげたい、と思いました。そこでいろいろと考え…。
2003年(平成15年)12月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
高く遠い夢<外部リンク>
~70歳エベレスト登頂記~
三浦雄一郎 著 双葉社 冒険スキーヤーとして知られる著者は、65 歳でエベレストへの挑戦を決意。2003 年5 月22 日に、世界最高峰のエベレストを世界最高年齢で、かつ親子同時に登頂という2 つの記録を樹立。熱いメッセージは勇気と感動を与えてくれます。
お父さんエラい!<外部リンク>
~単身赴任二十人の仲間たち~
重松清 著 講談社 転勤族の長男として育った著者が、家族のために単身赴任を選んだお父さん20人にスポットを当てます。若者のひとり暮らしとは全く違う、その喜びや悲しみ、哀愁漂う人生模様を紹介した一冊です。
ぼく、かぜひいちゃった!<外部リンク> ディディエ・デュフレーン 文
アルメル・モデレ 絵
那須田淳 訳
ひくまの出版 あらいぐまのディエゴがかぜをひきました。熱もあるし、頭もくらくらします。お母さん、お父さんに優しく看病してもらい、少し苦手な薬も飲みました。ちょっと甘えん坊なディエゴが描かれた絵本。
サンタクロースのしろいねこ<外部リンク> スー・ステイントン 文
アン・モーティマー 絵
まえざわあきえ 訳
徳間書店 宝石のような美しい瞳をした、雪のように白い猫スノウ。あるクリスマスイブのこと、スノウは夜景に見とれてサンタさんのそりから落ち、迷子になってしまいます。
2003年(平成15年)11月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
安倍晴明・紫式部を歩く<外部リンク> 高原豊明・
岡本小夜子 著
講談社 今なお話題の安倍晴明と紫式部。二人は共に同時代を生き、共に藤原道長とかかわったことから、この本が誕生しています。京都を中心に、北は東北、南は九州、韓国まで、二人のゆかりの地が解説を交えて紹介されています。
わが師 山本周五郎<外部リンク> 早乙女貢 著 第三文明社 周五郎没後35年、生誕100年を記念して、弟子である著者が、周五郎との出会いや、その素顔、交遊関係、小説観などについて、当時を回想して語るように書いています。「たった一行で、読者を号泣させる」と言われる周五郎小説の魅力に迫り、核心に触れることができます。
おひさまとおつきさまのけんか<外部リンク> せなけいこ 文・絵 ポプラ社 始まりは小さなことでした。お日さまとお月さまがけんかをしたら、私たちの地球はどうなってしまうのでしょうか。ユーモアあふれるはり絵とストーリー展開が楽しい一冊です。
むしゃくしゃかぞく<外部リンク> ラッセル・ホーバン 文
リリアン・ホーバン 絵
福本友美子 訳
あすなろ書房 「むしゃくしゃかぞく」は、いつも、むしゃくしゃ。けんかばかりして暮らしています。ところがある日、坊やが不思議なものを拾ってきて…。「フランシス」シリーズの著者による、小さな楽しい絵本。
2003年(平成15年)10月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
この一冊で世界の地理がわかる!<外部リンク> 高橋伸夫 編著 三笠書房 地理がわかれば、経済も歴史もみんな見えてきます。地理を知るとは、人々が自然環境を活用し、生活を営み、長い歴史の中でその土地に刻み込まれた「智恵」を考えることです。歴史・政治・経済などすべての縮図が地理にはあります。
桂米朝コレクション6 事件発生<外部リンク> 桂米朝 著 筑摩書房 上方落語の第一人者、米朝師匠が語る落語の世界。この巻では、「らくだ」「算段の平兵衛」「次の御用日」など上方落語の大ネタ10 話を掲載。ミステリー調の展開から思わぬ謎解きへと笑いとともに進展する話の数々が収められています。
花火師リーラと火の魔王<外部リンク> フィリップ・プルマン 文
なかがわちひろ 訳
ポプラ社 今、最も注目されている本格ファンタジー作家、プルマンの作品。リーラという娘が、花火師の資格を得るため、家を飛び出して魔王ラズバニの住む山を目指しましたが…。ユーモアあふれる元気いっぱいの冒険物語。
勇気<外部リンク> バーナード・ウェーバー 文
日野原重明 訳
ユーリーグ 高いダイビング・ボードから飛び込む勇気、人との別れに耐える勇気…。すごい勇気から、毎日出会う勇気までさまざまな勇気があります。子どもを成長させる何よりのエネルギー「勇気」を楽しく伝えてくれる絵本です。
2003年(平成15年)9月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
漱石の孫<外部リンク> 夏目房之介 著 実業之日本社 夏目漱石の孫にあたる著者が、漱石の足跡をたどり、ロンドンの街を訪ねるところから本書は始まります。直接にはその偉大な祖父を知らない著者が、マンガ家・コラムニスト・孫の視点で語る漱石像は、ユーモラスで、独特の情感にあふれています。
子育ての知恵は竹林にあった<外部リンク> 増山均 著 柏書房 著者はこの本の中で、「子どもの遊び」と「私たちの暮らし」に目を向け、現代の子どもの成長・子育てのあり方を自然と人間のかかわりの中で見つめ、特に竹林にそのヒントを見い出します。
愛唱歌とっておきの話<外部リンク> 吹浦忠正 著 海竜社 「赤蜻蛉」「故郷」「荒城の月」などの唱歌・童謡・叙情歌は、美しい日本の情景が表現され、貴重な日本文化の一つです。「歌い継ぐべき日本の愛唱歌」として各界の著名人・知識人へのアンケートで人気の高かった曲にまつわる興味あふれる話を、たくさん紹介しています。
もう悪口なんかいわせない<外部リンク> クラース・ファン・アッセン 文
ユリエッテ・デ・ヴィット 絵
西村由美 訳
徳間書店 ダーニはちょっと変わった10歳の男の子。ある日、大好きなお父さんにまで誤解されたと思ったダーニは、家出の決心をします。そして、その後知り合った頑固で風変わりな老人とアマチュア劇団の練習をするうちに…。
だるまちゃん・りんごんちゃん<外部リンク> かこさとし 文・絵 瑞雲舎 りんごんちゃんから、「りんごん祭り」に招待されただるまちゃん。りんごん村では、いろいろな種類のりんごや人形芝居を見て楽しいひとときを過ごします。おなじみの「だるまちゃんシリーズ」の最新作です。
2003年(平成15年)8月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
田中耕一の「自分を活かす」術<外部リンク> 大富敬康 著 講談社 無冠のサラリーマンがノーベル賞受賞という偉業を成し遂げ、突如「世界一の技術者」としてクローズアップされました。まるでタレントのように世間に取り上げられた田中さん。しかし、「自分は裏方である」という姿勢を貫き通します。インタビューを通して、「やりたいこと」にこだわる田中さんの生き方を取り上げた本です。
日本全国おすすめユニーク美術館・文学館<外部リンク> 新人物往来社 編 新人物往来社 全国で新しい美術館や文学館が次々に開館していますが、その中のユニークな81館が紹介され、本市にある平等院ミュージアム鳳翔館や精華町にあるルイ・ルルー美術館も取り上げられています。
佐藤しのぶ 出逢いのハーモニー<外部リンク> 佐藤しのぶ 著 東京書籍 「歌のこころ」「人のこころ」の二部構成からなる本で、世界のプリマドンナ・佐藤しのぶが、私の人生・私の出逢いを初めてつづります。著者が司会の人気トーク番組「出逢いのハーモニー」から精選した対談12編も収録。よりすぐられたゲストと語る二人の言葉が、見事によみがえります。
えいごのうた<外部リンク> 小川恵子・
駕谷道子・
マシュー・リーダー 編
玉川大学出版部 「せんろはつづくよどこまでも」や「きらきらぼし」など、日本語の歌詞でも親しまれている歌の英語詞と、簡単な楽譜が載っている本です。CD付きで、一緒に歌えますよ。
ごくらくらくご<外部リンク> 桂文我 文
飯野和好 絵
小学館 CD付きの子ども向けの落語です。主人公はみんな子どもで、たぬき、カッパ、ざしきわらしなど。落語家の著者が演じる、ちょっととぼけた、落ちの見事な、プッと吹き出す楽しい新作落語が6話。
2003年(平成15年)7月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
幸福録<外部リンク>
ないものを数えず、あるものを数えて生きていく
曽野綾子 著 祥伝社 「幸福を感じるのは、不幸を感じるのと同じくらい感性の問題だ。深く幸福を感じる人はまた、強く悲しみも感じる」というように不幸や挫折も幸福への必須条件であるとする著者の思いが綴られています。『いい人をやめると楽になる』『ほどほどの効用』に続く第3弾。
苔玉・ミニ盆栽<外部リンク> 砂森聡 監修 新星出版社 最近、ミニ盆栽や山野草の根を苔で包んだ苔玉を、インテリアとして部屋で飾って楽しむ人が増えています。苔玉やミニ盆栽に必要なものから、作り方、飾り方のアイデアまでを豊富な写真とともに紹介しています。
日本全国古墳学入門<外部リンク> 土生田純之 編 学生社 日本には大小とりまぜ、多くの古墳が現存します。この本は、古墳の構造や出現から終末までの変遷など、東北から九州、朝鮮半島まで各地の古墳を巡り探究した古墳学の入門書です。
キャプテンうみへいく<外部リンク> マーガレット・ワイズ・ブラウン 文
ガース・ウィリアムズ 絵
ひがしはるみ 訳
徳間書店 船乗りになりたい犬のキャプテンは、ある日、海を目指して旅に出ました。途中、車や汽車などいろいろな乗り物があったけれど、やっぱり船に乗りたくてたまりません。
コンコード・ヒルの上で<外部リンク> マリア・D・ウィルクス 文
土屋京子 訳
福音館書店 大草原の小さな家<外部リンク>』に登場する「かあさん」キャロラインの子供時代を描くシリーズです。キャロラインは9歳、明るくて活発な少女です。彼女の母さんが再婚し、一家に新しい父さんが加わります。最初は反発していた兄さんのヘンリーも心を開きますが、そんな時コレラが家族を襲います。
2003年(平成15年)6月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
生きる力を育むために<外部リンク> 江川紹子 編著 時事通信社 生きる力を育み、価値観の多様化を支える教育のあり方について、安藤忠雄、平田オリザ、村上龍など各界で活躍する14人から、体験的子育てや教育論を聞くインタビュー集です。
被曝 治療83日間の記録<外部リンク> NHK取材班 著 岩波書店 テレビ放映されたNHKスペシャルを単行本にしたものです。外見からはわからない放射線による遺伝子レベルでの破壊の様子や、回復不可能と思われる状況に立ち向かう医師・看護スタッフたちの懸命な努力が、克明に綴られています。
庭を出ためんどり<外部リンク> ファン・ソンミ 著
キム・ファンヨン 絵
ピョン・キジャ 訳
平凡社 卵を産めなくなっためんどりは、養鶏場の外へ出されます。その後、めんどりは自分で卵を育てたいという願いがかない卵を抱きますが、それはマガモの卵でした。めんどりの懸命な子育てをとおし、親子のきずな、真の愛とは何かを問いかける小説です。
ふしぎな森のしゃしんやさん<外部リンク> 岡野薫子 文
若山雪江 絵
ポプラ社 うさぎ村にあるモノクロ写真館をたずねたポピー。それは見えないものを写す不思議な写真屋さんでした。「うさぎのおみせやさん」シリーズの最新作です。
10ぴきのかえるざんざんやまへ<外部リンク> 間所ひさこ 文
仲川道子 絵
PHP研究所 何日も何日も日照りが続き、草や木、魚たちも元気がありません。このままだと10 匹のかえるたちも弱ってしまいます。そこでかえるたちは、雨の神様にお願いをするために「ざんざんやま」へ出かけました。はたして雨を降らせて、みんなを助けることができるのでしょうか…。
2003年(平成15年)5月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
スカートをはいた少年<外部リンク>
~こうして私はボクになった~
安藤大将 著 ブックマン社 2002年、「性同一性障害」を堂々とマスコミの前で告白し、名前を「千夏」から「大将」と変えた現役競艇選手。自分が変わらなければ何も始まらないと決心した彼の心と体の葛藤を綴った本です。
京都<外部リンク>
~千年の水脈~
NHK「アジア古都物語」プロジェクト 編 日本放送出版協会 「水」が都市文明の発展に欠かせないことは世界史から見ても明らかです。千年以上栄えた都の地下には、今も枯れることのない水甕が存在し、古の都人は地下水と共に発展してきたのです。神秘的、科学的な興味をかきたてる1 冊です。
虫の名、貝の名、魚の名<外部リンク>
~和名にまつわる話題~
青木淳一 ほか編著 東海大学出版会 色彩感覚あふれる「スミナガシ」(蝶)や、「オヤニラミ」(魚)のようなユーモラスな名前など、生物にはユニークな名前がいっぱいあります。このうち、虫・貝・魚の日本での共通名を取り上げ、生物名に関するおもしろい話、役に立つ話、困った話などを紹介しています。
旅の絵本<外部リンク> 安野光雅 絵 福音館書店 字のない絵本です。1人の旅人が旅する村や町に、いつか読んだ絵本のシーンやどこかでみた名画、聖書のお話が点在します。それらをいくつ見つけられるかは、読み手の記憶や経験によります。お子さんといっしょにページをじっくり眺め、旅人と共に絵本の世界を旅しながら楽しんで欲しい本です。
パリの青い鳥<外部リンク> ヴェロニク・ウィルマン・
ジョエル・ルブラン 作
今江祥智 訳
BL出版 ママとはぐれてしまったジャンの元に、1羽のハトがやってきました。パリを知りつくしたハトは、ジャンを家まで送りとどけてくれたのですが…。モノクロの写真に彩色をしたちょっぴり異色の絵本です。
2003年(平成15年)4月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
ノーベル賞おもしろ雑学事典<外部リンク> ノーベル賞研究会 編著 ヤマハミュージックメディア 世界最高の賞は人間ドラマでいっぱいです。ノーべル賞創設の事情とその後の歴史、受賞者や受賞を逃した人たちのエピソード、授賞式とそれに続く晩さん会や舞踏会など、さまざまな知識や情報、雑学によってノーベル賞の真の姿が紹介されています。
犯罪被害者 サポートブック<外部リンク> 有吉春代 監修 自由国民社 「犯罪被害にあう」とはどういうことなのか?急増している身近な刑事事件について、ケース別にQ&Aで救済マニュアルを提示しています。また、日本における被害者支援の経緯とシステムの紹介や、相談窓口・関係機関などの資料も収録しています。
おおげさがきらい<外部リンク> 池波正太郎 著 講談社  国民的作家・池波正太郎には、未刊のエッセイが250 編以上もあるそうです。編集者が「落ち穂拾いの心得で探し出した」と言うように、それは誰かが拾い上げなければ、時の流れの中に埋没していたかもしれません。本書はそれらの作品を時代順に集めた5冊の中の1冊目にあたります。
自転車は、なぜたおれないで走れるの?<外部リンク> 横田清 文 アリス館 自転車で走っている時、ふと考えました。「なぜ、倒れないで走れるのかな?」調べてみると、前輪についているフロントフォークになぞの一つがあったのです。自転車について調べたいことが、どんどん出てきます。
なかよしこぐま まんなかに<外部リンク> おのりえん 文
はたこうしろう 絵
ポプラ社 「くまや」と「くまふ」は、双子のこぐまです。そっくりなのに、けんかばかりしています。でも、本当はとっても仲良し。カラフルな絵とリズミカルな言葉が楽しい絵本です。 
優しさとしての文化<外部リンク> 木津川計 著 かもがわ出版 『男はつらいよ』、『サザエさん』、『北の国から』など、国民的人気を獲得した作品に共通するものは、「優しさ」の文化だと著者はとらえます。そして「優しさ」の文化こそ、子どもたちに伝えていかねばならないものだとし、それを伝える義務が大人にはあるといいます。
2003年(平成15年)3月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
京都 地名の由来を歩く<外部リンク> 谷川彰英 著 KKベストセラーズ 西陣、祇園、木屋町、 化野… 。古都のイメージがただよい、いかにも京都らしい地名の数々。京都人が誇りにし、守ってきたこれらの地名は、どんな歴史を持っているのか。そんな地名の由来をたどっていきます。
私が1ばん好きな絵本2<外部リンク>
~日本の絵本150選~
マーブルブックス編 中央公論新社 日本の絵本の中から選びぬかれた150 冊の作品を、絵本の名案内人たちが、食べ物が登場するおいしい絵本・心があたたかくなる絵本・子どもの力にめざめる絵本などに分けて紹介しています。
そばかすイェシ<外部リンク> ミリヤム・プレスラー 文
山西ゲンイチ 絵
徳間書店 イェシは8歳の女の子。赤毛とそばかすをお兄ちゃんにからかわれては仕返ししています。夏休みにイェシは、家族で湖へ旅行に行きました。そこで会った男の子は初めはずいぶんいじわるでしたが…。
旅するベッド<外部リンク> ジョン・バーニンガム 文
長田弘 訳
ほるぷ出版 ジョージの新しいベッドは、小さな古いベッド。その古いベッドには「このベッドがあれば、どこへでも旅ができます」と書いてあったのです。子どもの夢みる力をふくらませる愉快な絵本です。
2003年(平成15年)2月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
いとしの介助犬アトム<外部リンク> 館林千賀子 著 中央公論新社 交通事故で手足の自由を失ってしまった著者が、周囲の人々の協力や介助犬「アトム」との出会いによって、社会生活への再起を目指して前向きになっていく様子が綴られた本です。著者にとってアトムが生活の手助けだけでなく、心の支えであり、どんなに大切な存在かが、そのタイトルからも伝わってきます。
英国ミステリ道中  ひざくりげ<外部リンク> 若竹七海・
小山正 著
光文社 ミステリーや小説を愛する愉快な夫婦が、ドイルやクリスティー、カーの故郷を歩き、優雅で知的なブリティッシュ・ミステリ-や小説の世界を楽しく紹介する旅行記です。
ターシャ・テューダーの言葉<外部リンク>
思うとおりに歩めばいいのよ
ターシャ・テューダー 著
倉野雅子 訳
メディアファクトリー 87歳になる現在も、ターシャ・テューダーはアメリカ・バーモント州の山奥でナチュラルライフを満喫しています。この本はターシャの暮らしを紹介した写真や、折々の言葉を集めて、「ターシャの小さな哲学書」となっています。
えほん百科 ぎょうじのゆらい<外部リンク> 講談社 「なぜ、節分に豆をまくの?」「おひなさまを飾るのはどうして?」こんな質問に、楽しい絵やクイズで答えた本です。今まで知っているようで知らなかった行事の由来が、わかりやすく書かれています。
ゆきのひ<外部リンク> 佐々木潔 文・絵 講談社 田舎の小さな駅に、今日も雪が積もります。町に行く人、貨物列車から降ろされる荷物。駅の一日を描く、文字のない静かな絵本です。
2003年(平成15年)1月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
羊の博物誌<外部リンク> 百瀬正香 著 日本ヴォーグ社 染織の研究のため、羊を尋ね歩くうち、羊の持つ不思議な魅力の虜になってしまったという著者が描く羊の博物誌です。「英国羊の博物誌」・「羊飼いの文化史」の内容で、羊の歴史と文化を紹介しています。
羊からの贈りもの<外部リンク> 広瀬光治 著 モデラート ニット界の貴公子と呼ばれている著者が、ニットにまつわるエッセイや男たちの編み物対談、一本針で編む男のアイテムの紹介、アイルランド・イギリスニット紀行などをまとめた一冊です。写真も豊富に掲載されています。
アオテアロアのヒツジ探し<<外部リンク>/td> 原田正樹 著 新風舎 白く長い雲がたなびく国、ニュージーランド。30歳直前の著者は、たまたま書店で手にしたワーキングホリデーの紹介書を見て、奥さんとともに「ヒツジの国」ニュージーランドへ行くことを決心します。アルバイトをしながら暮らした1年間の海外生活は、さまざまな体験をとおして、新しい知識や、素敵な友人たちを与えてくれました。
ひつじいたらいいな<外部リンク> ミック・インクペン 文・絵
角野栄子 訳
小学館 もしもそばにひつじがいたら、あんなことをしたり、こんなことをしたり…。あなたならひつじと何をして遊びますか?親子で、兄弟で、想像しながら読むのもおもしろいのでは。
しりたがりのこひつじ<外部リンク> サンドガード 文
エリック・カール 絵
くどうなおこ 訳
偕成社 いつも母親といっしょのこひつじは、自由に舞って飛ぶ蝶が不思議でなりません。ユーモラスな会話と色鮮やかな絵で描かれた絵本です。
2002年(平成14年)12月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
青空のむこう<外部リンク> アレックス・シアラー 著
金原瑞人 訳
求龍堂 小学生ハリーは、ある日突然、交通事故で死んでしまいます。ハリ-は死の直前に姉に投げつけたひどい言葉を謝りたくて、再び「この世」に戻ることにします。死者となったハリーが見る「この世」は生きている時には知り得なかったことがいっぱいでした。
感動が子どもを変える<外部リンク> 村上淳子 著 家の光協会 「感動がこころを育てる。感動がなければこころは変わらない。」を信条に、読みきかせを続けてきた著者の実践書です。読みきかせを実践しようと思っている人に最適の本です。
京艶<外部リンク> 北奥耕一郎 著 淡交社 京の社寺、小路、そしてさまざまな祭事の中で見られる「艶(えん)」の世界。京都の町で千年にわたって育まれてきた世界を、雅(みやび)、幽(ゆう)、粧(よそおい)、凛(りん)の四つのテーマで撮影した写真集。色鮮やかな情景が京都の魅力を一段と引き立たせてくれます。
今昔物語集の世界<外部リンク> 小峯和明 文 岩波書店 王朝貴族が行き交う平安京で起こる謎の事件、盗賊の暗躍…。芥川龍之介の「羅生門<外部リンク>」の原話をはじめ、一条戻り橋の鬼の話、不思議な犬に命を救われた子どもの話など、今から900年ほど前の京を鮮やかに描いた「今昔物語集」の魅力に迫ります。
注意読本<外部リンク> 五味太郎 絵・文 ブロンズ新社 「ねぼうに注意」「わすれ物に注意」「自動車に注意」…。毎日の暮らしの中で注意しなくてはならないことが、ユーモラスな表現で書かれた本です。
2002年(平成14年)11月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
しらべる戦争遺跡の事典<外部リンク> 十菱駿武・
菊地実 編
柏書房 近代の戦争を伝える遺跡が日本全国に残っています。この本は、豊富な図版で、身近な戦争遺跡を紹介。奈良線「木幡駅」への引き込み線は宇治にあった巨大な「陸軍宇治火薬製造所」の火薬専用線の跡です。
日本人が読み伝えてきた音読名文107選<外部リンク> 濤川栄太 著 海竜社 江戸時代、日本は寺子屋で子どもたちに論語を音読させていました。35年にわたって音読教育を提唱、実行してきた著者が、実際に音読したい107の名文を紹介しています。
まただまされたな、ワトスン君!<外部リンク> コリン・ブルース 著
布施由紀子 訳
角川書店 英国ミステリーの代表『シャーロック・ホームズ・シリーズ』の主人公が活躍します。科学全般が苦手なワトスンの身の回りに起こった事件を、ホームズが確率・統計など数学の理論を使って、誰にでも分かる簡単な言葉で、鮮やかに解き明かしていきます。
歌舞伎入門<外部リンク> 古井戸秀夫 著 岩波書店 歌舞伎の歴史や衣装、小道具、音楽、化粧など、基本知識の解説のほか、『忠臣蔵』『勧進帳』など代表的な作品も紹介。初めて歌舞伎を見る人には絶好のガイドブックです。
秋空のトト<外部リンク> 那須正幹 作
永田萠 絵
ポプラ社 トトは、真っ白なむくむくの毛におおわれた、とてもかわいらしい犬でしたが、病気になって今は見る影もありません。少女ミカと飼犬トトの生活を美しい色彩で描いたすてきな絵本です。
2002年(平成14年)10月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
京都であなたと 寺田みのる 著 アスク 京都で会って、京都で芽ばえる愛のカタチ。美しい水彩画と文章で、ゆったりとした時の流れを綴った“京都スケッチ恋紀行”です。風景画を主体に各種雑誌にエッセイなど多数執筆している著者の本です。
これでわかる生ごみ堆肥化Q&A<外部リンク> 岩田進午・
綱島不二雄 監修
合同出版 生ごみリサイクルの活動 は、市民の暮らしの中に意識され、前進してきました。この本では、生ごみはなぜ堆肥になるのか、発酵と腐敗はどう違うのか、また、日本の農地には生ごみ堆肥はいらないのではなどの疑問に、明快な答えが導き出されています。
池波正太郎が残したかった「風景」<外部リンク> 池波正太郎 ほか著 新潮社 小説「剣客商売」で主人公の秋山小兵衛と大治郎親子が大活躍する隅田川付近や、池波正太郎が愛してやまなかった浅草、上野をはじめとする江戸・東京の風景が、江戸時代の絵図や現代の写真とともにたくさん紹介されています。そのほか、「真田太平記」の舞台となった町や「剣客商売」で描かれた弁当の再現など、池波ファンには必見の一冊です。
なんだったかな<外部リンク> いまえよしとも ぶん
ちょうしんた え
BL出版 動物園で初めて見たすてきな動物、何だったかな?カラフルではっきりとした絵のさまざまな動物が出てくる絵本です。  
クレー<外部リンク>
~おはなし名画シリーズ~
森田義之 監修 博雅堂出版 1879年、スイスに生まれ たパウエル・クレーの42点の絵と生涯を綴る絵本画集。音楽を愛していたクレーの絵からは、音色が聞こえてくるようです。子どもから大人まで楽しめる美しい本です。 
2002年(平成14年)9月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
小さな可愛いお店のつくり方<外部リンク> たかはたけいこ 著 PHP研究所 自分の可愛いお店を持ちたいと思っている女性に、開店資金のつくり方から、店舗づくりのノウハウ、開店のための心構えまで、くわしく説明した本です。女性による女性のための「開業の手引き書」です。
東京の名家<外部リンク> 石村博子 著 角川書店 東京に根を張り、何代かにわたって社会的に幅広い活躍をしている人を輩出した「家」をテーマに書かれた本です。文豪、夏目漱石の名の重圧と葛藤(かっとう)しながらも、時代の先端をいく夏目家の人々。父子三代の音楽一家、服部家など12 の家を紹介しています。
風の名前<外部リンク> 高橋順子 文
佐藤秀明 写真
小学館 日本に伝わる「風の名前」382語が、カラー写真・詩・エッセイで綴られています。「四季の風」と風の地名や風の方位などの「季(とき)知らずの風」に分けて紹介されていて、日本人の暮らしの息吹が感じられます。
じんじろべえ<外部リンク> 岸川悦子 文
狩野ふきこ 絵
金の星社 パパが出ていき、ママが働くようになって、ひとりぼっちになったゆっこ。声も出ず、学校にも行けません。そんなある日、ゆっこは犬のコロを拾って、少しずつ心を開いていきます。子どものために頑張る母親と、かまってほしい子どもとのふれあいを描いた本です。
おじいさんと10ぴきのおばけ<外部リンク> にしかわおさむ 文・絵 ひかりのくに 元気のないおじいさんに、ある日友達からプレゼントが届きます。プレゼントは何と、10匹のかわいいおばけです。おばけ達のおかげですっかり元気になったおじいさんの様子が楽しく描かれた絵本です。 
2002年(平成14年)8月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
山本宣治写真集<外部リンク> 佐々木敏二・
小田切明徳 編
不二出版 この写真集の初版は1979年に刊行され、今回、改訂増補版が出ました。山本宣治は、1929年帝国議会でただひとり治安維持法の改正に反対した夜、40歳の若さでテロに倒れました。当時の社会、郷土を知るうえでも貴重な資料です。
どうしよう!? 両親の面倒<外部リンク> 親の老後を真剣に考える会 著 ワニマガジン社 両親の老後について考える人、考えたくない人、どちらでもない人へ。いずれ訪れる両親の老後のために親孝行を真剣に考えることが今こそ必要です。心理的ケアは、まず物理的ケアがあってこそです。体験談やさまざまな知恵が紹介されています。
9月11日の英雄たち<外部リンク> リチャード・ピッチョート・
ダニエル・ペイズナー 著
早川書房 2001年9月11日、ニューヨーク、同時多発テロで世界貿易センタービルは崩壊。その時、市民を救助するため現場に突入したひとりのベテラン消防士が、自らもがれきの下敷きになりながらも奇跡的に生還します。この本には、あの惨劇の内側から見た、感動的な救出のドラマが語られています。
おとうさんがおとうさんになった日<外部リンク> 長野ヒデ子 文 童心社 おとうさんがおとうさんになった日って、まぶしいんだ。いつもの景色が輝いてみえるんだ。家族みんなで赤ちゃんを迎える、自宅出産の日がきました。
おにいちゃんは世界一<外部リンク> ウルフ・スタルク 文
マティ・レップ 絵
菱木晃子 訳
徳間書店 ぼくは、お兄ちゃんが大好き。でもなかなかいっしょに遊んでもらえない。ある日、やっと遊べることになったんだけど…。大きな字とカラフルな絵の読みやすい本です。
2002年(平成14年)7月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
パラリンピックへの招待<外部リンク>
~挑戦するアスリートたち~
中村太郎 著 岩波書店 車いすマラソン・車いすバスケットボール等のパラリンピック代表選手たちが自らの素顔、今日までの道のり、日々のトレーニング、そして夢を語ります。また、パラリンピックの軌跡や今直面している課題、新しい動き等も解説しています。
ダルタニャンの生涯<外部リンク> 佐藤賢一 著 岩波書店 『三銃士』の一人、ダルタニャンは小説・映画・演劇の主人公としてあまりにも有名です。騎士道精神の代名詞のようなこの人物は、実在しました。その波瀾に満ちた、小説より奇なる人生を、西洋歴史小説の第一人者である著者が生き生きと再現した一冊です。
忘れてならぬもの<外部リンク> 三浦綾子 著 日本キリスト教団出版局 氷点<外部リンク>』や『塩狩峠<外部リンク>』など、人間の生き方を追求する作品で今なお愛読者の多い作家、三浦綾子。自作に寄せる熱い思いや信じる人々との出会い、信仰生活の中で得たものなど、1966 年から1995 年までの間に新聞・雑誌等に掲載された作品の中で単行本に収録されていない初期のエッセイが集められています。
おしごと図鑑 2<外部リンク>
うまいぞ!料理人
くさばよしみ 文
高橋由為子 画
フレーベル館 日本料理・フランス料理・中国料理を専門に作る料理人の仕事を紹介。料理を作るのが好きな人は、ぜひ読んでみてください。イラストが多く、料理の勉強にもなる本です。
むしゃ!むしゃ!むしゃ!<外部リンク> カンダス・フレミング 文
G・ブライアン・カラス 絵
いしづちひろ 訳
BL出版 長年の夢だった野菜作りを始めたマグリーリさんですが、毎晩ウサギたちが芽をかじってしまいます。その度に畑の囲いを強くしていくのですが…。両者のイタチごっこが楽しい絵本です。
2002年(平成14年)6月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
水とビオトープの生きものたち<外部リンク> 全国学校ビオトープネットワーク 編 合同出版 子どもたちが生きもの調べをとおして自然体験をし、環境について考えられるように、生きものの生態系を観察できる環境を整えた「学校ビオトープ」。身近な自然環境の中で生きものたちがどのように生きているのかがわかり、環境を考えるのに役立つ本です。
京都「五七五」あるき<外部リンク>
~旅ゆけば俳句日和~
池本健一 著 実業之日本社 洛中洛外、四季折々の祭と花と名刹・名庭を俳句とともに巡ります。俳句をとおして初めてわかる京のかおりと美の真髄。俳句ファン・京都ファンに贈る新タイプの町歩きガイド。
日本語を反省してみませんか<外部リンク> 金田一春彦 著 角川書店 米寿を迎えた日本語研究の第一人者が語る日本語の面白さ、奥深さ、そして知恵。最終章の「日本語の未来は、表現力豊かな方言を葬り去らないことにキーワードがある」という説得力のある話に深くうなずいてしまいます。
ビロードうさぎ<外部リンク> マージェリィ・ウィリアムズ 文
ウィリアム・ニコルソン 絵
童話館出版 おもちゃのビロードうさぎは、いつか本当のうさぎになりたいと思っていました。大切にしてくれている男の子が重い病気になったことで、家中のおもちゃが焼かれることに。そのとき、みすぼらしくなったうさぎの目から落ちたのは、本当の涙でした。
ともだちいっぱい<外部リンク> 新沢としひこ 文
大島妙子 絵
ひかりのくに みちるは、かばのブイブイの絵本が大好き。今日もブイブイの絵本を見ていたら、さとるがやってきて「ぼくにもみせて」と絵本を引っぱります。そこから、みちるとさとるのともだち自慢がはじまって…。
2002年(平成14年)5月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
早わかり韓国を知る事典<外部リンク> 金容権 編・著 東海大学出版会 韓国の人々の暮らし・社会・文化・食・健康などについて500のキーワードでわかりやすく紹介されています。ハングルの基礎レッスンでは日常で使う単語も多く収録され、サッカー・ワールドカップを前に、共催国・韓国を理解するのに格好の一冊です。
滋賀の田園の生き物<外部リンク> 滋賀自然環境研究会 編 サンライズ出版 風景としてなじみ深い水田には、植物・昆虫などをはじめ、貝類・甲殻類・魚類・両生類・は虫類・鳥類・ほ乳類と多種多様な生き物がすんでいます。この本では特に滋賀県の生き物について、一年を通してまとめられています。
著名人が語る生きるヒント
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リブリオ出版 この本は、各界の専門家・識者48人が語る講演録を集成したもので、第1巻「生きるということ」のほか「親子のふれあい」「家族を考える」などをテーマにしたシリーズです。また、この本は大きな活字で読みやすく、「生きるヒント」が一杯詰まっています。
でんしゃでいこう でんしゃでかえろう<外部リンク> 間瀬なおかた 文・絵 ひさかたチャイルド 山の駅から海の駅へ次々に景色が変わる様子を楽しんでください。この本は、後ろからも読むことができ、電車に乗って山の駅まで帰ることもできます。
ふぶきのあした<外部リンク> 木村裕一 文
あべ弘士 絵
講談社 仲間たちから裏切り者と呼ばれ、オオカミのガブとヤギのメイは、二匹で暮らせる場所をめざします。吹雪の中、後ろからせまるオオカミたちから逃げられるのか。友だちを思いやる二匹の気持ちが強く伝わってくる本です。
2002年(平成14年)4月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
ニューヨークセプテンバー11<外部リンク> マグナム・フォトグラファーズ 写真 文 新潮社 2001年9月11日、ニューヨーク、運命の日、悲劇の街に偶然世界最高の報道家写真集団「マグナム」が結集していました。ロバート・キャパが設立し、ユージン・スミスなど名だたる会員を輩出してきた「マグナム」による歴史的写真集です。
秀吉の京をゆく<外部リンク> 津田三郎 文 淡交社 天正10年(1582)、織田信長が明智光秀に討たれた本能寺の変。豊臣秀吉の生涯にとって一大転機となったこの舞台は京都でした。これを機に秀吉は京都のまちにふるさと以上の思いを抱いていきます。伏見桃山城・醍醐三宝院・宇治橋・橋姫神社など秀吉ゆかりの史跡が美しい写真とともに紹介されています。
図解雑学 地震 尾池和夫 著 ナツメ社 日本は世界有数の地震国。1995年の兵庫県南部地震や2000年の三宅島・鳥取県西部地震が有名です。自身の起こるしくみ、震度とマグニチュードとの違い、地震による噴火・津波の発生についてやさしく解説しています。
たべものの名前のひみつ<外部リンク> 国松俊英 文
熊谷さとし 絵
岩崎書店 「すき焼きは農具から」「てんぷらはヨーロッパ」など短いお話やコラムに約100種類の食べ物が登場。食べ物の名前を調べると、それらが生まれた国や、材料・料理法のこと、伝わった時代の事もわかってきます。
あかちゃんのゆりかご<外部リンク> レベッカ・ボンド 作
さくまゆみこ 訳
偕成社 もうすぐ赤ちゃんが産まれてくるとわかって家族みんなは大喜び。赤ちゃんのためにゆりかごを作ります。大人も楽しめるカラフルな絵本です。
2002年(平成14年)3月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
加賀藩百万石の智恵<外部リンク> 中村彰彦 著 日本放送出版協会 下剋上の戦国時代に北陸の大大名となった藩祖「前田利家」。信長・秀吉に仕え、槍の又左としての武勇や忠勤は有名です。時の権力者からいかにして国を守ったのか、加賀百万石の基礎を築いた前田家三代の苦悩と知恵を読み取る本です。
失敗しない福祉車両の選び方<外部リンク> 山本明 著 山海堂 回転するシートを助手席に装着したものや車いすのまま車内に乗り込めるものなどさまざまなタイプがある便利な福祉車両。この本は購入するときの注意点、購入先、公的な補助など実際の購入にあたって役立つ情報を紹介しています。
装丁の仕事132人<外部リンク> 日本図書設計家協会 編 玄光社 本と読者が直接出会うときに一番初めに目にする本の背や表紙。その本の売れ行きすら左右するデザインは、装丁家というデザイナーの作業です。見ているうちに現物の本を読みたくなるような楽しい本です。
まほうのマフラー<外部リンク> あまんきみこ さく
マイケル・グレイニエツ え
ポプラ社 母さんが巻いてくれた父さんの緑のマフラーは、巻いていると勇気の出る魔法のマフラー。父さんの死から自立する小さな男の子の成長を1週間の物語で楽しく描いています。
ガリバーのいない夏<外部リンク> 山口理 作
佐野真隆 絵
国土社 遠山ゆりな。あだ名は「ガリバー」。おれたちはこの「チクリマン」のせいで、いつも先生に怒られている。今日こそは「ガリバー」をやっつけてやろうと、すごい作戦を思いついた。今度こそ大成功まちがいなし、のはずだったのだが…。
2002年(平成14年)2月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
おもろうてためになる関西企業ミュージアム イラストガイドブック ユーモアエクスプレス 編 出版文化社 関西の企業ミュージアムをイラストで紹介するユニークなガイドブックです。プロのまんが家たちが一館一館訪れ、独自の視点で博物館美術館・資料館・記念館・文学館など全部で82館紹介しています。
ありがとうアトム<外部リンク>
~介助犬アトム号誕生までの軌跡~
本岡修司 著 広済堂出版 アトムは昨年4月同志社大学に入学した女子学生の介助犬として大活躍しています。アトムが介助犬になるまでのトレーニングの様子やアトムを取り巻く人々の思いがいっぱい詰まった本です。
心はつながっている<外部リンク> グェン・ドク 著
グェン・ファン・ホン 訳
幻冬舎 ベトナムで腰から下が結合した「結合双生児」として生まれたベトちゃん、ドクちゃん。世界初の分離手術をうけた2人は昨年20歳になりました。この本は弟のドクちゃんがベトナム戦争や寝たきりの兄のこと、日本で義足を作る技術を学び祖国で体の不自由な人の役に立ちたいという願いについて書いています。
ゆきとトナカイのうた<外部リンク> ボディル・ハグブリンク 作・絵
山内清子 訳
ポプラ社 マリットは日本からは遠い北の国に住んでいる5歳の女の子。誕生日のたびにトナカイをもらい、そのトナカイが生んだ小さなトナカイもマリットのものです。草場から草場へとトナカイと移動しながら暮らしています。
ゆきだるまのマール<外部リンク> 二宮由紀子 作
渡辺洋二 絵
ポプラ社 ゆきだるま一家の末っ子マールは、はやく小さくなりたくてたまりません。ゆきだるまの世界では、おとなになるほど小さくなるのです。かわいらしい絵のたくさん入った楽しいお話です。
2002年(平成14年)1月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
馬の世界史<外部リンク> 本村凌二 著 講談社 世界史という舞台で、馬は人間の脇役として重要な役割を果たしてきました。人が馬に乗って以来、馬は人間社会で生産性を高めるために活用されてきました。馬と世界史とのかかわり、また、馬は世界史をどう変えたのか、それを追求する本です。
名馬は劇的に生きる<外部リンク> 松永郁子 著 講談社 サイレンススズカ・ホクトベガ・ライスシャワーなど光り輝いたサラブレッドたちと、生産者・オーナー・調教師・獣医・マスコミ・ファンなど馬を愛する人々のドラマが描かれています。
ウマの動物学<外部リンク> 近藤誠司 著 東京大学出版会 約5000万年前から始まるウマの進化や現代のウマの生理・生態・行動、人がウマを利用するときに使う馬具、ウマの品種などについて書かれています。農耕・通商・戦争など産業動物として、また伴りよ動物として私たちの身近にいるウマを最新の研究成果をふまえてバランスよく解説されています。
青い馬の少年<外部リンク> ビル・マーティンJr.・
ジョン・アーシャンボルト 文
かねはらみずひと 訳
テッド・ランド絵
アスラン書房 「ぼく」はだいすきなおじいちゃんに、ぼくが生まれたときの話をせがみます。風がよんだこと、2頭の大きな馬がかけてきてぼくに話しかけたこと…。馬のかおがやさしく、美しく描かれた絵本です。
馬のゴン太旅日記<外部リンク> 島崎保久 原作
関屋敏隆 版画と文
小学館 大学生の島崎君は馬による日本縦断に挑戦。雨にも負けず、馬のゴン太と大冒険をします。時速4キロで旅する愛と感動の珍道中を木版四版彫りで美しく描いた絵本です。
2001年(平成13年)12月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
草之丞の話<外部リンク> 江國香織 著 旬報社 ぼくの父は『草之丞』といいます。正真正銘の侍で、幽霊です。母は女優です。父は母の舞台での「せりふ」に恋をしたのです。父は幽霊だということも忘れて人前に出てきてぼくを驚かせますが…。少し哀しい、大人の恋のお話。
昭和路地裏大博覧会<外部リンク> 市橋芳則 著 河出書房新社 ページをめくると懐かしい昭和の情景の数々。覚えていますか、あの電気製品や日用品など。きっと「あのころ」のあなた自身の思い出がよみがえってくるでしょう。
ヒトゲノムの光と影<外部リンク> 佐伯洋子 著
式部啓 監修
裳華房 最近、新聞やニュースで話題になっているヒトゲノム解析やDNA解析。この研究は、私たちの生活にどのようにかかわってくるのでしょうか。また、世界や日本でどのような方向で進められているのでしょうか。専門家ではなく素人の立場から鋭く迫ります。
ダイアナと大きなサイ<外部リンク> エドワード・アーディゾーニ 文
あべきみこ 訳
こぐま社 ある冬の日、ダイアナの家にとつぜんあらわれた大きなサイは、ひどいかぜをひいていました。ダイアナはひとりでせわをしますが、それが少女とサイの長い長いつきあいのはじまりでした。
ニューヨークからのおいしい手紙<外部リンク> 高林麻里 文 ポプラ社 アメリカに住むいとこのリサちゃんからゆりちゃんに手紙が届きました。その手紙にはおいしいお菓子の作り方が一緒についていました。アメリカの行事とお菓子の作り方がわかる楽しい本です。
2001年(平成13年)11月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
カワセミ物語<外部リンク> 若尾親 写真 河出書房新社 宇治市の鳥はカワセミです。この本は、そのカワセミの美しさに魅せられ、カワセミ一筋に追いかけ続ける野鳥写真家の写真集です。ダイビングや巣立ちの瞬間など、四季を彩る宝石のように美しい鳥を楽しめます。
ザ・スープ<外部リンク> 川端裕人 著 角川書店 経済産業省のホームページが改ざんされるという事件の調査を依頼された主人公。調査を進めていくうちに、サイバーテロリストたちの影と、主人公が以前開発したインターネットゲーム「SOUPオンライン」との関係が浮かび上がってきます。ハッカーの実像をリアルに描いた小説です。
深海<外部リンク> 久保川勲 著 誠文堂新光社 地球表面の70%を占める海。その中でも深海は今もなお未知の部分が数多く残されています。この本では深海に住む珍しい「チョウチンアンコウ」や「カッパクラゲ」「ユメナマコ」などが貴重な写真で紹介されています。また、地形・地質や資源なども写真でわかりやすく説明され、深海への理解に役立ちます。
百年前の二十世紀<外部リンク>
-明治・大正の未来予測-
横田順彌 文 筑摩書房 この本は、ちょうど20世紀が始まった1901年に、当時の人々が100年後、世の中はこういうふうになっていると予言したことについて書いたものです。100年後の今年、予言は当たったのでしょうか。読んでびっくりの内容です。
のはらクラブのちいさなおつかい<外部リンク> たかどのほうこ 文 理論社 のはらの好きなおばさん「のはらおばさん」とこどもたち。種を見つけに秋ののはらにとびだします。おもしろい種がいっぱい見つかる、ワクワクゆかいな野の草花の本。
2001年(平成13年)10月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
ファミリーガーデン<外部リンク> バニー・ギネス 作 メディアファクトリー 植物を愛する大人の夢と活発に遊びたい子どもたちの夢をともに実現するアイデアを紹介した庭作りの本。ツリーハウスやバーベキューコーナー、2人用のブランコなど写真を見ているだけで気持ちが温かくなります。
作家の風景 文学館をめぐる 2<外部リンク> 小松健一 著 白石書店 全国にある作家の文学館や記念館、旧居などが、関連する美しい写真とともに紹介されています。東日本編の1巻<外部リンク>に続き、2巻は主に西日本を中心に、長野県の堀辰雄文学記念館や香川県の壺井栄文学館など13の文学館が収められています。
日本茶を一服どうぞ<外部リンク> 小川誠二 著 創森社 お茶には香気・甘み・苦み・渋みの4つの異なった持ち味があります。この4つの味を簡単な道具と手順で出し分ける「茶巧(さこう)と呼ばれる技法があります。この本には、日本茶のいれ方、味わい方など、日常気楽にお茶を楽しめる方法がたくさん書かれています。
レオ王子とちいさなドラゴン<外部リンク> ノルベルト・ランダ 文
クローディア・ド・ヴェック 絵
若松宣子 訳
徳間書店 お城の庭で大きなみどり色のたまごがみつかりました。どうやらドラゴンのたまごのようです。お城でるすばんをしていたレオ王子がたまごをあたためてみると…。
きんぎょのうんどうかい<外部リンク> 高部晴市 文・絵 フレーベル館 フーちゃんのがっこうは今日がうんどうかい。赤いきんぎょさんはつれていってもらうことになり、しょうがいぶつきょうそうにでることになりました。いったいどんなレースになるのやら。
2001年(平成13年)9月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
薄暮の京<外部リンク> 角田文衛 著 東京堂 かつて宇治で初めて講演したとき「若いころ遊んだこの地で講演できることは嬉しい」と言っていた著者の歴史エッセー。平安の都、いにしえの女性、考古学者の夢など、自らの人生・仕事・思想をまとめた本です。
赤の発見青の発見<外部リンク> 西沢潤一・
中村修二 著
白日社 世界的な半導体研究者である西沢潤一と青色発光ダイオードの発明・発見で広く知られる中村修二の世界的発見に至る経過をまとめた本です。どのようにして今までの常識を破るような発見をしたのか、また日本の技術開発のあるべき姿について語り合っています。
不揃いの木を組む<外部リンク> 小川三夫 著 草思社 法隆寺や薬師寺の宮大工棟梁であった西岡常一のもとで修業し、師の生前に独立した著者は宮大工の技能集団「鵤(いかるが)工舎」を設立します。人として成長しながら大工としての技を身に付けていく宮大工の弟子育成のお話で、「不揃いな木が一本一本組み合って、千年を越えて塔を支えている」という言葉は感動的です。
マドレンカ<外部リンク> ピーター・シス 文
松田素子 訳
BL出版 マドレンカはニューヨークに住む女の子。ある日、歯がぐらぐらすることに気づいて、友達みんなに知らせにいきます。フランス、イタリア、ドイツなど、さまざまな人種の人々が暮らす街の楽しさが伝わる絵本です。
スターハイツ0号室<外部リンク> 竹下文子 文
マイス・リッポ 絵
フレーベル館 森田さんはみどり町にあるマンション、スターハイツの管理人さんです。趣味はクロスワード・パズル。そんな森田さんがスターハイツの中で出会ったちょっと不思議なお話が5つ入っています。
2001年(平成13年)8月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
おんなの史跡を歩く<外部リンク> 京都新聞社 編 京都新聞社 歴史上の女性73人とそのゆかりの史跡を紹介。宇治近郊では、橋姫と宇治橋、藤原寛子(かんし)と白川金色院跡、森女(しんにょ)と報恩庵一休寺があります。身近なところに史跡を発見することができます。
家電製品のリサイクル100の知識<外部リンク> 永田勝也 監修
上野潔 ほか著
東京書籍 今年4月から「循環型経済社会」を目指して家電リサイクル法が本格施行されました。この本は一般の消費者の素朴な質問に答える形で「家電リサイクル法」がわかりやすく解説されています。質問の内容は法律だけでなく、家電製品の特徴や環境問題全体も幅広く及んでいます。
われに万古の心あり<外部リンク>
幕末藩士小林虎三郎
松本健一 著 新潮社 戊辰戦争によって敗戦し、焼土と化した長岡藩領を復興に導いた人物としてしられる小林虎三郎の伝記。山本有三の戯曲「米百俵」の主人公としても有名な彼を通して、歴史の中の人間の生き方を考えようとした一冊です。
紳士とオバケ氏<外部リンク> たかどのほうこ 文
飯野和好 絵
フレーベル館 古い家にひとりでくらす、とてもまじめなマジノ・マジヒコ氏。毎日、時計のように規則正しい生活をしています。ところが、その家にはもうひとりだれかがすんでいて…。
笛ふきイワーヌシカ<外部リンク> M・ブラートフ 再話
V・ワシーリエフ 絵
偕成社 イワヌーシカのふく笛は、ふしぎな笛。かなしい曲をふけばみんなはなきだし、おどりの曲ならがまんできずにおどりだす。いじわるな主人にひつじかいとしてやとわれた小さなイワヌーシカですが…。ロシアに伝わるお話です。
2001年(平成13年)7月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
母と子で見る『コスタリカ賛歌』<外部リンク>
絵かきが目と手と足でみた
児玉房子 著 草の根出版会 作者がコスタリカを訪れ、空港・市場・公園などで、人と接し、見たり聞いたりしたことを絵と文章にしました。コスタリカの自然、人の心の豊かさに感動した思いが伝わってきます。お子さんと一緒に地図帳を広げてご覧ください。
いくつになっても夢を描きたい<外部リンク> 松浦幸子 著 教育史料出版会 80歳になって初めて絵を描き始めた著者の母親の人生を綴っています。歳をとることに不安や孤独を感じている人たちに、いくつになっても夢を描けるという希望をプレゼントしたいという著者の心が伝わってきます。
京都だから成功した<外部リンク> 堀内博 著 柳原出版 京都は伝統と歴史、文化の街といわれますが、ベンチャーの街でもあります。ベンチャーから高度成長企業や各業界を代表する大企業となっている企業を取材し、経営者の経営に対する姿勢、転機での決断を「京都だから成功した」という視点からまとめた本です。
よみがえれ白いライオン<外部リンク> マイケル・モーパーゴ 文
佐藤見果夢 訳
評論社 がんじがらめの学校から逃げ出した「ぼく」は、大きなライオンの石像がある家でおばあさんに会った。おばあさんは「ぼく」に「チョウチョウのライオン」の話をしてくれた。
そらへのぼったおばあさん<外部リンク> サイモン・パトック 文
アリソン・ジェイ 絵
矢川澄子 訳
徳間書店 7つの誕生日の晩、女の子は夜空を見て思いました「あのほしとダンスしたいな」。星は空できらきらひかるだけでした。それから100年が経ち…。ふしぎな雰囲気の絵で描かれた神秘的な物語です。
2001年(平成13年)6月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
昇る夕日でまちづくり<外部リンク> 若松進一 著 アトラス出版 「しずむ夕日が立ちどまるまち」として愛媛県の双海町を全国に知らしめた、夕焼け課長の町おこし奮戦記です。郷土の自然や人々に対する深い愛情、卓越した企画力、そしてエネルギッシュな実行力で突き進んでいく姿勢は圧巻です。
車いすの旅行ガイド 増補新訂版<外部リンク> 塚本義次郎 著 風媒社 車いすの貸し出し、盲導犬の宿泊、玄関・入り口の造り、トイレなど7項目をチェックし、中部・関西地方の障害者や高齢者にお勧めの宿を344軒紹介しています。
私の歩んだ道<外部リンク>
~ノーベル化学賞の発想~
白川英樹 著 朝日新聞社 昨年「導電性高分子の発見と開発」でノーベル化学賞を受賞した白川英樹さんの受賞記念講演を中心に「プラスチックの魅力」についての対談などが収められています。本物を見る目を養い、好奇心を育てていくことの大切さが語られています。
ミラクルバナナ<外部リンク> ルイジアーヌ・サン・フルラン 絵
ジョルジュ・キャストラ 文
学研 南の国ハイチはバナナの木がいっぱい。すてられていたバナナの木を日本の工場で紙にしました。すごいバナナ!ミラクルバナナ!バナナの絵本をやさしくさわってみてください。
ベニーいえでする<外部リンク> バルブロ・リンドグレン 文
オーロフ・ランドストローム 絵
徳間書店 ママにおこられたこぶたのベニーは、ぬいぐるみのぶううちゃんをつれて家出することにしました。でも、いったいどこへいったらいいのかな?ベニーは一緒に住んでくれる人を探し始めました。
2001年(平成13年)5月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
仏塔巡礼(西国編)<外部リンク> 長谷川周 文・写真 東京書籍 仏教建築のシンボルである仏塔は高い木造建築技術で作られています。この本は、美しい写真に沿革や様式などの詳細データを添えて西国にある76の主要な仏塔を紹介しています。「東国編<外部リンク>」とあわせて仏塔の魅力をお楽しみください。
わが道は京都岡崎から<外部リンク> 深江浩 著 ナカニシヤ出版 京都の岡崎一帯から南禅寺、黒谷、吉田山といったあたりまでは、風光明媚さもさることながら、歴史や文学にゆかりの深い地です。この本は、この地に生まれ育った著者による名所・旧跡と人々の思いが入り交じる回想の記です。
スズメ百態面白帳<外部リンク> 大田真也 著 葦書房 日本ではスズメは親しみ深い鳥ですが、その生態については意外と知らないことが多いと思われます。そんなスズメの食・天敵・巣・分布・進化・民俗など、スズメとその生活について写真をまじえて紹介した一冊。
マインズ・アイ<外部リンク> ポール・フライシュマン 作
片岡しのぶ 訳
あすなろ書房 アメリカ・ノースダコタの療養ホーム。事故で下半身不随になり、入院してきたコートニーに、同室のエルヴァがイタリア旅行に行こうと誘います。16歳の少女と老婦人との交流を戯曲形式で書いています。
おおかみのでんわ<外部リンク> せなけいこ 作・絵 金の星社 ぼくがいうことをきかないと、おかあさんはすぐおおかみにでんわします。「もしもし、わるいこがいます。すぐつれていってください」ってね。どうしておおかみって、こわいんだろう?でもそのころおおかみのうちでは…。
2001年(平成13年)4月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
隣人<外部リンク> 重松清 著 講談社 佐賀のバスジャック事件や京都の小学生殺人事件、新潟の少女監禁、和歌山のヒ素カレー事件など、世間の注目を集めた事件の現場を歩いて、独自の視点から複雑な社会に生きる現代人の夢と狂気を追った異色のルポルタージュです。
HOTEL楽園オリエンタルリゾート<外部リンク> 三好和義 著 小学館 モルディブ、タヒチ、ハワイ、フィジー、インド、タイ、日本など、その国の伝統・歴史と現代をうまくミックスさせたオリエンタルなホテル約40を紹介する写真集。
京都ことわざ散歩<外部リンク> 三浦隆夫 著 京都新聞社 この本は、古今のことわざ・慣用句などを集めた「俚諺(りげん)資料集成」から京都に関するものを抽出して編集されています。「東男に京女」「京の茶漬け」などの有名なものも数多く収録されています。
いいことってどんなこと<外部リンク> 神沢利子 作
片山健 絵
福音館書店 やねのゆきがとけて、しずくがおちてくる音がなんだかとってもうれしそうです。「しずくさん、しずくさん、どうしてそんなにうれしいの?」と聞いてみると、これから何か「いいこと」があるようです。「いいことってどんなこと?」わたしは外に出てみました。すると…。
トムのほんとうのうち<外部リンク> ジョン・リンガード 著 徳間書店 トムは「とくべつな子」。それは、トムがおとうさんとおかあさんに「えらばれた」子どもだから。でも、赤ちゃんができるとトムは庭の木の上でひとりですごすことが多くなり…。血のつながらない親子がほんとうの家族になるまでの物語。
2001年(平成13年)3月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
不惑<外部リンク>
人生の元気力
佐江衆一 著 講談社 60代半ばに英会話を学び、海外留学までした著者の、自分らしく生きるための「元気力」補給法を紹介。惑っていては実現しない、自分のための「楽しい人生」を送る方法と人生をまるごと楽しむ達人たちの生き方を綴ったエッセイです。
葉隠の名将 鍋島直茂<外部リンク> 童門冬二 著 実業之日本社 鍋島直茂は、秀吉の朝鮮出兵や家康の関ヶ原の戦いに参加し、主家(龍造寺)に代わり佐賀を支配。鍋島家に仕えた当時の佐賀武士が持っていた精神こそ「葉隠精神」と呼ばれるものです。『葉隠』は現代のビジネス読本だという著者が描く鍋島直茂の一代記です。
大人の教科書社会の時間<外部リンク> 大人の教科書編纂委員会 編 青春出版社 「一般常識を知らずに恥ずかしい思いをしたことがある」という人のための教科書です。基礎知識から最新の時事ネタまで、国内・国外の政治と経済の「常識」が、だれにも知られることなく楽しんで身に付けられます。
栗栖ちくりん<外部リンク>
-ゆうひの丘のなかま-
いわむらかずお 文・絵 理論社 「夜になるとあやしいかいぶつが出るんですよ」と、うさぎのはるさんとねずみのあかねさんから聞いたりすの栗栖ちくりんさんが正体を調べに行きます。だって彼はしゅみでやっているとはいえゆうひの丘の探偵ですから。
りんごころころ<外部リンク> 松谷みよ子 文
とよたかずひこ 絵
童心社 ハナコちゃんが野原を歩いていたら、大きなりんごの木が「だれも実を取って食べてくれないから重たいよう」と泣いていました。「わたしが取って食べてあげる」と、ハナコちゃんがりんごの実を落としはじめると…。
2001年(平成13年)2月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
家族で楽しむさんかくブロックおりがみ<外部リンク> 小林一夫 監修 主婦と生活社 三角形に折った「折り紙ブロック」を組んで作るクラフトホビーの作品集。動物やキャラクター、ペンダント、植木鉢カバー、はし置き、コースターなどの作り方やテクニックを分かりやすく紹介しています。
日本語の乱れ<外部リンク> 清水義範 著 集英社 「日本語はどうなるのでしょうか」というラジオ番組のひとことに寄せられた投書の山。ラ抜き言葉、女子高生の意味不明語、カタカナ語に対する非難や苦情の嵐。表題作「日本語の乱れ」ほか、1 1の短編は小学生からお年寄りまで遊べる「言葉の遊園地」です。
ようこそ能の世界へ<外部リンク>
~観世銕之亟(てつのじょう)能がたり~
観世銕之亟 著 暮しの手帖社 室町時代に世阿弥によってつくられ、600年を経て現代まで受け継がれてきた「能」。能役者・観世銕之亟さんが演技・舞・能面など、能の魅力をわかりやすく語ってくれます。美しい写真も満載。
こいぬのうんち<外部リンク> クォン・ジョンセン文
チョン・スンガク 絵
平凡社 こいぬのうんちが、いしがきのすみっこで「なんだって!ぼくはうんちだって?ぼくはきたないんだって?」と泣いています。ひとりぼっちのこのうんちはどうなるのでしょう。お話も絵もすてきな本です。
公園ののら<外部リンク> ダイアナ・ロス 作
エドワード・アーディゾーニ 絵
坂崎麻子 訳
徳間書店 プリムベリーの町じゅうの人がじまんに思っている美しい公園に、1匹ののらねこがいました。きずあとだらけの、いたずらばかりするこの猫が、みんなから大切にされるようになったそのわけは……?
2001年(平成13年)1月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
最新ヘビ学入門<外部リンク>
-90の疑問-
C・H・アーンスト・
G・R・ズック共著
岩村恵子 訳
平凡社 砂漠から海の中まで環境にうまく適応しているヘビ。世界中には2600種以上が生息し、その生態は不思議で意外な事実に満ちています。体のしくみや生態、ヘビに関する言い伝えなど、最新の情報でわかりやすく解説されています。
蛇を踏む<外部リンク> 川上弘美 著 文藝春秋 「藪で蛇をふんでしまった」と話をすると住職が「このごろ蛇が多くてな。蛇は化けるからねえ…」。一日が終わり家に帰ると部屋の中ほどに50歳くらいの見知らぬ女が座っていた。読み進むうちに不思議とやわらかくのんびりとした気分になる物語。
蛇になる女<外部リンク>
~古今東西蛇物語~
小柳伸一 著 近代文芸社 古代、日本では蛇は畏敬すべき神として多くの神話や物語に登場。また、ギリシャ神話や中国の史記の中にも蛇にまつわる話が数多くあります。この本は、蛇に関する物語だけでなく、蛇を詠んだ俳句や蛇酒の効能も紹介しています。
さるのせんせいとへびのかんごふさん<外部リンク> 穂高順也 ぶん
荒井良二 え
ビリケン出版 どうぶつむらのびょういんには、いろんなかんじゃさんがやってきます。さるのせんせいはへびのかんごふさんをつかってどんなちりょうをするのでしょうか。春らしい、明るい色づかいの絵本です。こんなびょういんなら行ってもいいかな。
へびのしっぽ<外部リンク> 二宮由紀子 さく
荒井良二 え
草土文化 へびのしっぽはたいくつしていました。そこで、みちでであったひとたちにゆうきをだして「ともだちになってください」とこえをかけるのですが、うまくおはなしができません。へびのしっぽがかんがえたことは…。ながいからだをめぐってのたのしいおはなしです。
2000年(平成12年)12月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
四大文明 インダス<外部リンク> 近藤英夫・
NHKスペシャル「四大文明」プロジェクト 編著
日本放送出版協会 四大文明の中で一番なじみの薄いインダス文明。代表的遺跡のモヘンジョ・ダロやハラッパーのほかに、近年発掘調査が進んでいるドーラビーラー遺跡での研究成果を豊富な写真やコンピュータ・グラフィック写真で紹介。インダス文明の謎に迫ります。
日本初「水車の作り方」の本<外部リンク> 吉田燿子 著
寺垣豪憲 画
小学館 水車大工による本格的な工法を紹介するだけでなく、日曜大工で比較的簡単にできる作り方も掲載。また、楽しい「からくり水車」の紹介など、水車の魅力が満載です。
京のあたりまえ<外部リンク> 岩上力 著 光村推古書院出版 宇治市在住の著者が、古い風習やしきたりから何かと誤解されがちな京都人の暮らしぶりを通して、そこに息づく感性や発想法、心のやさしさを書き綴ったエッセイ集。94年出版の改訂増補。
おぎょうぎのよいペンギンくん<外部リンク> H・Aレイ え
M・Wブラウン作
ふくもとゆみこ やく
偕成社 南極からきたペンギンくんは、ごはんの時にスープもパンも床にポイッ。とってもおぎょうぎが悪いので、アライグマくんにマナーを教えてもらうことになりました。おぎょうぎのよいペンギンになれるでしょうか?
一年中ワクワクしてた<外部リンク> ロアルド・ダール 文 評論社 「だれでも知っているように、12月には2つすてきなことがある。学校が冬休みに入ることとクリスマスがくることだ」。ロアルドおじいさんがわんぱく小僧のころをふりかえりながら、自然の豊かさ・美しさ、遊びの楽しさを話します。
2000年(平成12年)11月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
茶は限り無き道 十牛図に学ぶ<外部リンク> 千坂秀学 著 淡交社 中国から伝来した「十牛図」は、古くから修行僧のための手本でした。この本は、茶道を志す人に一生修行・悟りの道を「十牛図」と和歌によって学んでもらうための本です。禅や茶道に関心のある人だけでなく、自分を見つめ直したい人に読んでほしい一冊。
目をみはる伊藤若冲の『動植綵絵』<外部リンク> 伊藤若冲 画
狩野博幸 著
小学館 鮮やかな色彩と装飾性に満ちた独自の画境を開拓した伊藤若冲の大作「動植綵絵」と70数年ぶりに発見された幻の絵巻「菜虫譜」をオールカラーで収録。若冲の生涯や若冲にまつわる京都案内も収めた美しい本です。
住職がつづるとっておき平等院物語<外部リンク> 神居文彰 著 四季社 平安時代の童歌に「極楽いぶかしくば、宇治のみ寺をうやまえ」とうたわれた平等院。京の童たちは何を見て命の先を再び信じ直したのでしょうか。その謎を最近の学問的成果を交えつつ、平等院住職がやさしい言葉で綴るエッセイ集です。
忍者図鑑<外部リンク> 黒井宏光 著
長谷川義史 絵
ブロンズ新社 だれしも一度は忍者にあこがれたことがあるのでは?この本は忍者のひみつやどんな技を使っていたのかなど、忍者や忍術についてわかりやすく、正しくまとめてあります。これであなたも、あしたから忍者になれるかも?!
ざぼんじいさんのかきのき<外部リンク> すとうあさえ 文
織茂恭子絵
岩崎書店 ざぼんじいさんは、あまい柿をいつもひとりじめしています。まあばあさんにわけてあげるのは葉っぱや枝ばかり。でも、まあばあさんは大よろこびです。そのわけは…絵本を読んでのお楽しみ。
2000年(平成12年)10月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
京都<外部リンク>
日本の風景を歩く
水上勉 著 河出書房新社 京都は、水上勉が10歳で故郷の若狭を離れ相国寺の小僧になってから20歳で中国大陸に渡るまでの多感な青年時代を過ごした町。今宮界隈、伏見、醍醐、五番町など思い出に残る町の風景と人との出会いをつづった掌篇から、水上文学の原点が浮かび上がる作品です。
<総特集>安倍晴明 河出書房新社 さまざまな伝承に彩られた平安時代の陰陽師・安倍晴明。志村有弘、夢枕獏、岡野玲子、折口信夫、村山修一らがいろんな切り口から安倍晴明の実像に迫ります。
遠距離介護の上手なやり方<外部リンク> 太田差惠子 著 かんき出版 離れて暮らす親を子が遠隔地からケアする遠距離介護が増えています。この本には、実体験に基づいて、親が元気なうちにしておく準備や家族・親戚と上手に協力する方法、介護保険や福祉サービスなど、知っておくとためになるコツや知恵が集まっています。
ぞうのさんすう<外部リンク> ヘルメ・ハイネ 作
いとうひろし 訳
あすなろ書房 子ぞうは、まんまるのうんちをひとつしました。ある日、うんちがふたつに。ぞうはうれしくてとびあがりました。子ぞうは大人になり、年老いてやがて消えてなくなる日をむかえます。生きているということ、死ぬということ、思いをはせる自分に気がつきます。
マットくんのふねふねヤッホイ!<外部リンク> ピーター・シス 作 BL出版 ふねが大好きなマットくんは、おうちにあるソファやじゅうたんで、いろんなふねをつくります。カヌーやヨット、せんすいかん、かいぞくせん…。文章はないけれど、シンプルな絵が想像力をかきたてる絵本です。
2000年(平成12年)9月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
恋愛の神様<外部リンク> 北川悦吏子 著 角川書店 「ロングバケーション」や「ビューティフルライフ」など、大ヒットドラマを次々と生み出してきた、恋愛の神様といわれる北川悦吏子さん。恋のこと、仕事のこと、人生のことなどを本音で綴った、ちょっと笑えるハ-トフル・エッセイです。
知ってトクする時と時計の最新常識100<外部リンク> 織田一朗 著 ホーム社 深夜とは何時以降のこと?時差ボケを早く直す方法は?サマータイムで日本の時間はどう変わる?デジタル時計とアナログ時計、正確なのはどっち?などなど、普段なにげなく使っている時や時計に関する疑問をQ&A形式で楽しく解決しています。
手づくり安眠枕の本<外部リンク> 日本ヴォーグ社 肩凝り・不眠の一因が寝具にあるということが、最近解明されてきました。本書では、睡眠のメカニズムをやさしく解説し、枕の作り方を紹介しています。自分にぴったり合った枕を、自分の満足できる素材で作れる一冊です。
なぜあらそうの?<外部リンク> ニコライ・ポポフ 作 BL出版 美しい花があっただけなのに……なぜ、あらそいはおこるの?どうして、あらそいはやまないの? 最後に、何がのこされるの?この本は、子どもたちや、すべての大人たちにさまざまな疑問をなげかける、文字のない絵本です。
ネコのミヌース<外部リンク> アニー・M・G・シュミット 作
カール・ホランダー 絵
西村由美 訳
徳間書店 「ちゃんとしたニュース記事を書かないとクビだ!」としかられてしまった新聞記者のティベは、自分はネコだという女性ミヌースに会いました。ミヌースがネコたちから聞いたニュースのおかげで、ティベは記事が書けましたが…。たくさんのネコたちのお話。
2000年(平成12年)8月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
豆腐─ 至宝の伝統食3 ─ アスペクト 編 アスペクト 「畑の肉」といわれる大豆を原料とした栄養価の高い日本の伝統食、豆腐。長寿食とも呼ばれる豆腐の栄養、成人病を予防する「機能性食品」といわれるゆえん、そしてヘルシ-な豆腐料理などを紹介。「豆腐博士」になれる一冊です
おとな二人の午後<外部リンク> 五木寛之・
塩野七生 著
世界文化社 ロ-マに住み、ローマ帝国興亡一千年の歴史絵巻「ローマ人の物語」の作者である塩野七生と五木寛之。旅と自由を愛する異色作家二人が、おしゃれやおとなの色気、歴史、芸術、旅について幅広く本音とユーモアで語りあったぜい沢な時間。人生のフルコースをたっぷり楽しみたいあなたにおすすめの本です。
和の楽園<外部リンク> 三好和義 著 小学館 著者自身がこれまでに訪れた中でお気に入りの「楽園の宿」や風景を選んだ写真集。温泉があり、せせらぎの音があり、湖や森から吹く風があるもてなしの宿の美が紹介されています。写真が本当に素晴らしい一冊。
マールとジャスパーのごちそうをさがせ!<外部リンク> ローラ・ランキン 作
いしづちひろ 訳
BL出版 アンが描いた絵の中からとびだした、猫のマールと犬のジャスパー。お腹のすいた二匹は、食べ物を探して、アンの絵本の中を大冒険。みんなが知っている絵本がたくさんでてきます。
ベルト<外部リンク> G・R・アミット 著
母袋夏生 訳
さ・え・ら書房 「君のためだ」とたたかれ、「しつけのため」と食事や水ぬきで部屋に閉じこめられる。十三歳のエレズは自分への愛情からだと思おうとするが、父が怖くて憎い。新しい担任がきて、出口なしの状況が変わっていく。ミステリータッチで展開する、イスラエル生まれの作家の作品。
2000年(平成12年)7月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
サミー・ソーサ<外部リンク>
…心はいつもホームラン…
鉄矢多美子 著 集英社インターナショナル アメリカ大リーグのホームランバッター、サミー・ソーサ。ドミニカの英雄の彼の話がどれほどの勇気と希望を、ドミニカの少年たちに与えただろうか…。ますますソーサが好きになってしまう本です。
気になる成分・表示100の知識<外部リンク> 左巻健男・
稲山ますみ 編著
東京書籍 台所、食卓、お風呂、トイレ、庭などで、私たちが日常的に食べたり、触れたりしている商品に表示されている添加物・化学物質の成分や安全性について、化学が苦手な方にも分かるようにやさしく書かれた本です。
僕たちのトスカーナ生活<外部リンク> 大矢晶雄 著 光人社 充実した生活を送っているのに、何かもの足りなさを感じたことはありませんか。日本での生活をすべて捨て、イタリアの古都市で人生の再出発をした著者の紀行文的エッセイ。のんびりした生活リズムが心地よくなってくる一冊です。
フランスの子どもたち<外部リンク>
・世界の子どもたちはいま2
西村佐二 指導 学研 このシリ-ズでは、各国の小学生が、自分たちの学校生活や家庭生活などの紹介をしています。フランスの学校の時間割や、給食の様子、バカンスの過ごし方が、全ページ、カラー写真でのっています。遠いフランスも、身近になってしまう本です。
くものかたち<外部リンク> フランスワ・ダヴィッド 文
マルク・ソラル 写真
わかぎえふ 訳
ブロンズ新社 くまのかたちをしたくものあかちゃんは、まぶしい光のなかで、おかあさんのくもをみうしなった。おかあさんのくもはどこかな?白馬や牛、魚など、想像力がかきたてられる雲をうつした写真絵本です。
2000年(平成12年)6月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
ライ麦畑の迷路を抜けて<外部リンク> ジョイス・メイナード 著
野口百合子 訳
東京創元社 イエール大学に入学した18歳のジョイスは、やがて大学を捨て、隠遁いんとん生活を送る53歳のJ・D・サリンジャーとの同棲生活を始める。知られざるサリンジャー像と濃蜜な母娘関係に彩られた女流作家の回想記。
これからどうなる21<外部リンク>
予測・主張・夢
岩波書店編集部 編 岩波書店 21世紀まであとわずか。誰もが将来への期待と不安を感じています。パソコン、クルマ社会、ごみ問題など241にのぼる問題に対して第一人者が大胆に予測。これからの地球社会を考える上で、手がかりとなる一冊。
赤毛のアン レシピ・ノート<外部リンク> イレーン&ケリー・クロフォード 編著 東洋書林 「赤毛のアン」でおなじみの作家モンゴメリの手書きのレシピ帳をもとに、1900年代初めのカナダ料理を再現。祝祭日の豪華なディナーやチェリーパイなどのお菓子を通し、当時の生活習慣、暮らしの知恵も学ぶことができます。
バイバイわたしのおうち<外部リンク> ジャクリーン・ウィルソン 作
小竹由美子 訳
偕成社 大好きなお父さんとお母さんが、別々に暮らし始めた。「わたし」は二人のおうちを、行ったり来たりすることに。もう一度、三人で暮らしたいと願いながら、両親の離婚とそれぞれの再婚をのりこえていく少女のお話。
ピッツァぼうや<外部リンク> ウィリアム・スタイグ 作 セーラー出版 もしだれかがご機嫌ななめだったらどうする?そんなのかんたん!いますぐピッツァにしちゃうのさ!雨がふってきて外へ遊びにいけないピートを、おとうさんはキッチンテーブルにのせてはじめたことは…。ページをめくるのが楽しみな絵本。
2000年(平成12年)5月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
水辺で起きた大進化<外部リンク> カール・シンマー 著 早川書房 魚が上陸して両生類に変身した進化と、いったん陸上生活に適応した哺乳類が再び水中に戻ってクジラに変身した進化。進化学草創期のエピソードから今日の研究現場のレポートまで、さまざまなトピックを交えて綴る、水辺をめぐる変身物語。
京都、大好き。<外部リンク> 寿岳章子 著 ぱる出版 四季折々の何気ない日常に染みこんだ京都ならではの暮らしの知恵。京の文化の奥深さはどんなところにあるのかを、親しみをこめて、また、ちょっと辛口の批判も交えながら綴ったエッセイ。
なつかしの小学校図鑑<外部リンク> 奥成達 文
ながたはるみ 絵
いそっぷ社 懐かしい木造校舎、ガリ版の学級新聞、廊下のプロレス、アルマイトの食器…。毎日がお祭りのようだった小学校時代をイラストとエッセイで再現。古いアルバムを押し入れの奥から出してながめるような気分になれます。
ほんとこうた・へんてこうた<外部リンク> 坂田寛夫 詩 大日本図書 「ほんとこうた・へんてこうた」、「どうぶつたちの みるゆめは」、「さわってみたいが」の三部に分かれている詩集です。動物たちは、いったいどんなゆめをみるのでしょうか。楽しい詩でいっぱいです。
ちいさいオーちゃん<外部リンク> マイ・ファーゲルベリィ 絵
エディス・ウンネルシュタード 文
徳間書店 家族みんなでやってきた別荘で、オーちゃんはだれも遊んでくれないからおもしろくありません。そこでオーちゃんは、みんなをすこし心配させることに…。子どもの気持ちを生き生きと描いた、たのしい絵本です。
2000年(平成12年)4月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
お茶はなぜ体によいのか<外部リンク> 黒田行昭・
原征彦 共著
裳華房 昔から健康によいとされるお茶は、安価で手軽に飲めることから庶民の飲み物として親しまれてきました。この本は、科学的資料に基づき、がんをはじめ多くの病気に対するお茶の予防効果や殺菌効果などを解説しています。
大変結構、結構大変。<外部リンク> 原田宗典 著 集英社 ハラダ氏率いる男子4名。その名も「大日本温泉三昧友の会御一同様」が繰り広げる、浮かれ気分の九州温泉珍道中。ほっこり元気になれる湯めぐりエッセイ。
市川染五郎と歌舞伎へ行こう!<外部リンク> 市川染五郎 著 旬報社 役者・市川染五郎が歌舞伎の世界を分かりやすく案内。登場人物関係図付きの演目解説や、豊富なイラストを用いての舞台裏紹介、自らの写真によるメーキャップ「隈取」の手順説明など、興味深い内容の本。
ただいまお仕事中<外部リンク> おちとよこ 文
秋山とも子 絵
福音館書店 小学生の多くが「なりたい!」とこたえて仕事、コック・モデル・刑事・花屋・先生など23種類をとりあげ、実際に仕事中の人に取材。どうすれば仕事につけるか、こまったこと、うれしかったことなど、仕事についてわかりやすく書かれています。
たねいっぱいわらったね<外部リンク> 近藤薫美子 著 アリス館 パチンとはじけてころがるたね。風にのってとばされるたね。くっついて、もっていってもらうたね。みのって鳥にたべられ、はこばれるたね。たねはさまざまな方法で広がり、やがて花開く。たねいっぱいの楽しい絵本です。
2000年(平成12年)3月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
涌くわく紀行<外部リンク>
-京都・滋賀の温泉めぐり-
宮野智博 著 京都新聞社 丹後・丹波から湖南・甲南まで、京都と滋賀の「出で湯」を巡る温泉案内です。その温泉にまつわる歴史や人、そこに集まってくる人びとなどを随想風に綴っています。
龍神町龍神一三番地<外部リンク> 船戸与一 著 徳間書店 五島列島の隠れキリシタンの島、龍之島を数々の惨劇が襲います。元刑事とはみだし刑事のコンビが、事件の陰に潜む秘密を解き明かすサスペンス小説。
ふたりで暮らそう<外部リンク> 水上洋子 著 WAVE出版 緒に暮らしている人のことを気にせず自由に時間を過ごせる一人暮らし。でも時どき、やっぱり寂しくなるのが実情。この本は、一人暮らしを乗り越え、同性、異性を問わず二で暮らすことの可能性を求め、現代の新しい家族の築き方を探っています。
ほうきにのれない魔女<外部リンク> 茂市久美子 作
ささめやゆき 絵
ポプラ社 夏休み、ツララは、ほうきとトランクをもって、ひとりでおばあちゃんのところへ来ました。実はふたりは魔女なのです。でもツララはほうきにのれません。おばあちゃんと暮らす1年間で、どんな魔法が使えるようになるのでしょう。ほうきにはのれるのかな?
にたものランド<外部リンク> ジョーン・スタイナー 作
まえざわあきえ 訳
徳間書店 ようこそ「にたものランド」へ!ふだん見慣れているものが、別のものに見えてくる。絵の具のチューブはズボンに、手袋はソファーに…。あれれ?子どもから大人まで、何時間でも楽しめる絵本です。
2000年(平成12年)2月1日号
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現代のことば<外部リンク> 京都新聞社 編 京都新聞社 学者・芸術家・芸能人など各界で活躍する京都の文化人が寄稿し、人気のある京都新聞夕刊のコラム「現代のことば」。この本は、その30年間の寄稿の中から毎年6編、計180編を収録しています。各時代の世相を反映した、ユニークな「知の巨人」たちの魅惑のエッセイです。
アニマの鳥<外部リンク> 石牟礼道子 著 筑摩書房 島原・天草の乱を舞台に、栄誉や権力に縛られず、自分の魂(アニマ)を大切に、死をかけて個人の尊厳を守った人々を描いた大河小説です。
車いす・シニアにやさしい京都巡り<外部リンク> ユニプラン 体の不自由な人や、名所巡りなどを計画されているシニアの人々にも役立つ情報が満載です。
としょかんたんていゆめきちくん<外部リンク> J-B.パロニアン 文
L.L.アファノ 絵
佐藤見果夢 訳
評論社 バクのゆめきちくんは、本が大すき。いちばんすきなのはたんていの本。ある日ゆめきちくんは、まいあさくるすてきなとしょかんで、明智・ホームズのたんていの本がなくなっているのにきがつきました。ゆめきちくんは、ほんとうのたんていみたいにはんにんさがしをはじめます。
オニの生活図鑑<外部リンク> ヒサクニヒコ 著 国土社 頭にツノをはやし、手には重そうな金棒、腰にはトラ皮のふんどしというすがたのだれもが知っているオ二。乱暴者でこわいけど、どこかにくめないところのあるオニ。イラストレーターの著者が不思議な世界に入り込み、そんなオニたちの楽しい生活ぶりをレポートするユニークな本です。
2000年(平成12年)1月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
龍の伝説<外部リンク> 水野拓 著 光栄 西洋・東洋を問わず、聖獣・邪獣として昔から恐れられてきた幻想動物、龍。実在しない動物でありながら今なお私たちの間で書籍やコンピュータゲームを舞台に語り続けられています。現代における龍の意味をさまざまな伝説から解き明かす一冊。
龍のファンタジー<外部リンク> カール・シューカー 著
別宮貞徳 訳
東洋書林 あらゆる空想動物の中でもとりわけユニークな存在の龍。動物学者で「龍学」の専門家と言われる著者が世界各地の神話・伝説からその生態を紹介した龍の博物誌です。奇妙ですてきな龍の世界へ誘ってくれる本です。
ドラゴン殺し<外部リンク> 荒俣宏 ほか著 主婦の友社 西洋においては邪悪な存在として退治される龍。そんな龍をただ退治されるだけの存在ではなく、魅力あふれる生き物として5人の作家が「日本の龍」「ゲームの中の龍」「恐竜」など、さまざまな面から描き上げる5つの龍物語。
てんりゅう<外部リンク> しろたのぼる 作
きたじましんぺい 絵
岩崎書店 昔、信州のいなの谷には大きな湖があり、ツユという娘と、イナトという若者がいた。ある日、湖に「てんりゅう」が現れてツユを嫁にするという。イナトはツユを連れて逃げ出すが…迫力のある色づかいの絵本です。
龍の子太郎<外部リンク> 松谷みよ子 著 講談社 ふかい山のなかのまずしい村に太郎はおばあさんとふたりですんでいました。太郎のおかあさんは村のおきてをやぶって3びきのいわなをたべたために龍にかえられ、とおい湖にかくれてしまったのです。元気にそだった太郎は、一日に百里もはしる子馬にのっておかあさんをたずねて旅にでます。
1999年(平成11年)12月1日号
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熊野古道を歩く JTB 編 JTB 熊野古道とは、熊野三山と称される本宮大社・速玉大社・那智大社をめざす信仰の道です。熊野に向かった数知れない人々によって踏み固められていった熊野の古道を、写真を多く取り入れて案内しています。
エイジアン・デザート<外部リンク> 中西純 著 スリーエーネットワーク出版 アジアには美容と健康を考えて作られたデザートがいっぱいあります。甘みを抑え、体に優しい自然の素材を使ったデザートが紹介されています。
熱い海<外部リンク>
-春廼家お花一代
工藤美代子 著 平凡社 きっぷよし、器量よし、芸達者で頭も切れる、春廼家お花は熱海きっでの名芸妓。東京の奥座敷を舞台に激動の時代を生き抜いた女の一代記。
ツーティのちいさなぼうけん<外部リンク> 越智典子 文
松岡達英 絵
偕成社 ツーティはハナグマの男の子。まだ小さいからいつもかあさんといっしよ。でも、あれ?アリのあとをおいかけてたらしらないところにきてしまった。ぼくひとりぼっち。まいごになっちゃった。コスタリカの熱帯の森にすむ生き物が絵のあちこちにかくれています。
課外授業ようこそ先輩 7<外部リンク> NHK「課外授業ようこそ先輩」制作グループ 編 KTC中央出版 各分野で活躍中の著名人が母校の小学校を訪ねて教壇に立ち、教科書無しのちょっと変わった授業を行う様子を紹介。7巻ではスポーツ解説者の増田明美さん、詩人のねじめ正一さん、経済評論家の佐高信さんが登場。
1999年(平成11年)11月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
エッフェル塔の黒猫<外部リンク> 新井満 著 講談社 1925年、59歳でこの世を去ったフランスの異色の作曲家エリック・サティ。母を早くに亡くし孤独だった少年時代や独身を通した生涯一度の恋、生活のために酒場〈黒猫〉でピアニストとして働いていた時代。その謎に満ちたサティの生涯が「いつか書いてみたい」と思い続けてきた著者によって描き出されます。
図説・魚たちの世界へ<外部リンク> 伊藤勝敏 写真・文 河出書房新社 日本近海に生息する魚や生き物たち。そのありのままの姿を美しい水中写真とエッセイで紹介しています。魚屋や水族館では分からない自然のままの魚たちの姿が楽しめる一冊。
百四の春<外部リンク>
小倉遊亀画文集
小倉寛子 編 日本経済新聞社 大好きな絵を描き続けて104歳。画業80年、今なお現役の日本画家・小倉遊亀さんの画文集です。明るく、楽しく、温かく、草木にも雲にも動物にも通い合う愛の心、生きることの喜び、そんな思いに満ちている一冊。
フレンド<外部リンク> 越水利江子 作
田島征三 絵
教育画劇 こころに殼はない。世界はいつもあなたに触れている。目に見えず、触れることもできない不思議な「こころ」をテーマにしたお話です。
ごちそうはりんごジャム<外部リンク> 若山雪江 作・絵 ポプラ社 「おかのうえのりんごの実があかくなったよ」ときつつきのトンキンから聞いて、うさぎのプリンはやきりんごが食べたくなりました。そこでさっそく仲間たちとりんごがりへ出発します。おいしいりんごの実がたくさんとれるでしょうか。
1999年(平成11年)10月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
平野レミの作って幸せ・食べて幸せ<外部リンク> 平野レミ 著 主婦の友社 野菜たっぷりの元気おかずやボリュームたっぷりのイタリアン、ごはんものなど、メインのおかずから副菜、デザート、イペントのごちそうまで多数のレシピを紹介。
花の詩画集・あなたの手のひら<外部リンク> 星野富弘 著 偕成社 事故で手足の自由を失った著者が筆をくわえて描く「花の詩画集」です。その詳細な描写と、絵にそえた言葉の一言一言が心にしみてきて、やさしい気持ちにしてくれます。
アメンボ号の冒険<外部リンク> 椎名誠 著 講談社 何にでも興味を抱き、作ってみよう、挑戦してみようと思った少年時代。本書は著者が小学5年生のころに体験した海と川と小さな丘陵地帯での大冒険記。懐かしいほのぼのとした感覚を思い起こしてくれます。
はれときどきこぶた<外部リンク> 矢玉四郎 作・絵 小学館 たまちゃんは、ぶたをみつけるめいじん。いろんなところからこぶたがでてきます。すなぱでは、すなぶた。たまごをわれぱ、たまごぶた。はみがきのチューブから、はみがきぶた。ぷいぷいぷっぷーとでてくるふしぎなこぶたとたまちゃんとのおもしろいおはなしの絵本です。
もちろん返事をまってます<外部リンク> ガリラ・ロンフェデル・アミット 作
母袋夏生 訳
岩崎書店 脳性まひの少年ドウディと文通を始めた小学5年生の少女ノア。ある日ノアは「同じ町に住んでいるんだから会おう」と書きます。ところが自分の姿を見られたくないドウディは拒絶します。しかし、次第にノアの明るい率直なことぱがドウディの心を開いていきます。
1999年(平成11年)9月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
ホームヘルパー応援BOOK 横浜市福祉サービス協会 編 主婦の友社 ホームヘルパーの仕事は、日常生活に支障のある高齢者や障害者の家事援助と身体介護が中心です。だれでもできそうに思いますが、そうはいかないのがこの仕事。悩んだり、迷ったり、ホームヘルパーが出会うさまざまな事例を中心に現場に密着した内容の本。
秘伝発酵食づくり<外部リンク> 林弘子 著 晶文社 味噌や酢、醤油、キムチ、チーズ、干物など、現在の家庭ではほとんど作られなくなった発酵のうま味を生かした食品。我が家の味としての発酵食品の作り方のガイドブック。
人生は五十一から<外部リンク> 小林信彦 著 文藝春秋 「今の日本では『肉体の老化』だけがとり上げられて、中年後半からの知恵は問題にもされないのです」と言う著者が雑誌に連載したコラムを集めた単行本。政治からエンターテインメントまで幅広く楽しめます。
どうして?<外部リンク> リンジー・キャンプ 文
トニー・ロス 絵
こやまなおこ 訳
徳間書店 「どうして?」というむすめのしつもんにいっしょうけんめい答えるおとうさん。でも答えるたびにまた「どうして?」。むじゃきな子どもと、こまりはてるおとなをユーモアたっぷりに描いたたのしい絵本。
調べるっておもしろい!
お米はなぜ食べあきないの?<外部リンク>
山口進 著 アリス館 毎日主食として食べているお米。毎日食べているのにどうして食べあきないのだろう?そんな疑問を持った著者がお米のルーツやなぞを調ぺるために世界のあちこちへ行きました。調べものをするときの本の探し方も書かれています。
1999年(平成11年)8月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
きずな大賞<外部リンク> 京都府園部町 編 日本ヴォーグ社 人々のきずなを見つめ直し、失われた人の心を取り戻そうと始められたメールカードコンテストの第3回入賞作品集。「あ「りがとう」の手紙を88枚収録。私たちの中に感謝の心が息づいていることを強く感じる一冊。
エンデュアランス号漂流<外部リンク> アルフレッド・ランシング 著
山本光伸 訳
新潮社 イギリス人探検家シャクルトンと28人の隊員たちは、南極大陸横断の途中で遭難。氷につぷされた船での絶望的な漂流。しかし、前向きな彼らは17か月の極限の旅を経てついに奇跡的に生還する。迫真のノンフィクション。
尼は笑う<外部リンク> 麻生佳花 著 角川書店 「尼僧」という言葉からは考えられないくらい明るくユーモラスな生活。道場や寺での日常、行で得られる心身の変化などを軽妙に語る尼さんのエッセイ。
はらぺこゆうれい<外部リンク> せなけいこ 作 童心社 「なにかたべるものはないかなあ」とにんげんをおどかしてもいつもしっぱい。おなかがへり、はかぱへもどるとぱったりとたおれるしまつ。それをみたじごくのえんまさまは、おににじごくへつれてくるように言うのですが…。こわくて、おもしろいゆうれいのお話。
レモネードを作ろう<外部リンク> ヴァージニア・ユーフー・ウルフ 作
こだまともこ 訳
徳間書店 高校生のラヴォーンは大学の学費をためようとベビーシッターのアルバイトを始めた。そのうち彼は、雇主の貧しく、一見めちゃくちゃな生活を何とかしてあげたいと思。うようになり…。前向きに生きる若者の姿を明るく描いた中学生や高校生にお薦めの一冊。
1999年(平成11年)7月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
ぼくに「老後」がくる前に<外部リンク> 永井明 著 飛鳥新社 医者から作家へと転身した著者が80歳のおぱあさんに変身しての老人体験レポート。変装しただけで「老人がわかる」などとは思ってはいない。でも老いとは何かを考える参考になるのではないかと著者「アキぱあさん」が街にとび出します。
遊YOUキッズアドベンチャー<外部リンク> 清水國明 著 ベースボール・マガジン社 いつもの公園から森・川・海・野山まで、どこにでもある自然を見つけに行こう。自然と楽しく遊ぶ方法をイラストでわかりやすく紹介。夏休みを前に親子で読める一冊です。
暦のからくり<外部リンク> 岡田芳郎 著 はまの出版 いわゆる新暦が一般的に用いられている現代社会でも、六曜・九星・二十四節気などさまざまな暦が今も日常的に使われています。自然とともに生きてきた人々の知恵がつまっている暦の秘密を探ります。
星空の話<外部リンク> 関口シュン 文・絵 福音館書店 夏の夜には冬の星座であるオリオン座を見ることはできないと思っている人におすすめの星座ウオッチング入門書です。表紙カバーが夜光星座ポスターになっているので、電気を消した室内で星空を楽しんでください。
ひまひまくんちょっときて!<外部リンク> 山脇恭 作
佐々木マキ 絵
小峰書店 しょうたくんのお母さんは「ちょっとまって」「あとで」というばかりで、約束を守ってくれません。仕方なくひとりで自転車の練習を始めようとしたしょうたくんの前に「ひまひまくん」が現れて…。自分も同じ経験があると感じるお話です。
1999年(平成11年)6月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
これだけは知っておきたい世界の民族舞踊<外部リンク> 宮尾慈良 著 新書館 舞踊の起源は、天地のあらゆる神秘的な力と偉大なる生命への感動を、身体を動かすことで表現したものだと言われています。世界の代表的な舞踊を、写真入りで詳しく解説しています。
楽老抄<外部リンク> 田辺聖子 著 集英社 現代世相の感慨や大震災、藤沢周平や司馬遼太郎への哀切な別れの言葉、お酒の極上の楽しみ方など、いろいろな思いをつづったエッセイ。人生の楽しみの幅が広がる本です。
おとしよりにやさしい京都観光<外部リンク> 早川さくら・
大塚伊奈利 著
ユニプラン 京都の主な社寺80か所を実際に訪れ、階段やスロープの有無、坂のこう配、トイレや駐車場の位置など詳細に解説。高齢者や障害者にも役立つ観光ガイドです。また、タクシー運転手からの役立つアドバイスも掲載。
どきどき卵そうどう<外部リンク> K・ケナー 作
岡本浜江 訳
文研出版 サムは公園でおきざりにされたカモの卵を見つけました。図書館でカモの卵のかえしかたを調べ、管理人に見つからないようにアパートの地下のボイラー室で卵をかえすことにしました。卵がかえるまで、はらはら、どきどき。自分も体験している感じになります。
リサイクル自由研究<外部リンク> こどもくらぶ編集部 編 双葉社 6月は環境月間。身近にあるペットボトルや牛乳パック、ビンやカンで楽しいおもちゃや便利な小物をつくったり、本格的な和紙づくりや石けんづくりにチャレンジしてみませんか。紙やプラスチックのリサイクルのしくみなど「地球にやさしいくらし」をみなおす情報もたっぷり入った本。
1999年(平成11年)5月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
花遊び色遊び<外部リンク> あんりゆき 著 婦人画報社 花びらの色だけでなく、葉・花芯・がく・つぼみ・器の色など、全ての要素を考慮したアレンジメントを楽しむ花遊び・色遊びの本です。色ごとに分けられた美しい写真を見ているだけでも楽しくなる一冊。
Q&Aこころの子育て<外部リンク>
-誕生から思春期までの48章-
河合隼雄 著 朝日新聞社 思春期の子どもによる殺傷事件のニュースが相次ぎ、「わが子のこころがわからない」と子育てに不安をもつ親が増えています。誕生から思春期まで、多くの親たちが悩む問題について、臨床心理学の第一人者が答えます。
消費者からみた介護保険Q&A<外部リンク> 国民生活センター 編 中央法規 2000年4月から介護保険法が施行され、「消費者が介護を選び、買う」という新たなシステムが始まります。施行後に起こり得る問題点や消費者の素朴な疑問をQ&A形式でまとめています。
アジアの遊び<外部リンク> 大貫美佐子 監修 ポプラ社 世界の国や地域の遊びを集めた「世界の遊び」(全7巻)の第1巻目。中国、韓国、モンゴル、台湾の遊びと遊び方をイラスト入りでわかりやすく掲載しています。一度、外国の遊びをしてみませんか。
きょうは母子ゲンカの日<外部リンク> 高山栄子 作
福田ゆうこ 絵
ポプラ社 小4の花ちゃんは言います。「親ってなんにもわかってないよね。お母さんは自分勝手だし、うるさいし、わたしのことすぐ「ダメな子」っていうし…。ほんとは、わたしのこといちばん好きでいてほしいのに…」。母の日を前にお母さんにも読んでほしい一冊。
1999年(平成11年)4月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
たった一人の老い支度-実践編-<外部リンク> 岡田信子 著 主婦の友社 「老い」への支度は何歳から始めても早すぎることはありません。たった一人になってしまっても、くよくよしないで笑って暮らせるマル得生活術の実践を紹介しています。
絵と出あう<外部リンク>
-美術館を訪ねて-
上野ミチオ 著 朝日新聞社 中部や近畿地方の美術館を訪ね歩いた著者。70余りの各館自信の一作やこだわりの一作にほのぼのとした解説とガイドマップが付いています。観光旅行などにお勧めしたい一冊。
白輪<外部リンク>
…小説・伊能忠敬…
竜道真一 著 広済堂出版 下総国(千葉県)佐原の有力商人であった伊能忠敬は、隠居した後50歳にして自分の夢を実現すべく星学の猛勉強を開始。蝦夷地から始まった測量の旅は71歳まで続けられました。第二の人生を日本地図作製にかけた波乱の生涯を描いています。
おおきくなるっていうことは<外部リンク> 中川ひろたか 文
村上康成 絵
童心社 大きくなるってどういうこと?ようふくが小さくなるってこと?新しい歯がはえてくるってこと?水に顔を長くつけられるようになること?子どもたちの成長する実感を描いた本。入学、進級のお祝いに読んであげてください。
赤い糸のなぞ<外部リンク> コース・メインデルツ 文
野坂悦子 訳
岡本順 絵
偕成社 ある朝、クマのゼベデウスとアダが目を覚ましたら見たこともない赤い糸がそれぞれのベッドの足に結びつけられていました。部屋の外へと続く赤い糸。2匹はそれぞれの糸の終わりが見たくて家を出て歩きだしました。前からも後からも読めるおもしろい本です。
1999年(平成11年)3月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
名作を生んだ宿<外部リンク> 矢島裕紀彦 著 小学館 25人の近・現代の作家が愛し、名作を生み出した21の宿。彼らが実際に宿泊した部屋や周辺の風景、原稿や書簡、色紙などと、当時をしのぼせる解説もあり、名作を手に旅に出たくなる一冊。
アガサ・クリスティーの食卓<外部リンク> 北野佐久子 著 婦人画報社 クリスティーを読む楽しさのひとつは、イギリスの生活風景が生き生きと描かれていることでしょう。食事や習慣、植物などイギリスで暮らしたことのある作者自身の経験を織り交ぜながらまとめられています。
人生万歳<外部リンク> 永六輔・
瀬戸内寂聴 著
岩波書店 「大往生」の著者と「源氏物語」の訳者による異色対談。歌手の三波春夫も飛び入り参加し、仏教や人生について心ゆくまでおしゃべり談義。「人生万歳」か「人生漫才」か丁々発止の掛け合いが楽しい本です。
世界のおまつり<外部リンク> アナベル・キンダスリー 文
バーナバス・キンダスリー 写真
ほるぷ出版 3月3日のひなまつりを始め、香港のお正月、リオのカーニバルなど、世界各地の特別な行事を子どもたちの笑顔とともに紹介。国は違ってもおまつりのための楽しい準備やわくわくする気持ちはみんな同じようです。
じてんしゃにのりたい<外部リンク> グレギー・ドゥ・マイヤー 文・絵
野坂悦子 訳
くもん出版 さんりんしゃにのってパンを買いにいったベス。はやくはしれずに、ついたらパン屋はしまっていました。「じてんしゃだったらはやくはしれるのに」とかんがえたベスはのりかたをいろんな人にきいていきます。
1999年(平成11年)2月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
木を育て森に生きる<外部リンク> 山懸睦子 著 草思社 かつて林業家であり栃木県矢板市長でもあった夫・山懸有信の突然の死により、広大な農場を引き継ぐことになった著者。それまでの安穏な主婦の座とは一転、新たな道を切り開いた女性のしなやかな精神とバイタリティを書き綴った一冊です。
黒澤明の世界<外部リンク> 毎日新聞社 編 毎日新聞社 心に感動を与えてくれる芸術に出会えることは至福なものです。黒澤明の映画もその代表的なものかもしれません。映画の一場面や撮影現場の写真、メッセージなど、黒澤明の作品の魅力や人物像を紹介しています。
子どもへのまなざし<外部リンク> 佐々木正美 著 福音館書店 子どもがしてくれることに喜びを感じるのではなく、子どもの希望にこたえられることに幸福を感じられる親であって欲しいという児童精神科医からの熱いメッセージを感じてください。
鬼の橋<外部リンク> 伊藤遊 文
太田大八 画
福音館書店 昼間は京の都のえらいお役人で有名な漢詩人、夜は井戸からあの世へ通い地獄でえんま大王の右うでとして働いたという不思議な伝説を持つ平安初期に実在した人物・小野篁。その少年時代を描いたファンタジーな物語。
ヒトとウィルスのデスマッチ<外部リンク> 藤田千枝 編
赤藤由美子 文
大月書店 薬の効かない細菌に変身したO157。冬になるとはびこるインフルエンザ。人間は細菌やウィルスを殺すために様々な薬を発明してきたが、細菌やウィルスも生きのびるために進化する。「彼ら」との上手なつきあい方はないものだろうか。
1999年(平成11年)1月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
ウサギの不思議な生活<外部リンク> アン・マクブライト 著 晶文社 ウサギの生態や行動、飼い方だけでなくピーターラビットやバニーガールの由来など、ウサギ研究の第一人者が語る愛らしいウサギたちの知られざる生活がわかるウサギ百科。
くわしいウサギの医・食・住 大竹隆之・
桜井富士朗 監修
どうぶつ出版 体の仕組みがイヌやネコと違う点が多いウサギを飼うにはその特性をよく知ることが大切。この本はベテランの飼い主の知恵も盛り込みながら、写真やイラストを豊富に入れて、ウサギの医(病気)と食(エサ)、住(環境)、をわかりやすく解説しています。
兎をめぐる十二の物語<外部リンク> 新宿書房 唐十郎、白石かずこら12人の演出家や詩人、英文学者、作家らが兎について自由な発想でつづる物語。短編集、メルヘンあり、コントなどバラエティーにとんだ兎のフルコースを楽しめる一冊。
ナキウサギの谷<外部リンク> 松井繁・
松井香里 作
岩崎書店 ナキウサギとは北海道の大雪山や日高山脈に住んでいる20センチくらいのネズミによく似た動物。200万年も前から氷河時代を超えて生き続けています。北海道の山地の厳しい自然の中で生きるナキウサギのめずらしい生態を長年観察してきた著者たちのカメラワークで紹介。
うさぎのホッパーはるをさがしに<外部リンク> マーカス・フィスター 作・絵
小沢正 訳
フレーベル館 母さんうさぎが「春がきた」と言ったのを新しいともだちがこしてきたのとかんちがいしてホッパーは外へとびだします。雪の野原を走り「はるくんはどこ」とさがしながら、いろんな動物と出会います。ホッパーシリーズの中の一冊で、ほのぼのとした絵本です。
1998年(平成10年)12月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
戦場から妻への絵手紙<外部リンク>
~前田美千雄追悼画文集~
高沢絹子 編 講談社 結婚後1年で召集されてから終戦前に戦死するまで妻のもとへ送り続けられた五百通の絵手紙(ハガキ絵)。東京芸大を出て、画家への夢をもつ青年が自分の心情を絵手紙に託しました。
いのち長き時代に<外部リンク> 朝日新聞社会部 著 勁草書房 高齢社会問題を書くのではなく、若い世代や、今のところはとりあえず関係のない人にも高齢社会を考える取っかかりにして欲しいという思いから取材執筆され、朝日新聞紙上で大反響を得た連載をまとめた一冊。
猛毒ダイオキシンから子どもを守る100の知恵<外部リンク> 子育てと環境を考える会 編 主婦の友社 ダイオキシンから身を守り、体から追い出す知恵や環境ホルモンから体を守る知恵など、だれでも無理なく実行できる生活防衛の本。
ばばばあちゃんのおもちつき<外部リンク> さとうわきこ 作
佐々木志乃 協力
福音館書店 雪合戦から帰つてきたこどもたちのために、ばばばあちゃんはおもちを作ることにしました。臼や杵のかわりにすりこぎでもち米をぺ夕ぺ夕つくばばばあちゃん流のおもちつき。みるだけでなく作る楽しさも味わえる絵本。
猫の帰還<外部リンク> ロバート・ウェストール作
坂崎麻子 訳
徳間書店 1940年。出征した飼い主の後を追って旅を始めた黒猫のロード・ゴードは戦渦のイギリス各地でさまざまな人と出会います.戦争によってゆがめられた人々の生活、絶望、くじけぬ勇気を鮮やかに描いた作品。イギリス・スマーティー賞受賞作。
1998年(平成10年)11月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
京・歌枕の旅<外部リンク> 竹村俊則 文
横山健蔵 写真
淡交社 小倉山といえばもみじを、鳥部山といえば人の世の無常を連想するなど文学史的な所産である歌枕。「万葉集」以降の古歌から著名な82か所の歌枕の地をたどり、歌の解説と美しい写真を綴った紀行文。
バッキンガム宮殿の殺人<外部リンク> C・C・ベニスン 著 早川書房 元気なメイドがバッキンガム宮殿で起きた殺人事件の解明に大活躍。当時の宮殿内の様子やメイドの日常、エリザベス女王はこんな感じの人かしらと、謎解き以外の楽しみも。
ボルヘス怪奇譚集<外部リンク> ホルヘ・ルイス・ボルヘス・
アドルフォ・ビオイ・カサレス 著
晶文社 世界各地の神話・伝説や現代・近代の物語の中から、詩人であり小説家でもあるボルヘスが選び抜いた、幻想に満ちた短くて途方もない話92篇を収録した物語集。
ひと・どうぶつ行動観察じてん<外部リンク>
-たくさんのふしぎ傑作集-
池田啓 文
柳生弦一郎 絵
久保敬親 写真
福音館書店 動物は危険を感じると死んだふりをします。じっとしてる方が安全だから。それは授業中あてられないようにじっとしているのと同じ。動物のふしぎな行動を観察し、それをひとの行動と比較している興味深い本。
ヨースケくん<外部リンク>
-小学生はいかに生きるべきか-
那須正幹 作
はたこうしろう 絵
ポプラ社 授業中トイレにいきたくなったら…、ついカンニングしてしまったら…、マラソン大会でびりになったら…。小学生が生きていくのは結構大変。日々てつがくする小学生「ヨースケくん」の物語。
1998年(平成10年)10月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
風呂で読む唱歌<外部リンク> 糸井通浩 著 世界思想社 多くの人々の心のふるさととなっている唱歌。「チューリップ」の歌に3番があるのを知っていますか。唱歌の解説とともに作詞・作曲家にも触れ、思わず口ずさんでしまう懐かしい歌を収録。唱歌をより味わい深く楽しみたい人にお薦めの一冊です。
信じる勇気が湧いてくる本<外部リンク> 遠藤周作 著 祥伝社 苦しい時、つらい時、少し視点を変えるだけで明るい光が見えることがあります。生きることについて著者の考えを多数のエッセーの中から選び出した一冊。
絵のまよい道<外部リンク> 安野光雅 著 朝日新聞社 司馬遼太郎氏の死によって生まれた精神的な空白を「迷路の始まり」として心の磁針のまに書き綴ったエッセー集。人はだれでも「若い時のあのころ」を持っているということを思い出させてくれ、胸を熱くしてくれる一冊。
たのしい輪ゴム工作<外部リンク> 佐久間徹 著
水原素子 絵
汐文社 輪ゴムと紙コップで作つたクラッカー・ダイコン・てっぽう・マジックハンド・ギターなど、輪ゴムと身近な材料での楽しいおもちゃ作りを紹介しています。家族で楽しく作りましょう。
ことしの秋<外部リンク> 伊沢由美子 作 講談社 ヒロは中学2年生の女の子。ママが出て行ってしまってもヒロはそんなことなんでもないみたいに暮らしている。日々の流れにさからわない。いやなことはしない。パパのめんどうもみない。14歳の心のターニングポイントを描いた本。
1998年(平成10年)9月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
今日からちょっとワイン通<外部リンク> 山田健 著 草思社 世界中の蔵元や酒場でワインを飲んできた著者が、日本のワイン通の間にはびこるおかしな「常識」を一掃。自由で気ままな「ちょっとだけワイン通」への道をひらく体験的ワイン案内。ワインを知りたい、楽しみたいあなたにお薦めの一冊。
ひとりで暮らして気楽に老いる<外部リンク>
-夫のいない自由な生き方-
吉沢久子 著 講談社 老いはだれにでも訪れるもの。年ごとに出会う老いを「はじめまして」の気分で明るく受け止め、老いても多少は見栄を張り元気に楽しく生きる知恵を自らの体験から綴った本。
海賊モア船長の遍歴<外部リンク> 多島斗志之著 中央公論社 17世紀から18世紀にかけて、大西洋やインド洋では海賊船が暴れ回っていた。海賊たちを討伐する使命をおぴてインド洋に向かうモア船長の波乱の海賊人生を描く冒険小説。
ぼくのおにいちゃん<外部リンク> 星川ひろ子 文・写真
星川治雄 写真
小学館 障害を持った子どもが主人公の写真絵本。子どもたちは障害を持った人に出会うと、たくさんの質問を浴びせながらも違いを認め、ごく自然に受け入れていく柔軟性を持っているはず。障害を持った人とふれあうチャンスさえあればという思いで作られました。
スロットルペニー殺人事件<外部リンク> ロジャー・J・グリーン 作
宮下嶺夫 訳
評論社 舞台は1885年のイギリス。雇い主を殺した罪で13歳の少女ジェニーは死刑を宣告されます。同級生の少年への愛だけを支えにする彼女に、真犯人が意外な形で接触してきます。死刑の恐怖、罪の意味とは何かを問いかける物語です。
1998年(平成10年)8月1日号
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大切なのは、愛を感じること<外部リンク>
-癒されるヒント-
金盛浦子 著 大和出版 愛とはぬくもり。愛とは心地よさ。愛されるために理由や資格などいらない。自分で自分を頑張らせることなどしないでください。セラピストである著者からのメッセージ。落ち込んでいる自分を感じた時、手にしてほしい一冊です。
アジアの民族造形-「学び」と「遊び」と「芸能」の美- 金子量重 著 毎日新聞社 著者が30余年にわたってアジア各地を歩いて集めた暮らしの道具のコレクションから書物・玩具・楽器をオールカラーで紹介した本
ケベックのたんぽぽ<外部リンク> 山本幹子 著 かもがわ出版 素朴で温かな人々の住むカナダのケベック州を行き当たりばったりで60日間一人旅をした著者が、印象的な場面を文字とイラストで記録。文字も著者の手書きのままなので、彼女の旅のスケッチノートをめくる気分で読んでください。
わたしたちのトビアス学校へいく<外部リンク> ボー・スベドベリ 文・写真
オスターグレン晴子 訳
偕成社 ダウン症のトビアスも8歳になり、小学校に入学することになりました。家族に温かく育てられていますが悩みや悲しみも数多くあります。スウェーデンの障害児教育の現状を紹介。
よるのようちえん<外部リンク> 谷川俊太郎 文
中辻悦子 絵・写真
福音館書店 夜の幼稚園にはだれもいません。どこからか夢の子どもが現れ、遊び始めます。そっとさん、すっとさん、ぬっとさん、ぱっとさん…。さて、みんなで何人いるでしょう。ふしぎいっぱいの絵本です。
1998年(平成10年)7月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
ハングル遊学記<外部リンク> 田中耕一 著 三修社 熟年になってから興味を持ち始めた韓国に64歳で留学。韓国社会の実情や物事に対する人々の考え方、日常の生活ぶりなど現地に住んで直接見聞きした体験を綴った生活記録。
ホーム・デンティスト 田沼敦子 著 筑摩書房 歯医者の選び方や虫歯の原因、歯に良い食生活など、歯に関する様々な知識が得られる一冊。
パパ!<外部リンク> ケスター・シュレンツ 著 パロル舎 ドイツのフリージャーナリスト兼編集者が初めてパパになる苦悩と喜びを語ります。これから父親・母親になるうとしている人、なったばかりの人に特にお薦めする出産・育児のエッセイ。
ひゅーどろのおてつだい<外部リンク> 山脇恭 作
藤本四郎 絵
ひさかたチャイルド ひゅーどろは、げんきなおばけのこ。おとうさんがはたらいているにんげんおどかしがいしゃへつれていってもらいます。「にんげんをいっぱいおどかすと、かいしゃからごほうびがでるんだぞ!」ときき、ひゅーどろはわくわくしておしごとにでました。ちゃんとおどかすことができるかな。おばけがいっぱいでてくるけどこわくないえほんです。
理科の自由研究のまとめ方<基本編><外部リンク> 高梨賢英・
馬場勝良 共作
さ・え・ら書房 自由研究をまとめるということは、ほかの人が読んで分かるようにすることだけでなく、自分の考えがさらに整理され、新しい発見が生まれるもとになります。この本では、テーマの探し方、記録のつけ方、まとめ方など、実験・観察・採集の例とともに、親切に指導してあります。
1998年(平成10年)6月1日号
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大河の一滴<外部リンク> 五木寛之 著 幻冬社 「人の一生は苦しみと絶望の連続ではないだろうか」。真の希望と生きる喜びは、人の情と悲しみを思いやる心にあると著者は説明します。そしてこれこそが、今の日本に失われつつあるものだとする人生論。
本に願いを<外部リンク>
-アメリカ1919-1994児童図書週間ポスターに見る75年史-
レナード・S・マーカス 著
遠藤育枝 訳
BL出版 「全米児童図書週間」の公式ポスターを集めた画集。20世紀の児童書の代表的なイラストレーターがずらりそろい、アメリカのイラストレーション史も学べます。ポスターを書く時のヒントも詰まっていて、見ているだけでも楽しい1冊です。
時代の流れから<外部リンク>
-いま、人権を読む
川人博 著 リブリオ出版 96年からの日本の世相…汚職、倒産、キレる子供たち。世の中全体が落ち着きをなくしている時だからこそ、人権とは何かを考えるべきではないか。 1事件につき1冊の本を紹介し、時代の流れをつかみます。
ワールドカップの歴史<外部リンク> 田中舘哲彦 作 汐文社 世界最大のスポーツイベント「サッカーのワールドカップ」。南米の小国ウルグアイが第1回の開催を勝ち取るまで、そして今日の隆盛までをエピソードを交えつつ、子供たちに向けて楽しく語っています。
月の精<外部リンク> シャスティ・ジェーン 著
中村圭子 訳
文渓堂 成績が良く、きれいで、みんなに好かれるシンディーの家族は幸せそうに見えて実はパラパラ。両親の言い合いや、自分に頼りきる母親。シンディーは拒食という方法で悲しみを追い出そうとしますが…。
1998年(平成10年)5月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
喜知次<外部リンク>
文庫版<外部リンク>
乙川優三郎 著 講談社 友人の父が暗殺された。抗争渦まく東北の小藩。弥平次たち四人の若者は理想を信じて藩政の政革をめざすが…。出生の秘密のためにかなわなかった美しい娘花哉との純愛や、運命に翻弄される若者たちを描いています。先日亡くなった時代小説家藤沢周平を思わせる期待の新星の力作。
一千年の恋人たち<外部リンク> 京都再発見グループハラッパの会 編 ユニプラン 一千年の時の流れの中で京の都を舞台に、華やかなカップルが恋にときめき、悩み、苦しんだ。小野小町と深草少将から、坂本龍馬とお龍まで、都大路を彩った愛の軌跡17話。
図解雑学ウイルス<外部リンク> 児玉浩憲 著 ナツメ社 インフルエンザなどの様々な病気の原因となるウイルス。そのウイルスについて、やさしい文章と半ページ分の大きなイラストによる解説で分かりやすく説明した一冊。
イチゴはともだち<外部リンク> 松岡達英 構成
下田智美 絵と文
偕成社 森の中でねずみと一緒にキイチゴを集めていた女の子が、コンピュータで全国に手紙を出すと、キイチゴの情報が集まってきました。育て方やジャムの作り方など、キイチゴのことならなんでも分かる、楽しい絵本です。
ぼくのじんせい・シゲルの場合<外部リンク> 丘修三 作
立花尚之介 絵
ポプラ社 病気で自分の体を動かすこともできないぼく。おとうさんは家を出てしまい、おかあさんはぼくにつめたい。妹も今ではすっかりイジワルに。きっとぼくといっしょにいるのにつかれたんだ。家族の中で孤独に苦しむ少年が人を信じ、希望をつかむまでの物語。
1998年(平成10年)4月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
秋草の渡し<外部リンク> 伊藤桂一 著 毎日新聞社 「大丈夫だよ。お前と一緒に暮らすよ」と言って欲しい…。秋草の花に彩られた川のほとり、早瀬に棹さす娘船頭がおちた深い恋の淵。慈しみの眼で下積みの人々を見つめ、心にしみじみと温かい余韻を残してくれる十編の時代小説です。
月の本<外部リンク> 林完次 写真 光琳社出版 太古より我々が語り継ぎ、詩を詠み、祈りをささげて来た「月」。この不可思議な天体の魅力を文学、天文学、人類学、美術など、さまざまな角度から各分野の専門家が分担執筆。月のすべてが分かるガイドブック。
猫町<外部リンク> 萩原朔太郎 作
金井田英津子 絵
パロル舎 いつもの角を曲がったら、そこは夢か現実か分からない、猫ばかりの世界だった。猫の視線で描かれるノスタルジックでモダンなイラストが。不思議な旅へあなたを誘う、大人のための絵本です。
ともだちや<外部リンク> 内田麟太郎 作
降矢なな 絵
偕成社 「えー、ともだちは、いりませんか」。キツネが始めたともだち屋。寂しい時に、1時間100円で一緒にいてくれるのです。でも、友だちって、お金で買えるもの?キツネの友だちづくりを、ユーモラスに描いています。
ビリーはもうすぐ1ねんせい<外部リンク> ローレンス・アンホールト 文
キャスリン・アンホールト 絵
松野正子 訳
岩波書店 ビリーはもうすぐ1年生。楽しみだけどおなかが少し変な感じでした。不安だったのです。「お母さんとずっとうちにいられたらいいのに…」と思いはじめた時、ビリーはまだうまく飛べないこすずめを見つけます。
1998年(平成10年)3月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
女が変わる男が変わる100冊の本<外部リンク> 冨士谷あつ子・
伊藤公雄 編著
かもがわ出版 時代はいま、ジェンダー(男らしさ女らしさといった社会的文化的に作られた枠づけ)にとらわれた社会からジェンダーにとらわれない社会に向かって変化しようとしています。ジェンダーをめぐるお勧めの100冊を紹介する「本の本」。
鳥たちに魅せられて<外部リンク> 上村淳之 著 中央公論美術出版 日本画家で花鳥画の第一人者である著者が様々な鳥の飼育を通じて、自然との共生を願う随想・画集。著者の経験から得た鳥の飼育法なども書かれています。
日本の旧街道ウォーキングガイド 西日本編<外部リンク> 日本歩け歩け協会 編 実業之日本社 史跡をめぐり、山を歩き、谷を越え、坂を登る。歴史探訪と快さが楽しめるウォーキング。この本には、西日本の旧街道をメーンにした54コースが紹介されています。
お手玉<外部リンク> 大西伝一郎 文 文渓堂 日本の伝承遊びの代表格お手玉には、長い歴史や世界各国とのつながりがあります。日本各地のお手玉と世界のお手玉約50種をカラー写真で紹介。作り方や遊び方、三千年の歴史も分かりやすく説明しています。
きょうりゅうがめいろにやってきた<外部リンク> アン・フォーサイス 作
熊谷鉱司 訳
むかいながまさ絵
金の星社 遠足で、庭に大きなめいろのある古いお城へ行くと、いびきが聞こえてきました。それは、今までに学校や図書館にやってきた、あの赤ちゃんきょうりゅうのいびきでした。きょうりゅうは、いたずらしたり失敗したり…。でも最後には大てがらを立てます。
1998年(平成10年)2月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
やまのリコーダー<外部リンク> 宮本忠夫 絵
武鹿悦子 作
佼成出版社 山のこぎつねが出会った男の子は、クラスでただ一人、リコーダーが吹けずに泣いていました。なんとか元気づけようとするこぎつねでしたが…。他人を思いやる心の美しさと尊さが心に染みわたる絵本です。
日本フィールド博物記<外部リンク> 菅原光二 写真・文 小学館 30年以上フィールドを歩き、カメラを通して自然と語り続けてきた著者が、日本に生息するさまざまな動植物の魅力あふれる表情を丹念に記録したもの。自然がますます好きになり、野山へ出かけたくなる本です。
家での介護のコツ<外部リンク> 浜田きよ子 監修 ひかりのくに 身体が不自由になった人が生活していくための具体的な方法や工夫を分かりやすく紹介。高齢者の生活をともにつくっていく考え方が述べられていて、多くの示唆に富んでいます。年をとって身体が不自由になっても自分らしく生きるための参考になる本。
和菓子夢のかたち<外部リンク> 中山圭子 著 東京書籍 和菓子の「和」には和風であると同時に、人の心を和やかにするという意味が込められています。本書は、和菓子と古典文学との関わり、歴史、デザインの由来などを分かりやすく解説。読んでいくうちに、日本人が和菓子に託してきた夢が分かる一冊です。
100歳まで生きる法<外部リンク> ウォルター・M・ボルツII世 著
深堀京子 訳
ビジネス社 健康でバイタリティーあふれる長寿人生のための本。気力と知恵を持ち、「いかに」生きるかを100のステップで紹介しています。
1998年(平成10年)1月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
とらときつね<外部リンク> 小沢正 文
村上幸一 絵
ひさかたチャイルド 中国のとらが、日本のきつねとちえくらべをしようと、ふねにのって日本へやってきました。たけやぶで、とらときつねがかけっこをすると…。とってもユーモラスなお話です。また、日本にねこがいるようになった「いわれ話」にもなっています。
ウスリートラを追って<外部リンク>
~シベリア5年間の撮影記録~
福田俊司 著 偕成社 1990年以来、シベリアの雄大な自然と動物に魅せられた著者が、世界で初めて夏と冬のウスリートラの撮影に成功するまでの5年間の苦闘を、豊富な写真や地図と共に記録しています。
李陵・山月記 中島敦 著 新潮社 苦悩の果てに姿までも猛獣と化した詩人李徴。唐代に書かれた「人虎伝」をもとに、幼少から漢文に親しんだ作者が人間存在の不条理、孤独を格調高い文で描いています。中島敦の珠玉の短編です。
とらの巻<外部リンク> 増井光子 編 博品社 上野動物園の園長であった編者が、今年の干支の虎にまつわる豊富な話題を集大成した本です。虎にまつわる言葉やことわざ、虎を詠んだ詩歌、美術工芸として表現された虎、虎にかかわる神話・伝説・雑話、虎と関係のある動物や鉱物など、虎のすべてがわかります。
韓国の民話<外部リンク> 任東権 著
熊谷治 訳
雄山閣出版 韓国の虎は、今では絶滅したようにみえますが、以前は虎の国と呼ばれるほど虎が多く、人々に親しまれていて、多くの民話や伝説が残っています。この本の152の民話のうち8つが虎の話で、韓国の人たちの生活の中に虎が入り込んでいた様子がうかがえます。
1997年(平成9年)12月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
できるかな?<外部リンク>
あたまからつまさきまで
エリック・カール 作
くどうなおこ 訳
偕成社 この絵本で「できるかな?」とおしえてくれるのは、ペンギン・キリン・ワニ・サル・ゾウたちです。ゆかいな仲間といっしょに体を動かしてまねっこゲームをしてみましょう。
小川は川へ川は海へ<外部リンク> スコット・オデール 作
柳井薫 訳
小峰書店 アメリカ合衆国大統領の命を受けた陸軍大尉ルイスとクラークの率いる探検隊が、セントルイスから船で川をさかのぼり、ロッキー山脈とかなだの海をめざします。西部探検の史実に基づいて書かれた迫真の物語。
映画を英語で楽しむための7つ道具 吉成雄一郎 著 スクリーン出版 映画の会話中の単語の約8割が中学校で学ぶものだとすれば、洋画も身近に感じられませんか。本書では、40本の映画で使われている単語を分析、使用頻度の高い動詞を7つ道具に選んでいます。英語の不思議な表現力とその秘密にいくらか近づけるでしょう。
緑の暮らしに癒されて<外部リンク> 鶴田静 著 大和書房 季節のうつろいを友として、房総半島で田園生活を実践している著者が、自然との語らいの楽しみをつづったエッセイ集。素材を生かした簡単な野菜料理のレシピ35種がついています。
命の重さ取材して<外部リンク>
-神戸・児童連続殺傷事件-
産経新聞大阪本社 編 扶桑社 日本全土に「恐怖と衝撃、とまどい」を与えた神戸・児童連続殺傷事件。現場記者が、その3ヶ月をつづったドキュメントです。事件を考えるための参考になる本です。
1997年(平成9年)11月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
町たんけん<外部リンク>
はたらく人みつけた
秋山とも子 作 福音館書店 町のお店には多くの人が働いていますが、ほかのところにも働いている人は大勢います。工事、配達、ゴミ収集、セールス、ビルのそうじ…。どんな仕事をしている人がいるのか、探検してみましょう。
夢咲劇団ただいま参上<外部リンク> あかねるつ 作
寺門ゆかり 絵
講談社 お父ちゃんに暴力をふるわれる。お母ちゃんはぼくがいると困るらしい。いったいぼくはどうすればいいのさ?家出して見知らぬトラックに飛び乗った一朗は「夢咲劇団」に出会いました…。
身近なモノの100不思議<外部リンク> 左巻健男 編著 東京書籍 たくさんのモノや現象に囲まれた日常生活のなかで「?」と思うことはありませんか。冷蔵庫はなぜ冷えるのだろう」「CDはどうして虹色をしているのか」。本書は100の不思議を分かりやすく解説しています。
本・子ども・絵本<外部リンク> 中川李枝子 著
山脇百合子 絵
大和書房 子供が大好きな本「いやいやえん<外部リンク>」や「ぐりとぐら<外部リンク>」の作者が、子供と本の出会いの大切さをつづるエッセイ。子供に適した絵本や読み物を紹介しながら、本の魅力や子供の暮らしと絵本の関わり、絵本の勧め方と楽しみ方をユーモアのある文章で書いています。
砂のお城を作ろう<外部リンク> ルシンダ・ワイレンガ・
ウォルター・マクドナルド 著
カワイ出版 だれでも砂で山やお城を作ったことはあっても、立派な塔やアーチ付きのお城を作るとなるとなかなか難しいもの。そんなお城の作り方を分かりやすく説明しています。
1997年(平成9年)10月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
犬はなぜ足をあげてオシッコをするのか<外部リンク>
-ぼくの勉強は“なぜ”からはじまった-
林良博 著 ポプラ社 学問のおもしろさは、身の回りで起こる出来事のなぞを解いていくこと。なぜ犬は「ハーハー」あえぐんだろう。なぜ犬のチビは靴を土の中にかくしたのか。写真もたくさん載っていて楽しい本です。
さあ、はじめよう 素焼きまで 
はじめてのやきもの 1<外部リンク>
こどものやきもの研究会 編 小峰書店 やきものの世界を、写真を中心に広く紹介する 「はじめてのやきもの」 (全6巻)の第1巻。作り方が一つひとつ写真で説明してあり、初めてでもすぐに作れそうです。
モースの贈り物<外部リンク> ジョン・セイヤー・
守屋毅 他著
小学館 エドワード・モースは、縄文期の大森貝塚を発見したことで有名。彼は2年半の滞日中に約3万点の日本の民具を収集し、アメリカに持ち帰って大切に保管していました。本書は、このコレクションを通して“モースと日本”を語る記録書です。
残したい日本の音風景100選 ブルーガイド出版部 編
環境庁 監修
実業之日本社 「日常生活の中で耳を澄ませば聞こえてくる様々な音についての再発見を促す」という狙いのもと、全国から集められた百の音風景が写真と地図で解説されています。
あなたと読む恋の歌百首<外部リンク> 俵万智 著 朝日新聞社 新聞の日曜版に2年間にわたって連載された歌を1冊にまとめた本。一人でも多くの人に「こんな素敵な短歌があるんですよ」と知らせたかったという著者が選んだ百首の恋の歌。著者の味わいある解釈やエッセーも楽しく読めます。
1997年(平成9年)9月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
おじいちゃんだいすき<外部リンク> ロブ・ルイス 作
かねはらみずひと 訳
ほるぷ出版 「テレビの音は小さくね。ミルクこぼしちゃだめよ。おじいちゃんが来るんだから」って、お母さんは言うけれど。あれ?でもおじいちゃんが来てみると…おじいちゃんと孫の関係をあたたかくユーモラスにえがいています。
恋のまじない、ヨンサメカ<外部リンク> ロアルド・ダール 作
クェンティン・ブレイク 絵
久山太市 訳
評論社 ホッピー氏は同じマンションに住むシルバーさんにくびったけ。シルバーさんの愛するカメが早く大きくなるよう人間のことばをさかさまにしたカメ語をおまじないとして教えました。ホッピー氏の恋はかなうでしょうか。
旅とスケッチ・京都 奈良<外部リンク> 婦人画報社 京都・奈良の寺院や山河などをポイントに、スケッチ旅行の楽しみ方を紹介。宇治川や平等院も取り上げられています。ゆったりとした時間のなかで自然を満喫し、ペンを取るのに役立つ本です。
車イス犬チビの贈りもの<外部リンク> 井上こみち 著 実業之日本社 ペットの犬や猫、家畜の鶏や豚など私たちの回りには多くの動物たちが暮らしています。この本は、そんな動物たちと人間の関わりや触れ合いを取り上げた記録集。
都名所図会を読む<外部リンク> 宗政五十緒 編 東京堂出版 「都名所図絵」は、江戸時代後期に出版された主要な名所のガイドブックで、当時の人々に好評でした。この本は「都名所図絵」から百図を選んで解説したもので、当時の人々の生活や風俗、習慣などもうかがえて興味深く楽しめます。
1997年(平成9年)8月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
屋根裏部屋のエンジェルさん<外部リンク> ダイアナ・ヘンドリー 作
こだまともこ 訳
杉田比呂美 さし絵
徳間書店 下宿屋のアガサおばさんに引き取られたヘンリーのところへ、ハッピー・エンジェルという男がきて下宿することになりました。どうもあやしいと感じたヘンリーは、男を調べ始めます。ユーモアたっぷりに過去と未来、人と人のつながりを描く、イギリスの児童文学賞受賞作。
メロンのメロディー<外部リンク> 山下明生 作
渡辺洋二 絵
理論社 おたふくかぜで寝ているわたしにおとうさんがメロンを買ってきてくれました。メロンがおいしくなるように音楽をきかせます。いろんな歌や楽器が出てくるお話です。
お母さん、ノーベル賞をもらう<外部リンク> シャロン・バーチュ・マグレイン 著
中村桂子 監訳
中村友子 訳
工作舎 女は結婚して家庭に入るのが当たり前とされた時代に、科学を生涯の仕事に選び2回もノーベル賞を受けたマリー・キュリーをはじめ、ノーベル賞級の成果をあげた14人の女性のユニークな生涯を紹介した本。
おみやげ<外部リンク>
-贈答と旅の日本文化-
神崎宣武 著 青弓社 世界の中で、日本人が最も大切にしているとされる文化・おみやげ。このルーツは神人共食にあるらしい。本書は、手みやげと旅みやげの変遷をたどり、そこに込められた人びとの思いにスポットを当てている。
甘い毒-世界探偵小説全集19-<外部リンク> ルーパート・ぺ二ー 著
好野理恵 訳
国書刊行会 緻密なプロットで、すべての手がかりが読者に示されるというフェアさ。パズルを解いていくように読み進められる本格推理小説。
1997年(平成9年)7月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
くものこどもたち<外部リンク> ジョン・バーニンガム 作
谷川俊太郎 訳
ほるぷ出版 アルバートが両親と山に登ったときのこと。暗くならないうちに下りようと急いでいた時、恐ろしいことが起こりました。アルバートが崖から落ちたのです。でも運良く、くものこどもたちが受けとめてくれました。
ペットボトルで動くオリジナルおもちゃをつくろう<外部リンク> 実野恒久 著 黎明書房 型も大きさもさまざまなペットボトルを材料に、カッターナイフやホチキスで自動車・風ぐるま・けん玉など簡単におもちゃが作れます。これで何が作れるかなと考えながらジュースを飲めば楽しいかも。
子育てに悩むお母さんへ<外部リンク> 小此木啓吾 著 講談社 最近、乳幼児に関する心理学や精神医学の研究は驚異的に進歩しています。赤ちゃんとのかかわりには、赤ちゃんがお母さんに伝えようとした気持ちを科学的に分析し理解することも大切です。お父さんにも読んでいただきたい一冊。
狭い敷地での間取り<外部リンク> 泉幸甫・
川口通正 著
彰国社 限られた敷地に必要な生活空間を確保するには多くの問題が出てきます。本書は6坪から35坪までの敷地に建つ個性的でアイデアあふれる49例の間取りを紹介した実例集です。
祖国再生 瀬島龍三 著 PHP研究所 歴史・哲学・経済・政治・外交・教育の緊急課題とその打開策は何か。21世紀に日本の繁栄を保つために何をするべきか。渡部昇一、稲盛和夫、梅原猛ら7人とともに、日本の進むべき道を模索する本。
1997年(平成9年)6月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
いえでだブヒブヒ<外部リンク> 柳生まち子 作 福音館書店 「おかあさんのいうことをきけないような子は、うちの子じゃありません。どこへでも行きなさい」。おこられたこぶたのブウとトンとヤンはよそのうちの子になろうと家出、いろいろなうちの子になってみるのですが…。
大きな大きなおだんごおなべ<外部リンク> パウル・マール 作・絵
上田真而子 訳
偕成社 食べても食べてもなくならない、おだんごおなべをもらった“ふとっちょペーター”と“ふとっちょぺタ子”はだれかにおなべをぬすまれないかと心配ばかり。おなべのためにふたりはどんなことをしたのでしょう…。
みんなのつぶやき万能川柳・6本目<外部リンク> 仲畑貴志 編 情報センター出版局 毎日新聞に連載中の「仲畑流万能川柳」をまとめた6巻目。思わずクスッと笑うものから厳しい風刺まで作者と選者のセンスが冴える640句です。編者のユーモアあるつぶやきも含め、最後まで飽きさせない一冊。
大人のピアノ 長続きのコツ 大村典子・
大崎妙子 著
ヤマハ 「娘に買ったピアノがあるので」「この1曲が弾けたら」など、大人になってピアノを始めた人が対象の本。実際に教室で教えている2人が楽しいおしゃべりで長続きのコツをアドバイスしています。
みすゞコスモス<外部リンク> 矢崎節夫 著 JULA出版局 童謡詩人金子みすゞの埋もれていた詩の世界を著者が愛情と感動をもって旅をしています。「私と小鳥と鈴と」「大漁」など35編の詩は、ちょっと目の位置を変えれば、私たちの周りには不思議なこと・感動することがいっぱいだと気付かせてくれます。
1997年(平成9年)5月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
みんなあつまれ こいのぼりをつくろう<外部リンク> 玉田泰太郎・
やべみつのり 作
童心社 5月5日は、こどもの日。昔から端午の節句といって、子供を大事にしたお祝いの日です。この日を祝ってたてられるこいのぼりを、障子紙、ポリ袋、色セロファン…いろいろな材料で作るのも楽しいものです。元気に泳がせてみてください。
おてがみもらったおへんじかいた<外部リンク> 森山京 作
広瀬弦 絵
あかね書房 クマの子タクマのひろったバッグは、ウサギのササおばあさんの落とし物でした。その後、おばあさんにお礼のお手紙をもらって大喜びのタクマは、おばあさんにお返事を書きました。それから2人の楽しい文通が始まったのです。ほのぼのとした、心温まるお話。
ミニ雑草図鑑~雑草の見分けかた~<外部リンク> 広田伸七 編集 全国農村教育協会 道端に小さな花をつけた雑草を見つけてその名前が分がらずに首をひねったことはありませんか? いつもはなにげなく見過ごしてしまう雑草たちを、花をつけた状態だけでなく生育段階からカラー写真で収録した、ながめているだけでも楽しい図鑑です。
浪漫's -見参/桜子姫-<外部リンク> 藤水名子 著 集英社 漆黒の髪につややかな目鼻立ち、三日月藩の娘・桜子姫。江戸家老の御家騒動の陰謀を阻止するため上屋敷を出奔。中国歴史活劇でニュージャンルを開いた著者の浪漫時代劇です。
インターネットはからっぽの洞窟<外部リンク> クリフォ一ド・ストール 著
倉骨彰 訳
草思社 世をあげてのインターネットブームに、「ちょっと待ってほしい!」と異議を唱えるのがこの本。アメリカの国防機密に侵入したハッカー追跡で有名な著者が、このままでは人と人との交流が薄まり現実への関心がなくなって、社会の大切な部分が失われてしまうのでは、とコンピューター社会に問いかける本です。
カードに使える小粋な英語フレーズ キャズ・カワゾエ 著 明日香出版社 おわびや愛の告白のような、ちょっと照れてしまうメッセージも英語のフレーズだったら伝えられそうです。簡単でわかりやすいオシャレなフレーズを230紹介しています。
1997年(平成9年)4月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
いちねんせい<外部リンク> 谷川俊太郎 詩
和田誠 絵
小学館 せんせいが/わたしのなまえをよびました/せんせいは/わたしのなまえをしっているんだね で始まる「せんせい」など一年生ならではの緊張と好奇心が伝わってきます。
アリスの見習い物語<外部リンク> カレン・クシュマン 著
柳井薫 訳
中村悦子 絵
あすなろ書房 14世紀のイギリスの小さな村に、家も母親も、名前すらもない少女がひとり。泣くことも笑うことも知らず生き延びることに精一杯だった少女が自分を「アリス」と名付け居場所を見いだし、やがて村の産婆見習いとして認められていく姿を鮮やかに描いています。
型紙のない子育て<外部リンク> 田中周子 著 婦人之友社 子育ては母親一人が頑張るものではないこと、こどもの生活を良く見て発見していくことの大切さなど「生活がまるごと子育て」という著者の経験が語られています。また、そこから生まれたおもちゃやおやつなど50点の作り方も楽しく紹介しています。
中年からの職人入門<外部リンク> ライフワークを探求する集い 編 同文書院 脱サラ、定年後の再就職として職人を志した人々をピックアップ。仕事に就いた動機や苦労話、アイデアや工夫、暮らしぶりなど生涯職業を見つけた15人の体験談です。
女が独身時代に考えておくこと 佐藤綾子 著 三笠書房 女性にとって仕事とは、恋愛とは何なのでしょうか。自分の魅力づくりから知性の磨き方、愛の表現方法までを軽やかに書き綴っており、読み進んでいくうちに元気が沸いてくる一冊です。
1997年(平成9年)3月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
子どもの生活をゆたかに つくってあそぼうよ!7 草花あそび-春・夏の本<外部リンク> むかいさちこ 著
かみくぼよしふみ 絵
しげたよしはる 写真
偕成社 簡単に作れる花の首かざりや少し工夫すればできる葉っぱのかたつむりなど、生き生きとした写真と絵でわかりやすくまとめた草花あそびの本
世界一おじょーひんなチリチリ姫<外部リンク> 末吉暁子 作
大留希美江 画
ポプラ社 むかしある国にとっても元気なお姫さまがいました。この国では、女の人はまっすぐで真っ黒な長い髪の毛でなければ美人ではありません。このお姫さまの髪はチリチリのクルクル。さてこの元気なお姫さま、今日はどんなことをするのかな…
つぎの岩につづく<外部リンク> R.Aラファティ 著
伊藤典夫・
朝倉久志 訳
早川書房 ウィットに富んだ軽妙な文体と少し毒のあるダークな結末。SF界のホラ吹きおじさんラファティが語る、底抜けにおかしくて風変わりな16の短編集。
図解 子供のなぜに答える本 ハイタッチ・テクノ-身近な技術のタネ明かし-<外部リンク> 唐津一 監修 PHP研究所 「スピード写真はなぜ現像が速くできるの?」。子供から突然こんな質問をされて考え込んだことはありませんか。我々の生活に入り込んだハイテク製品。そのタネ明かしを図解で試みる本。
ようこそ!ホームステイへ<外部リンク> 柳島純雄 著 あすか書房 ホームステイは、外国の風俗や習慣、文化などがよく理解でき、親善も深まることから市民レベルの草の根外交と言われています。この本は、ホームステイの素晴らしさや受け入れのノウハウを体験に基づきまとめたもの。
1997年(平成9年)2月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
雪あらしの町<外部リンク> ヴァージニア・ハミルトン 作
掛川恭子 訳
岩波書店 肌や髪の色がちがう、父親がいない、だから皆はそんなブレアを避け侮辱する。それでも自分の居場所を探していくブレア。ハミルトンのみずみずしい感性と独得な作風をお楽しみください。
パッチン・ぐるーん<外部リンク> いわさきさよみ 文と絵 けやき書房 まさおはダウン症。お父さんは仕事から帰ると、まさおと両手でパッチンし、抱いてぐるーんと回ります。両親や妹に愛され、まさおは明るく育ちました。ところがある日、お父さんをがんで失ってからは、今度は、家族を元気づけるようになりました。クレヨンと水彩画で描かれた明るく温かい絵本。
庭仕事の愉しみ<外部リンク> ヘルマン・ヘッセ 著
岡田朝雄 訳
草思社 後半生、執筆に費やす以外の時間のほとんどを自分の庭で過ごしたヘッセ。彼は庭仕事を通じて自然と人生の真理を考え、草花や樹木に生命の秘密を感じていたのです。深い味わいのある文章と詩がつづってあります。
亭主-酒場と旅館の文化史-<外部リンク> ウラ・ハイゼ 著
石丸昭二 訳
白水社 とかく殺人や強盗・売春・不平と結びつけられてきた西洋の酒場や宿屋の亭主・女将について、古代から現代に至るまでの歴史を洒脱に語るユニークな文化史。
ユネスコ世界遺産 8<外部リンク> ヨーロッパユネスコ世界遺産センター 監修 講談社 平等院や宇治上神社が登録されたユネスコ世界遺産。この本は、世界を12の地域に分けて世界遺産を紹介するシリーズの1冊。フランス・イギリス・アイルランドの34の遺産が取り上げられています。
1997年(平成9年)1月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
牛はどうやって草からミルクをつくるのか<外部リンク> 小野寺良次 著 新日本出版社 牛の体内で緑の草はどのようにあの白い牛乳に生まれ変わるかとができるのか、成分など様々な方向から考えます。「牛は肉食動物?」「牛乳はキュウリより固い」など興味深い話題をおりまぜながら、消化に果たす微生物の役割を分かりやすく説いています。
闘牛-スペイン生の芸術<外部リンク> 有本紀明 著 講談社 闘牛は、スペインのあらゆる芸術の源。牛の獰猛さと闘牛士の勇気が人々の心に感動を湧きおこします。鑑賞についての知識として、歴史的背景やその誕生、切ない魅力と展望を語り尽くしています。華麗で情熱的な一年を過ごしたいあなたにおすすめできる一冊です。
十二支の牛の描法<外部リンク> 山田玉雲 著 秀作社出版 日本では奈良時代から絵画に描かれている牛。海外では旧石器時代の洞窟などに描かれているほど、人間生活と牛との関係は長い歴史があります。この本は、水墨画の第一人者である著者が「牛の基礎描法」「牛百態」「年賀はがきに描く」の各部から、あらゆる牛の姿を描いた本です。
オルビス学習科学図鑑「動物」<外部リンク> 学習研究社 世界中のいろいろな動物がのっていて、見ているだけで楽しい図鑑。牛が載っているのは、ほ乳類の偶てい目のページ。仲間は129種ほどいて、角を持つものが多いなどいろんなことがわかります。写真やイラストも豊富で眺めているだけで楽しく大人も子供と一緒に勉強できる本です。
赤牛モウサー 沖縄の絵本<外部リンク> 儀間比呂志 作・絵 岩崎書店 村のわかものマチヤーは山でであったお年よりに“ことば”をもらい、そのことばどおりに年取った赤牛モウサーをたすけます。ところがこのモウサーは実はことばをしゃべる牛だったのです。さてモウサーが話すには…。沖縄の美しいことばを取り入れた楽しい絵本です。
1996年(平成8年)12月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
安心して食べる知恵 1<外部リンク>2<外部リンク>3<外部リンク>4<外部リンク> 学習研究社 副題は「農薬・添加物からわたしたちの体を守る本」。少しでも安心して食べられるように食材の選び方・調理法・保存法などを紹介。写真とイラストの分かりやすい説明があり、すぐ実行できそうです。
ジグザグトラック家族<外部リンク> ひろたみを 作
野村たかあき 絵
講談社 万引きの現場を、長距離トラックの女ドライバー・シーチャンに見つかった良太。ふとした出会いからでこぼこコンビの旅が始まった。そして3日間の旅の果てに二人は“家族”になった。心があたたかくなるお勧めの本。
ドイツ・オーストリア洋食器の旅<外部リンク> 浅岡敬史 著 リブロポート出版 「こんなカップでコーヒーを飲むとおいしいだろうなあ」。写真を見るだけでも、美しく色鮮やかな陶器に魅了され、食器をそろえに旅行に出掛けたくなる1冊。
参謀は名を秘す<外部リンク> 童門冬二 著 日本経済新聞社 「現在に名参謀・名軍師は必要か?」「現在の名参謀・名軍師はどうあるべきか」。過去の名参謀・名軍師といわれた人々のあり様から、現在の組織のあり方を考える本です。
ベルナのしっぽ<外部リンク> 郡司ななえ 著 イースト・プレス 27歳でベーチェット病にかかり失明した犬ぎらいの女性が、盲導犬ベルナと共に子育てをしていく決心をしました。以後ベルナと13年間暮らし続け、その途中で目が見えなくなったベルナを引退させずに家族の一員として看取った、犬と人間の愛の物語です。
1996年(平成8年)11月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
やさしい星座のみつけ方<外部リンク> 藤井旭・
塩野米松 著
森本まりこ 絵
ポプラ社 春夏秋冬の星座の見つけ方を、図と写真で分かりやすく説明した星空のガイドブック。この一冊でだれもが簡単に星座を見つけられるようになり、星の神話の世界も身近なものになるでしょう。
ねこのパーキンスのおみやげ<外部リンク> リンダ・イェトマン 作
久米穣 訳
河本祥子 絵
偕成社 目の不自由な男の子デイビットとねこのパーキンスは、なにをするにもいつもいっしよ。ところが思いがけない事件が起こり、パーキンスはゆくえ不明になってしまいます。悲しむデイビットに届けられたおみやげとは?
想魚記-今度は魚に生まれたい-<外部リンク> 末広恭雄 著 ベースボールマガジン社 「魚はどうして泳ぎながら眠れるの?」など、お魚博士、故末広氏の魚に関する軽妙な語り口の記事を集めた本。魚が好きな人、そうじゃない人にも十分楽しめる一冊
明治快女伝 わたしはわたしよ 森まゆみ 著 労働旬報社 文学や絵画、演劇、女性の地位向上運動などいろいろな分野のパイオニアとして活躍した明治に生まれの女たち52人の記録。後世に名を残した人だけでなく、思いを遂げられなかった人々にも温かい眼をそそいだ本。
かわらの小石の図鑑-日本列島の生い立ちを考える- 千葉とき子・
斎藤靖二 著
東海大学出版会 河原は日本列島の地質をあらわすショールーム。荒川・多摩川・相模川の小石を採集し、観察分類して日本列島の変容の様子を探る本。カラー写真が豊富でハンディな分かりやすい図鑑です。
1996年(平成8年)10月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
ねこのくにのおきゃくさま<外部リンク> シビル・ウェッタシンハ さく
まつおかきょうこ やく
福音館書店 ある日、海の向こうからねこの国にやって来たふたりのお客。お面をつけたまま、太鼓に合わせて歌ったり踊ったり。すっかり人気者になったふたりの正体は…。明るく楽しいスリランカの絵本。
夕ごはんまでの五分間<外部リンク> プロハースコヴァー 作
ポコルニー 絵
平野卿子 訳
偕成社 「パパ、お話して」「お話なんか知らないなあ」「じゃあ、パパのこと話して」。そこでパパは話し始めました。おなかが大きかったママと、パパが出会った時のこと。バベタが生まれてからのことを。血のつながりや障害を超えて結ばれた素敵な家族のお話。
ニホンゴキトク<外部リンク> 久世光彦 著 講談社 失われかけている日本語の中の「いい言葉」「いい言い回し」について著者が思い入れを込めて語っています。「ことば」そのものが、日本文化の中に息づく機知と情趣だということに感動させられる一冊です。
本棚が見たい!<外部リンク> 川本武 著 ダイヤモンド社 メディアや著書では知り得ない筒井康隆、荒俣宏、高村薫、山田太一、畑正憲ら著名人の本棚を紹介、読書法、整理法をインタビューしています。本の魔力に取りつかれてしまった人々の愉悦と苦悩が伝わる貴重な体験談。
ああうまかった うしまけた<外部リンク> 首藤夏世 著 京都新聞社 首藤夏世さんが30年間にわたって「創る愉しさ。食べる嬉しさ」を目指し、料理教室で創意工夫を重ねてきた京都のおばんざいの本。四季折々のおいしい料理の作り方を紹介しています。
1996年(平成8年)9月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
やあ、ともだち!<外部リンク> クリス・ラシュカ 作・絵 偕成社 友だちのいない男の子の目の前にあらわれた、自分とはちょっとちがう男の子。おしゃべりするたびに、びっくりしたり、どきどきしたり…。今にも絵本の中からふたりの男の子が飛び出してきそうなお話。
調べて学ぶ日本の伝統 5 スポーツ<外部リンク> 大川修一 監修 大日本図書 古来受け継がれ、現在も脈々と大衆の中に生き続けている「相撲」「柔道」「剣道」「弓道」「空手」「なぎなた」について興味深く紹介されている。観戦するときにも役立つ本です。
波のり舟の-佃島渡波風秘帖-<外部リンク>
文庫版<外部リンク>
出久根達郎 著 文芸春秋 何を背負って渡しを渡るのか。佃島の船頭が見つめるなぞ、人情、怪異、恋…。江戸の四季の中に、渡し守探偵がさっそうと登場。江戸情緒の豊かな描写と庶民の心や暮らしを伝える、ペーソスあふれる異色捕物帳です。
名人は危うきに遊ぶ<外部リンク> 白洲正子 著 新潮社 能や古美術、古典文学に知識が深く、独特のとらわれない眼で日本文化の「美」の原点を追及してきた白洲正子。若い日にたずねた平等院の早朝に極楽の世界をかいまみた名文など、エッセーをまとめた本です。
シェイクスピアのハーブ<外部リンク> 熊井明子 著 誠文堂新光社 シェイクスピアは、自分の作品の重要なシーンにしばしばハーブ類を登場させ、その動作やせりふを強く印象づけています。彼の作品中の164種にのぼるハープの花の香りと色に迫る美しいカラー版。思わず手に取ってみたくなる一冊です。
1996年(平成8年)8月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
ひみつのひきだしあけた?<外部リンク> やまわさゆりこ 絵
あまんきみこ 作
PHP研究所 押し入れからさくら色の毛糸玉がころりと出てきました。これでベレー帽を編もうとチイばあちゃんは、引き出しを開けてかぎばりを探しました。すると不思議なことに引き出しは奥から奥から出てくるのです。
非・バランス<外部リンク> 魚住直子 著 講談社 スキを見せれば“いじめ”はつけこむ。だからわたしは<絶対孤立>。11歳のとき、ふとしたきっかけで仲間はずれになったわたしは、クールに生きる作戦で数年間を送った。バランスのとれない危うくつらい日々をシャープに描く。
息のしかた 春木豊・
本間生夫 著
朝日新聞社 普段は意識しない呼吸という生理現象の秘密を分かりやすく解説した本。呼吸の技法だけでなく、息についての長年培われてきた深い知恵を得ることができます。ストレスから解放された快適生活の役に立つ1冊です。
ハルさん百歳、まだまだ現役 矢ロハル 著 エフ・オープンシステム出版 明治の文明開化から1世紀、今年百歳を迎えたハルさんの痛快自叙伝です。「生き抜くことは苦労するがそれが試練」と言うハルさんは常に前向きで、知恵と勇気が伝わってきます。NHKテレビ「小朝が参りました」に出演して感動を呼びました。
貝がらと海の音 庄野潤三 著 新潮社 子供が大きくなり、結婚して孫の数も増え、家に夫婦がとり残されて、年月がたつ。結婚50年を迎える夫婦のかけがえのない日々を、穏やかなまなざしのもと味わい深く描き出しています。
1996年(平成8年)7月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
夢見つつ深く植えよ<外部リンク> メイ・サートン 著 みすず書房 1960年代、ニューイングランドの片田舎に築100年という荒れた家を買い、一人暮らしを始めた著者。家探しから個性的な人々との出会いまで、後年、彼女の大きなテーマとなる「孤独」について思索した自伝的エッセーです。
私の英国物語<外部リンク> 講談社 編 講談社 英国からウェッジウッドの美しい陶器をイメージする人は多い。でも意外とその創始者や歴史については知られていない。この本は、イギリスとウェッジウッドの文化史を、陶器を巡る世界のエピソードや英国通作家のエッセイを織り混ぜて紹介する楽しい一冊。
自然遊び12か月<外部リンク> 鍋田吉郎 構成・文
ながたはるみ 絵
小学館 もうすぐ夏休み。かぶと虫採集やトンボ捕りの伝統技、魚の手づかみや天体観測術など、各分野のスペシャリスト直伝の野遊び術を紹介する本。
ネズミなんていないでしょ?<外部リンク> バーナード・ウェーバー 作
ながたきやふきこ 訳
あかね書房 「このホテル・エッヘンにネズミ?とんでもない。どこにいるって言うんです?」ホテルの人々は口をそろえていますが…ホラ、あなたのそばにいるのは、ひょっとしてネズミでは?…場面ごとのネズミの表情が愉快です。
いっしょにつくろう-絵本の世界をひろげる手づくりおもちゃ-<外部リンク> 高田千鶴子・
酒本美登里・
小林義純 制作
村田まり子 絵
襄昭 写真
福音館書店 糸や針を使っての人形づくり、ダンボールや厚紙を使った手づくりおもちゃに初めて挑戦しようという人に最適の本。
1996年(平成8年)6月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
噺の肴(らくご副食本)<外部リンク> 小佐田定雄 著 弘文出版 著者は桂米朝一門の新作落語の創作を手掛ける落語作家。この本では古典落語に登場する人物や土地などのネタを中心に、おもしろい話を紹介しています。時代の推移とともにフレーズや風習など、分かりにくくなってきた噺の内容を易しく説き明かし、落語の魅力を再確認できる本。
いい一生とは何か<外部リンク> 諸井薫 著 角川書店 定年後すぐに始まる膨大な時間との闘い。より充実した後半生を模索する人に、著者が贈る熱いメッセージ。人生の第一線からやむを得ず退いた多くの中高年男性の屈折した感慨を代弁してくれるエッセイです。
ガーデンデザインの本 豊田美紀 著 講談社 狭い土地での花の庭、石やレンガ、枕木を敷いた庭など、生活に根差して機能する庭造りの基本と数々の実例をオールカラーで紹介しています。写真・絵コンテ・設計図つきの欧風ガーデン造りの入門書。
白狐魔記 源平の風<外部リンク> 斉藤洋 作
高畠純 画
偕成社 人間の生きざまに興味を示した一匹のキツネが、仙人のもとで修行。数々の術と共に人間に化ける術も習得した仙人キツネ白狐魔丸。彼が日本史上の大事件や英雄たちと遭遇し、なぜ人間同志が殺し合うのかという問いの答えを探しつつ時を旅する大河ファンタジー。初回の英雄は源義経。子供はもちろん大人も十分楽しめるお薦めの本。
おやすみゴリラくん<外部リンク> ペギー・ラスマン 作
いとうひろし 訳
徳間書店 夜の動物園。管理人のおじさんが、動物たちのオリを見回ります。「おやすみ、ぞうさん」 「さあ、ねんねだよ、アルマジロちゃん」。ところが、いたずらもののゴリラくん、おじさんのカギを失敬し、オリを開けて回った。さあたいへん。
1996年(平成8年)5月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
我が家にはいろんな動物がやってくる<外部リンク> 中嶋捷恵 著 どうぶつ社 東京・青梅市に住む自称“町工場のオッサン”が野生動物とつきあい始めて16年。自宅に現れるタヌキやアナグマをめぐる悲喜こもごものエピソード、野生動物観察の楽しさや動物と人間とのかかわり方が綴られている。
自分をまもる本 いじめ もうがまんしない<外部リンク> ローズマリー・ストーンズ 著
小島希里 訳
晶文社 だれにも相談できず一人でいじめに悩んでいる人に読んでもらいたい本。同じ体験をした人たちの実例をもとに、ゆっくり心をいやす方法、賢く自分を守る方法を考えてゆく。
御詠歌の旅 西国三十三札所をめぐる<外部リンク> 和田嘉寿男 著 和泉書院 西国札所にもうでた時に詠唱する御詠歌は、長い時代を通して人々の心を支えてきた。31文字で綴られた御詠歌を紹介しながら信仰とともに伝えられてきた歌のルーツを探る本。
みんなで考える「地球環境シリーズ1」-森林がきえていく-<外部リンク> 本間義人 著
山口今日 絵
金の星社 四季とともに美しく変化する森林は、自然が与えてくれた生命の源である。その森林が地球上から消えつつある。そんな地球や自分たちの生活をもう一度見直すために役立つ本。
里山物語<外部リンク> 今森光彦 著 新潮社 琵琶湖を望む仰木の里は、ゆるやかな斜面に棚田が広がるのどかな農村。雑木林や田んぼの水辺に集まる虫たちや農作業にいそしむ人々など、自然と人が穏やかに調和する田園の四季を、詩情豊かに写した写真集。
1996年(平成8年)4月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
ますだくんのランドセル<外部リンク> 武田美穂 作・絵 ポプラ社 「早く小学生になりたいな。ランドセルしょいたいな…」お姉ちゃんの赤いランドセルをもらったけんいち君、うれしくて毎日背負って歩いていました。そして、とうとう待ちに待った入学式の日がやってきました。
ごめん<外部リンク> ひこ・田中 著 偕成社 ある日、俺は突然大人になったらしい。なのに、一度会っただけで好きになったナオちゃんの前だと、まるでガキ。何も言えない。性の目覚めと初恋の前で、戸惑い、きりきり舞いする少年の日々を描いた長編。「お引っ越し」「カレンダー」で若者の心をとらえた作家の最新作です。
夢見るジュエリ<外部リンク> 岩田裕子 著 東京書籍 子供の頃に読んだ童話や神話の中にも、宝石は本当によく登場しています。誕生石を始め、様々な美しい宝石を紹介しながら、その石に秘められた古今東西のロマンチックな物語を紹介しています。
十七歳で考えたこと<外部リンク> 三田誠広 著 河出書房新社 高校時代、一年間の登校拒否経験を持つ著者が、「あの一年があるから現在の自分がある」と当時を振り返り、人生の意味について、現代の悩める青春期の人々に呼び掛けたエッセイです。
龍の契り/<外部リンク>
文庫版<外部リンク>
服部真澄 著 祥伝社 香港返還にまつわる密約文書を巡って、各国が壮絶な謀略戦を展開するスケールの大きな小説です。息もつかせぬストーリーの展開、そして、驚くべき結末が…。高村薫以来の大型新人と評価の高い著者のデビュー作です。
1996年(平成8年)3月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
はじめて就職するあなたへ<外部リンク> 残間里江子 著 PHP研究所 一人でも多くの女子学生が「働くことは素晴らしい」と思える仕事を見付けられるように、就職戦線をクリアするための具体的なヒントが書かれています。新しい人生の扉に向かっで、元気が出る本です。
モンゴメリ日記/十九歳の決心<外部リンク> L・M・モンゴメリ 著
桂宥子 訳
立風書房 「赤毛のアン」の作者、モンゴメリの青春時代の日記をまとめた本です。教師になる決心をし学業に情熱を傾けた19歳から、新たな目標に挑む22歳までの青春の悩みや喜びが率直に綴られています。
「蔵の町」をゆく <外部リンク><外部リンク> 西田成夫 構成 小学館 食事どころや美術館。ホールになっている蔵は、もとは酒蔵が多いってご存じでしたか。この本では内部を工夫した数多くの蔵を紹介しています。写真も多く、見るだけでも楽しい本です。
ちからをあわせて<外部リンク> N・バトワース 作
はやしまみ 訳
金の星社 今日は、公園を守る仕事をしているパーシーの久し振りの楽しいお休み。動物たちとピクニックを楽しんでいたとき、ウサギが井戸に落っこちた。早く助けなくては!
早春の花のおりがみ<外部リンク> 桃谷好英・
桃谷澄子 著
誠文堂新光社 早春の花の美しさを、折り紙にしてみませんか。子供から大人まで楽しく作れるように、簡単な折り方から難しいものまで、いろんな花の折り方を集めました。あなたも、挑戦してください。
1996年(平成8年)2月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
日本の名随筆 別巻55「恋心」<外部リンク> 辻井喬 編 作品社 漢字2字の言葉をタイトルとしている60巻のシリーズのうちの1冊。川端康成から林真理子まで、幅広い29人の作家の多様な恋の風景が集められており、寒い季節に心を温めてくれる本です。
ジェロニモ<外部リンク> フォレスト・カーター 著
和田穹男 訳
めるくまーる 白人文明によって踏みにじられていくアメリカインディアンの数千年の精神的な伝統や暮らし、失われていく父祖の土地や生命に対する痛惜の念をテーマに、赤い悪魔と恐れられた最後の戦士ジェロニモの劇的な生涯を描いています。
墨の舞<外部リンク> 町春草 著 日本放送出版協会 紫式部以来の王朝の女流を継承しながら、現代に生きる新しい書を開拓し、ヨーロッパ美術界を揺るがした書道家、町春草芸術の43点の美の世界を紹介。
町の水族館 町の植物園-さかなやさんとやおやさん-<外部リンク> 小林亜里 文
三柴啓子 絵
福音館書店 魚屋さんと八百屋さんを舞台に子供と店のおじさんとの軽妙なやりとりで物語は展開します。所々にはさまれた絵により、お店でいろいろな発見があることがわかります。
空を走る電車<外部リンク> 最上一平 作
福田岩緒 絵
教育画劇 三年生の風太は、どうしても木に登って電車の走って行くのを見たくなった。今日、出稼ぎに行く父ちゃんが乗っているオレンジ色の電車を…。風太と彼を囲む人の温かい心が伝わる作品です。
1996年(平成8年)1月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
ねずみのしっぱい<外部リンク> 小沢正 作
井上洋介 絵
アリス館 北風のぴゅうぴゅう吹く寒い日にねずみはおでんを作って食べようと考えた。あったかいおでんにおもいっきりからいからしを付けて。腹を立てているものにかき混ぜてもらうと、とてもとてもからいからしができるとだれかに聞いたのを思い出して、おこりんぼうの猫のところに行くが…。何ともおかしく楽しい気分になってくる本です。
ぼく字がかけるよ-教室ねずみジョンのお話-<外部リンク> ランデル 作
ヤング 絵
かわいともこ 訳
偕成社 ジョンは小学校に住んでいるちっちゃな茶色のねずみ。すがたも形も、どこにでもいる、ごくありふれたねずみでした。ところがある日、ジョンは気付きました。あれっ、生徒たちがみんなでぼくの名前をよんでいるじゃないか。びっくりしたよ。その日からジョンは「字」というものを習いはじめたのでした…。ねずみのジョンと子供たちの心温まるお話です。
ネズミの超能力<外部リンク> 今泉忠明 著 講談社 不潔だという理由で嫌われがちなネズミ。でもそれは世界中にいる約2000種のネズミのうちのわずか3種の家ネズミのことなんです。ネズミといっても、美しいものからみにくいもの、そして非常に珍しいものなど千差万別。大昔から人間と共存(競存?)してきたネズミたちは、はたして悪者なのか?ネズミの生きるための知恵の秘密を探り、意外な一面を紹介しています。
干支(えと)を折る<外部リンク> 小林一夫 監修 ブティック社 今年は干支の始まりの子年。干支は私たちにとって大変なじみ深いもので、特にお正月には縁起が良いものとして喜ばれています。この本では、同じように日本人に非常になじみ深い折り紙が、干支と出会いました。折り紙で折る干支の数々。美しい作品を折り方の図付きで写真で紹介しています。干支を自分の手で折り、飾ってみませんか。
昔のねずみと今のねずみ 矢部辰男 著 どうぶつ社 近ごろのねずみはあまり家に入らなくなり、被害は少なくなったように思われます。しかしとんでもありません。大企業のコンピューター室に忍び込み、コードなどをかじれば人間社会により大きな混乱を引き起こすことができる能力をいまや彼らは持っています。昔も今も変わることのない身近なほ乳類であるねずみについて詳しく書かれた本です。
1995年(平成7年)12月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
平安京のゴーストバスター(陰陽師・安倍晴明)<外部リンク> 志村有弘 著 角川書店 雅で華やかな平安京も、一歩闇の世界に入れば、生霊、怨霊がはびこり人々は常にたたりを恐れていた。そんな病んだ都を陰で支えた陰陽師・安倍晴明の生涯を史実と伝承を織り交ぜ楽しく描いた本。
北極と南極(ビジュアル博物館・57巻)<外部リンク> バーバラ・テイラー 著 同朋舎出版 凍り付いた海や、不毛の地といった厳しい環境に適応して生きる動植物などを、カラー写真で分かりやすく解説しています。世界最後の自然がそのまま残る2つの極地と、そこに住む動物や人間に関する一冊です。
花物語<外部リンク> 橋本治 文
さべあのま 絵
集英社 活字の達人・橋本治と漫画の才人・さべあまが贈る14のショートノベル。小学生からOLまでの人生のほんのちょっとの瞬間と季節の移り変わりとを、美しい文体とさわやかなイラストで描いています。
パパとのぼった木<外部リンク> C. S.アドラー 作
岡本浜江 訳
津尾美智子 絵
文研出版 愛するお父さんを突然、交通事故で失ったことがどうしても信じられない11歳の女の子ジェシカの物語。父の死を受け止め立ち直るまでの心の動きが痛いほど伝わってきます。
うごかしてあそぼう おりがみのほん<外部リンク> 笠原邦彦 企画・作図
織茂恭子 絵・文
福音館書店 鳥や飛行機など動かして遊べる折り紙の作り方と、その作品を使ったはり絵や文も楽しめます。一度、親子でチャレンジしましょう。
1995年(平成7年)11月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
三十六歌仙の舞台<外部リンク> 樋口茂子 著 京都新聞社 三十六歌仙とは、平安時代、藤原公任が選んだ柿本人麿や小野小町など36人の優れた歌人をさします。奈良や宇治など名歌の舞台となったゆかりの地をたどり、代表歌を読み解いて歌仙の人となりを紹介しています。
恋愛太平記 1<外部リンク>2<外部リンク> 金井美恵子 著 集英社 現代の最先端をゆく4人の姉妹が恋をし、やがて結婚、その後の様々な人生の試練を描いた小説。終始、娘たちの行動におろおろしている母親の姿もリアルに描かれています。
日本の名随筆 別巻50「本屋」<外部リンク> 池渾夏樹 編 作品社 日本の名随筆全100巻に続き出版された別巻の第50巻目。今回は、「本屋」。を題材に、田山花袋、植草甚一ほか33名の随筆を収録。特に、諏訪春雄の「江戸時代の本屋(抄)」は興味深い内容となっています。
やさいのうえかた。そだてかた<外部リンク> 小宮山洋夫 文・絵 岩崎書店 野菜は生まれ育った故郷により性質も様々です。そんな野菜の育て方を絵と文とでわかりやすく紹介。あなたも一度野菜づくりに挑戦してみませんか。
お月さまってどんなあじ?<外部リンク> ミヒャエル・グレイニェク 絵・文
いずみちほこ 訳
セーラー出版 お月さまってどんな味なんだろう。甘いのかな。しょっぱいのかな。ほんの一口食べたいな。ある日、「高いあの山に登って、お月様をかじってみよう」と決心した亀は…
1995年(平成7年)10月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
黄落<外部リンク> 佐江衆一 著 新潮社 年老いた両親を引き取ってからの壮絶な介護の12年。自分たちが還暦を過ぎてなお、高齢の父母の介護をする息子夫婦の逃げ場のない暮らしと苦悩をリアルに描き、、高齢化社会を迎えだれもが直面する現実を伝える長編小説。
誠は天の道なり<外部リンク> 童門冬二 著 講談社 農民の子に生まれたが、松山藩の家老にまでなった山田方谷。目の前の利にとらわれず義を明らかにし、誠を貫く事で悪弊を絶ち、人心をつかみ、藩政改革に成功した男の生涯。
ハインズ博士「超科学」をきる<外部リンク> テレンス・ハインズ 著
井山弘幸 訳
化学同人 心理学者である著者が心霊術、予知夢、UFOなどオカルトや超常現象の文献を調べ、科学に見せかけた手口で人々を惑わす「ニセ学」の実態をあばいた一冊。
おばあちゃん泣いて笑ってシャッターをきる-戦争とダムにうばわれた70年の人生<外部リンク> 楠山忠之 著
増山たづ子 写真協力
ポプラ社 61歳の「カメラばあちゃん」こと増山たづ子さんが初めてカメラを手にしたのは、故郷の徳山村がダム建設のために水底に沈むことになった時です。そして、その写真に強くひかれた著者が、おばあちゃんの半生を豊富な写真と共にまとめた本。
月とサーカス<外部リンク> 遠山繁年 著 講談社 流れ星がぶつかって、2つに割れ半分が空から落ちてしまったお月さま。サーカスの人たちの協力で無事に空に帰れるでしょうか。のびのびとした線と美しい色彩の版画でユーモラスに描いた絵本。
1995年(平成7年)9月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
家族を幸せにする老い方<外部リンク> 山井和則 著 講談社 もしも、寝たきりや痴ほうになった時、本人もその家族も人間らしい生活ができるでしょうか。介護が必要になってもお年寄りと家族が共に笑顔で幸せに暮らせるためのヒントを紹介しています。
赤ちゃん・幼児の病気と応急手当<外部リンク> ナツメ社 異物を飲み込んだ、ひきつけを起こした、発疹が出た、骨折したなど、そんな時、病院へ行く前に読む本。健康的な赤ちゃんの生活と育て方を書いた育児書です。
街で見つける。山の幸図鑑<外部リンク> 井口潔 著 山海堂 我が家の周りで、きのこ狩り、野草採り、木の実拾いなど、恵み豊かな自然と楽しく付き合えます。収穫の種類ごとに、食用、薬用、染料としての利用法を紹介しでおり、趣味実益を兼ね備えた本。実りの秋、身近な収穫を求めて、街の探索に出かけてみませんか。
新聞で調べよう 現代日本の50年 1<外部リンク>2<外部リンク>3<外部リンク>4<外部リンク>5<外部リンク> 現代日本の50年編集委員会 編 大日本図書 戦争で焦土となった日本。その廃虚の中から国土の再建を計って50年。苦難と激動と発展の戦後史を小・中学生にも分かりやすく新聞記事を集めて編集した本。全五巻。
魔女がひろった赤ん坊<外部リンク> 池田あきこ 著 ほるぷ出版 ある日、山の三人の魔女が、人間の赤ちゃんを拾いました。赤ちゃんを立派な魔女にしようと三人は一生懸命。魔女や魔法の国「わちふぃーるど」の人気者が出そろったちょっと不思議なお話。
1995年(平成7年)8月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
宮中歌会始<外部リンク> 菊葉文化協会 編 毎日新聞社 1,000年の伝統をも宮中恒例行事「歌会始」の戦後の歩みを集大成。昭和22年度「あけぼの」から平成7年度「歌」までの歌会の歴史、朗詠された歌を収めています。
夢源氏剣祭文 <外部リンク><外部リンク> 小池一夫 著
森田曠平 画
毎日新聞社 桓武天皇の御世、造営半ばにして捨てられた長岡の都。その棄都に迷い込んだ少女茨木を主人公に金太郎、平将門、藤原道長などを一堂に集めた平成のスーパーお伽草子です。森田曠平氏の挿絵も素晴らしい作品です。
阿弥陀堂だより<外部リンク> 南木佳士 著 文芸春秋 作家として自信を亡くした夫と医師としての方向を見失った妻は、山間の美しい村で不思議な老婆に出会う。ひたむきに生きること、人生を慈しむことを教えてくれる、温かなユーモアに彩られた作品です。
絵で読む広島の原爆<外部リンク> 那須正幹 文
西村繁男 絵
福音館書店 生存者の証言をもとに再現された広島の町とそこに暮らす人々の様子を描いた絵本。現実の光景と50年前とを見比べることができる。核兵器の原理や放射線障害など核に関する基本的な知識も盛り込んでいるわかりやすい絵本です。
あひるのピンのぼうけん<外部リンク> マージョリー・フラック 文
クルト・ヴィーゼ 絵
まさきるりこ 訳
瑞雲社 草むらに潜り込んでいるうちに独りぼっちになったあひるのピンの物語。中国の風景とストーリーが解け合った詩情豊かな絵本は、読み聞かせにもお勧めの1冊です。
1995年(平成7年)7月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
日本の世間話<外部リンク> 野村純一 著 東京書籍 「口裂け女」や「学校の怪談」などのうわさ話に注目した作者が、その内容の中に昔話にそっくりの類型を見いだす。現代の不思議話のルーツを探る興味ある一冊である。
愛はプライドより強く<外部リンク> 辻仁成 著 幻冬舎 レコード会社に勤めるナオトは同僚のナナとの結婚を決めます。二人の会社には社内結婚禁止の規定があり悩んだ末に小説家を志すナオトが退職して二人の生活が始まりますが…仕事によせるプライドと創作の悩み、愛に揺れる若い2人の姿を描いた作品。
夏休みは大さわぎ(わんぱく四人姉妹物語1)<外部リンク> ヒラリー・マッカイ 著
ときありえ 訳
評論社 リンカーシャーに住む4人姉妹はひょんなことから田舎に住むおばあさんの家に行くことになりました。個性豊かすぎる4人姉妹と頑固でタフなデカおばあちゃんとのひと夏の物語。
牛乳パックでLet'sリサイクル<外部リンク> 今北真奈美著 あゆみ出版 牛乳パックで作る鉛筆立て、小物入れ、コースター、テーブルセット、おもちゃなど多数紹介。リサイクルの重要さ、作る楽しさを教えてくれる本です。
地図をかくっておもしろい<外部リンク> 石井勉 著 汐文社 ヒロコと転校生ジュンの物語を通じて、読んでいるうちに地図の書き方の基本が理解できるように構成されています。自分の住んでいる町を歩いて、自分だけの地図をつくってみるのに役立ちそうです。
1995年(平成7年)6月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
紫式部<外部リンク> 清水好子 著 岩波書店 世界屈指の物語文学「源氏物語」の作者はどのような生き方をたどったのだろうか。早くから文学的才能を発揮した娘時代、宮廷生活などを通じて、1人の女としての生き方を追求しています。
堀田力の「おごるな上司!」<外部リンク> 堀田力 著 日本経済新聞社 自らのリーダーシップについて悩んでいる人の実用書として今話題の本。具体的なノウハウがわかりやすく書かれています。
田園の快楽<外部リンク> 玉村豊男 著 世界文化社 信州軽井沢東部町に見つけた南仏プロヴァンス流田園生活の日々が、素晴らしい写真とエッセイで綴られています。オリジナル料理の「レシピ」も紹介しています。
京のあたりまえ<外部リンク> 岩上力 著 光琳社出版 1200年という長い歴史の中で育まれてきた京都人の様々な慣習を見つめ直すことができる1冊です。著者が宇治市在住の儀式作法研究家というのも興味深く親しみを感じます。
ねこと友だち<外部リンク> いとうひろし 著 徳間書店 生と死と誕生、食べることと生きることの意味といった深い問題を底に秘めた、のら猫と2匹の金魚との優しい友情の物語。
RAVEN-光をもたらしたカラス<外部リンク> シェラルド・マクダーモット 再話と絵
はるみこうへい 訳
童話館 世界には一筋の光りもなかった。人々は闇の中で暮らしていた。1羽のカラスが哀れに思い「私が光を探してこよう」といった。アメリカ北西部の先住民の昔話に、まばゆいばかりの絵を結び付けてこの昔話を生き生きとよみがえらせています。
おってうごかす(手作りおもちゃの科学館 5)<外部リンク> 木村裕一 作・構成 ほるぷ出版 牛乳パックを切って折って、馬や猿、飛び出す本など「折る」を上手に使って楽しいおもちゃを作りましょう。写真や図を使ってわかりやすく説明してあり、身近な材料で簡単にでき、夏休みの宿題に役立ちそうです。
1995年(平成7年)5月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
なるほどッ日本のしきたり<外部リンク> 大峡儷三 著 学陽書房 元旦に掃除をしてはいけない? すもうでシコを踏むのはナゼ?など日本のしきたりについて130項目を紹介しています。
織と文-志村ふくみ<外部リンク> 志村ふくみ 著 求竜堂 染織家志村ふくみの作品と文章が著者の装丁で本になった。、息をのむような見事な草木染の作品の写真と、深い自然観照と一途な色への探求の姿勢に貫かれた文章が光ります。
ルームメイツ マックス・アプル 著
小林宏明 訳
ソニー・マガジンズ 著者であるマックスが、愛すべき人柄の祖父ロッキーと107歳まで付き合って、その死をみとるまでの美しく感動的な実話で、映画化されました。ユーモアを交えて淡々とつづられています。
子どもができる環境チェック<外部リンク> 少年少女新聞編集部 編 新日本出版社 「ごみ問題」「海や川の汚れ」など友だち同士で、また家族で自分の身の回りの環境を調べてみませんか。簡単にできる環境調査などを紹介しています。あなたが環境調査を始めたら、それは、住みよい、美しい環境づくりへの第1歩になるのではないでしょうか。
だれだかわかるかい? むしのかお(かがくのとも傑作集)<外部リンク> 今森光彦 文・写真 福音館書店 ぼくがだれだがわかるかい? バッタやカブトムシ、カマキリなどの顔をアップでとった写真と文で、虫たちの特徴と生態を楽しみながら学べる本です。
1995年(平成7年)4月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
京都桜名所<外部リンク> 水野克比古 写真 京都書院 桜前線の北上は、春の香り。京都の風物を撮り続けている写真家・水野さんのこの本は、宇治川・橋寺・平等院をはじめとする「桜の美」の写真集です。
醍醐の桜<外部リンク> 水上勉 著 新潮社 中国・天安門事件に遭遇。帰国後、心筋梗塞で倒れた著者の胸中に去来するものは…。醍醐の地と桜にちなみ、死と直面するみずからの生と実情をつづる表題作ほか6編。
サクラの一年(科学のアルバム38)<外部リンク> 守矢登 著 あかね書房 日本の春は、緑の若葉と美しいサクラの花で彩られます。どうしても、この季節にだけ心を奪われてしまうサクラですが、四季折々の成長をご存じですか。この本では、春の訪れから、再び春になるまでの1年を観察し、花のしくみ・種類・分布などを調べます。花・実・芽の断面の大きな写真もたくさん入っていて、成長の様子がよくわかります。
うさぎのくれたバレエシューズ<外部リンク> 安房直子 文
南塚直子 絵
小峰書店 バレエ教室に通い始めて5年もたつのに、女の子は踊りが上手になりません。誕生日にも七夕様にも、女の子の願い事はたった一つ。「どうか踊りが上手になりますように…」すると、ある朝、不思議な小包が女の子に届きました。それは、大きな桜の木のうさぎの靴屋さんからでした。さて、その贈りものって…。
1995年(平成7年)3月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
地震はどこに起こるのか-地震研究の最前線<外部リンク> 島村英紀 著 講談社 巨大地震は「巣」に起こる。巣はどこに、どのように作られるのか。地震発生のメカニズムを、地震研究の最前線を紹介しながら、説明しています。
大地震・あなたは大丈夫か<外部リンク> 伊藤和明 著 日本放送出版協会 阪神大震災は、日本が世界有数の地震列島であることを、私たちに改めて教えてくれました。地震はどうして起こるのか、活断層の働きは、地震予知はどこまで可能かなどをわかりやすく説明。また、身近な防災として何か大切なのか、災害弱者を守る防災コミュニティーの必要を説いています。
ぼくのじしんえにっき<外部リンク> 八起正道 作
伊東寛 絵
岩崎書店 地震で町がメチャンコになった夏休みを、絵日記で綴るSF童話。「7月25日、はれ、のち、じしん。しんど7…」塾で地震にあった後も絵日記を書き続け、水不足や伝染病などのパニックを淡々と描いています。「おとなになったら、こわれない水道や、きえない電気や…ちよ水タンクをいっぱいつくろう」で終わる日記は、共感する部分がいっぱい。
ぼくらは地震たんてい団<外部リンク> 地学団体研究会 編 大月書店 日本は地震国です。なのに、地震についてよく知らない人が多いのではないでしょうか。あなたも地震たんてい団に入って、色々調べてみると、だんだん地震という怪物の正体がわかってきます。大人の人にもおすすめの1冊です。
1995年(平成7年)2月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
仏教行事歳時記-2月-節分<外部リンク> 瀬戸内寂聴・
藤井正雄・
宮田登 監修
第一法規出版 「節分」は福を招くという願いを込めて、にぎやかに豆まきをする日。 1年の行事の中で、現代人にもなじみの深い楽しい風習ですが、実は大変な意味を持った日であることを教えてくれるのがこの本です。中世人は節分の夜を大晦日の晩としてとらえていたこと、もとは宮廷行事であった「追灘」の儀礼が、節分行事として民間に広まったことなどが分かりやすく書かれています。
慈母そして鬼女-母の民話-<外部リンク> 水谷章三 責任編集
松谷みよ子 編集
日本民話の会発行
童心社
毎朝、婆さまは山の彼方をじっと見つめていた。婆さまの目はもう何も見えないのに、毎日、同じ場所、同じ方向を見続けていた。慈母と鬼女の間をさまよった、長い人生の記憶を逆回りしているのでしょうか。
おにとあかんぼう<外部リンク> 西本鶏介 作
梅田俊作 絵
金の星社 山奥におにが1人で住んでいました。ある日、寂しくなったおにが麓の村に遊びに行くと、村の人たちは怖がって逃げてしまいました。ところが、あかんぼうがニコッと笑った。読んでいくうちに心が温まるおすすめの1冊。
オニの生活図鑑 ヒサクニヒコの不思議図鑑 1<外部リンク> ヒサクニヒコ 作・絵 国土社 なんとなくこわくて、それでいて愛すべきオ二。そんなオニたちの姿を不思議研究家・ヒサクニヒコさんが、豊かな想像力と知識で。リアルに再現したユニークな図鑑です。
1995年(平成7年)1月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
イノシシおやこの旅<外部リンク> 浦山登 文
岡成司 写真
講談社 六甲山が美しい新緑に包まれるころ、イノシシのおかあさんに、ウリのようなしま模様のウリンボウと呼ばれるかわいい子どもたちが生まれます。「それいけ、やれいけ、どんどんいけ」やんちゃで元気いっぱいの子どもたちは、いつも仲良く一列に並んでイチ、ニ、イチ、ニ、と行進しています。おかあさんを先頭にした小さな旅を、全ページ写真で綴った、ほのぼのと楽しい本です。
ひとりぼっちのロビンフッド<外部リンク> 飯田栄彦 作
太田大八 絵
理論社 小森小学校四年生の武に自慢できるものが一つあった。それは武が飼っている犬のテツだった。ある日、“金目大王”と名のついた大きいイノシシに出会ったテツと武は、金目大王に吹き飛ばされてしまう…。テツと武の運命は?そして、この牛ほどもあるイノシシ“金目大王”の正体は?
やまのくじらとうみのいのしし<外部リンク> むらのなつお 作
すずきこうじ 絵
福武書店 昔、クジラは山にいて、イノシシは海に住んでいた。ある日、クジラは夢を見た。大きなクジラが駆け回っても、何も邪魔するものはない、青くて広い草原の夢たった。そのころ、深い海の底で、イノシシも夢を見た。水は透き通り、どこもかしこも光でいっぱい。大きなまあるい金色の顔が、頭の上からにこにこと笑いかける海の夢だった。そこで、クジラもイノシシも旅に出た。さて、クジラとイノシシの夢の場所は見つかるのでしょうか?
十二支動物誌<外部リンク> 宮地伝三郎 著 筑摩書房 動物生態学者の著者が、十二支と人とのかかわりについてつづった動物エッセイ。今年のえと「イノシシ」についての話では、「一夫多妻で多産」「みかけによらぬ利口もの」「イノシシ狩り」など興豚ある話でいっぱいの本です。
十二支伝説<外部リンク> 林義勝 写真・文 PHP研究所 著者は写真集「東海道」で有名な林忠彦氏(故人)の四男で、父と同じ道を歩む写真家です。彼はえとの動物たちか人々の暮らしの中に溶け込み、慈しまれている姿を求めて全国各地を取材しました。それは、土人形であったり、絵や土器であったりします。ちなみに、今年のえとであるイノシシは、岐阜県高山市の屋台を飾る彫刻として登場します。えと以外の伝説の獣も加わり、美しい風景とユニークな伝説紹介が調和したせいたくな写真集です。
 
1994年(平成6年)12月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
SANTA CLAUS サンタクロースとその仲間たち<外部リンク> フェリシモクリスマス文化研究所 編著 フェリシモ出版 クリスマス・イブの夜に世界の子どもたちが待ち焦がれるサンタクロースは、4世紀頃トルコに実在したキリスト教の司教「聖ニコラス」が原型と言われています。カラフルな図版を交えて、おなじみのスタイルのサンタクロースに変わっていく過程を紹介します。
サンタクロース物語<外部リンク> 塩野米松 文・構成
中川祐二 写真
求龍堂 大人になっても、サンタクロースへの憧れは尽きません。この本のページをめくると、サンタクロースの故郷北欧の風景が目の前に広がり、北欧の豊かな文化と生活が伝わってきます。
シモンとクリスマスねこ<外部リンク> レギーネ・シンドラー 文
ジータ・ユッカー 絵
福音館書店 クリスマスが来るまで、あと24日。まだ数を上手に数えられない男の子シモンは、いつになったらクリスマスが来るのかわからずイライラ。24の心温まるお話の贈り物です。
とってもふしぎなクリスマス<外部リンク> ルーズ・ソーヤー 文
バーバラ・クーニー 絵
掛川恭子 訳
ほるぷ出版 ずっと昔、谷間の村に、たいへん貧乏な靴屋が住んでいました。奥さんは亡くなって、後に3人の男の子が残されました。「さあさあ、今日はごちそうだよ」貧しい靴屋の兄弟に起こる。クリスマス・イブの不思議な出来事。
1994年(平成6年)11月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
秦始皇陵兵馬俑<外部リンク> 陝西始皇陵秦俑坑考古発掘隊・
秦始皇兵馬俑博物館 共著
田辺昭三 日本語版監修
平凡社 咸陽市は、初めて中国を統一した秦の都があったところ。郊外には、始皇帝が36年の歳月と70万人の労力を費やした秦始皇帝陵があり、巨大な兵馬俑坑が発掘されています。人馬とも、今にも動き出しそうなほど写実的な本です。
貧しさのなかの微笑み-スリランカ、車イスの旅-<外部リンク> 松兼功 著 朝日新聞社 ヌワラエリヤ市は、亜熱帯の自然の中「光り輝く島」と言われるスリランカの高原の町。人口の半分以上が紅茶の生産に従事し、丘陵一帯、紅茶畑が広がっています。民族対立などの問題を抱えているスリランカ。しかし、豊かな自然と2千年以上の歴史を持つ仏教遺産や価値観は、私たちを引き付けます。
きつねのホイティ<外部リンク> シビル・ウェッタシンハ 作
まつおかきょうこ 訳
福音館書店 スリランカの小さな村のはずれに、きつねのホイティが住んでいて、いつもおなかをすかせていました。ある日おかみさんたちが、おいしそうな物を食べているのを見たホイティは、あることを思い付きました。さて…。
パパさんの庭―洋平のバンクーバー日記<外部リンク> 三輪裕子 作
黒井健 絵
講談社 母親の出産で、カナダの老夫婦に預けられることになった5年生の洋平。子供はいないし、何でも自分でしなければなりません。しかし、広々としたカナダの自然と人々のぬくもりに触れ、兄となる自覚と優しさが芽生えてきます。
1994年(平成6年)10月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
空の名前<外部リンク> 高橋健司 作 光琳社出版 忙しさにまぎれて、空を見上げることを忘れている人も多いのではないでしょうか。この本はそんな人たちのための、空の写真図鑑です。たまには、忙しい手を休めて、空を楽しんでみませんか。
お天気となかよくなれる本-世界気象博物誌-<外部リンク> グループW 訳 丸善株式会社 「雷はミルクを酸っぱくする」など、お天気に関することわざは世界中にあります。気候・風土の違いに文化・歴史が加わって、古今東西、気象にまつわるエピソードやいましめが生まれてきました。ハイテクを駆使した空と付き合っている私たちに、ずっと昔の人たちの空の知恵を教えてくれる本です。
ライト兄弟-空を飛ぶ夢にかけた男たち<外部リンク> ラッセル・フリードマン 著
松村佐知子 訳
偕成社 ウイルバーとオービルの兄弟は、失敗を重ねながらも世界初の動力飛行に成功し、大空に飛び立ちました。そんな2人の姿が印象的に描かれています。
スンカン そらをとぶ!<外部リンク> リンドグレン 作
ランドストローム 絵
とやままり 訳
偕成社 パパもママも忙しくてスンカンにおかまいなし。大好きな猫のキッセも大事なボールもどこかに行ってしまいました。スンカンは強く強く願います。ぼくに翼があったらと…すると、本当に翼が生えてきました。さあ、スンカンはどうなったでしょう。
1994年(平成6年)9月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
お義母さんがんばって-ボケた姑と嫁の苦闘-<外部リンク> 森万津里 著 講談社 姑が痴ほうになった。日々に痴ほうが進む姑との生活を、嫁の目から書かれています。淡々と、しかし姑への愛情が伝わってきます。
いきいき九十歳の生活術<外部リンク> 黒田初子 著 草思社 かつては女性登山家として名をはせ、今なお、おう盛な好奇心と実行力の持ち主の著者。料理研究家として「料理教室」を主宰し、日曜日には水泳に出かけ、お正月にはスキーを楽しむ。90歳の日常生活と生きる姿勢を綴った、元気印のエッセイです。
おじいちゃんの休暇<外部リンク> イヴォン・モーフレ 作
末松氷海子 訳
偕成社 60年ぶりに故郷の島に帰ると言い出したおじいちゃん。お供を命じられたトマ少年は、今まで知らなかったおじいちゃんを見付けます。南仏の美しい島を舞台に、老人の故郷への思いを孫の目を通して温かく描きます。
こころのなかのおじいちゃん<外部リンク> モニカ・ギーダール 作
北沢杏子 訳
アーニ出版 オラは6歳の男の子。おじいちゃんが大好き。郊外に住むおじいちゃんの家に一人で遊びに行きます。友達と海賊ごっこに夢中になったオラは、おじいちゃんの畑を踏み荒らしてしまい、おじいちゃんに怒られます。ところが、ある日、そのおじいちゃんが倒れて…。愛する人は(死んでも)いつも心の中にいるんだよ-「老いと死」をテーマに描いたスウェーデンの絵本です。
1994年(平成6年)8月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
戦後体験の発掘<外部リンク> 安田常雄・
天野正子 編
三省堂  占領期を現実として語れる人たちは、年々少なくなっています。編者は、人々の記憶の中で風化していく戦後・占領期を、歴史的な記憶として再現しようとしています。日本の終戦時、10歳から25歳だった森毅さん、梅原猛さんなど14人が、自分の青春と重ね合わせて戦後日本の占領期を語っています。
従軍慰安婦とは何か<外部リンク> 千田夏光 著 汐文社 この本は、高校生が「従軍慰安婦」について率直に質問を投げかけ、将来何をすべきか何ができるかを私たちに考えさせでくれます。
あの戦争のなかにぼくもいた<外部リンク> 石浜みかる 著 国土社 1941年9月26日、歯科医だったお父さんは、突然、特高に連行された。「人を殺してはいけない。戦争をしてはならない」という信念を変えなかった父と、一家の5年間の歴史を、少年の目を通して描いています。
集団疎開の絵本「お母ちゃんお母ちゃーんむかえにきて」<外部リンク> 奥田継夫 ぶん
梶山俊夫 え
小峰書店 昭和19年9月22日、夜、9時52分。疎開第八特別列車は、先生と子供だけを乗せて発車した。「お母さん、さようなら。勝つ日までがんばってきます」みんな、元気いっぱい手を振った。が、疎開地で待ち受けていたのは、けんかとシラミと空腹と寂しさだけだった。これは日本が戦争をしていたころのお話です。
1994年(平成6年)7月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
雑学・海の神秘と不思議 中江克己 著 日東書院 「海の水はなぜ流れるの」「海はなぜ青く見えるの」海を見ていて、そんなことを思ったことありませんか。この本は、そうした海の神秘や不思議に焦点を絞り、海のサイエンスから冒険、ミステリー、エコロジーまで、知的好奇心を刺激する面白いエピソードがいっぱい詰まっています。
あやしい探検隊海で笑う/<外部リンク>
文庫版<外部リンク>
椎名誠 文
中村征夫 写真
三五館 世界各国の海で、平均年齢四十歳前後の怪し気な男たちが、特に目的も持たず、なんとなく集まって経験したこともないダイビングをしたり、ヘリコプターから海中へ飛び込んだり、肩の力を抜いて楽しめる紀行文です。
水族館へいこうよ<外部リンク> 中村元 著
柑子木寿 画
講談社 飼育係を経て、アシカショーのトレーナーになり、かまれた回数三百回以上という著者が「超水族館」と呼ぶ新鳥羽水族館を案内し、人気のラッコ、ジュゴンを始め、海の動物たちの不思議な生態や暮らしぶりを紹介します。
海のいのち<外部リンク> 立松和平 作
伊勢英子 絵
ポプラ社 父を殺した魚-クエを追って生きる青年、太一。生と死のすべてを包み込む海の中で、とうとうそのクエを追いつめた時、太一はその魚に生かされていたことに気付きます。人間を超えた大きな力によって生かされていることを知る、感動的絵本です。      
1994年(平成6年)6月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
台所からの地球環境 環境総合研究所 編 ぎょうせい 石油に依存した現代のライフスタイルが、永遠に続くと思っている人はいないでしょう。でも、何の疑いもなく「必要以上に大型化している」生活や「ツッカケ代りに車を走らせる」習慣にどっぷりつかっていませんか?こんな「豊かさ」と「便利さ」を見直し、環境に配慮した生活への転換を、気張らずに、生活の原点「台所」から考えようとする、実践的な地球環境問題の本です。
大和田流 環境観察のすすめ-だれでもできるみじかな調査」<外部リンク> 大和田一紘文
三井啓子 絵
自治体研究社 環境問題を見つめ直し、私たちを取り巻く環境を良くするために、今、何かできるのか。この本では、私たちの五感をフルに使って環境の変化を実感したり、簡単な器具を使って大気汚染や酸性雨・川の汚染などを測定する方法が紹介されています。
やまからにげてきた・ゴミをぽいぽい<外部リンク> 田島征三 作 童心社 国際的絵本作家が、描く力作。ゴミ問題と生き物の生命がつながる絵本です。
チョウが消えた!?-昆虫の研究<外部リンク> 原聖樹・
青山潤三 著
あかね書房 今から二~三十年前を境に、日本各地で普通に見ることのできたチョウが、急に姿を消してしまった。この本は、その謎を探りつつ、自然が失われるしくみについてわかりやすく書かれています。
1994年(平成6年)5月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
♂♀のはなし 鳥<外部リンク> 上田恵介 著
竹井秀男 画
技報堂出版 オシドリ夫婦のきずなは、実は1年限りだった…。こんな以外な事実や様々な鳥たちのオスとメスの世界を、美しいイラストと共に楽しく教えてくれます。求愛の時、美ぼうで迫るもの、巣などの財産で誘うもの。子育てをする夫、家庭を省みない夫や妻、浮気もあり千差万別。「ホンマに人間と同じやなあ」(著者)と身につまされながら、自分の子孫を残すための性とうたの激しい世界も自然に学べる1冊です。
湖国の水鳥<外部リンク> 上杉満生 著 光村推古書院 近畿の水がめ琵琶湖は、鳥たちの宝庫。四季折々の湖国の風景を背景にあでやかに舞い生を営む鳥たちの姿を写した写真集です。
ボルカ はねなしガチョウのぼうけん<外部リンク> ジョン・バーニンガム 文・絵
木島始 訳
ほるぷ出版 生まれつき、羽の生えていないガチョウの女の子・ボルカのお話です。
小鳥の先生、ただいま診療中!<外部リンク> 横田順弥 作
井上正治 絵
くもん出版 高橋先生は、小鳥専門のお医者さん。ワクチンの副作用による事故に遭いながらも家族や友人に励まされて開設した病院には、病気やけがをした鳥が、日本中から連れてこられます。車椅子に乗った小鳥の先生の前向きな姿勢と診療室での温かい眼差しが伝わってくるやさしい読み物です。
1994年(平成6年)4月1日号
書名 著者名 出版社名 コメント
深夜特急 第1便<外部リンク>第2便<外部リンク>第3便<外部リンク> 沢木耕太郎 作 新潮社 作者は26歳の時、締め切りに追われるルポライターの仕事に見切りをつけ、格安航空券とわずかな旅費を持ってロンドンまでの旅に出た…。香港を起点に東南アジア、インド、シルクロードとユーラシアの大地を安宿に泊まり、バスを乗り継いでたどった旅。約一年を掛けた気ままな貧乏旅行ならでこそ見えた数々の事柄と人々との出会いを3部構成で綴った紀行文です。
ナイスミドルがとりたい!!資格ベストガイド 大栄出版編集部 編 大栄出版 第2の人生はここから始まる。「50歳を過ぎてからでも大丈夫」という心強い資格ベスト40を紹介。資格の世界のあれこれや仕事との結び付け方もフォローしており、再出発に役立つ1冊です。
くんちゃんのはじめてのがっこう<外部リンク> ドロシー・マリノ 作
まさきるりこ 訳
ペンギン社 「ぼく、がっこうへいくんだよ」と森の友だちにあいさつするくんちゃんは、今日から1年生。でも、教室に入るとだんだん不安になってきます。ペン画で描かれたほのぼのとした絵本。
たんぽぽ<外部リンク> 平山和子 文・絵
北村四郎 監修
福音館書店 たんぽぽの作り方とその一生を丹念に描いた絵本。花壇のチューリップ、堤防の桜並木…春をうたう花の季節に打って付けの1冊です。