本文
大幣神事は、6月8日の午前中に宇治のまち中で行われる、中世にさかのぼる厄祓い神事です。
三つの傘を付けた大幣に厄を集めるため、県神社から県通り、宇治橋通り、本町通りの順で神事を行いながら、大幣と昔装束の行列が町を巡ります。大幣は神社に帰ると直ちに壊され、宇治川に投げ捨てられます。大幣を見守る騎馬神人や風流傘など行列の様子に、古式ゆかしい中世の面影をよくとどめています。
大幣に厄を集めて町を巡る様子
大幣を宇治川に投げる様子
大幣を担ぐ幣差(力者)を馬に乗った神人(御方)が追いかける様子