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【イベントレポード】宇治っ子朗読劇団☆Genji 定例公演「紫さんを待ちながら」

更新日:2024年3月18日更新 印刷ページ表示

未来へ伝える「源氏物語」の魅力

 令和6年3月10日(日曜日)宇治市文化センターにて、宇治っ子朗読劇団の第12回定例公演「紫さんを待ちながら」が披露されました。

 結成から12年目を迎える劇団は、宇治の子どもが中心の、宇治と関わりの深い「源氏物語」の魅力を未来に伝えていく取り組みを進めています。今回発表するのはオリジナル脚本の「紫さんをまちながら」という物語。紫式部が藤原道長のことを想いながら源氏物語を描く朗読劇です。

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 ホールには、劇団員の家族や友だち、劇団のファンなどが多く訪れ、400席近くある客席がほぼ埋まる盛況ぶりでした。

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 公演は、平安時代特有の音色を表現する「雅楽」が流れ、会場全体の雰囲気がまるで平安時代に巻き戻されるような世界観に包まれました。

 そんな中、平安装束に身を包んだ劇団員が続々と登場。食い入るように見るお客さんの姿が多くみられました。物語のストーリーは紫式部が「源氏物語」を書き上げることを心待ちにする女房たちの思惑などが展開。個性あふれるキャラクターや身振りなどにも注目が集まるほか、現代の言葉や関西弁、時にはお笑いで使われるギャグなど、会場がときに笑いに包まれました。

 1時間半に及ぶ朗読劇が無事終演すると、会場中からは割れんばかりの拍手!子どもたちも笑顔に包まれていました。

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 終演後エントランスに劇団員が集まりお客さんをお見送り。その際には、先輩劇団員や友人、家族が感想を伝えたり、花束を渡したりなどの姿が多くみられました。​

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 また、会場には松村淳子宇治市長が駆け付け、劇団員からは「楽しく劇ができてとてもよかった!」と元気よく報告する様子が見られました。

 観客の感想として、京都市内の高校に通う高校3年生の男子は、「見終わった後の爽快感がすごかった。また古典の世界観がわかりやすく表現されていて、とても楽しくみることができた!」と満足げに語ってくれました。

 劇中で“宇治女 次女”を演じた鳥内咲良さんは「会場を私の演技で笑わせることができてよかった。とても満足しています。」と元気よく話してくれました。また、“藤原道長”を演じた四方京さんは「私たち子どもでも、観客をここまで魅せることができる!ということをたくさんの方に観ていただけたことがよかった。」と語ってくれました。

 NHK大河ドラマ「光る君へ」で盛り上がる“源氏物語の世界観”が、演者や観客にとってまた一つ身近な存在になることができたようです。


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