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令和5年6月10日(土曜日)に”お茶と宇治のまち歴史公園 茶づな体験室”で開催しました。
イベント概要から当日の雰囲気、参加者の声をレポートします。
平安時代にさかんに作られ、『源氏物語』にもたびたび登場する、香炉であたためて香りを楽しむ丸薬状のお香「薫物」は、現在では「煉香」として知られ、お茶席などでも使われています。この煉香づくりを通じて、日本のお香の歴史に触れる体験です。
お香の歴史や香原料の説明の後、伽羅の香木を手に持って観察し、匂いをかいでみたり、9種類の原料をオリジナルの配合で混ぜ合わせ、蜜でねりあげて煉香をつくり、香炉で焚いてみるといった体験を行いました。
当日は、小学生から70代の方まで幅広い層が参加し、
「自分で好みのものを合わせて作れてとても楽しかった。貴重な体験ができた。」
「古来より伝わる文化に触れる機会をいただき感謝。」
「煉香について、材料や文化の歴史について、たくさん知ることができた。なかなかできない貴重な体験。これを機に香木について調べたい。」
という喜びの声をいただきました。