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救急車の適正利用にご協力を!! 宇治市消防本部
救急車は、けがや急病などで緊急に病院に搬送しなければならない傷病者のためのものです。緊急でないときに救急車を要請すると、本当に救急車を必要とする事故や急病が発生した際、遠くの消防署から救急車が出動することとなり、現場到着までに時間を要し「救える命」が救えなくなることも考えられます。緊急性がなく、救急車以外に搬送手段がある場合は救急車以外の交通機関を利用してください。
傷病者の様子や事故の状況などから急いで病院へ連れて行ったほうがよいと思ったときは、迷わず119番通報してください。
次のような場合は救急車の利用を考えてください。
- 救急車で病院に行けばすぐに診察してもらえる
(実際には、救急車来院・直接来院に関係なく、重症度と患者様の状態により医師が診察順位を決定します。) - 定期的な通院
- 風邪をひいた(微熱がある)
- 寒気がする
- 足をひねった
- 手や指を切った
- 歯が痛い
- 首を寝違えた etc
このような理由で救急車を利用する人が増えると、本当に救急車を必要とする人への対応が遅れてしまいます。
次のような場合は一刻も早く119番通報をしてください。
- 意識がない
- 呼吸、脈拍が感じられない
- 呼吸が困難である(息苦しい)
- 激しい胸痛、頭痛、腹痛がする
- やけどの範囲が広い
- 骨が折れているようだ
- けいれんしている
- 車に跳ね飛ばされた
- 高い所から転落するなど大きなケガをした
- 大出血している
- 急にろれつが回らなくなり、麻痺が現れた
- 明らかに様子がおかしい etc
緊急に医療機関に搬送が必要な場合には、すぐに119番通報してください。
令和2年救急出動件数は7,971件で、そのうち搬送人員は7,528人でした。
また、救急車で搬送された傷病者の半数以上が軽症です。
傷病程度の定義
死亡:初診時において、死亡が確認されたもの
重症:傷病の程度が3週間以上の入院加療を必要とするもの
中等症:傷病の程度が入院を必要とするもので重症に至らないもの
軽症:傷病の程度が入院を必要としないもの
その他:医師の診断がないものおよび「その他の場所」へ搬送したもの
救急車の正しい利用について今一度考えてみましょう。
救急車を呼ぶ前に、本当に救急車が必要か考えてみてください。
市民の皆さまのご理解とご協力をお願いします。
全国版救急受診アプリ「Q助(きゅーすけ)」
総務省消防庁が作成した全国版救急受診アプリ「Q助(きゅーすけ)」は、市民の方の緊急度判定を支援し、利用できる医療機関や受診手段の情報を提供します。 該当する症状などを画面上で選択していくと、「今すぐ救急車を呼びましょう」「できるだけ早めに医療機関を受診しましょう」など、緊急度に応じた必要な判断をしてくれます。
「Q助(きゅーすけ)」にはスマートフォン版とパソコン版があり、下記によダウンロードできますので、ご活用ください。
「Q助(きゅーすけ)」の利用方法
スマートフォンのアプリを利用する場合
ご利用の機種に応じて、下の2つから選択してダウンロードしてください。
- ダウンロード(App Store)<外部リンク>
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パソコンで見る場合
Webサイトへ移動<外部リンク>