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歴史文化再発見!-宇治川合戦絵巻-
[宇治川大合戦図 宇治市歴史資料館蔵]
宇治市では、2022年大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の放送に合わせて、平安時代末から鎌倉時代初めにかけて繰り広げられる合戦の時代にスポットを当てる「歴史文化再発見事業~宇治川合戦絵巻~」を展開していきます!
NHK開局90年 京都府×宇治市×八幡市 地域連携講座
『大河ドラマ「鎌倉殿の13人」スペシャルトークショーin宇治』
宇治市は、京都府・八幡市と連携し「鎌倉殿の13人」の時代にスポットを当てる地域連携講座を実施します。
そのキックオフイベントとして、NHK京都放送局とともに、『大河ドラマ「鎌倉殿の13人」スペシャルトークショーin宇治』を開催します!
日時
令和4年4月29日(金・祝)
開場 午後0時15分
開演 午後1時
終演予定 午後3時30分
会場
宇治市文化センター 大ホール (宇治市折居台1丁目1番地)
出演
第1部 長村 祥知さん <時代考証>
宇治市源氏物語ミュージアム館長<聞き手>
第2部 青木 崇高さん <木曽義仲役>
町田 悠宇さん <今井兼平役>
参加費
無料
応募方法
[応募方法] 往復はがき(私製を除く)に以下の必要事項を記入して応募ください。 <往信用裏面> (1)郵便番号(2)住所(3)名前(4)電話番号(5)観覧希望人数(2人まで)※2人の場合はご同行者のお名前も記入 <返信用表面> (1)郵便番号(2)住所(3)名前 [あて先] 〒611-0021 宇治市宇治里尻5-9 JR宇治駅前市民交流プラザ1階 宇治市観光振興課 宛 [締め切り] 2022年4月8日(金曜日)必着 |
連続講座 『鎌倉への道 宇治川がつなぐ時代の流れ』
平安時代末から鎌倉時代初めの合戦の時代の宇治について、さまざまな側面から掘り下げていく歴史講座を開催します。
令和4年12月まで毎月1回の開催です。ぜひご参加ください。
第1回 古戦場としての宇治
平安時代末から鎌倉時代初めに巻き起こる戦乱の時代に、京をめぐる合戦の舞台となった宇治について
発掘調査の成果をもとにご紹介します!
3月17日歴史講座 古戦場としての宇治 チラシ [PDFファイル/309KB]
ご案内
【日 時】 令和4年3月17日(木曜日) 午後2時~3時半まで
【会 場】 お茶と宇治のまち歴史公園 交流館 茶づな 2階会議室
(京都府宇治市菟道丸山203-1)
【定 員】 60名(2月18日(金曜日)より先着順、EメールもしくはFaxで事前申し込み)
【参加費】 無料
【講 師】 杉本 宏さん
京都芸術大学 歴史遺産学科 教授
申し込み方法
【募集期間】
令和4年2月18日(金曜日)~3月7日(月曜日)まで先着順
【応募方法】
下記用紙に記入の上、EメールもしくはFaxでお送りください
3月17日歴史講座 古戦場としての宇治 申込書 [Wordファイル/23KB]
【申し込み先】
Eメール: [email protected]
Fax: 0774-39-9409
合戦の時代の宇治
宇治は藤原頼通が建立した平等院に代表される平安時代の貴族文化のイメージがあるまちですが、じつは古戦場としての側面も持っています。
宇治川に架かる宇治橋は、大化2年(646)に架けられたことが石碑で伝わっており、これは架橋の記録が残る橋としては最も古いものです。
それより26年後に起こった壬申の乱の際には、宇治橋の橋守に宇治橋を遮断するような命令がされるなど、古くから奈良と京都を結ぶ交通の要として機能していました。
平安時代末に、平家打倒の令旨を出した以仁王は、付き従う源頼政と共に近江園城寺から南都興福寺に向かう途中、宇治橋で追っ手と戦いになり、以仁王を逃がした源頼政は、合戦の末に平等院で自刃します。
以仁王も追っ手に追いつかれ討ち死にしてしまいますが、皇子が挙げた平家打倒の狼煙は、その後の源頼朝の挙兵に繋がり、鎌倉時代へと時代を動かしていくことになります。
またこの時期の宇治では、源平の合戦の”宇治川の先陣争い”や、後鳥羽上皇が鎌倉幕府執権の北条義時の追討を命じたことで繰り広げられる承久の乱』の時代に起こる二度目の”宇治川先陣争い”など数々の合戦の舞台として登場します。
平等院に代表される平安時代の貴族文化、豊臣秀吉の太閤堤が築かれた安土桃山時代、その間をつなぐ合戦の時代の宇治の歴史や文化にぜひご注目ください!