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宇治川に発生するトビケラに関する報告書について
宇治川に発生するトビケラについて
概要
宇治川は琵琶湖の下流にあり、古くから生き物が豊かな河川として知られてきました。
オイカワやカマツカなどの魚類、蛍やトビケラなどの昆虫をはじめ多種多様の生物が宇治川に生息をしてきたことは、
琵琶湖の恩恵を受けてきたものであり、それは現在も変わるものではありません。
しかし、宇治川の環境が大きく変わり、昭和40年代には市にトビケラに関する相談が寄せられるようになりました。
トビケラは人体に害をなす生き物ではありませんが、現在でも飛翔数が非常に多いことから「気持ちが悪い」「不快である」等のご相談をいただいております。
宇治市ではこれまで薬剤散布や電撃殺虫機等により成虫の駆除を行ってまいりましたが、トビケラは水の中に生息する水生昆虫であることから幼虫や卵に対する効果的な対策を講じるにはいたっておりません。
そこで、学識経験者をはじめ関係機関の方々による対策検討会議の開催や、宇治川に発生するトビケラに関する生態調査を実施し、
このたび、宇治川に発生するトビケラに関する報告書を作成いたしましたので掲載いたします。
トビケラについては、宇治川における生態系に関わっていることから、抜本的な解決は困難であると考えておりますが、
今後も、成虫の飛来による影響を少しでも軽減することができる対策等について、調査研究等を行って参ります。
トビケラ対策検討関係者会議報告書
宇治川に発生するトビケラに関する報告書[PDFファイル/1.4MB]
宇治市