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第51回宇治市技能功労者表彰
令和4年度 第51回宇治市技能功労者表彰の受賞者
宇治市技能功労者表彰制度は、永く同一の職業に従事し、優れた技能を磨いてこられた方の功労を讃えることによって、技能水準の一層の向上を図るとともに、広く技能尊重の気運を高めることを目的として、昭和47年に制定されました。
毎年11月23日の勤労感謝の日に宇治市長による表彰を行っています。
令和4年度は、8職種10名の方々を宇治市技能功労者として表彰しました。
表彰者名
國本 清 様 (柔道整復職)
平尾 滋夫 様 (大工職)
潮見 洋 様 (調理職)
梅原 初美 様 (組ひも工職)
久見 友尋 様 (大工職)
鎧塚 隆 様 (造園工職)
清水 義之 様 (しょう油製造職)
原田 一雄 様 (土木・舗装工事職)
西池 泰彦 様 (製茶工職)※「西」はたてにしが正です。
玉井 康義 様 (土木・舗装工事職)
國本 清(くにもと きよし)様
柔道整復師として地域の保健衛生と市民の健康増進に寄与されています。「人助けをしたい」というご自身の原点に常に立ち返り、日々研鑽を積み、東洋医学を後世に残すべく現在も現役で活躍されています。
平尾 滋夫(ひらお しげお)様
文化財の修復等で培われた卓越した技術で寺社・居宅建築を手掛けるとともに、若手職人の技術指導に取り組まれています。また40年にわたり祇園祭の月鉾(つきほこ)の組立・解体等に携わり、月鉾の巡行を支えられています。
潮見 洋(しおみ ひろし)様
「串打ち3年、裂き8年、焼き一生」と言われる難しいうなぎの調理において優れた技術を習得されています。活うなぎの動きを上手く利用しながら包丁1本で手早くきれいに開く等、熟練の技で美味しいうなぎを提供されています。
梅原 初美(うめはら はつみ)様
手組による組紐作りに精通されており、複雑な模様や絵柄を熟練の技で組み上げ、格調高い帯締めに仕上げます。組紐の伝統と技術の継承に尽力され、令和3年には京くみひもの伝統工芸士の認定を受けられています。
久見 友尋(ひさみ ともひろ)様
伝統的な大工工法である墨付けと手作業による木材加工を行っておられます。正確に加工した木材を用いて、卓越した技術で丁寧に組み立てる家は、骨組みがしっかりしており業界からも高い評価を得られています。
鎧塚 隆(よろいづか たかし)様
剪定と石張りに卓越した技術を有し、年数と共に育つ庭の施工を得意とされています。将来をイメージして手入れを重ねる庭は、木々の成長とともに変化を楽しむことが出来、顧客からも高い評価を得られています。
清水 義之(しみず よしゆき)様
徹底した衛生管理のもと、大釜に直火で熱を加えるという昔ながらの火入れ作業を行われています。熟練の技で仕上げた醤油は「辛すぎず、まろやか」で「香りがいい」とお客様からも評判です。
原田 一雄(はらだ かずお)様
一級土木施工管理技士の資格を持ち、土木建設に関する豊富な知識と建設機械を操縦する確かな技術を有し、災害現場等での復旧作業に対応されています。現場のリーダーとして工事を統括するとともに後進の育成にも尽力されています。
西池 泰彦(にしいけ やすひこ)様
手摘みした茶を蒸して乾燥させ抹茶等の原料となる碾茶に仕上げていく工程において卓越した技術を有されています。全国茶品評会で2等を受賞されるなど、品評会にもたびたび出品され優秀な成績を残されています。
※「西」はたてにしが正です。
玉井 康義(たまい やすのり)様
一級土木施工管理技士の資格を持ち、京都府南部地域豪雨災害では、機械、人、資材を速やかに手配するとともに、現場においては、重機を操縦して復旧活動に従事される等、地域インフラを支える担い手として災害対応等に尽力されています。