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新型コロナウイルス感染症の流行を踏まえた心肺蘇生法について

印刷ページ表示 更新日:2020年6月4日更新 <外部リンク>

はじめに

新型コロナウイルス感染症が流行している時期に行う心肺蘇生法は、普段と違い注意する点があります。その注意点についてお知らせします。

基本的な考え方

1 胸骨圧迫のみの場合を含めた心肺蘇生はエアロゾル(ウイルスなどを含む微粒子が浮遊した空気)を発生させる可能性があるため、新型コロナウイルス感染症が流行している状況においては、すべての心停止傷病者に感染の疑いがあるものとして対応する。

2 成人の心停止に対しては、人工呼吸を行わずに胸骨圧迫とAEDによる電気ショックを実施する。

3 子供の心停止に対しては、講習を受講し人工呼吸の技術を身につけていて、人工呼吸を行う意思がある場合には、人工呼吸も実施する。
※子供の心停止は、窒息や溺水など呼吸障害を原因とすることが多く、人工呼吸の必要性が比較的高い。

具体的な手順(概要)

1 安全を確認する

2 反応を確認する

傷病者の顔と救助者の顔があまり近づきすぎないようにする。

3 119番通報してAEDを手配する

4 呼吸を観察する

傷病者の顔と救助者の顔があまり近づきすぎないようにする。

5 胸骨圧迫を行う

エアロゾルの飛散を防ぐため、胸骨圧迫を開始する前に、ハンカチやタオルなどがあれば傷病者の鼻と口にかぶせる。マスクや衣服でも代用可能。

6 胸骨圧迫30回と人工呼吸2回の組み合わせ

成人に対しては、救助者が講習を受けて人工呼吸の技術を身につけていて、人工呼吸を行う意思がある場合でも、人工呼吸は実施せずに胸骨圧迫だけを続ける。
※子供に対しては、講習を受けて人工呼吸の技術を身につけていて、人工呼吸を行う意思がある場合には、胸骨圧迫に人工呼吸を組み合わせる。その際、手元に人工呼吸用の感染防護具があれば使用する。感染の危険などを考えて人工呼吸を行うことにためらいがある場合には、胸骨圧迫だけを続ける。

7 心肺蘇生を実施し救急隊員に引き継いだあと

心肺蘇生を実施し救急隊員に引き継いだあとは、すみやかに石鹸と流水で手と顔を十分に洗い、傷病者の鼻と口にかぶせたハンカチなどは直接触れないようにして廃棄するのが望ましい。

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