ブックタイトル市政だより令和2年(2020年)5月1日号

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概要

市政だより令和2年(2020年)5月1日号

岡屋小学校安全対策連絡会前会長宇治・久御山防犯推進委員連絡協議会会長近こん藤どう 豊ゆたかさん活動の始まり岡屋小学校安全対策連絡会(記事内以下、連絡会)は、宇治小事件の1週間後の平成15年12月25日に第1回の会合を開き、平成16年1月の3学期から登下校の見守りを始めました。当初は、民生委員や防犯推進委員、PTA等の役員が決まった場所で見守りに立ちました。子どもや保護者から「見慣れない人が通学路に立っている」という声があり、手づくりで腕章を作りました。3学期が終わってその後の検討をしたところ、「新年度も続けるのか」という議論になりました。週に1回「安全の日」を作り見守る活動をするというような案もありましたが、犬の散歩やジョギングをしている人、通勤・通学している人など、登下校の時間に「そこを通っている人」を取りこめないかという意見を採用し、今の「おかやパトレンジャー」の活動に続いています。子どもを観み 守る「おかやパトレンジャー」に登録しても会合は一切ありません。一つだけお願いしているのは、子どもを観み 守る時、見学の「見る」ではなく、そこを通る子がどういう子なのか、どういう様子なのか観察して「観み る」ことをお願いしています。家を出てから目的地に着く、もしくは帰宅するまでの間、腕章を付けて、普段の生活の中で、子どもを観み 守ってほしいと考えています。子どもには、「腕章を付けた人は正義の味方やで。何かあったら助けてもらいや。」と言っています。また、「おかやパトレンジャー」の活動の一つとして、校舎から死角になっている校庭の安全を守るために、毎週月曜日の午後3時から育成学級の児童が下校する5時まで、校庭でグラウンドゴルフの活動をしています。活動者には、黄色いジャンバーに腕章を付けてもらい、グラウンドゴルフを「真剣に」しながら、子どもの観み 守りをお願いしています。青色防犯パトロールで巡回平成17年に個人の車で青色防犯パトロール(青パト)※の登録をしました。府下で民間第1号だったと思います。その後、次世代への継承を考えた時に、連絡会で、様々な団体から支援をいただき、平成27年に青パト専用車を作りました。青パトは平日の朝・夕の子どもの登下校時間に合わせて、府道等以外は時速約10㎞で走ります。※青色防犯パトロール(青パト)とは、平成16年12月1日から運用が開始された自主防犯パトロールです。通常、一般の自動車に回転灯を装備することは法令で禁止されていますが、警察から自主防犯パトロールを適正に行うことが出来るとの認定を受けた団体は、自動車への青色回転灯の装備が認められることになりました。現在、民間の団体や地方公共団体で、青色回転灯装備車両を運転しながらの活動が全国で繰り広げられています。子どもとの交流は元気の源私は、活動を通して子どもから元気をもらっています。青パトで巡回中に子どもに挨拶でポンポンと車にタッチされたり、「今日から仲間に入れたげるよ」などと子どもから独自の指サインを送ってもらったりしたら、とても嬉しいです。次世代へつなげる活動の中で一貫しているのは、「無理をしない」ということです。日常生活の中で、無理せず活動するということが活動継続の秘訣だと思います。今年の4月から会長職を次世代の方に譲りました。40代で働き盛りの彼は、国内に限らず海外への出張も多く、会長職の就任には不安もあったようですが、地域の安全のために引き受けてもらいました。もちろん私も、そして副会長も、新しい会長をサポートしていきます。私自身は元気ですが、やはり年齢のことが気になっていたので、次世代に会長職を継承できたことは、嬉しく頼もしく思っています。岡屋小学校区で、地域の防犯活動に取り組んでいる岡屋小学校安全対策連絡会前会長の近藤豊さんにお話を伺いました。青色防犯パトロールで地域を守る!4