ブックタイトル市政だより令和2年(2020年)5月1日号

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概要

市政だより令和2年(2020年)5月1日号

宇治小事件後すぐに結成された「宇治小学校安全連絡会(記事内以下、連絡会)」の会長を務められた奥西隆三さんと、現在の「宇治黄檗学園安全連絡会」会長の植村敏和さんに、お話を伺いました。宇治小学校安全連絡会元会長奥おく西にし 隆りゅうぞう三さん出来る人が出来る時に無理なく母校でもある宇治小で起こった事件は、本当にショックでした。事件の1週間後に連絡会を発足させましたが、手探りの状況の中、継続していくための方法を模索し、登下校中の子どもを、地域の住民が、日常の生活の中で見守る方法を考えました。現在でも、登下校の見守り活動をしていますが、それは自分の健康のためにもなると考えて続けています。毎日子どもの様子を見ていると、表情のちょっとした変化にも気付きます。子どもがふざけながら歩いている場合などでも、危険を感じる場合以外は注意しないようにしています。ただ、何かあったらすぐに駆けつけられるようにしています。学校から自宅までの中継地点として、子どもたちに何かトラブルがあれば、対応したいと思っています。つないでいく、地域の防犯宇治黄檗学園安全連絡会会長市安全・安心まちづくり推進会議代表植うえ村むら 敏とし和かずさん子どもたちの安全を、地域でしっかりと守っています。平成15年(2003 年)12 月18 日、宇治小学校で刃物を持った侵入者が児童2 人にけがを負わす事件が発生しました。このような事件をきっかけに、市内全小学校区で、安全管理団体が設立され、現在も各団体で様々な独自の取り組みを行っています。活動は継承されています家の窓からや犬の散歩、買い物へ行く途中など、日常の生活の中で無理なく子どもを見守る活動は、現在も連絡会の構成団体を通じて、地域の皆さんにお願いしています。高齢化や共働きの保護者の増加等、担い手の確保に課題はありますが、今後も日常の生活の中で子どもを見守る活動は続けていきます。子どもの見守りで地域を守る!3