ブックタイトル市政だより令和元年(2019年)12月1日号

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概要

市政だより令和元年(2019年)12月1日号

産後のお母さんを支えたい??川助産院 助産師 吉よし川かわ 敏とし子こさん市担当課とは以前から交流があり、職員の皆さんが熱心であることも知っており、宇治で唯一の有床の助産院でもあるので参加しています。子育て環境の変化昔は地域のつながりの中で行っていた子育ての環境は変わりました。お父さんの仕事が忙しかったり、ご両親が高齢であったり、お母さん一人で子育てを担うケースが増えています。お母さんは周りに助けを求めにくい状況になっているのではないでしょうか。産後、1カ月から1カ月半くらいまでに、周りの人がお母さんをサポート出来ると心強いと思いますよ。出産後、自宅に訪問する際(「訪問型」)の相談で一番多いのは「おっぱいトラブル」です。出産直後の病院では遠慮しがちの「おっぱいケア」は、一人一人に合っ福祉サービス公社介護福祉士 椎しい葉ば幸さ惠え子こさん経験豊富なサポーターが皆さんを支えます「訪問型( 家事支援)」で産後のお母さんをサポートしています。支援の多くは調理ですが、掃除や調乳のお手伝いなどもしています。家事支援の前に、支援内容の聞き取りや、支援に必要な物があるかなど確認を行うために、私が事前にお宅を訪問しています。さらに初回の訪問時にはサポーターだけではなく、私が必ず同行するようにするなど、お母さんとの関係づくりを大事にしています。また、お母さんは日中、赤ちゃんと2人きりなのでお話しする相手がいません。産後のお母さんにとって人とのコミュニケーションは大事だと思うので、意識して声掛けをするようにしています。一緒にしんどい時期を乗り越えましょうこれまでは高齢者の介護等が多かったので、赤ちゃんと接する機会はほとんどありませんでした。赤ちゃんには癒されますし、お母さんからも「助かった」と言ってもらえるので、とてもやりがいを感じています。「また来てほしい」と言ってもらえるよう全力でサポートします。しんどくて大変な時期を乗り越えるためにぜひ利用してください。た細やかなケアがしやすい地域にいる助産師に診てもらうことが良いのでは。「しんどい時は、悩まないで、おしゃべりだけでもいいのでおいでよ。」と言っています。「日帰り型」の様子「日帰り型」に参加した、双子の赤ちゃんをお持ちのお母さんは本当に疲れておられました。「少し休みたい」と横になられると、長い時間熟睡されていました。誰か赤ちゃんを看てくれるだけでこんなに安心するんだと感じました。少しでも子どもと離れ、一人になれる時間があるだけで、気持ちが本当に楽なんでしょうね。参加したお母さんは赤ちゃんをスタッフに預け、ゆっくりと食事をとりながら、お互いに悩みを打ち明けあい、最後にLINE交換をされていました。友だち作りも目的の一つですので、そういう姿を見て大成功だと思いました。お母さんを支える助産師や介護福祉士にサポートする想いを聞きました。4