ブックタイトル市政だより令和元年(2019年)11月1日号

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概要

市政だより令和元年(2019年)11月1日号

学校司書の仕事学校司書は、ブロック内の小・中学校を定期的に巡回し、授業支援を始め、学校の図書室の環境整備や学校図書館ボランティアの活動の支援・育成などをしています。本に関わる取り組みは各学校によって異なります。例えば、南宇治中学校ブロックでは、中国語で書かれた本を図書室に置いたり、学校司書が教室に入って、社会科や道徳科などの授業の中で本を活用する取り組みをしたりしました。宇治中学校ブロックでは、「選書会」という図書室に購入する本を児童生徒が選ぶ取り組みや、音響を使った「全校おはなし会」を開催しています。子どもと読書小学校に入る前の子どもには、子どもが本と過ごす時間を身近な大人が作り、「本って楽しいな、好きだな」という気持ちが持てるように、ぜひ読み聞かせをしてあげてください。図書館では無料で本が市では、今年度から市立10中学校ブロックに1人ずつ学校司書を配置しています。図書室の運営などを行う学校司書の西村和子さんと髙島暢子さんに、お話を伺いました。(右)宇治中学校ブロック学校司書 西にし村むら和かず子こさん(左)南宇治中学校ブロック学校司書 髙たか島しま 暢まさ子こさん『サンドイッチサンドイッチ』小西 英子 作 福音館書店『どんぐりカプセル』市川 宣子 作/松成 真理子 絵講談社『もりのかくれんぼう』末吉 暁子 作/林 明子 絵偕成社保護者の声森もり下した 竜たつ良よしさん5歳になるお姉ちゃんがいます。お姉ちゃんには生まれたころから読み聞かせをしてきました。最近では、物語性のある絵本を読むようになり、成長を感じています。『サンドイッチサンドイッチ』などの料理に関する絵本がお気に入りです。この子にもたくさん本を読んであげたいと思っています。借りられます。子どもが読みたい本、親が読ませてあげたい本を、何度でもお子さんが満足するまで読んであげてください。そうすると小学校に入学する頃には、先生の話を興味を持って聞けるようになります。また、小学校低学年には文字を学び始め、自分で本を読めるようになりますが、文字を読むストレスを感じずに楽しんでお話を聞く時間というのはとても大事なので、読み聞かせは続けてください。本の読み聞かせから自分で読む力につなげるのは、学校の役割だと思っています。文字に触れる機会が減っている現代だからこそ、本を読むことが大事です。子どもは隙間の時間に結構本を読みますので、そういう時間を作ってあげるということが大切だと考えています。一人一人興味を持つ本は違います。子どもが好きな本を選んで読むということが大切です。そして実際の体験と本の中の言葉がつながり、豊かな心を育てるためには、その時の季節に合った、表現力の豊かな本を読んでほしいと思います。本の先生学校司書5