ブックタイトル市政だより令和元年(2019年)9月1日号

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概要

市政だより令和元年(2019年)9月1日号

ユニ宇治川マンション自治会防災会の取り組みユニ宇治川マンションは5棟366戸、約900人が暮らすマンションです。そしてその半数以上が60歳以上です。防災会のメンバーの皆さんに、マンションでの取り組みについてお話を伺いました。防災会は自治会の中の組織でユニ宇治川マンション自主防災組織「防災会」は2年間の準備期間を経て、平成25年4月に自治会総会で設立が承認されました。防災会は自治会の下部組織として、通常経費は自治会から出しています。防災会を自治会とは別組織にする案もありましたが、そうすると自治会をやめて防災会だけ入る人が出てしまいます。むしろ「防災」をキーワードに、全員が自治会に入ってもらうような方針をとりました。防災は、子育て世代から高齢者世代までが一緒に話をすることが出来ます。近年、町内会・自治会の加入者が減って成立しにくくなっていますが、いざという時に助け合えるのが、気心の知れたお隣さんです。防災を通じてコミュニティ形成を図っていこうとしています。マンションには、自治会と管理組合があり、自治会が住民の交流を図るソフト部分、管理組合が建物を維持するためのハード部分を担っています。1~5号館の建築時期に応じて管理組合が2つありますが、自治会は1つです。つながりが出来る居場所づくり毎週金曜日に防災会の有志のメンバーを中心に「金曜サロン」を開催しています。始めて4年目になるこのサロンは、住人であればどなたでも参加出来ます。特に高齢の一人住まいの人などが気楽に集える居場所として利用されています。サロンでは顔が見えるつながりや何かあった時に気楽に相談出来る関係を築いています。ときどき病院の先生の講演会や、宇治市や気象台などの各種出前講座なども行っています。日々の見守りは万歩計アプリ一人住まいの高齢者が30人余りおられます。見守りをどうするかということも防災会の問題であり自治会の問題でもあります。防災と言いながらいろいろなことを考えないといけません。見守りの1つに、スマホ用の万歩計のアプリを使用しています。アプリに登録している人がその日どれだけ歩いているかを一覧で見られるので、「この人今日歩いていないな」とかを知ることが出来ます。見守る方も負担のないように、でもしっかり見られるツールとして使っています。このアプリで全部が出来るわけではなくて、いろいろな切り口でやっていくことが大事です。現在は試用期間なので費用等は補助を受けて運用しています。いずれ防災会で独立して運用するのであれば、費用や誰が誰を見るといった見守り方など運用について考える必要があると思っています。水害のパートナーシップ平成24年・25年と2年連続で、隣接する木幡池が溢れてマンション周辺道路が冠水し、一時的にマンションが孤立しました。この経験から、水害時のパートナーシップ制をとっています。1階の住民は、3階以上のパートナーを決めて避難出来るようにしています。災害が起きたときに、実際にどうやるかを事前に決めておかないといけない。それが防災会の活動の中心になると心掛けているのは半歩先を行く防災ユニ宇治川マンション自治会管理組合防災会1?4号館5号館ユニ宇治川マンションの組織図金曜サロンに集まる住民の皆さん6