ブックタイトル市政だより令和元年(2019年)9月1日号

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概要

市政だより令和元年(2019年)9月1日号

毎年のように全国各地を襲う災害。昨年は、大阪府北部地震や平成30年7月豪雨などが猛威を振るいました。このような災害から身を守るためには、日頃からの取り組みが大事です。災害時には、自分自身の身を守る「自助」、消防や行政機関による「公助」、そして地域の住民たちが協力して助け合う「共助」があります。高齢化等の社会状況の変化に伴い、自助や公助だけでは対応が難しい状況があり、共助の役割が重要になってきています。本特集では、共助に奮闘する3つの自主防災組織の取り組みを紹介します。自分たちの地域は自分たちで守る防災訓練など、地域で行う防災に関する取り組みについて、住民の皆さんの意識は高いけれども、日々の生活が忙しい等中々人が集まりませんでした。この状況を打開し、「自分たちの地域は自分たちで守る」ために、平成30年12月に喜老会のメンバーを中心に同会を設立しました。喜老会とは、高齢者のつながりを強くすることを目的に設立された老人クラブです。なぜ高齢者を中心にしたかというと、仕事等を退職され家にいる確率が高く、災害など非常時にすぐに動ける人が多いと考えたからです。喜老会を中心に、夏祭りなどの行事等を通して、子ども世代、そして親世代へと防災の取り組みを広げ、三世代地域コミュニティの形成を図りたいと考えています。大事にしていることは住民同士の「絆」もし災害が発生したら、一人ではどうしようもないことが起こります。同会では、自分のため、家族のため、そして地域のために、住民同士の「絆」を深めることを大事にしています。ご近所と顔見知りであるか、話したことがあるか等、些細なことかもしれませんが、日ごろから住民同士の繋がりがあれば、いざという時に大きな力を発揮出来ると考えています。黄色いタオル「わが家は無事です」今年の2月に初めての防災訓練を実施しました。市や警察、医療機関等にも協力してもらい、また参加者は二丁目の住民だけでなく、近隣からも含め約240人が参加しました。同会で災害時に最も重視しているのは「住民の安否確認」です。防災訓練では、二丁目の住民に配付した「わが家は無事です」と書かれた黄色いタオルを使用しました。もし地震等が起きたら、タオルを戸や門など屋外に掲出することで、無事だということが一目で分かり、タオルがない家は、何かあったと推測することが出来るようになります。訓練当日に、「地震です。無事「絆」平尾台二丁目以外の地域の皆さんを交え平尾台全域に広がる防災の取り組みについてお話しいただきました。絆で高める防災力地域で助ける地域の命2