ブックタイトル市政だより令和元年(2019年)8月1日号

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概要

市政だより令和元年(2019年)8月1日号

?国民学校初等科1年(現在の小学校1年)の算数の教科書戦闘機や戦車などで数え方を学んでいました。戦争の兵器が小さい子どもの教育に使われ、戦争は当たり前で正しいものとして浸み込んでいきました。?国民学校初等科1年(現在の小学校1年)の「修身」(現在の道徳)の教科書【教科書抜粋】『敵の弾が、雨のように飛んでくる中を、日本軍は、勢いよく進みました。「万歳、万歳、万歳。」勇ましい声が響き渡りました。』小さいころから、将来勇ましい兵士となるように教えられていました。?戦時中に出版された「主婦之友」と「写真週報」(当時の内閣情報部により刊行されていた週刊のグラフ雑誌)の表紙出版物には、国民を戦争に駆り立てる文字や写真が並べられました。国民学校初等科6年(現在の小学校6年)の音楽の教科書?「體(体)錬の歌」【歌詞抜粋】『栄えあるみ国 この国を やがて担う日望みつつ健児の覚悟いま堅し』立派な兵隊になって国を守るためには体も鍛えなくてはならない、と教えられていました。?国民学校初等科1年(現在の小学校1年)の 国語の教科書いわゆる「墨塗り教科書」。敗戦後、「軍国主義」「平和でないもの」などは教えることが禁止されたため、適切でない部分を墨でぬりつぶしたり、ページを切り取って使いました。戦時下の教育戦争中の教科書は昭和13年頃から戦争に関係するページが増えていきます。子どもを兵士として鍛え、国のために命を惜しまない人間に育てようという考えをもとに、戦争をするための教育が進められました。国全体が戦争一色日本全体で戦争を遂行するという社会の雰囲気が作られました。1945年1944年1943年1942年1941年1938年1937年西暦昭和20年昭和19年昭和18年昭和17年昭和16年昭和13年昭和12年和暦文部省教科書取り扱いにつき通達8月15日終戦4月 米軍が沖縄本島に上陸11 月東京に初のB29空襲都市の学童集団疎開決定学徒勤労動員体制が確立米軍機B 25東京大阪、名古屋、神戸など初空爆2月 食糧管理法公布「大東亜戦争」が起こる「国民学校令」公布灯火管制規則施行日中戦争が起こる出来事いわゆる「墨塗り教科書」が登場する国民学校初等科の児童を対象とした女子学徒の動員も決定した。12月に第一回学徒出陣国民や軍の心象に与えた衝撃は大きかった7月1日施行戦後は太平洋戦争と呼ぶ小学校が国民学校、年限8年となる夜間、敵機来襲に備え消灯などをする説明?マッチ箱「戦い抜こう大東亜戦」「国債へ挙国一致の力こぶ」と書かれています。日中戦争以降の主な出来事6