ブックタイトル市政だより平成30年(2018年)11月1日号

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概要

市政だより平成30年(2018年)11月1日号

 昭和48年に開発された一戸建て住宅が建ち並ぶ、伊勢田町の「若葉台自治会」。470世帯が暮らすこの地域では自治会が主導で「助け合い」が行われています。自治会長であり、助け合い委員会の代表でもある初田さんに、生活支援の取り組みを中心にお話を伺いました。●きっかけ もともとの地域での助け合いの出発は防災でした。若葉台自治会では、災害が起こった時に助け合いをするために平成24年に自主防災会を作りました。ただ、災害時だけではなく、日常生活で困った時も助け合いが必要なことがあると考え、災害時の助け合いは自主防災会で取り組み、日常生活については、平成28年に「助け合い委員会」(生活支援部会・サロン部会・安否確認部会の3部会で構成)を作り、活動を始めました。●自治会活動活性化の原動力 自主防災や助け合い、サマーコンサート等の新しい活動を自治会の組長さんの仕事にすると、仕事が増えて大きな負担になります。出来るだけ組長さんに負担がかからないように、新しい活動は、特別委員会を作り、やる気のある人でやってもらう。そうすることで従来の自治会活動をやりながら、同時に新しい活動をやっていくことが出来ますし、自治会内からも不満が出ません。それが若葉台の自治会活動活性化の原動力なんです。●何よりも命が大事 地域に住む人間同士ってね、私は助け合いが出来るんじゃないかと思うんです。日本は地震や水害とかが多いでしょ。かつ最近増えてきています。助け合いをしなかったら、命を落とすんです。だから助け合いは絶対必要なんです。 若葉台自治会の防災訓練では、自治会の非会員の方にも働きかけをするんです。なぜかというと、命が大事だからです。例えば家が潰れて下敷きになっている。その時に、自治会の「会員は救え」「非会員はほっとけ」……そうはならないです。命は大事なので、自治会に入ってる入ってない関係なしに防災訓練への参加は呼びかけています。●有償にする意味 ボランティアですので本来は無償でいい訳です。ところが無償にすると、利用者側が「お菓子ださなあかん」などすごく気を使われます。だから有償にした方が利用者は頼みやすいのです。更に無償の場合、サポーターと利用者との間で、「やってあげてる・やってもらってる」という上下の関係になってしまい、対等の関係になりにくいのです。●先を見据え、課題に取り組む 電話で受付出来る体制を作る等、「助けてを受け止められる地域」にはなりました。 アンケートでは、自治会の会員の80%が助け合い活動をやっていることを知っています。しかし、遠慮されているのか利用件数が伸びていないとい若葉台自治会 会長助け合い委員会 代表初はつ田だ 隆たか史しさん地域に住む人間同士ってね、助け合いが出来るんじゃないかと思うんです。若葉台自治会の取り組み4