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宇治市議会(行政視察報告 平成30年度) 6

[2019年2月12日]

議会運営委員会の行政視察報告

年月日:平成31年1月15日(火)~1月16日(水)
視察先:多摩市(東京都)、所沢市(埼玉県)
出席委員:宮本委員長、木本副委員長、水谷、真田、西川、長野、池田の各委員、坂下議長、関谷副議長

《多摩市》 (1月15日)

【調査項目】
●決算と予算の連動について
●議会報告会について

『市の概要』
*市制施行: 昭和46年11月1日
*人    口: 14万8,862人(平成30年11月1日現在)
*面    積: 21.01平方キロメートル

1.予算・決算の連動について

(1)予算決算特別委員会について
 議長を除く全議員が委員となり、平成30年度であれば平成30年5月15日から平成31年第1回定例会最終日まで設置される。
 審査は分科会単位(常任委員会に基づく)で行う。

(2)審査の流れについて
 6月の初めに理事会を開催し、予算・決算の審査の流れや方法を決定する。その中で、決算審査施策評価シートの様式をどのようなものにするかを決定し、7月の中ごろに各会派へ配付する。
 7月・8月の期間に評価対象施策について委員の認識を深めるため、所管課を交えて分科会単位で勉強会を行う。
 9月の第3回定例会中に各会派から決算審査施策評価シートを提出してもらい、9月中に予算決算特別委員会において各会派の意見を取りまとめる。
 第3回定例会最終日の決算の議決により、議会の評価が確定し、その評価を議長から市長に送付する。
 市長は、受け取った議会の評価をどのように予算に反映したかの報告を行う必要があり、2月の中ごろに市長から議長に対し、報告が送られてくる。
 第1回定例会中に開催される予算決算特別委員会において、市長からの報告に基づく予算対応への質疑が行われる。

(3)決算審査施策評価シートについて
 予算決算特別委員会で分科会ごとにまとめた決算審査施策評価シートをプロジェクターに投影し、委員の意見をもとにその場で作成していく。
 作成に当たって、わかりにくい表現は用いない。予算に反映することを目的としており、曖昧な表現では執行部が具体的に対応できないためである。

2.議会報告会について

 多摩市議会基本条例を制定し、市民が参画できる議会を目指している。
 多摩市議会基本条例第5条は「情報共有と市民意見の把握」として、第3項の各号に「議会報告会及び意見交換会の実施」、「パブリックコメントの実施」及び「アンケート調査等の実施」を規定した。
 平成29年には、議会報告会と意見交換会の役割をより明確にするため、4月1日改正で、多摩市議会基本条例第5条第3項第1号の「議会報告会及び意見交換会の実施」を分けて、第1号に「議会報告会の実施」、第2号に「意見交換会の実施」とし、以下の号については繰り下げた。
 多摩市には主要駅が3カ所あるため、年間3回の議会報告会を行っているが、特に場所を決めての開催ではない。
 意見交換会では、テーブルごとにテーマを決め、市民がテーマを選ぶ形としている。テーブルには所管の常任委員を配置し、市民の意見を聞く形をとっている。

3.その他

 委員から、決算審査施策評価シートのまとめに当たり意見の違う各会派の意見を集約できるのかについて、勉強会の頻度について、議会として意見をまとめる意義について、分科会や勉強会は公開かについて、分科会の会議録は全文記録かについて、等の質疑が行われた。

「多摩市視察の様子」

《所沢市》 (1月16日)

【調査項目】
●政策立案機能の向上について

『市の概要』
*市制施行: 昭和25年11月3日
*人  口: 34万4,416人(平成30年10月末日現在)
*面  積: 72.11平方キロメートル

1.議会運営・改革について

(1)パートナーシップ連携協定について
 現在、所沢市議会では早稲田大学とパートナーシップ連携協定を締結している。早稲田大学との取り組みが進んだ背景には、早稲田大学出身の議員が多くいたことが考えられる。
 パートナーシップ連携協定では主に3つの取り組みを行っている。
 (1)政策研究審議会について
  所沢市議会では、所沢市議会基本条例第24条に、議会が附属機関を設置できる旨を規定しており、政策研究審議会は、この規定に基づく常設型の附属機関である。
  政策研究審議会は4人の外部委員で運営しており、議長または委員会の諮問に応じて審議している。審議の結果は、正副委員長連絡協議会に返し、情報共有を図っている。
  また、市民が政策研究審議会に対して諮問することも可能である。この仕組みは大分市議会の制度を参考にしており、市民提案については広聴広報委員会で審査を行い、諮問するかを判断する。平成29年度は4月に市民提案の募集を行い2件の提案があったが、広聴広報委員会でいずれも選外と判断した。
 (2)政策討論会について
  この制度は、三重県議会の制度を参考にした取り組みであり、政策提言・政策立案につなげることを目的としている。
  政策討論会は、広聴広報委員会が所管しており、現在は、各常任委員会単位で所管の内容をテーマに開催している。
  政策討論会で出た意見をもとに、各常任委員会で審査を行い、政策研究審議会への諮問につなげるなど、政策形成サイクルに反映させる仕組みとしている。
  また、この取り組みの一環としてワールドカフェ方式による「みみ丸カフェ」を開催しており、参加者は、20歳代から40歳代までの男女を対象に無作為抽出している。
  早稲田大学の教授がファシリテータを、早稲田大学の学生がテーブルホストを務めており、結果は学生が卒業論文としてまとめている。
 (3)インターンシッププログラムについて
  早稲田大学の学生をインターンとして受け入れている。受け入れ先は会派であり、インターンは議員と行動することになる。
  場合によっては一般質問を一問作成するなどの取り組みもあり、執行部とのやりとりにも参加している。
  最終的には覚書に基づき、報告会を設け、学生にインターンとして経験した内容を報告してもらう。

2.その他

 委員から、「みみ丸カフェ」に参加する市民の無作為抽出の方法について、「みみ丸カフェ」の運営について、委員会から政策研究審議会に諮問する年間テーマの決め方について、パートナーシップ連携協定及び「みみ丸カフェ」に係る予算について、政策討論会での議員の役目について、インターンの受け入れ先会派の選定について、インターンシッププログラムに対する学生からの意見について、等の質疑が行われた。

「所沢市視察の様子」

お問い合わせ

宇治市議会     議会事務局
電話: 0774-20-8747  ファックス: 0774-20-8786
E-mail: gikaijimukyoku@city.uji.kyoto.jp

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