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宇治市議会(行政視察報告 平成28年度) 9

[2016年11月25日]

建設水道常任委員会の行政視察報告

年月日:平成28年11月15日(火)~11月16日(水)
視察先:今治市(愛媛県)、西条市(愛媛県)
出席委員:関谷委員長、渡辺副委員長、坂本、岡本、西川、堀、池田の各委員

《今治市》 (11月15日)

【調査項目】 
●日本遺産について

『市の概要』
      *市制施行: 平成17年1月16日
      *人  口: 16万4,322人(平成28年3月31日現在)
      *面  積: 419.13平方キロメートル
 

1.日本遺産について

(1)日本遺産(日本最大の海賊の本拠地、芸予諸島―よみがえる村上海賊“Murakami KAIZOKU”の記憶―)のストーリーの概要について
  戦国時代、宣教師ルイス・フロイスをして日本最大の海賊と言わしめた村上海賊。理不尽に船を襲い、金品を略奪する海賊(パイレーツ)とは対照的に、村上海賊は掟に従って航海の安全を保障し、瀬戸内海の交易・流通の秩序を支える海上活動を生業とした。その本拠地の芸予諸島には、活動拠点として築いた海城群など、海賊たちの記憶が色濃く残っている。
  尾道・今治をつなぐ芸予諸島を行けば、急流が渦巻くこの地の利を生かし、中世の瀬戸内海航路を支配した村上海賊の生きた姿を現代において体感できる。
  今治市と尾道市にまたがるストーリーであり、認定されたストーリーを構成する村上海賊関連の文化財は42件。村上海賊の海城、ゆかりの神社仏閣、郷土料理などその種類はさまざまである。

(2)情報発信について
  地域に来訪するターゲット別にそれぞれに適した広報媒体を活用して、効果的かつ積極的な情報発信を行い、認知度や集客力の向上を図っている。
  具体的な取り組みとして、日本遺産広報用ポスター・チラシ・パンフレット・イメージVTR等の作成、配布。地域で開催されるイベント情報等を掲載したエリアマップの作成。村上水軍博物館等にビジターセンター機能を設置。(外国語対応)

(3)取り組みついて
  日本遺産ガイド養成講座の開催や村上水軍博物館における特別展、展覧会及び村上海賊シンポジウムの開催を行い、地域特有の自然環境とそれらが育んだ村上海賊の歴史・文化に対する理解を深めてもらうことで、地域の魅力を拡大させる取り組みや新たな地域資源を発掘するために村上海賊関連の文化財の調査・研究を行っている。 

(4)今後の目標について
  2020年の東京オリンピックのころまでに、海外からの観光客が来られたときに日本の海賊はどこへ行けば体感できるのかと聞かれたら、今治と尾道をつなぐしまなみ海道を行けば日本最大の海賊、村上海賊を体感できると言われるように情報発信、魅力拡大に取り組んでいきたい。

(5)その他
  委員からは、今治市と尾道市の2つの市にまたがる日本遺産だが連携はどのようにしているのか、イベント等は尾道市と共同でやっているのか、村上水軍博物館の入館者数について等の質疑が行われた。

 

「今治市視察の様子」

《西条市》 (11月16日)

【調査項目】
●アクアトピア事業について

『市の概要』
      *市制施行: 平成16年11月1日
      *人  口: 11万1,799人(平成28年3月31日現在)
      *面  積: 509.98平方キロメートル

1.アクアトピア事業について

(1)事業の概要について
     西条市は、愛媛県の東部に位置し、霊峰石鎚山を主峰とする緑豊かな山並み、中心部を流れる加茂川、また市内の至る所に自噴する地下水など、豊かな自然環境に恵まれ古くから水の都として栄えてきた。
     快適環境実感都市を目指す西条市において、アクアトピア(親水都市)として国の指定を受けるなど、親しみある水辺景観づくりを市の重要施策の一つとして、市街地中心部を流れる観音水から陣屋跡堀間の水系2.4キロを対象に4カ年で公共下水道事業・雨水路整備の一環としてアクアトピア事業により整備された。

(2)構成ゾーンについて
     (1)湧水ゾーン(観音水の泉)・(2)流水ゾーン(蛍の舞うせせらぎ)・(3)遊水ゾーン(ふれあいの小川)・(4)景水ゾーン(水辺の散歩道)・(5)静水ゾーン(小波のお堀)の5つのゾーンで構成されている。
     (1)の湧水ゾーンは水景観としての広がりを持たせたおおらかな構成としている。水辺を近く感じてもらうための親水階段を設置している。アクアトピアのシンボルとしての湧水モニュメントは中高生からデザインを募集し、高校生のものが採用された。(2)流水ゾーンは流水の美しさをテーマにしている。水舞台は水深を浅くし、飛び石を配置し子供達が水に親しむことができるようにしている。ゾーンの中心に蛍の生息環境を整えたホタルの里を設置しており、6月中旬ごろには蛍を鑑賞することができる。(3)遊水ゾーンは最も空間的な広がりを持たせており、視界の広がりを感じる施設構成にしている。水面を散策している気分を味わえるよう親水デッキをつくり、デッキからは泳ぐコイを鑑賞できる。(4)景水ゾーンは桜の植栽、水汲み場等を設置し気軽な散歩道としている。(5)静水ゾーンはお堀があり、10月に行われる西条祭の舞台となっており、古くから市民に親しまれているゾーンである。親水階段や大型の噴水を設置している。

(3)整備後の取り組みについて
     事業を実施する前は生活排水等により異臭・汚れがあったが、事業実施後、川魚や蛍が再び生息するようになった。このような環境を守るため地域住民による清掃活動が継続して実施されており、水辺の景観について地域住民の高い意識が保たれている。
     また、NPO法人などによるうちぬきウォーキングラリー、スケッチ大会、自然観察会等の市民が水に親しむことができるさまざまな活動が行われている。
     図書館、文化会館、総合福祉センターなど水辺空間(アクアトピア水系)と共存する公共施設の設置を進めている。

(4)成果について
     日本の各地で、地域特有の自然や歴史、伝統、文化や地場産業等を貴重な地域資源として見直し積極的に利活用した、魅力ある地域づくりの事例があり、このような地域活動によって地域の魅力や個性を生み出している良質な社会資本とそれにかかわった団体が表彰される「手づくり郷土賞」を受賞している。

(5)その他
     委員からは、清掃の取り組みの頻度について、維持にかかる費用について、水道料金体系について等の質疑が行われた。

(6)現地視察について
      アクアトピア水系の現地視察を行った。

 

 

「西条市視察の様子」

「西条市現地視察の様子」

お問い合わせ

宇治市議会     議会事務局
電話: 0774-20-8747  ファックス: 0774-20-8786
E-mail: gikaijimukyoku@city.uji.kyoto.jp

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