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宇治市議会(行政視察報告 平成22年度) 11

[2010年12月6日]

建設水道常任委員会の行政視察報告

年月日:平成22年11月18日(木)~19日(金)
視察先:群馬県甘楽郡甘楽町、神奈川県横浜市
出席委員:中路委員長、石田副委員長、水谷、矢野、小山、坂下、河上の各委員

《甘楽町》 (11月18日)

【調査項目】
●甘楽町歴史的風致維持向上計画について

『市の概要』
*町制施行:昭和34年2月1日
*人口:14,205人(平成22年7月31日現在)
*面積:58.5㎢

 

1.甘楽町歴史的風致維持向上計画について

 甘楽町は多くの歴史的文化遺産に恵まれるも保存・活用といった課題、国指定文化財である名勝「楽山園」と一体になっている武家屋敷地区の町並み整備を進めることおよび平成21年度に甘楽町発足50周年記念事業の一環として「甘楽町歴史的風致維持向上計画」の策定に至る。

 甘楽町独自の歴史的風致の定義は、名勝「楽山園」に注ぎ込み、人々の生活として溶け込み、小幡城下の町並みと一体となす「雄川堰」。小幡藩の守り神、養蚕の神と祀られ、5年に一度行われる祭礼である「小幡八幡宮例大祭」。

 次に江戸時代から耕法を伝えられ、石垣畑により水捌けの工夫をし、まばゆい緑が小幡城下に取り囲む「こんにゃく芋畑」。

 また、小さな石を積み上げることで「ちぃじがき」と呼ばれる石垣をつくり、斜面農家を支えてきた「ちぃじがき集落」。

 最後に江戸末期から続く福島瓦の生産と瓦職人の守り神である笹森稲荷神社の祭礼は受け継がれるものであり伝統産業としての「瓦製造」をあげられた。

 この計画で取り上げる重点区域はまちづくり交付金の事業地域と重なる小幡城下町地区であり、「楽山園」を中心とした武家屋敷・町屋敷、「雄川堰」の流れる範囲を基本としている。

 今後、景観行政団体への移行、現在進めている景観計画の策定、平成23年度中に景観条例の制定、今年度中に12件の歴史的風致形成建造物の指定、そして将来には養蚕農家群の伝統的建造物群保存地区の都市計画決定を挙げられた。

 また甘楽町ではこの歴史的風致維持向上計画の策定することで、町並みを保存・整備することで住民に甘楽町のよさを再認識し、誇りを持ってもらうことを第一とし、観光は集客目的で考えると費用対効果が得られることが難しいこと、整備事業が進めば必然的に集客が増えるのではと考えていることから二次的なものとして捉えている。

 

「甘楽町議会視察の様子」

《横浜市》 (11月19日)

【調査項目】
●総合的な治水対策について

『市の概要』
*市制施行:明治22年4月1日
*人口:3,679,488人(平成22年5月1日現在)
*面積:435㎢

 

1.総合的な治水対策について

 横浜市では総合的な治水対策として河川の改修や下水の整備を基本方針とし、貯留・浸透の流域対策、住民の避難について重要視している。

 横浜市の水害の特徴は流域の市街化により地面が水を浸透しにくくなり、すぐに川に流れるため洪水が起こりやすい状況になっている。都市での水害は市街地の浸水や地下鉄・地下街の水没、停電・電話の不通などのライフラインの低下、鉄道・道路の交通機能の低下による都市機能の麻痺状態をもたらすとしている。

 平成18年に平成37年までの長期に渡る「横浜市水と緑の基本計画」を策定し、都市の保水・遊水機能として緑の保全、緑と河川の一体と考え、流域ごとに推進計画を立てるほか、中期計画として平成18年度から平成22年度にかけて150万本植樹行動や横浜みどり税の独自の税徴収を行い財源の確保を行っている。

 横浜市では浸水対策として歩道を中心とした透水性舗装、市街化の下流への対策として地下調整池、河道整備が困難な川では分水路を整備している。

 宇治市も行っている学校の校庭や公園を利用し、表面に貯留する雨水貯留施設は比較的安い経費で効率的に整備できるものの校庭の維持について課題が残るとされている。

 遊水地は市街地の被害を増やさないため越流堤の外に整備をし、使用以外の場合は市民の憩いの場として提供するなどの工夫も行っている。

 住民の避難については本年8月から親水拠点警報装置を親水拠点に設置することで住民に対しての避難警告を開始している。

 

「横浜市議会視察の様子」

お問い合わせ

宇治市議会     議会事務局
電話: 0774-20-8747  ファックス: 0774-20-8786
E-mail: gikaijimukyoku@city.uji.kyoto.jp

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